沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                    

2020・米・英・独     ★★★☆☆(3.4)

                 

監督:ジョナタン・ヤクボウィッツ

出演:ジェシー・アイゼンバーグ  クレマンス・ポエジー  マティアス・シュヴァイクホファー

                      

                    

パントマイムアーティスト、マルセル・マルソーの実録ドラマ。

                        

第2次世界大戦下のフランスでレジスタンス活動に身を投じていた彼が、親を殺された

ユダヤ人の子供たちをホロコーストから逃そうとする姿を描く。

                    

監督はジョナタン・ヤクボウィッツ。

ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジーのほか、マティアス・シュヴァイクホファー、

フェリックス・モアティ、ルーリグ・ゲーザらが出演する。 (シネマトゥデイより抜粋)

                   

                  

                    

ブタ

アーミー・オブ・シーブズ」の記事の時に調べたら、本作にも出ていた「シュヴァイクホファー」氏。

ポスターに「ナチ」の模様を見て、「パス」と思っていたが、まさかのお方が主人公だとは…

慌てて見る事に…。  Amazonプライム。 299円。

                            

                  

1938年、フランス。

実家の精肉店で働きながら、夜のキャバレーでパントマイムを披露する青年マルセル。

                           

 

                                               

兄アランや従兄弟のジョルジュ、思いを寄せるエマと共に、ナチスに親を殺された

ユダヤ人の子供達の世話をしていた。

                            

                            

パントマイムを通して子供達の笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセルだったが、

ナチスは日ごとに勢力を増していく…。

                                  

そして1942年、ついにドイツ軍がフランス全土を占領。

                       

                               

子どもたちを安全なスイスに逃がすべく、過酷なアルプス越えを決意するのだったが…。

 

<マルセル・マルソー氏はフランス生まれではあるが、仏国は本作に参加していない>

                             

好きなモノが多すぎるとお叱りを受けるやもですが、「パントマイム」も大好きな1つ。

モチのロン「マルセル・マルソー」氏は大好きで、何度も公演を見に行った。

                    

                                         

もう1人好きなお方、「天井桟敷の人々」のバチスト役で世界的に有名になる

「ジャン=ルイ・バロー」氏。

                   

<「天井桟敷の人々」↑花を持っているのがバチスト> 私の好きな映画の10本の中に入ると思う。

                      

好き過ぎて、話が逸れ捲るが…。  実はこの2人同じ演劇学校に入門して、後にバロー氏が

立ち上げた劇団に参加する。 (どうやらこの時に、2人で「ムーンウォーク」を考案したらしい)

                         

              

その大好きな「マルセル・マルソー」の知らぜらる、レジスタンス参加時代に焦点を当てた本作。

(演劇学校に入るのも、戦後の事で、本作の頃は20歳にもならない時代)

                     

其のマルセル役をちょいと苦手な「ジェシー様」がやると言う。

よくよく考えたら、公演では「一言」も発する事のないマルセル氏。

            

話し方も声も知らないが、あの「ジェシー様」の何時もの弾丸喋りをしたのかな?(本作でも)

その辺が、私の中にあるイメージと違うなぁ~って思うんだけれど。←あくまでもイメージ。

                         

                

子供達を「笑顔」にしたいと言う気持ちも大きかったと思うが、エマと一緒に居たいと言う気持ちも

あったと思う。

              

実際に英語が堪能で力でジョージ・パットンの軍隊の渉外係として働いたそう。

(ジョージ・パットン氏は、本作の冒頭で皆に素晴らしい行いをしたと紹介するお方「エド・ハリス」氏)

                           

<次々とユダヤ人を処刑していく「クラウス・バルビー」役を「シュヴァイクホファー」氏が演じている>

                       

「クラウス・バルビー」とは

22歳でナチ親衛隊に所属、その後、ドイツ占領下のフランスでレジスタンス活動家や

ユダヤ人を迫害し「リヨンの虐殺者」と恐れられたお方。

                        

                   

とは言え、一番良かったのは↑マルセルの父親。  実は歌手が子供の頃からの夢だったお方。

なのに、マルセルにも「ピエロをやめて、肉屋を継げ」と言う。(何故か、優しい目で言うのよね)

                

後に何故かが分かったマルセルが、父親に「なのに、なぜ肉屋を継げと言ったの?」と聞くと

「飢える事が無いから」と…、答えた。  戦争が終わったら一緒に舞台に立とうとも…。

                  

が、しかしゲシュタポによって捕らえられ、1944年にアウシュビッツ強制収容所で

亡くなるという悲劇に見舞われる。

                       

                 

沢山のユダヤ人の子供達を救ったマルセルだったが、その活動の事は口にはしなかったそう。

(お父さんを救えなかった為なのかな…、等と想像する)

                   

               

スイスに逃げる彼らを見るのは、かなりスリリングだったけれど。

(色んな人が、水面下ではユダヤ人等を助けたのだな)

              

         

それにしても、やっぱり「ナチ」が絡んで来る作品を見るのは気が引ける。

(戦争映画全般も好きじゃない)

            

と言いながらも…。               

この映画が無ければ、大好きな「マルセル・マルソー」氏の違った一面を知る事はなかった。

そう考えると、「映画って良いもんですねぇ~」ちゅ~声に大きく頷いてしまう。

                 

貴方様も、たまには如何でしょ?

                     

                    

                   

                  

 

                

にほんブログ村 映画ブログへ←このバナーより、是非とも1日1回ポチッとなが頂きたいので御座います。お願いあせる
にほんブログ村