もう一つのクリスマス | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて、今日の話しはもう一つのクリスマス・・
つまり義父母のクリスマス。

一時はマージーの具合が悪いので
イギリスに行こうとした私。
しかし、クリスマスの予定に
何だかちょっと引いてしまったというのが
正直な話し。

マージーが危ないのに
コテージに泊まって
家族全員が集うと言う
そんなイベントに参加させられるなら
マージーに会いにいく意味が無い・・・。
と熱意が一気に冷め
今年のクリスマスはバーレーンで
ゆっくりする事にした。
おかげで、ノロに苦しめられたけれども
それはそれで楽しかった。


さて。。。
私が断った後
何度も確認してきた義父母。
特に義父。
きて欲しかったよう。
その気持ちは分かるが
彼らの予定を聞いて、一発で何か起こるはずだと
私の第6感が言っていたので
丁寧に断った。
「いくなら夫と一緒に行く」と・・・。

実は夫、もうすぐ休みになる。
1週間ほど。
その時に来るのだろう。
そう勝手に思っていた義父母。
しかし、実際は・・・
夫、この1週間で論文を仕上げないといけない。

夫はこう見えても大学院生。
要領がいいからなのか
いつも1週間ほどで書き上げる。
夫の書く内容は
夫の仕事と密接に結びついているのと
元々文章を書くのが得意な夫は
文献を読む意外は
あまり時間を取られす
パパッと書き上げる。
そして、いつもハイスコア。

元々、変わった人なので
視点が人と違うのだろう。
論文の内容も面白いと
いつもコメントが来る。

しかし、要領がいいとはいえ、
一週間は必要で
その間、どうしても集中しないといけない。
だから、家族とも隔離されないといけない。
そして、書き上げるのに
どっぷりと勉強に没頭する。
だから、個室に籠もりっきりになる。

そんな時間が必要な夫が
マージーになにも変化が無い今
イギリスに行く訳にはいかない。
これが夫の結論。

だから、私も夫を支えるために
行かないと決めた。
夫の院卒は私達家族のため。
中東から抜け出すカギでもある。
だから、私達が協力する必要があるのだ。

さて、そんな事はあまり気にならないKYな義父は
執拗に夫をイギリスに来いと誘う。
しかし、首を縦に振らない夫。
ついには私達だけでもと言い出し
「夫の面倒を見ないといけないので」と
断った。

何が一番いけないかと言うと
私がいけなかった。
あの時、感情に任せて
イギリスに行くなどと言っていなければ
義父は私達を心待ちにせずにすんだ。

申し訳ないと思っているが
マージーは夫の家族だからこそ
夫のやり方に従う。

以前、イギリスで夫無しで彼らと生活して
色々な嫌な思いをし
私個人では対処できない事を学んだ。
正直トラウマだ。
だから
夫に従うのが無難なのだと
あの時学習した。

さて、やっと諦めてくれたのが
クリスマス直前。

諦めて私たちが来ない事を
ガッカリしつつも
他の孫達と楽しむ予定だったコテージ。

しかし・・・思った通り
何かが起こったよう。

まずは義母の性格。
義母はパット見た目
人当たりがいい。
短い期間付き合う分には
ものすごくいい人。
しかし、彼女にはものすごいこだわりがある。
人には分かりづらいこだわり。

これは、彼女と長い時間過ごさないと分からない。
だから、彼女の子供(夫・義弟・義妹)と
一緒に住んだ事がある私意外は
知らない。
いや・・・子供達は慣れ過ぎていて
これが普通じゃない事には
気付いてないのかもしれない・・・。
もしかしたら私だけかも・・・汗

とくに、予定の把握は・・・
変更が許されないほど
キッチリと把握していないと
後で怒り狂う。
これ、「やってられない寿司パーティー」を
読んでいただければ、
私の言っている事が分かる。

さて、そんな義母が
コテージで怒り狂ったよう。

コテージに数泊した義父母と
義理の妹の家族(旦那さん・小さい子供2人)と
義理の妹の旦那さんの両親と
義理の弟家族(あの嫁と小さい子供1人)。
これだけでも、大人数。

そして・・・
私の最大の夫の家族の謎は・・・
年金暮らしの義父母に
頼り切る子供達の習慣。
夫は・・・昔グレていただけに
独立心が強いので
義父母に払わせるような事はしない。
親思いというより、
借りを作りたくない・・・
そんな感じかな・・・。笑
しかし、他は。。。出してくれるなら拒まない。
まあ、人それぞれだし、それは親子関係で
アリだとは思うので
多少不思議だけれども
何とも思わない。

しかし、何が気になるかって・・・
おごってもらう(お金を出してもらう)のに
遠慮がないのと
感謝もしていないというのが
最も私の理解できない所。
私が日本人だから
そう考えるのだろうか・・・。

そして、このクリスマスのディナーの費用は・・・
いつものように義父母持ちだったよう。
だから沢山の食材を買い、
コテージで料理したよう・・・。

しかし・・・
何を思ったか、義理の妹の旦那さんは
義母の知らない間に
何人もの客を勝手に招いていた。
義理の妹の旦那さんの妹家族。
義理の妹の旦那さんの死んだもう一人の妹さんの
元旦那さんと再婚相手の家族・・・。

子供を合わせるとすごい数(8人くらい)

コテージは義父母のものではないにしろ
料理を振る舞う側の義父母は
これに戸惑ったよう。
しかも、場所が狭いので全員座れなかったよう。

義理の妹の旦那さんも
呼ぶなら呼ぶで、きちんと言えばいいものを・・・。
または、自分で食事の用意をすればいいものを。
人に頼んで好き勝手に人を招くのは
確かにルール違反。

もちろん
何の用意もしていなかった義母は
結局料理が足らない事に気付き・・・
バタバタとしたよう。

これ、義母が一番嫌いなパターン。
招く側なのに
なにも把握していない、または料理が足らない。
これは義母には堪え難い屈辱なのだ。
だから・・・かなり不満があったよう。

義父は義父で。。。
楽しめなかったよう。
そりゃそうだ。
死にそうな母を残して
こんなことしていて
楽しめる訳が無い。
最後くらい、一緒にいてやればよかったと・・・
普通なら思う。


だから言わんこっちゃない!
こんな時に、そんなことやるからよ!
と言いたくなる私。


しかし、もし私がイギリスに行っていたら
言いやすい私に当たっただろうし
使いやすい私を使っただろう。
クリスマスはいつも荒れる義母と
死にそうなマージーのせいで
気分のムラがある義父に
振り回されている私が目に浮かぶ・・・。
まさに、私は何しにいったんだ?と
自問自答を繰り返していたに違いない。

とりあえず、
大荒れだったクリスマスを過ごした義父母。
義母はクリスマスの出来事を誰にも言えないので
いつもバーレーンに来て私に吐き出していた。
今年はマージーが危ないので
義父母の訪問が見送りになった。
だから、ちょっと不安なのか・・・
いつもは電話ではこういうことは言わないのに
クリスマス一発目に
この話しが出てきた所を見ると・・・
言いたい事は

まだあるな・・・

と思う。

まあ、義弟の嫁の話しが
珍しく一回も出てこなかったので
その方面も色々あるのだろう。
まあ、もう驚かないけども・・・。

そうそう、クリスマス前に
サンタさんは大きなお土産を
義弟に残した。
それは正社員内定。
やっと定職に就いた・・・。
実は今年、無職の予定だった義弟。
家の内装に手を付け
4000万円に膨れ上がった
家のローンを
どうやって払うのか
全く考えずに
嫁も働くのを辞め学生に戻り・・・

もう義父母は生きた心地がしなかったと
漏らしていたが
神様は見捨てなかった。
よかった・・・。

これで一安心。
案外、彼もある意味運が強いのかもしれない。
後はクビにならないよう、
頑張って働かないとね!!
まあ、それが一番心配な気がするけれども・・・。

ということで、イギリスの夫家族のクリスマス・・・
色々とあったようだが
最終的に


行かなくて
本当に
良かった・・・


と思う薄情な私なのでありました。