2019・加 ★★★★☆(4.1)
監督:ローワン・アタリー
出演:エイミー・ライアン ニック・ロビンソン マーガレット・クアリー ブライス・ダナー
ローワン・アタリーがメガホンを取ったスリラー。
5年前に死んだ恋人との子供を身ごもったと信じる女性をめぐる恐ろしい真実を追う。
ニック・ロビンソン、マーガレット・クアリーのほか、エイミー・ライアン、グレッグ・キニア、
ブライアン・コックス、ブライス・ダナー、コナー・ジェサップが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
本作はレンタル予告で見て、慌てて予約を入れた作品。 こういうのがあるから、B級でも
止められまへんになるのよね。 レンタルで~す。
ニューヨークで働く青年フィリップ。
実は事故で足を骨折し、両親が離婚している為に母親の家に帰省していた。
そんなある日、行き成り訪問してくるメリッサ。 その姿を見て、息を呑む。
彼女は、5年前、兄のロニーが命を落とした交通事故の際、同乗し生き残った恋人だった。
フィリップと母親が息を呑んだのは久々に家を訪れたメリッサにではなく、そのお腹を見て…。
なんと妊娠39週目だと。
出産を控えたメリッサが、嬉しい報告に来たのか?と思う母親。 愛する息子は帰って来ないのに
一緒にプロムに行った嬉しそうな息子の姿を思い出し、益々悲しみを覚えてしまう。
ロニーの事を思い出すので、帰って欲しいと言う母親の言葉を遮る様に…、メリッサは
信じられない事を話し出す…。
何と、自分のお腹の中の子供の父親は、5年前に死亡したロニーだと言う…。
信じられないフィリップと母親は、メリッサの近況や、ロニーの精子が凍結されていたか等を
調べ始めるのだったが…。
本作は「未体験ゾーンの映画たち2020延長戦」で上映された作品。
この間の「ナイト・ウォッチャー」と良い、昨年の未体験ゾーンの延長戦のラインナップが侮れない。
ジョン・サールズが2005年に発表した小説「Strange But True」を映画化。(訳:奇妙だけど本当)
彼は、脚本にも参加し、カメヲ出演もされているそう。(何処かは分からんが)
兄の事が大好きだったフィリップと5年の歳月が経つのに未だ息子の死から立ち直れない母親。
その前に現れる、身重のロニーの恋人だったメリッサ。 それだけならまだしも、ロニーの子供だと。
霊能者が、確かに「そうだ」と話すのをカセットテープで聞かせる。
勿論、俄かに信じがたい話である。 母親とは別にフィリップも調べ始める。
カセットテープの霊能者を探し当て、自分の事を聞くと「怖いぐらい当たっている…」
別れた夫が医師である事。 図書館で調べ捲る母親、「処女受胎」「精子凍結」等々…。
考えられる、あらゆる可能性を探ってみる。
が、調べれば調べるほど、メリッサの話は本当ではないか?と…。
妻が知らなかった事実等…、また新たな疑惑も…。
現在の彼らが、必死で調べる中、「何故、ロニーが命を落とす事となったのか?」も判明してくる。
兎に角、脚本が相当に良い出来具合。 興味もひくし、ミステリーもサスペンス調な部分も良い。
が、しかし…、「事実」を知ると…。 本当なら「ガックシ」になる所をも、上手い具合に魅せ捲る。
まぁ、このラスト「ハッピー」なのか「バッド」なのか?どうでっしゃろなぁ~。
これで案外、家族再生な主題が含まれているのに、又驚く。
地味だが、名優揃いのキャスティングで、本当に面白い作品だった。
(満点ではないのは、この得点は初回見た時ちゅー事で、よろしこ)
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