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子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

一昨日アップした「NHKから取材申し込みがありました」 7/29 に誤りがありました。

 

  正しくは、 放送日 8月5日㈫ 18時30分~ の「まるっとみえ」の中で「東海すごいぜ」のタイトルで入ります。

 

各局からのコーナーになりましたので、中部地方の方には放送されますが、それぞれの局の日程になるそうです。

 

三重県内でNHK(3ch)をご覧の方は、8/5日のまるっとみえの時間帯で、ご覧ください。

愛知県内や岐阜県内でNHKをご覧の方は、それぞれの放送スケジュールになるそうです。

 

以上、訂正です。是非ご覧ください。

先々週だったと思いますが、NHKから電話がありました。

「東海すごいぜ」という番組に、ヒル研を取材させてほしいというものでした。

 

研究員に話をすると、ヴィランの言い分の取材を想像したようで、ちょっと大変だという反応でした。

そうではなく、ニュース番組のような取材なので、そんなに時間はいらないとはなしをして、それではと受けることとなった。

 

内容としては、今やっている研究の中身の簡単な紹介。今まで先輩たちが積み上げてきたすごい成果を話してほしいということでした。

 

メールのやりとりで、中身がだんだん明確になって来たので、いろいろ予定の中に組み込んで取材を受けることにしました。

 

今やっている脱皮の研究の取材のときは、集中してやっていて話しかけられたりすると困るということで、2日間に分けて取材に来てもらうことにしました。ちょっとエラそうですねm(__)m。

ヒル捕り場でヒルを捕ったり、昔の再現実験の簡単なものをやったりして、午後はインタビューや映像での説明にします。

この日は、雑談も含めて楽しい取材を受けることにしました。

そして、脱皮のデータは1週間ごとにとっている日なので集中していますから、カメラマンさんも声掛けしないようにお願をすることにしました。そのために二日間にわたって来ていただくことになりました。

 

それらの日が今週に迫ました。

連日、熱中症アラートが出っぱなしです。ヒルも外出を当然控えているので、ヒルに出会うかどうかすら心配になってきました。

なるようにならなければ仕方ない、と開き直って取材を受けることにしました。

 

この放送は、8月4日月曜日の夕方(18:10~ )です。是非ご覧ください。中部地方限定の番組です。

 

 

去年、E研究員はカエルの血を吸わせてヒルに産卵させようと頑張っていました。その頑張る過程を自由研究にまとめて提出しました。

結局、産卵まで至らなかったので、今年リベンジすることにしていました。

でも、梅雨の時期がほとんどなく、しかも今年はカエルがいないのです。毎回、ヒル捕りのついでにカエルを探しましたが、吸血に耐える大きさのものは見つけられれていません。

 

今回は、宿泊しているメリットを活かして早朝のヒル捕りを敢行してみました。

時計は、朝の4時30分。研究所前の田んぼに出かけました。本当に今年は蛙の合唱が聞かれないのです。というこは、この付近にカエルはいないというこになります。でも、畦道を歩いていくと、小さなサイズのカエルはたくさんいます。小さいのがいるなら、大きいものも1匹くらいはいるだろうと出かけていくことになりました。

懐中電灯で足元を確かめながら、薄暗い田んぼ道でカエル探し開始。

5時になると少し明るくなりましたが、カエルはまったく見つかりません。親指サイズのものは見つかるのですが、それより大きいものは全くいません。

太陽も上がってきて暑くなってきたので、6時10分に本日の捜索は終了としました。

 

朝食を食べながらこの実験は今年はむりだなあ、と話し合いました。何しろ材料が集まらないので、実験のしようがないのです。

また、リベンジは来年に回そうということになりました。

それで、次のテーマに変更することを考えました。

 

E研究員は釣りが趣味なので、その趣味とヒルを繋ぐことを考えてみました。先々週、研究所近くの川に釣りに出かけましたが、河川改修後は魚がいなくなったようで釣れなかったです。いろいろ聞き込み調査の結果ヒルがいて、しかも魚もいる場所も少しずつ分かって来たので、来年本格的にすることにしていたこの研究を前倒しして、今年予備的研究のような形にしようかということになりました。

まだ、手を付けていないので、それすらできるかどうかわかりませんが、一度自分の考えを書いてくることにしました。

 

27日は、今期最後の吸血実験を行いました。一匹ずつ測定しての実験は今日が最後となります。

もう、猟師さんに鶏をお返ししてもいいのですが、飼料を追加購入したので、もうしばらくストック用のヒルに献血してもらおうと思います。ついでに、卵も産んでいただき、ヒル研の食事用に提供してもらいましょう。いま、卵の値段がとても高く、その方がコスパがいいです。実にエゴイスティックですが…。予算の乏しいヒル研ですから、許していただきましょう。

 

ヒルに吸血させているとき、トカゲが前を横切りました。目ざとく見つけたE研究員が追いかけてT研究員とともに捕獲しました。

とてもきれいなトカゲです。

T研究員がトカゲにヒルが付かないかと触っていたら、トカゲが尻尾を切って逃げようとしました。

そこは、ヒル研。逃がすわけにはいきません。

トカゲの尻尾にヒルを付けてみました。

付きました。

ここまでは、みんなの予想通りです。ヒルは、血液中のヘモグロビンを感知して吸血と始めるからです。

10分以上吸っていました。

尻尾から離れて、うろうろし始めました。

吸い終わったのかなと思っていたら、再びシャーレの中を一周して再度吸血し始めました。

ちゃんと尻尾への血管に頭を突っ込み、吸血しています。

吸う前のヒルの体重は測ってないのでだめなのですが、見た目でかなり膨らんでいます。血を吸っているのは確実です。

何度かトカゲから離れたのですが、再び戻ってきて吸血しています。

これって、不思議ですね。

だって、目もないし鼻もないし、どのようにして尻尾がある場所が分かるのでしょう。元のところにちゃんと戻ってくるのです。

この能力確かめるのも面白そうですね。

でも、研究といえどもトカゲを捕ってきて片っ端からしっぽを切ったら、これはちょっと問題でしょうね。自由研究のテーマにするのは、考えものですね。

 

簡単に自由研究というけれど、テーマを探すのは大変ですね。テーマがみつかったときには、半分自由研究は終わっていると言えるでしょう。

 

 

 

 

梅雨が明けても自然界のバランスが崩れていて、研究所の庭のモクレンが咲きました。それも一瞬咲いて散りました。あれでよかったのかなあ・・・・。

セミも、全く鳴かないのです。今頃は、アブラゼミやクマゼミの大合唱で、うるさ~いと言っている頃ですが、いないのです。

 

20日の朝やって来たE研究員が、くちなしの木の枝についているセミのぬけがらを二つ見つけました。

その付近を探すと、羽化に失敗したのかクマゼミが植木鉢の中にはまって動いていました。

早速、手を伸ばして救助しました。

そして、二日間朝夕セミの幼虫探しに気を取られていました。

 

この3連休、ヒル研は20日~21日の活動になりました。

いつものようにヒルの脱皮の研究からです。継続中の実験もほぼ終わりに近づき、今日も頑張って飼育瓶を調べました。

「脱皮発見」

今日は、かなりたくさんの脱皮を確認しました。調査個体数36の内13本もの脱皮確認です。なぜ、今日が脱皮が多いのか疑問です。

採れたものを標本にしているので、ていねいに伸ばしてこのテープの上に張り付けています。

もう、かなりの数の脱皮標本を採りました。

 

午後は、E研究員とF研究員の二人なので、研究所近くの川に釣りに出かけました。昔は沢山魚がいたのですが、最近はどうなのか下調べを兼ねての釣りです。

二日前の大雨で川底まできれいになっていて、ちょっと魚はいそうにありません。2時間くらい探してあきらめて帰りました。

実は、餌にヒルを使って魚がつれるかを調べたいのです。

理屈の上では、ミミズとヒルは分類学上仲間ですので、ミミズで釣れるならヒルでも釣れるはずです。

でも今回はだめでした。そもそもこの川に魚がいないようです。

ちょっと仕切り直しです。

 

E研究員は、夕方の帰りなのでまとめを書いて終わりました。

残ったF研究員と、研究のまとめの話をしました。今年の発表の中心を何にするかでいろいろ案を出しました。

やはり、脱皮と強い相関関係があるのが吸血です。それをどのようにすると分かりやすくなるかは、難問です。

 

夜、エクセルを使って少しやってみました。まだ、時間がかかりそうだすね。

 

21日の朝、T研究員がやってきました。足をけがしたそうで、少し引きずっていました。研究には支障なさそうです。

 

今朝の実験は、ヒルの吸血です。例によって鶏から吸血させるのですが、野外でやるので結構大変です。外気温35℃くらい。一応日陰はシートで作りますが、それは太陽の直射光を遮るだけで暑いのはかわりありません。鶏も暑いだろうなと話しながら、3時間ばかりの実験を無事終えました。

 

昼食後は、新しい研究課題の予備実験のようなものを始めました。

吸血中に鶏の羽の中にもぐりこんだして行方不明になるヒルかいます。実験を終えて体中を探すとこの写真のようになったヒルを見つけることがあります。わずか1時間半程度で、死亡してしまいます。

T研究員が、羽の中はとても熱いことに気づきました。手を入れて確かめてみると、お風呂のお湯より暑いということ。F研究員も確かめていました。温度を測ろうと、表面温度計と体温計を持ってきて実際測ってみました。

羽の付け根は特に熱く、40℃を超えています。参考までに、体温計でも同じ場所を図ってみると、ほぼ一緒でした。

胸のあたりの毛の中を見ると、こちらも38℃位いありました。

この写真では見にくいのですが、羽の下に入れたヒルが移動して、この羽毛のところで3匹固まって死にそうになっていました。

よく見ると吸血した跡は残っています。吸血中にアウトになったのでしょうか????

 

いずれにしても、この猛暑の中鶏の羽の中は、更に高温であることが判明しました。ヒルは、そこに突っ込んて行くと生き延びることはできないということのようです。また、誰かが詳しく調べてみるでしょう。

この実験、予定では1時間半で終了でしたが、なかなか終わりが見えずにずるずる延びていきました。

とうとういつもの電車に乗ることができなくなり、1時間居残りになりました。

 

とにかく暑い二日間でした。でも、楽しかったとみんな満足そうでした。お疲れさま。

 

 

 

 

 

カメラを忘れてヒル捕りに出かけたのでガーン寂しい画面ですショボーン

 

行ったところは、キララ峰の麓です。東海自然歩道をたどって行ったところにいつも車を止めているのですが、1年半ぶりに行ったらすっかり景色が変わっていて森林整備がされていました。鬱蒼とした森は大変明るくなり、お不動様が目だっていました。

 

いつものように車を止めて、山道に入ります。そして、登山道の表示に従って山を少し登ります。

最近、この登山道利用者が増えたのか、踏み慣らされた道になっていました。これも驚きです。人が通るようになりヒルもきっと喜んでいるでしょう。

 

さすが、ヒルの宝庫です。この猛暑の中でも涼しいところを選んで探してみると、適当な大きさのものが出てきます。

T研究員にとっては、初めての場所です。まだ、ヒルを捕りに行く場所をいろいろ覚えてもらっているところです。

実験に使えそうなのを40匹くらい捕まえました。それから、別の目的用に小型のヒルを少々捕まえました。

 

適当に水の中に入ったりして体を冷やして帰ったのですが、どこで上がって来たのかヒルが足について吸血していたようです。

30分ほどで研究所について足を見てびっくり。足から血が滴っています。

くそっ、やられた。ちゃんと見てきたのに…。

丸々太ったヒルが足の指の間から出てきました。どれも生まれたての小さなものばかりでした。

資料にと3匹のヒルを捕獲しておくことにしました。

今のところ、保存しておくだけですけど…。

 

夜は、自由研究の骨子をいろいろ練りました。やっていることは一つなんだけど、その切り口がいろいろあり、どの様に展開するかの相談をしました。いよいよ、まとめの指揮が来ました。

 

翌日は朝から、天気予報にない夕立模様。

吸血実験と入れ替えて、8時半からカエル捕りに出かけました。研究所の周囲は広大な田んぼが並んでいるので、カエルは沢山いるのですが、今年はどうしたことがカエルの合唱が一向に聞けません。

でも、絶滅してないと思うので探せばいるだろうと長くつ姿やサンダル短パン姿で出かけました。

 

目標は、トノサマガエルの大なら1匹、中しか取れなかったら2匹、捕りましょうということにしました。

ヒルの吸血量は、平均0.48mgと分かっているので、それに見合う血を提供してもらおうと考えています。

 

研究員は、ヒルなら想像がつくけれど、カエルくらい簡単に捕まえられると思っています。

いざ田んぼの畦道に行ってみると、まず小さいカエルのお出迎え、たくさん飛び交っています。網の中にも飛び込んでくるのがいます。でも、ちょっと大きめのサイズになると、さっと稲の中に逃げ込んで隠れてしまいます。

水路を探していっても、時々中くらいのカエルに出くわすくらいです。カエル研ではないので、そのあたりのノウハウがありません。

カエルも生きるのが必死ですから、なかなか網の中には入ってくれません。時々イライラして網を振りまわしていました。

カエルの捕獲は、口で言うようにはなかなかいきません。逃がしたのは大きいものばかりです。捕まえたのは小さいオタマジャクシから足がとれたくらいのものばかりなので、これは逃がしています。

狙った溝は、中くらいのカエルが跳んでいました。

三人が必死に探してやっと3時間かかって、中2匹の捕獲でした。なかなかカエルトリは難しいなあ、というのが感想でした。

 

午後は、入れ替えていたヒルの吸血をいつもの通りさせました。また、1匹どこかにもぐりこんでしまい行方不明で処理しました。これは、今後の研究材料になります。

 

さて、昨日メロンの差し入れをいただきました。明日が食べごろという予測だったので、食べる瞬間がいつなのか気がかりで、研究も手に付かないほどでした。

実験の都合で、午後のカエル捕りが終わって休憩の時に食べることになりました。冷蔵庫に入れてつめたいメロンをいただくことにしました。その時が来ました。

 

夏は、スイカかメロンに限るねぇ。こいつはうまいよ。

うーーん。美味しい。いくらでも食べられるね。

みんなで美味しくいただきました。となる予定でしたが、E研究員は、おれメロンだけはダメなんや、と辞退しました。こんなおいしいもの…、とみんなで勧めました。一口食べてみな、と勧めましたが、硬く辞退されて仕方なく二人で分けていただくことになりました。

3年前にスイカの差し入れをいただいたとき種飛ばしをして翌年スイカがなったことを覚ええていて、これも蒔こうと種を残すことにしました。

来年メロンが食べられたらいいね。