脚本は若槻文三。監督は前田勲。特撮監督は矢島信男。
トオルの友人ジロウ(高橋仁)は病弱でしたが、空から毒の花が降るという夢を見たという話をしていました。ジロウのペットのミドリガメもカブトムシもいなくなった。自分も死ぬに違いない。ジロウはゲンにもその話をし、自分をきれいな星へ連れて行ってくれ、と頼みこみました。ゲンは本当に毒のゴミが降ったら宇宙へ連れて行ってあげるが、それは思い過ごしだと言いました。ジロウは納得せずに去って行きました。
MACステーションでゲンがジロウの話を思い出していると、梶田が、ジロウが熱にうなされてゲンに電話してくれと言い続けていることを伝えました。そのわきでは女性隊員がダンに、新型ロケット弾CS137の実験が明日の朝にクリーン星で行われると防衛委員会から連絡があったことを伝えていました。
ゲンはジロウの元を訪れました。ジロウは机の引き出しをあけてくれと頼みました。ゲンが引き出しをあけ、ジロウの頼みで箱を出してあけてみると、中にはミドリガメがいました。とたんにジロウはのどが痛いと叫びだし、毒のゴミのせいだと言い出しました。
その夜。ジロウは夢の中でクリーン星人(花房徹)と会っていました。クリーン星人はきれいな星へ連れて行ってあげるといい、窓を開けましたが、毒のゴミが降ってきました。クリーン星人はジロウを花畑の中に連れ出しました。ここはクリーン星だというのです。ミドリガメもカブトムシもいます。ミドリガメやカブトムシはクリーン星に来て元気になった、クリーン星はいいところだ、毒のゴミなんか降らないと言いました。ジロウは満足そうです。
ここでジロウは母親に起こされました。母親が窓を開けようとするとジロウは毒のゴミが降るからあけないでくれといいました。
ちょうどそのころ、UFOが地球に接近中との知らせが MAC ステーションに入りました。宇宙ステーションV9から攻撃を受けたとの知らせが入りましたが、その途中で爆音が起きたと思ったら、通信が途切れました。白戸はマッキー3号で出動し、宇宙昆虫サタンビートルを発見しました。
サタンビートル襲来を受け、ジロウの家にも外へ出ないようにという命令が伝えられました。ジロウは MAC がやっつけてくれるといいました。
一方、ダンとゲンもマッキー2号で出撃。マッキー3号から間もなくサタンビートルが東京に近づくとの知らせが。ゲンはサタンビートルがクリーン星から来たと考えました。
さてジロウはサタンビートルが自分を迎えに来たと確信していました。
マッキー3号はサタンビートルへの攻撃を開始。サタンビートルは町への攻撃を開始しました。サタンビートルは胸から砲撃をしています。
ジロウはサタンビートルのところへ駆け寄りました。それをゲンが見つけました。マッキー2号は着陸。ゲンはジロウを制止しようとし、サタンビートルにマックガンを撃ちましたが、ジロウにはゲンの言葉が聞こえないのか、近づくのをやめません。仕方なくゲンはレオに変身。ここからは「レオとサタンビートルの戦闘シーン」と「ジロウの幻想シーン」が交互に描かれます。ジロウの幻想の中では毒のゴミが降る中、クリーン星人がブランコに乗ろうと誘ってきました。クリーン星人は絶対にブランコから降りないように言いました。ブランコから降りたらきれいな星へ行けなくなる。ジロウはゲンからの誘いも断りました。そしてクリーン星人はサタンビートルがクリーン星から迎えに来たといい、あれに乗ろうといいました。その誘いに乗って、ジロウはサタンビートルに載りましたが、結局ジロウはサタンビートルから落ちてしまいました。
ジロウが夢から覚めると、そこにはダンがいました。ダンはジロウに真実を話しました。毒のゴミを出していたのは実はサタンビートルだったことを。だまされたと知ったジロウは泣きました。サタンビートルはクリーン星人に操られていたのです。結局サタンビートルはレオキックで倒されました。
ジロウは元気を取り戻しました。ジロウは体も弱かったが心も弱かったことを悟り、トオルやゲン達と遊びました。カブトムシもみつかり、めでたしめでたしです。
クリーン星人を演じた花房徹は劇団で活躍していた人です。桐朋学園を出た後、自由劇場などで活躍していました。本人作成のホームページもあるのですが、2002年を最後に更新されていません。ただ現在も現役で活動しており、今年の9月には一人芝居、6月には山田太一さん原作の「終わりに見た街」の舞台に出演しています。「終わりに見た街」はドラマ版を見たことがありますが、かなり衝撃的な話でした。何かの拍子に東京大空襲直前の東京にタイムスリップした一家の物語です。ラストシーンは今でも覚えており、これがドラマのテーマになるので詳しくは書けませんが、戦争とは何かということを改めて問いかけるものだったと思います。あと花房徹さんの出たドラマで思い浮かぶのは「ビートたけしの学問ノススメ 」です。こちらは「終わりに見た街」とは違ってコメディーで制作は久世光彦さん主宰のカノックス。花房さんは主人公の夏目宝石の次兄の夏目胆石を演じています。このドラマは劇団の人がたくさん起用されており、花房さんの他にはイッセー尾形さん、柄本明さん、もたいまさこさん、渡辺えりさんなどが出ています。余談ですが、久世さんは実相寺という名前の生臭坊主をドラマに出したことがあるそうです。
また、この回に登場する女性隊員は脚本では大槻美也子という名になっており、大原みどりという人が演じていたそうです。