参考資料714 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

『白鯨』で同じことをやってみたら「暗号」が出るわ出るわ・・・・
「『聖書の暗号』について、最もよくいわれる批判が、「下手な鉄砲数打ちゃ当たるだけじゃないの」ということである。旧約聖書は、約30万字もの文字から成り立っている。だから、いろいろいじくり回していれば、そのうちメッセージらしきものが見つかっても、別に不思議ではないというのだ。
 こうした批判に、いい加減頭に来たドロズニンは「メルヴィルの長編小説『白鯨』の中から、首相が暗殺されるというメッセージを探し出すことができたら、批判を信じてやってもよい」と、97年6月の『ニューズウィーク』誌のインタビューの中で大見得を切ってみせた。
 ドロズニンは元の文章が長いからといって、何でも予言が見つかるというものではない、ということを言いたかったのだろうが、この反撃は批判者たちにとっては、このうえなく美味しいデザートに思えた。彼らは当然のように、『白鯨』の中に隠されている「メッセージ」を探しまくったのである。
 そして、オーストラリア国立大学の数学者ブレダン・マッケイが、ラビン首相は言うに及ばず、インディラ・ガンジーにレオン・トロツキー、キング牧師らの暗殺までが、『白鯨』の中にちゃんと「予言」されていたということを見つけ出してきた。もちろん、お約束のケネディ大統領の暗殺予言も、その中にあった。それだけではない。『白鯨』は、ダイアナ妃の死まで予言していたというのである。
「レディ・ダイアナ」という単語に交わるような形で、愛人だった「ドディ」、事故を起こした時のドライバーの「ヘンリー・パウル」の名が浮かび上がり、そのすぐ横には、ご丁寧にも「死の淵にいる人」とはっきり書かれていたというのであった。
『白鯨の暗号』の解読は、さらにエスカレートし、『白鯨』の中から、ドロズニン自身の暗殺計画を読み解いたという者まで現れた。『白鯨』の予言によれば、ドロズニンは、カイロかアテネで心臓に釘を刺されて死ぬというのだ。そしてその死の予言のすぐ近くには「嘘つき」とか「不正をはたらく」といった、しょうもない単語が並べられていた。
 こうなると『白鯨』の予言と言うより、『白鯨』によるドロズニンのイジメ予言という感じがしなくもないが、『白鯨』で暗号を読み解いてみせよ、と最初にけしかけたのは、ドロズニンの方である。ドロズニンも、もうちょっと考えてからモノを言えばよかったのである。
 聖書の暗号を誰でも読み解けるようにと、聖書の暗号解読専用ソフトも売り出された。何を思ったのか、ドロズニンの著書『聖書の暗号』そのものを、暗号探し用ソフトにかけてみたという研究者まで出てきた。すると、驚愕すべきメッセージが浮かび上がってきたのである。
「暗号はお馬鹿なイカサマ、デッチアゲ(The code is a silly snake-oil hoax)」
『聖書の暗号』の暗号は、まさに身も蓋もないメッセージなのであった。(皆神龍太郎)」
「検証 予言はどこまで当たるのか」ASIOS・菊池聡・山津寿丸著より

感想
>旧約聖書は、約30万字もの文字から成り立っている。だから、いろいろいじくり回していれば、そのうちメッセージらしきものが見つかっても、別に不思議ではないというのだ。

円周率πの配列は全くのランダムで123456789や同じ数字が何個も続くのがあったり、全ての人の誕生日や電話番号がどこかに必ずあるというのは有名な話。ちょっと調べてみた所、私の誕生日19660217は143,063,027th (1億4306万3027番目)に現れるらしい。
http://www.subidiom.com/pi/(興味がある人は9が9個とかやってみてね。)
だから、聖書から後付け予言が見つかるのは自然な話だろう。(1個置きとか2個置きとか色々変えられるからね。)
前もって予言したラビン首相暗殺がたまたま当たって思い込んでしまったんだね。可哀想と言えば可哀想な人だな。補足

>こうなると『白鯨』の予言と言うより、『白鯨』によるドロズニンのイジメ予言という感じがしなくもないが、『白鯨』で暗号を読み解いてみせよ、と最初にけしかけたのは、ドロズニンの方である。ドロズニンも、もうちょっと考えてからモノを言えばよかったのである。

人を呪わば穴二つ」と言うが、個人的には信念の強い方は無害で信念が弱い方が自分にはね返って来ると考えている。(普通は同じぐらいだから二つという事。)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11492116942.html
何にしてもイジメみたいで嫌だね。

おまけ