今朝は起きたら7時55分だったので当然本放送を見ていません。テレ朝チャンネルの「ちい散歩」も見逃してしまい、NHKの「小さな旅」を見ました。この番組は元々は関東甲信越ローカルの番組で題名も「関東甲信越小さな旅」だったのですが、最近はNHK BS2などで全国向けに放送されているようです。今回は大阪制作の話でした。ちなみに「ちい散歩」は地井のふるさとの八日市場を散歩。幼馴染が登場し、地井の話を始めましたが、スタッフの「言えないこともあるのですか?」という質問には「たくさんありますよ。言ったら、全部カットされますよ。」と返していました。生稲は、本厚木ということで(夏に収録したのに)厚着して登場し、地井と矢島アナは頭を抱えてしまいました。このとき生稲は3枚着ていたそうです。
というわけで今回の新作ヤッターマンの話に移ります。脚本は大久保昌弘になっていて、高橋ナツコ・武上純希・赤尾でこよりマシになるかなあと思いましたが、本筋が酷かったため元の設定の酷さを解消するには至らず、やっぱりつまらない話でした。ガンちゃんが怖がりだと説明する場面がインチキ商売の前に入っていて、出動した後も怖がりな様子を描写していましたが、別にガンちゃんが怖がりでなくても話を進められたのではないかと思うほど無駄な場面でした。スタッフにコメディを作るセンスがないのでしょうね。ヤッターモグラが日光浴するシーンも役に立っていなかったし、でブタはうるさいだけでつまらないし。地下で鳥海尽三さんが泣いています。ま、インチキ商売の値段が10万円と言うのは少し評価してあげてもいいでしょう。新作では1万円と言う値段になっていることが多いですが、新作のスタッフはなにゆえ旧作で10万円になっているのかがわかっていないのでしょうね。1万円程度の値段では少額なので騙されても「ま、それくらいの値段ならいいか」となってしまいます。でも10万円と言えば昔クイズダービーの賞金額にもなっていたように、多額な金額ですから、「騙された!」となるわけです。そういう人間心理を新作のスタッフは理解できていません。これじゃあ面白い話が出来ないのも無理はありません。
こんななめた作りをしていると子供は見なくなりますよ。実際、私は子供の頃、「ロボット110番」と「ジャッカー電撃隊」を途中で見なくなりました。どちらも石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)原作、プロデューサー平山亨、脚本上原正三と言うそうそうたる面々で作られましたが、子供の受けは悪かったです。「ロボット110番」はあの名作「がんばれ!! ロボコン」の後番組。ロボットが自分を作ってくれた博士(石ノ森が演じているそうです)のためにお金を稼ぐという話です。登場するロボットは4体で前作よりも激減。お金を稼ぐ話なので赤字を出してしまうとチーフが怒り、バッテンパンチをくらわすのですが、これが苦戦した最大の原因だと思います。私は「赤字って何?」と思ってしまい、なんで主役ロボットのガンちゃんがバッテンパンチを食らうのかがさっぱりわかりませんでした。スタッフが考え過ぎてしまい、肝心の子供達が理解できない設定を入れ過ぎたんですね。一回、ガンちゃんが黒字を計上したのにチーフが習慣でバッテンパンチを食らわせたことがありましたが、それからしばらくして私はこの番組を見なくなってしまいました。だから、ガンちゃんを作った博士を石ノ森が演じているらしい、と伝聞調になってしまうのはそのためです。この博士は最終回に登場するそうなのですが、最終回を見た記憶が私にはないのです。
「ジャッカー電撃隊」も途中で見なくなりました。この番組は「秘密戦隊ゴレンジャー」の後番組なのですが、対象年齢を引き上げたのが裏目に出てしまいました。ゴレンジャーと比べると重過ぎたんですね。主人公4人はサイボーグですが、海洋調査中に死んでしまったのでサイボーグになったもの、ボクシングの八百長に巻き込まれて仕方なくサイボーグになったもの、敵組織のクライムに襲われて重傷を負い、仕方なくサイボーグになったものなど、重い過去を背負っていました。話の方も、自白剤も使ったクライムの拷問に屈しないために主人公の桜井が白痴の状態になってしまうなど重苦しく、私は2回見て見るのをやめ、裏番組のクイズダービーを見ていました。そのため途中から設定を変えて行動隊長のビッグワンが登場し、ゴレンジャーのような話に転換するのですが、ビッグワンと必殺武器ビッグボンバー登場の告知を「てれびくん」で読んだ時、私は「なーんだ、ゴレンジャーの猿真似か。」と思って、これまた見ませんでした。最終回だけはいとこがやってきて見たがっていたのでつきあってみたのですが、やっぱりゴレンジャーと同じような作りかと皮肉な見方をしたのをよく覚えています。
結局、初めの設定が悪いとどう路線変更しても一度逃げた視聴者が戻ることはないのですね。今の新作ヤッターマンは新キャラ出したり新メカ出したりして目先を変えようとしてますけど、ダラダラと番組を続けるよりも、平山プロデューサーが「ロボット110番」を打ちきって「がんばれ! レッドビッキーズ」を始めた時のように、番組を打ちきって仕切り直しした方が良い番組を作れるようになると思います。もっとも、今のスタッフや似非ファンにそんなことは理解できないでしょうけどね。
(16時過ぎ追記)とここまで書いた後でアニさんのところを覗いてみれば、「放送回数が残り6~7回だってのに」と書かれている
じゃありませんか。というわけで調べてみたら、新作ヤッターマンが9月いっぱいで終わるらしいということがわかりました。なるほどね。世の似非ファンどもは大騒ぎで「イタダキマンやきらめきマンの二の舞を避けるため」に何かしたいと騒いでいる人もいるようです。でもねえ、こんな過去の栄光に泥を塗るような作品を作り続けることに意義があるとは私は思えません。アニメファンって茶坊主のごとく駄作でも誉めまくる傾向がありますけど、本当に作品を愛しているのならダメなところはダメだと言うべきだと思うんですね。私は上原正三さんの書いた作品が好きで、こないだ「上原正三シナリオ選集」も買いましたが、上原さんの書いた作品でも駄作があったことはよくわかっています。そういうダメなところもひっくるめて好きにならないとダメだと思うんですね。他に市川森一さん、金城哲夫さん、佐々木守さん、長坂秀佳さん、伊上勝さん、井上ひさしさん、辻真先さん、安藤豊弘さんの作品も好きですが、彼らの作品の中にも面白くなかった作品がありました。今のアニメファンの行動って本当に好きになれません。もっとも、今の私は今のアニメをあまり見ていませんけどね。