自分の体に感謝する

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春日大社宮司・医学博士、葉室頼昭氏の心に響く言葉より…

 

 

人間がいちばん嬉しいのは、人に認めてもらうことです。

 

反対に、一生懸命やっても誰にも認められないというのは悲しいものです。

 

これはなぜでしょうか。

 

 

科学で証明されないものや目で見えないものは信じないなどと言う人がよくいますが、この宇宙には、絶対に、永久に見ることができないものがひとつあります。

 

それは何かというと、自分自身です。

 

自分という人間は永久に見ることができません。

 

 

鏡や写真などに映して見てはいますが、あれはあくまでも影を見ているわけです。

 

自分はどんな顔をしているのかも分かりません。

 

自分自身を知ろうと思えば、他人から見てもらうしかないのです。

 

 

もしあなたが女性であれば、「きれいですね」「若いですね」と言われれば嬉しいでしょう。

 

それは、自分では自分のことが分からないからです。

 

男性は、「素晴らしい」「立派だ」といわれると、ああそうなのかという気がして嬉しくなるでしょう。

 

生き生きした気持ちになると思います。

 

 

これと同じで、人間の身体の細胞一つ一つもみんな生きています。

 

ですから、認めてあげることで、やはり非常に生き生きとしてくるのです。

 

この体は、生まれてからずっとこの何十年一秒の休みもなく働いてくれています。

 

この体に生かされているのに、ご主人さまが一向に褒(ほ)めてくれないとなると、細胞も怒ります。

 

もう力が出なくなってしまうのです。

 

ですから、一つ一つの細胞を、「素晴らしいね」と認めてあげて、感謝してあげる。

 

これが健康の本当の基本です。

 

 

私は、健康のために、感謝の心を込めて毎日、頭から足の先までをなでています。

 

私は医者で体全体の構造を知っていますから、頭をなでながら、毛髪、皮膚、頭蓋骨、脳と次々に「ありがとう」と感謝していきます。

 

 

五十肩という病気があります。

 

なかなか治らないので不平をこぼす人がいますが、そんな人に「あなた、肩に感謝したことがありますか」と尋ねると、びっくりするのです。

 

長い間、ものを持ったり、支えてくれたり、いろいろと働いていてくれているのに、ご主人さまがちっとも感謝してくれないので、肩の細胞が怒っているのです。

 

それが五十肩です。

 

それで、「まず肩に感謝しましょう」といっているのです。

 

感謝すると治ってきます。

 

これは本当の話です。

 

 

神道 感謝のこころ』春秋社

 

 

 

 

色々なものやこと、あるいは人に感謝することはとても大事だ、とはよく言われることだ。

 

しかし、意外に忘れているのが、自分の体に感謝すること。

 

 

「体は借り物」という言葉がある。

 

神さまからお借りしているものだから、いつかは返さなくてはならない。

 

お返しするときが、いわゆる、死ぬとき。

 

 

体は自分のものだと思っている人は、ぞんざいに扱う。

 

しかし、神さまからお借りしていると思うなら、感謝の心をもって、大事に扱うようになる。

 

 

毎日、自分の体に感謝したい。

 

 

 

 
 
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