参考資料713 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

聖書の暗号―――聖書は神の予言の書だった?
伝説
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/day-20150510.html
真相
元の論文を掲載した論文誌はあとで間違いだと認定した
「まず、学問的に間違いがないかどうかを調べる査読審査を通過して、数学の専門誌に掲載されたリップスの論文と、そのマネをして、コンピュータを使って、出た単語を拾ってみました、というだけのドロズニンの著作は分けて考えねばならない。
 次に、聖書の暗号のいわば言い出しっぺであるリップスが、「ドロズニンの本を支持しない」と公表しているということも指摘しておきたい。つまりドロズニンは、2階へと上がったまま、それまで仲間だと信じていた人物に持論の存在根拠となるハシゴを外されてしまったわけである。
 さらに、ハシゴを外した当のリップスの方も、その論文の間違いを指摘する論文が1999年5月に『統計科学』誌上で発表された。このとき、『統計科学』誌は「聖書の暗号の謎は解かれた」とするプレスリリースまで流した。リップスの論文もまた、その論文を掲載した同じ論文誌から、見事にハシゴを外されてしまう形となったわけである。
 ちなみにリップスとドロズニンは、聖書の暗号を発見した功績を讃えられ1997年に仲良く「イグノーベル文学賞」を受賞している。なお、イグノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディーとして1991年にアメリカで創設された賞で、「人々を笑わせ、考えさせる研究」に授与される。
 偶然を超えるような確率で現れる「聖書の暗号」なるものが実在するのか、それともランダムな文字列の中から意味のある単語を人が拾い出しているだけなのか、学問的な論争はその後も続いた。ユダヤ教徒でノーベル経済学賞受賞者のロバート・オーマン・ヘブライ大学教授なども論争に参戦したが、オーマンらは、聖書の暗号が実在することを示すことに結局失敗。2004年に「暗号はありそうにもない」とする論文を公表している。
 世界的なベストセラーとなった『聖書の暗号』の成功に気をよくしたドロズニンは、続編『聖書の暗号2』を執筆した。「リビアが、西欧諸国攻撃のための大量破壊兵器をテロリストに引き渡す」とか「パレスチナ自治政府のアラファト議長が、ガンマンによって暗殺される」といった新たな「聖書の予言」を披露した。
 だが実際は、リビアのカダフィ政権は2011年に崩壊してしまい、アラファト議長も2004年に病死した。アラファトの死因については近年、放射性物質ポロニウムによる暗殺説も出されてはいるが、少なくとも撃たれて死んではいない。」
「検証 予言はどこまで当たるのか」ASIOS・菊池聡・山津寿丸著より

感想
>偶然を超えるような確率で現れる「聖書の暗号」なるものが実在するのか、それともランダムな文字列の中から意味のある単語を人が拾い出しているだけなのか、学問的な論争はその後も続いた。

昨日の記事もそうだが、確率を超えたシンクロニシティーはあるのだろうか。運命といってもいいかもしれない。

>ユダヤ教徒でノーベル経済学賞受賞者のロバート・オーマン・ヘブライ大学教授なども論争に参戦したが、オーマンらは、聖書の暗号が実在することを示すことに結局失敗。2004年に「暗号はありそうにもない」とする論文を公表している。

STAP細胞みたいだな。窃盗事件まで起こって本当に胡散臭い話になってしまったね。
http://news.livedoor.com/article/detail/10117574/
補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11993048575.html(「これの検証はどうなっているのかね」という所。)

おまけ