●猫の顔が怖い

 

 

 


このお話は、昨日のブログ(●神社の前で吐いた祟り)の続きです。

 

 

 

従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12333005544.html

 

 

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

 

豊美さんは、現在パニック障害で病院に通っているといいます。

 

しかし、自分がパニック障害になった原因は、去年末に行った忘年会の帰りの時で、

 

酔っぱらった豊美さんと同僚の女性は、店を出て、

 

駅に向かって歩いていた所、急に気持ちが悪くなり道端に吐いてしまったという。

 

たまたま吐いてしまった場所が悪かった。見るとそこは、神社の鳥居の前だったらしい。

 

酔っぱらっていたし、掃除する道具も無いので、そのまま帰って来てしまったという。

 

そして、豊美さんがパニック障害になったのは、翌年1月明けてからだったという。

 

それは休みで、彼女が自宅に居る時だった。普通に食事を取りテレビを見ていた時だったという。

 

急に呼吸がしにくくなり、息が出来ない感覚に陥った。

 

その時彼女は独り暮らしだったので、このまま呼吸が出来なくて死ぬかと思ったという。

 

幸い翌日も会社は休みだったので、医者に行って検査してもらった。すると、

 

異常はどこにも発見されなかったという。ところが安心して自宅に帰ってくつろいでいた時、

 

急に目まいして、それと同時に心臓が鼓動が激しくなり、息苦しくなったという。

 

発作は15分位で治まったのだが、彼女は不安になり、翌日違う病院に駆け込んだ。

 

そして、呼吸困難を訴え、特に肺と心臓をお願いして診てもらったという。

 

異常は発見されなかったが、医者は、彼女に心療内科で診てもらう事を勧めたという。

 

そこで、すぐに心療内科で診てもらうと、パニック障害という診断が下されたのでした。

 

すぐに薬を処方されると、彼女のパニック障害は家に帰っても起きなくなった。

 

1週間経っても、薬を飲んでいればパニックにはならなかったという。

 

ところが、会社が始まり、2週間位が経ったある夜、彼女が布団に入って寝ていると、

 

急に心臓がバクバクしだし、息が苦しくなっていったという。

 

急いで予定外の薬を飲むと、治まったのだが、翌日会社の帰りに病院に行くと、

 

薬の量を増やして様子を見る事になったという。

 

薬のお蔭で、だいぶ発作の頻度は低くなったというが、それでも、時々息苦しくなり、

 

狭い部屋やエレベーターに乗ると「逃げられない」とか、「誰からも助けてもらえない」

 

という恐怖に襲われて、急に息が苦しくなるという。

 

医者にその事を言うと、それは多分、広場恐怖の一種だと言われたという。

 

広場恐怖とは、以前パニックを起こした場所に行くと恐怖を感じたり、

 

助けてもらえない様な個室で一人とか、エレベーターで一人という状況になったり、

 

一人で乗り物に乗った時に発作が起きる現象だという。

 

そんな彼女は、パニック障害と診断が下されてから7ヶ月間、

 

ずっと薬を飲み続けているというのだが、それでも時々発作が起き、

 

広場恐怖までともなって来ているのに、不安を抱えていた。

 

そして、ふと冷静に考えた時、そう言えば、去年の末、

 

神社の鳥居の前で、吐いてから自分のパニック障害が始まったと気付いたという。

 

これは、自分が神社の前で吐いた祟りではないのか?

 

そう思ったら、いてもたってもいられなくなり、私に電話相談してきたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神社の前で、吐いた祟り」

 

で、パニック障害になったのではないかと、彼女は質問してきた。

 

 

 

 

 

私は彼女の話の経緯などを聞いて、

 

 

貴方のパニック障害は、

 

 神社の前で吐いた祟りでは無い気がします。」と答えた。

 

 

 

 

 

 

祟りでは無い気がします。と答えたのは、

 

 

別に勘や当てずっぽうでは無い。

 

 


神社と言えば、神様である。

 

 

つまり、罰があるとすれば、神様からのお叱りという事だ。

 

 

しかし、神様が私達に罰を与える時は、

 

 

ただ罰を与えるのではなく、大抵は教訓として分からせようとする場合が多い。

 

 

 


例えば、分かりやすい例を挙げれば、

 

 

人の目を怪我させたら、翌日自分の目が怪我したとか。

 

 

そうすれば、「ああ、悪い事をすると、自分に返ってくるんだ」と反省し、

 

 

もうしなくなるという教え方である。

 

 

今回の場合で言えば、鳥居の前で吐いて、掃除しないで逃げた訳だから、

 

 

後日、誰かが貴方にゲロを吐きかけたとか、

 

 

貴方の家の前に犬のウンコが、片づけられずに置いてあったとかだろう。

 

 


しかし、彼女はパニック障害になったという。

 

 

パニック障害と、神社の前で吐いて逃げたに、共通点が見当たらない。

 

 

よって、私は神社の祟りでは無い気がします。と答えたのだ。

 

 

 


あと、もう1つ。

 

 

彼女に、「神社の鳥居の意味って、聞いた事ある?」と聞いてみた。

 

 

「聞いた事無いです。」と彼女。

 

 

「鳥居って、

 

 その鳥居から先は、神様の領域ですよ。っていう意味なんですよね。

 

 つまり、鳥居のこちら側は、神様の領域では無い、ただの歩道。

 

 その歩道に、貴方は吐いたという訳ですから、

 

 神様は、しょうがいないヤツだなあ。とは思うかもしれないけど、

 

 別に罰を与えるほど怒る事は無いと思いますよ。」

 

 

「まあ、気になる様であれば、

 

 後日、お詫びにお詣りに行ったらどうですか。」

 

 

 

 

 

という事で、彼女の質問には、そうお答えしましたが、

 

 

そうなると、7ヶ月前から始まった医者に行っても治らないパニック障害が、

 

 

彼女の問題として、取り残されました。

 

 

 

しかし、私は医者では無いので、パニック障害にも詳しく無いし、

 

 

広場恐怖の事もよく分かりません。

 

 

だから、そっち方面は医者に任せるとして、

 

 

私は違う可能性が有るのか、自分なりに探ってみる事にしました。

 

 

 

 


こういう場合、まずは豊美さんの病気の名前などは、一切忘れて、

 

 

豊美さんの身に起きた現象だけを考える事です。

 

 

 

 

つまり、パニック障害や広場恐怖である事は忘れて、

 

 

今まで起きた現象だけを考えてみる事です。

 

 

 

そうやって考えた場合、

 

■まず、今年の一月初めから、彼女が自宅に居る時、

 

普通に食事を取りテレビを見ていた時に、急に呼吸がしにくくなり、

 

息が出来ない感覚に陥って、このまま呼吸が出来なくて死ぬかと思った。

 

■医者に行った後、自宅に帰ってくつろいでいた時、

 

急に目まいして、それと同時に心臓が鼓動が激しくなり、息苦しくなったという

 

発作は15分位で治まった。

 

■2週間位が経ったある夜、彼女が布団に入って寝ていると、

 

急に心臓がバクバクしだし、息が苦しくなった。

 

■発作の頻度は低くなったが、時々息苦しくなり、狭い部屋やエレベーターに乗ると

 

「逃げられない」とか、「誰からも助けてもらえない」という恐怖に襲われて、

 

急に息が苦しくなる。

 

 


なぜか、豊美さんの症状で共通するのが、

 

 

息苦しくなったという点だった。

 

 

 

彼女は今まで生きて来て、今年になるまでそういう事は無かったと言う。

 

 

 

 

つまり、

 

 

神社の件は違うと思うが、

 

 

はやり、去年の年末辺りに、何か豊美さんにあったのではないかと疑いたくなる。

 

 


そこで彼女に、

 

 

「神社以外の出来事で、昨年11月~12月に何か、

 

 

 息苦しいと思える様な出来事は有りませんでしたか?」と聞いてみた。

 

 

 


「息苦しかった事。ですか?」  と、彼女はしばし考えてくれたのだが、

 


特に思い出せないという。

 

 

 

 

 

「では、病気以外の事で、

 
 去年末から今ままで、


 何か、不思議な出来事や、変わった出来事は起きませんでしたか?


 どんな変な現象でも、いいです。」

 

 

 

 


すると、彼女は、こんな話をしてくれたのである。

 

 


「私、お医者様から、パニック障害って言われてから、お薬をもらって、

 

 お蔭で落ち着く日々が送れる様になって、感謝しているんです。

 

 でも、色々調べて見てみると、他のパニック障害になられた方って、

 

 電車の中で急になったり、仕事場でなったりしている人が多いのに、

 

 私は自宅で起きる事が多いんです。

 

 お医者様に聞いたら、自宅で安静にしている時に始まるケースは多いって、

 

 言ってくれたんですが・・・

 

 でも、ほぼ自宅で起きるってなんか他の人と違う感じ。とは思いました。」

 

 

 

 


ほぼ自宅ね。

 

 他に何か、不思議な出来事は有りませんでしたか?」

 

 

 


すると、彼女は最後に、気になる事を言ったのです。

 

 

 

 


「私の気のせいだとは思うんですが・・・」と前置きしてから、

 

 

 

 


「実は・・・

 

 

 友人が保護した猫が、どうしても家で飼えなくなり、

 

 私が代わりに、2年前から飼っているんですけど・・・

 


 去年までは、可愛い可愛いと思っていたんですが、

 

 

 今年になってから、なぜか、猫の顔が怖い。って感じる事が時々あるんです。

 

 

 勿論、気のせいだとは思うんですけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「猫の顔が怖い?」

 

 

 

なんか、嫌な予感がした。

 

 

 

 


しかし、それが何なのかは、分からない。

 

 

 

この時点で、真相が予測出来る人は、私よりも優れていると言えましょう。

 


最終話は、明日のブログに続く。

 

●神社の前で吐いた祟り

 

 


さて、昨日から今年も、もう12月に入りました。

 

 

そこで、年末らしい話は無いかと考えていると、ある相談を思い出しました。

 

 

それは、ある夏の日の夜にかかってきた電話相談でした。

 

 

 

 


彼女の名前を、仮に豊美さんとしておきましょう。

 

 

ある病気になり、現在定期的に病院に通っているといいます。

 

 


そのある病気というのは、パニック障害だそうです。

 

 


パニック障害とは、急に冷や汗や手足などの震えや目まい、吐き気がして、

 

 

同時に息が出来なかったり、呼吸困難になったり、激しい動悸が始まり、

 

 

このまま死んでしまうのではないかという不安や恐怖が襲ってくる

 

 

パニック発作が起きる病気で、日本人の約3%の人がなる比較的多い病気だという。

 

 

 


パニック障害の原因は様々で、

 

 

■離婚や離別などの別れや死別


■孤独や災害、虐待などによるストレス


■受験勉強や仕事や人間関係のストレス


■他にも、遺伝や急な環境の変化、幼い頃の辛い体験が引き金になる事もあるという。

 

 

 


しかし、

 

 

電話をしてきた豊美さんは、私に、

 

 

自分がパニック障害になった原因には、普通とは違う心当たりがあるというのだ。

 

 

 


それは、去年末に、行った忘年会の帰りの事だったと言う。

 

 

すっかり酔っぱらった豊美さんと同僚の女性は、店を出て、

 

 

駅に向かって歩いていた所、急に気持ちが悪くなり道端に吐いてしまったという。

 

 

しかし、たまたま吐いてしまった場所が悪かった。

 

 

見るとそこは、神社の鳥居の前だったらしい。

 

 

本来なら、掃除するところだが、酔っぱらっていたし、掃除する道具も無いので、

 

 

そのまま帰って来てしまったという。

 

 

 


そして、豊美さんがパニック障害になったのは、翌年1月明けてからだったという。

 

 

それは休みで、彼女が自宅に居る時だった。

 

 

普通に食事を取り、テレビを見ていた時だったという。

 

 

急に呼吸がしにくくなり、息が出来ない感覚に陥った。

 

 

その時彼女は独り暮らしだったので、このまま呼吸が出来なくて死ぬかと思ったという。

 

 

幸い翌日も会社は休みだったので、医者に行って検査してもらった。

 

 

すると、異常はどこにも発見されなかったという。

 

 

ところが、安心して自宅に帰ってくつろいでいた時、

 

 

急に目まいして、それと同時に心臓が鼓動が激しくなり、息苦しくなったという。

 

 

発作は15分位で治まったのだが、彼女は不安になり、翌日違う病院に駆け込んだ。

 

 

そして、呼吸困難を訴え、特に肺と心臓をお願いして診てもらったという。

 

 

しかし、異常はどこにも発見されなかった。

 

 

ただ、前の所とは違って、医者の方は、彼女に心療内科で診てもらう事を勧めたという。

 

 

そこで、すぐに心療内科で診てもらうと、

 

 

パニック障害という診断が下されたのでした。

 

 

すぐに薬を処方されると、彼女のパニック障害は家に帰っても起きなくなった。

 

 

1週間経っても、薬を飲んでいればパニックにはならなかったという。

 

 

ところが、会社が始まり、2週間位が経ったある夜、

 

 

彼女が布団に入って寝ていると、急に心臓がバクバクしだし、

 

 

息が苦しくなっていったという。

 

 

急いで予定外の薬を飲むと、治まったのだが、翌日会社の帰りに病院に行くと、

 

 

薬の量を増やして様子を見る事になったという。

 

 

薬のお蔭で、だいぶ発作の頻度は低くなったというが、

 

 

それでも、時々息苦しくなり、

 

 

狭い部屋や、エレベーターに乗ると、

 

 

逃げられない」とか、「誰からも助けてもらえない

 

 

という恐怖に襲われて、急に息が苦しくなるという。

 

 

 

 

医者にその事を言うと、

 

 

それは多分、広場恐怖の一種だと言われたという。

 

 

広場恐怖とは、以前パニックを起こした場所に行くと恐怖を感じたり、

 

 

助けてもらえない様な個室で一人とか、エレベーターで一人という状況になったり、

 

 

一人で乗り物に乗った時に発作が起きる現象だという。

 

 

 


そんな彼女は、パニック障害と診断が下されてから7ヶ月間、

 

 

ずっと薬を飲み続けているというのだが、それでも時々発作が起き、

 

 

広場恐怖までともなって来ているのに、不安を抱えていた。

 

 

 

 


そして、ふと冷静に考えた時、

 

 

そう言えば、去年の末、

 

 

神社の鳥居の前で、吐いてから自分のパニック障害が始まったと気付いたという。

 

 

 

 

これは、自分が神社の前で吐いた祟りではないのか?

 

 

そう思ったら、いてもたってもいられなくなり、

 

 

私に電話相談してきたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて、意外過ぎる事実が分かるのである。

 

後半は、明日のブログに続く。

 

●ガンの再発や転移の無い世界へ

 

 

 


このお話は、一昨日のブログ(●今まで書けなかった記事)の続きです。

 

 

 

従って、一昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12331893526.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

 

ケイコさんは、普通のOLさんで、35歳独身だった。

 

実家は山梨県で農家を営んでいるという。ただ高校生の時から都会に憧れていて、

 

大学を卒業すると、親と喧嘩同然で迷わず東京に出て来て就職したという。

 

33歳の時、仕事帰りに立ち寄ったバーで知り合った男性と恋人同士にもなった。

 

ところが、そんな彼女の体にも異変が起きる。それは彼氏の一言だったという。

 

「胸の中に、小さい石ころがあるみたい」確かに小さなシコリが分かる。

 

幸いにも、結果は「良性」!だった。ホット胸をなでおろし普段の生活に戻った。

 

しかし、それから半年後の事だったという。夜中に、胸が痛くなって、起きた。

 

大きな病院で検査してもらう事にした。すると、医者から告げられたのは、

 

乳がんだった。それもリンパ節への転移があり、ステージは2Bと告知される。

 

転移があると聞いて、彼女は倒れそうだったという。彼氏の家で一日中泣いた。

 

右乳房のシコリとその付近も取り脇の下のリンパも切除して手術は一応成功した。

 

次に、術後1ヶ月経った頃から、放射線治療を始めたと言う。

 

そして、それが終わったら、抗がん剤治療が始まった。

 

髪の毛が抜け始め、ちょっとした臭いでも吐き気をもうようしたという。

 

この頃は病院代や治療費が結構かかり、その度に彼氏と喧嘩になる事も多くなり、

 

やがて、彼氏に若い彼女さんが出て来て、別れたという。

 

抗がん剤治療で、一番苦しい時に、彼女はプライベートでも最悪な状態となったのだ。

 

そして3ヶ月以上にのぼる苦しい抗がん剤治療を乗り切ったのでした。

 

しかし、無情にも、退院から1年と2ヵ月が過ぎた定期健診で、医者から、

 

精密検査をしてみましょうと言われたのである。その結果、肝臓と骨盤(骨)に

 

ガンの転移が確認されたという。ステージⅣの末期ガンだった。余命半年。

 

そう医者に告げられた3日後の夜。彼女は私に電話してきたのである。

 

「今まで、頑張ってきましたが、 もう私、      ダメです。」

 

彼女の「もうダメ。」には「お金も、もう無いの。」が含まれている感じがした。

 

そこで彼女にこう聞いてみた。「山梨の実家には、帰れないの?」

 

すると彼女は、即座に「絶対帰れません。」と答えた。

 

彼女いわく、上京してから、12年間、一度も実家には帰っていないという。

 

それだけでは無く、電話一本、手紙一通さえも出していないので、

 

実家の親は、現在の住所は勿論、電話番号さえも知らないのだと言う。

 

つまり家出同然だ。ただ何となくだが実家に帰りたいんじゃないのかな。という感じがした。

 

「家を出て来る時、なんかお父さんを怒らせる様な事、しちゃったのかな?」

 

と優しく聞いてみた。すると彼女は、ようやく重い口を開いてくれた。

 

彼女は家を出て来る時、父親の売上金から46万円を黙って持って来てしまったと言う。

 

明日の朝、お母さんが1人家に居そうな時間帯を狙って電話する様に言った。

 

「母さん、ゴメンね。 私、バチが当たっちゃったのかな。

 

 乳がんの末期だって。 余命半年って、言われちゃった。 ゴメンね。お母さん。」

 

結果を教えてくれる様に言って、私達は電話を切った。

 

翌日彼女から電話来た。少し明るい感じだった。お母さんからは、色々言われた様だったが、

 

最後には、「帰って来なさい。」と言われたという。

 

また、男親は、電話口ではなく、直接会って目の前で謝る必要があると感じた。

 

そこで実家に帰ったら、まず父親に謝って、その時に今あるケイコさん全財産を差し出して、

 

残りは必ず働いて返しますとお父さんに誓って、許しを乞う事を勧めた。

 

そして、もしそれが上手く行ったら、また実家から電話下さいとケイコさんに言った。

 

やがて、彼女が実家から電話してきた。

 

お父さんには、全財産と言っても15万円しか返せなかったというが、

 

男親なんて、ウソでもいいから、残りは働いて返す。というその一言が欲しいだけなのだ。

 

そのお金だって、きっとケイコさんの治療に使うはずだ。それが男親というものだ。

 

よし、46万円の壁は乗り越えた。ここからが、本番だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、告げられた余命半年というのを、絶望と思わない様にと言った。

 

 

「医者も絶対では無いし、間違った診断もする事がある。

 

 それは貴方も経験済みなハズですよね。


 だから、貴方に余命を宣告した医者も間違っていると思いなさい。

 

 余命半年はウソです。そんなに早く貴方は死にません。


 まずは、病院を探してみたいと両親に相談してみて下さい。

 

 そして、両親の同意を得たら、

 

 明日から、完治を目指して一緒に戦ってくれる病院を探すんです。

 

 とりあえずは、実家に近い良さそうな病院から尋ねてみてはどうでしょうか?

 

 もし、難しいと言われたら、とりあえず肝臓ガンの手術だけなら大丈夫か聞く事です。

 

 骨盤のガンよりも肝臓ガンの方が進行が速いと聞きます。

 

 まずは、肝臓ガンの処置が出来るか、そしてその方法。

 

 貴方が納得するまで、何軒でも病院を尋ねてみて下さい。

 

  諦めちゃダメだよ。

 

 実家だって、もう帰れないと思っていたのが、帰れたよね。

 

 これは絶対良い傾向だよ。ケイコさんに運が向いているんだよ

 

 だから、きっと告知を撤回してくれる病院が見つかるはず。

 

 不可能だと思えた実家への里帰りを実現させた、

 

 今の貴方の強運を信じて。」      (そんな事を言ったと思う)

 

 

 

 

 

私は占い師だが、相談者が病気の場合、まずは医者探しである。

 

 

しかも、ケイコさんは、

 

 

医者から告げられた余命半年という宣言が大きく圧し掛かっていた。

 

 

こういう負の気持ちは、病気を悪化させる要因になる。

 

 

だから、まずはウソでもいいから、余命を撤回してくれる医者を探す事だ。

 

 

10軒廻って、全部余命半年なら、その時またケイコさんに寄り添えばいい事で、

 

 

今、考える事では無い。

 

 

 

ちなみに、翌日最初に行った大病院が、すぐに精密検査をしてくれて、

 

 

そこの先生が、完治に向けて、一緒に戦いましょうと言ってくれたという。

 

 

実家から車で行ける距離で、

 

 

しかも、お父さんが仕事を休んで連れて行ってくれたという

 

 

ケイコさんの声が、少し弾んで聞こえたのは、多分良い病院が見つかったのと、

 

 

お父様との雪解けが叶ったのだと、感じた。

 

 

ちなみに私は、ケイコさんが引っ越す前に、余命を告げた病院に行って、

 

 

これまでの検査結果をDVDにして貰って来て、新しい病院に渡す様にアドバイスしていた。

 

 

それによって、ガンの進行具合や、違う角度からの診断が出来て、

 

 

早く治療の可能性を引き出す事が出来るからである。

 

 

つまり、余命を告げられても、それをも無駄にしてはいけない。

 

 

お金を払ったのだから、そのデータをも有効に使うのである。

 

 

 

 

 

 

 

ここまでは、別に占い師じゃなくても、アドバイス出来た事だろう。

 

 


ここからは、霊的な事も含まれるアドバイスとなった。

 

 


私はケイコさんに、5つのアドバイスをした。

 

 

①■まず1つは、実家に帰宅して、ご両親に謝ったら、

 

仏壇に行き、今までご迷惑かけた事を詫び、帰って来た報告をする事。

 

そして、翌日か翌々日、墓参りに行き、墓前で同じように報告する事。

 

彼女は御婆ちゃん子だったと言うので、

 

亡き御婆ちゃんに、生前好きだった物を買って仏壇に供える事。

 

ちなみに、最初の日はお願いはしない。お詫びと報告だけ。

 

次の日以降から、病気が良くなります様にとお願いする事。

 

また、良い病院が見つかったら、それを報告して、

 

お蔭様で、良い病院が見つかりました。とお礼を言う事。

 

そして、病気に良い兆候が表れたり、良い検査結果が出たりしたら、

 

その都度に、お礼を言う事。

 

守護霊や先祖霊は、お礼を言われると頑張るものである。

 

 


①は基本的なアドバイスである。

 


②■次に、霊的でもあり、精神的でもあるアドバイスをした。

 

それは、ケイコさんは、私に話してくれた今までの経緯の中で、

 

2つの強烈な負の気持ちを抱えたままだった。

 

それは、

 

●乳がんを見落とした最初の医者への怨み。

 

そして、

 

●病気の自分を捨てて、若い彼女と出て行った彼氏への怨み。


ケイコさんの、その二人への怨みは、当事者じゃない私にも分かる。

 

しかし、怨みや妬みは、何の得にもならない。

 

むしろ、そういう気持ちや念が、悪い物を引き寄せたり、

 

病気を悪化させたり、常に「ああ、あの時・・・」と後悔ばかり考えてしまう。

 

病気を治すと決めたら、そんな思いは邪魔になるだけなのだ。

 

だから、ケイコさんに言った。

 

 

全て忘れなさい。

 

 あの時は、ガンが見つからない運命だったの。

 

 それに医者は信用してはいけないって、教えてくれたの。

 

 だから、貴方も余命半年を信用しちゃダメだと教えてくれているの。

 

 それから、彼氏も貴方を捨てたんじゃないの。

 

 彼氏は、貴方に楽しい2年間の思い出と、

 

 貴方の乳がんを発見するきっかけを教えに現われただけの人なの。

 

 世の中には、それだけを言いに現れて去って行く役目の男っているの。

 

 彼らを怨んではダメ。

 

 忘れなさい。 病気を良くする為にも忘れる事です。」

 

 


③■彼女は御婆ちゃん子だったというから、

 

きっと亡きお婆ちゃんが守ってくれるだろう。

 

そこで、亡きお婆ちゃんが生前好んで来ていた服か着物を、

 

ガンに侵された部分(肝臓や骨盤)に当てて寝る。

 

もしくは、10分当てながらその故人にお願いする。

 

もしくは、その衣類で洋服とかタオルなどにリメイクして使う。

 

例えば骨折した足の上に乗せたりすると、治りが早くなる。

 


実は、ケイコさんに実家に帰った方が良いと思ったのも、

 

この方法が使える様になるからでもあった。

 

 


④■ガンに名前を付けて呼ぶ。

 

名前を付けると言っても、悪魔とか不気味な名前じゃなく、

 

明るい名前。ポジティブな名前にする事です。

 

ガン細胞も元は貴方の細胞。

 

敵とは思わず、親しみをこめながらお願いしましょう。

 

「大きくならないでね。」とか、「悪さしちゃダメよ。」「転移しちゃだめよ。」

 

話かける時は、患部に手を当てて、患部に良い気を送る感じに。

 

 


⑤■何か良い事をしなさい。週一日でもいいから。

 

誰かを助けたり、困っている友人の相談に乗ったり、

 

どうしても何も出来ない週だったら、100円でもいいから寄付して下さい。

 

神様に、貴方が生きていると、周りも幸せになるんだと感じさせて下さい。

 

ちなみに、彼女は後に、

 

週一日だけですが、ボランティアで保護犬のお手伝いを始めたという。

 

 

 

 

 

 

彼女は新しい病院で、治療を始めながら、

 

 

私のアドバイスも出来る事から始めたという。

 

 

 

 


すると、新しい病院での治療が思っていたよりも良く、

 

 

ガンが小さくなっていった。

 

 

 


そして、余命半年と言われていた期日を過ぎ、

 

 

余命半年と言われた日から8ヶ月後には、アルバイトが出来る様になったのだ。

 

 

 

 


私も、そんな彼女の元気な声が聞こえると嬉しかった。

 

 

 


それからは1年に一回ほど相談の電話があっただろうか。

 

 

それでも病気の相談は一切無かった。

 

 

私もあえて聞かなかった。

 

 

 


相談が無いのは、良い兆候だと信じていた。

 

 

 

 

 

 

 


そんなある日、

 

 

「ケイコ」の母ですという電話がった。

 

 

 


嫌な予感がした。

 

 

 

 

ケイコさんは、生前私の事をお母さんに話していたらしい。

 

 

どんな話をしていたのかは分からないが、

 

 

大切なお友達」の欄に私の名前があったらしい。

 

 

それでお母さんはわざわざ私に電話してきてくれたのである。

 

 

私は初めて、電話相談だった相手に香典を送った。

 

 

そういう意味でも、忘れらない相談となった。

 

 


彼女はガンで亡くなったが、

 

 

それでも彼女は、余命半年と言われてから、

 

 

3年8ヵ月も頑張って生きた。

 

 

 

しかも、最後の1週間前までテレビを見て笑ったり、会話出来、

 

 

家に居る分には、普通の人と変わらなかったという。

 

 

そして、最後は最愛の母親・父親の側で、安らかに亡くなった。

 

 

一度は絶望しても、よく頑張ったと、彼女を誉めてあげたい。

 

 

 

 

 

この相談を受けた時、私はまだ自分がガンの恐怖に侵されていない時だった。

 

 

今だったら、キノコを食べるんだよ。ニンニクを食べるんだよ。

 

 

とか、血管を修復してくれる食べ物を食べるんだよ。とか、

 

 

水素水を試してみて。などとアドバイス出来たのだが残念である。

 

(水素水については、下記に良さを書いています。もし気になる方はどうぞ
 ●水素水 https://ameblo.jp/hirosu/entry-12138460178.html

 

 


私はケイコさんが、最後の最後まで、

 

 

生きる事を諦めていなかったんだ。と確信している。

 

 

 

のちにお母さんから聞いたのだが、

 

 

彼女は保健所から引き取られた犬の中で、

 

 

譲渡会でも引き取り手が無かった二匹の犬を、自分で引き取り育てていたと聞いた。

 

 

愛犬の一匹の名前を「希望」とつけていた。

 

 

そして、もう一匹の名前を、「マリッジ」と名付けていたという。

 

 

マリッジとは、日本語で「結婚」だ。

 

 


今度生れて来る時は、

 

 

良い男を見つけて、幸せな「結婚」をするんだよ。ケイコさん。

 

 

 

 

 

 


今回、この記事を書こうと思ったのには、理由がある。

 

 

それは今年の9月、テレビで放送されたので知っている人はいるかと思うが、

 

 

ガンの転移を防ぐ事が出来る画期的な方法が発見されたのである。

 

 

例えば、今回のケイコさんの場合、最初にガンが発見された場所は、

 

 

右の乳房とリンパ節だった。そして、それらを手術で除去したのだが、

 

 

残念ながら、その1年2ヶ月後に、肝臓と骨盤(骨)に転移が見つかったのである。

 

 

この転移が厄介な悪魔だ。

 

 

では、転移はなぜ起きるのだろうか?

 

 

それは、乳がんだった右乳房から、ガン細胞が血管を伝わって体のあちこちに行くのである。

 

 

つまり、ガン細胞は血管の中を流れて行くわけだ。

 

 

そして、血管の破れた場所があると、そこからガンが転移するという訳だ。

 

 

肝臓には沢山の血管があるから、ゆえに肝臓に転移しやすいのである。

 


しかし、もし貴方の血管がキズ一つ無い完璧な血管なら、

 

 

ガン細胞が貴方の血管の中を流れても、転移は起きない。

 

 

つまり、ガン細胞が血管から入り込めないからである。

 

 


ここに目をつけたのが、今回の大発見である。

 

 

ガン細胞が一番血管に流れ出しやすいのは、当然手術後である。

 

 

そこで、ガン手術する時に、ANPという注射を腕に1本するのである。

 

 

すると、このANPは、貴方の体の中の血管にある傷を一時的に補修してくれるのだ。

 

 

つまり、貴方の血管には傷がほぼ無くなるので、ガン細胞が血管の傷口から入る事できず、

 

 

ゆえにガンの転移もほぼ無くなるのである。

 

 

実験によると、この注射を1本打つだけで、2年間無再発で生存率91%になるという。

 

 

ちなみに、ANPとは、心房性ナトリウム利尿ペプチドの事で、

 

 

実は、既に医療の場では、心不全の治療薬として、使われていた薬なのである。

 

 

つまり、安全はもう保障されていると言ってもいいだろう。

 

(詳しく知りたい方は、下記をご参考にしてみて下さい。
  http://www.nhk.or.jp/kenko/atc_451.html

 

 

もう既に認可されている薬なので、あとはやっている病院を探すだけになるだろう。

 

 

もし、貴方や貴方の子供達がガンに侵されて、手術する時、

 

 

このANPの存在を思い出して欲しい。

 

 

そして再発や転移の恐怖から、彼らを助けてあげて欲しい。

 

 

たった注射1本で、その後のガンの再発や転移を予防出来るのである。

 

 

 


とても近い将来、

 

 

ガンの再発や転移の無い世界になります様に・・・


END