昨日から新作ヤッターマンの放送が再開されましたが、数々の対策が施されたようです。まずはスワッチのアニメ日記 2008年11月10日分 より引用。
11月10日の「アニメ☆7」は、「名探偵コナン」、「ヤッターマン」という2本立ての放送がスタート!月曜7時革命の本格化であります。
「名探偵コナン」と「ヤッターマン」の2番組をまとめて「アニメ☆7」という1時間番組にまとめて扱うことになりました。つまり「名探偵コナン」と「ヤッターマン」は「アニメ☆7」の1コーナーという扱いになります。実際、DVDレコーダーの番組表でも「アニメ☆7」全体で1番組になっています。これは平均視聴率は番組全体の平均で発表されるため、たとえ「ヤッターマン」の視聴率が低調でも「名探偵コナン」の成績で糊塗できることを狙ったのでしょう。また、「名探偵コナン」と「ヤッターマン」の放送順が入れ替えられ、「ヤッターマン」の放送は19時半頃からになりました。
というわけで新作ヤッターマン第25話単独の視聴率を私は知る手段はないのですが、昨日の「アニメ☆7」全体の平均視聴率はわかります。昨日(2008年11月10日)の「アニメ☆7」の視聴率は 8.0% でした。先週(2008年11月3日)の「アニメ☆7・名探偵コナンスペシャル」は 10.8% ですから、先週(2008年11月3日)より 2.8% も下がったことになります。また先々週(2008年10月27日)の「アニメ☆7・名探偵コナン」は 9.3% ですから、先々週(2008年10月27日)より 1.3% 低いことになります。その前の週(2008年10月20日)の「アニメ☆7・名探偵コナン」は 9.6% ですから、それよりも低いことになります。いずれにしろ、新作ヤッターマンが放送された週の「アニメ☆7」の視聴率は「名探偵コナン」単独で放送された時の視聴率よりも低いことがわかります。つまり、新作ヤッターマンの受けが芳しくないので足を引っ張っているしょう。
さて肝心の内容はどうだったのでしょうか。まずは新作ヤッターマンに辛い評価が目立つからくち兄目ブログ での意見です。
新ヤッターマンが再開。放送時間がコナソ君と入れ替わった。しかしその、麻生太郎が庶民をバカにするのと同じくらい視聴者をバカにしているのではナいか。バラエティ番組くらいでしか数字をとれナい時代だからって、芸人出せばいいってもんじゃナいよ。このままじゃ全然オモロ~じゃナいよ、って世界のナベアツも言ってるし。このまま、そこそこ健闘したキャラクターはようこるんだけってコトで終わりそうだナ。
(中略)
それで、新ヤッターマンはというと、今週も単ナる要素の詰め込みで、ストーリーも何もあったもんじゃナい。これじゃあ、強力粉と砂糖と食塩とイーストと水を鍋にぶち込んだだけでそのまま放っておけばパンができあがるみたいナ理屈だよ。でらちゃんのナレーションも、決して笑っちゃいけナいのに、笑っちゃってダメだナあ。新ヤッターアンコウはメガパァうざい。
ゲストのさかナクンは東京フレンドSHIPSじゃナくてフレンドパークとダブルブッキングゥ。最初のところで、8か月もドクロリングを探して…というくだりがあったから、本来は9月に放送するはずだったんだナ。ていうか、さかナくんは別に要らナかったんじゃナいの?ていうか、ナベアツも何のために出てきたのか。せっかくのゲストも、ああいう使い方じゃァ話にナらナいねえ。要するに、ストーリー作りが下手ナんだナ。
次にタイムボカンシリーズを肯定的に取り上げ(ようとし)ている3悪ドットコム の意見です。
約2ヶ月ぶりの放映でした。第24話が素晴らしい完成度だったので、芸NO人の登場に一抹の不安を感じていたのですが、第20話よりは面白かったと思います。
(中略)
……あくまで私の妄想ですけど、もしかしたら今回の話は、1時間特番として放映予定だったものを、
大人の事情(実写映画の関係で来年まで延命されたので、1時間スペシャルは実写映画の宣伝のために使わざるを得なくなった?)で30分バージョンに編集したのではないでしょうか。今回の放映のAパートとBパートを入れ替えると、本来のヤッターマンのシナリオフォーマットと一致するので、それを元に、本来のストーリーを予想してみました。
(中略)
全部私の妄想ですけど、ストーリーの残骸から推測するに、本来ならば『シリーズ初!悪が勝つ』の再来を狙ったストーリー展開になっていたと思われるだけに、それが実現しなかったのは本当に悔やまれます。そもそも、たった30分の放映時間内に、アンコウ初登場と芸NO人のゲスト出演(総勢2人登場、しかも一人はヤッターマン3号に変身)を組み合わせるなんて、無謀としか言いようがありません。よっぽど放映スケジュールに余裕がないんだろうなあ……。
横線は「3悪ドットコム」でもひかれていています。「第20話よりは面白かった」と冒頭で書いてあったのですが、満足できる内容ではなかったのでしょう。
さて両者で一致した箇所がありました。それは別の目的のために作られた脚本を流用したのだろうと予想していることとストーリーが詰め込みすぎだったということ。これだけでストーリーがグダグダだということは予想がつきます。脚本を書いた高橋ナツコには荷が重すぎたのでしょう。ところで昔「怪奇大作戦」という特撮ドラマがありましたが、その中で傑作の一つとして挙げられている「京都買います」は元々は30分番組用に書かれた物ではなかったそうです。脚本を書いた佐々木守さんが内容を削り、監督の実相寺昭雄さんがさらに削って映像化したのです。それでもあまり不自然さは感じられません。確かに見ていていろいろ詰め込んだことは否めないのですが、ストーリーとしては芯が通っており、「単ナる要素の詰め込みで、ストーリーも何もあったもんじゃナい」ということは全く感じさせません。やはり佐々木守は一流の脚本家です。プロというのはこうでなければいけないと思います。
というわけで11月から1時間番組の1コーナーとして放送して放送枠も変更するという対策を施した新作ヤッターマンでしたが、肝心の話を面白くするという対策を打っていないため、視聴率は上向かなかった模様です。高橋ナツコは元々はバラエティーの構成作家をしていたとのことですが、このような人物がシリーズ構成という重要な仕事を行なっていること自体に問題がありそうです。もっとも、ほかに適当な人がいそうにないのも事実なようで、タツノコプロの未来は暗そうです。私の子供の頃はタツノコプロの作品で溢れていて、どれも傑作でした。その栄光に泥を塗りかねない事態になっていると思います。非常に残念です。
















