脚本は若槻文三。監督は深沢清澄。特撮監督は高野宏一。


今回は今までとは打って変わってコメディ色の強い作品です。


コロ星人(演:増田康好 、声:高橋和枝)が宇宙のベッドから落ちて地球へとやってきました。その頃、トオル達は「リトルMAC」とかいうものを作って遊んでいる最中。ご丁寧にも隊長役の太った男の子は松葉杖をついています。なお隊長役の子はパン屋の子供のようです。さてコロ星人はトオル達の近くに落ちてきました。そして埋まっていたところをカオルに発見され、トオル達に掘り出されました。現われたコロ星人はトオル達に感謝しつつも空腹で倒れてしまいました。よく考えたら高橋和枝はサザエさんの磯野カツオの声を演じており、高橋の死後カツオ役を引き継いだのが富永みーなですからカツオつながりです。もっとも、この作品を作った時はそんなことは考えもしなかったでしょうが。


閑話休題。コロ星人はカオル達が持ってきた食べ物を見て、こう言いました。


コロ星人「18番、24番、26番、110番。おお。110番、食べたい。110番、110番、110番。」


いったい、110番とは何なのでしょうか? カオルが「パトカー?」というボケをかましたので、眼鏡をかけた男の子が宇宙食ではないかと言いました。そこへトオルが生魚(イワシか?)を持ってきましたが、コロ星人は引いてしまいました。どうやら違ったようです。そこへ「隊長」がドーナツを持ってきました。パン屋の自宅から持ってきたのでしょう。コロ星人は大喜び。そう。コロ星人はドーナツが大好物だったのです。コロ星人が喜びながら食べるのを見て、「隊長」は自分達のおやつがなくなったと渋い顔。トオルも渋い顔です。コロ星人の食欲は際限なく、まだドーナツが食べたいと言っています。「隊長」はお父さんに怒られると困り果ててしまいました。


コロ星人の食欲はとまらず、ついには東京中のドーナツをコロ星人が食べてしまいました。ゲンから報告を受けたダンは調査を命じました。


満足するコロ星人に「隊長」は、どこの星に住んでいるのかと尋ねました。コロ星だと聞いた眼鏡の子は聞いたことがないといいました。コロ星人によるとコロ星の文明は地球より2000年は進んでいるとのこと。トオルは「尻尾が生えているくせに」と言いましたが、コロ星人は、この尻尾は発信尻尾であり虹を食べる怪獣レンボラーを制御しているといいました。嘘だという「隊長」に、コロ星人は加藤茶のポーズをしながら「ちょっとだけよ」と言い、レンボラーを呼び出しました。このレンボラーがなかなか間抜けな面構えをしていますが、こう見えてレンボラーは強力。なんとマッハ32(ダン談)で宇宙を飛ぶのです。さてレンボラーを待つ一同。こう見えてコロ星人には子供が43人で孫が64人もいるのです。しかも曾孫が14人もいます。そしてレンボラーが現れました。本当に現れるとは思っていなかったので逃げる子供達にコロ星人は「だいじょーよ、だいじょーよ」と言いました。カオルによると、大丈夫、と言いたかったらしいです。そこへゲンまで現れました。皆の前でコロ星人はレンボラーを操りました。レンボラーは愉快な動きをしましたが、マッキーでかけつけたダンはレンボラーを危険だと判断。ゲンに命じて宇宙へ返させることにしました。ゲンから宇宙に返してくれと頼まれたコロ星人がレンボラーを宇宙へ返そうとしたその時


隊長(ダンではなくてガキ大将の方)「この発信尻尾があれば、僕だって。」


「隊長」はコロ星人の尻尾を引っ張りました。やめろというコロ星人の声を聞いてゲンも注意しましたが、「隊長」はコロ星人の尻尾を引き抜いてしまいました。余計なことをしたものです。所詮、子供だから仕方がない…はずもなく、制御を失ったレンボラーは大暴れ。破壊の限りを尽くします。ダンは攻撃を命じました。と思ったら雨が降り出しました。喜ぶコロ星人。なぜかというと、レンボラーは雨が嫌いなのです。レンボラーは雨を嫌って逃げて行きました。


CMが明けるとコロ星人が逆立ちをしています。通常は尻尾が生えるのに20時間かかるのですが、逆立ちすると生えるのが少し速くなるからです。このまま逆立ちするのかと思ったら、コロ星人は自分がなくしたと思っていた宇宙ベッドをみつけ、駆け寄りました。コロ星人はこれで宇宙へ逃げればいいけど地球の人たち全員を載せたいが…と言いました。この宇宙ベッドは150キロまでしか載せられないそうです。ちなみにカオル以外の女の子の体重は20キロでカオルの体重は25キロ、トオルは35キロ、「隊長」は絶句してしまいました。太っているからかと思ったら、彼は自分が尻尾を取ってしまった責任を感じて自分はここに残ると言い出したのです。それを聞いた子供達はみな自分も残ると言いました。コロ星人は地球人の純粋な心に感激。それを聞いたゲンは「感激している場合じゃないだろう!」と至極まっとうな意見を述べました。そんなやりとりがあった後、虹が出ました。カオルがきれいだわ、とのんきなことを言っているところへレンボラー出現。好物の虹を食べ始めました。トオルが「本当に虹を食べた」と呑気なことを言っている最中、コロ星人はゲンにとんでもないことを言いました。なんとレンボラーは虹を食べると力が100倍になるというのです。驚くゲン。マッキー2号が危ない。ゲンはレオに変身しました。歓声を上げる子供達。コロ星人はレンボラーを応援しました。そのため、「隊長」に、どっちの味方だ、と言われる始末。レオはトオルのリクエストに応え、レンボラーとボクシングの勝負。いつのまに用意したのか、カオルはラウンド数を表すプラカードを持っています。レオは足蹴りも使ってレンボラーに勝利。キックボクシングなのか? コロ星人は赤いタオルをもって「タイム」を要求。レオはコロ星人の尻尾が生えるまで待つことにしました。


夜が明けました。コロ星人の尻尾が30センチくらい生えましたが、レンボラーは再度暴れだしました。仕方なくダンは梶田に攻撃を指示。ゲンはレオに変身しました。レオは時間稼ぎに終始。なぜか眼鏡の子も「僕も頑張る」と言って逆立ちしました。その効果があったのか、尻尾は完全に生えました。コロ星人に命じられたレンボラーはひたすら謝りました。


コロ星人は帰ることになりました。ダンはこれに懲りていたずらはやめろよと言いました。子供達は自分達もいたずらはやめると言いました。「隊長」はドーナツをコロ星人に渡しました。かくしてコロ星人は宇宙へと帰って行ったのでした。

史上最低の平均視聴率15.2%(関東)、14.8%(関西)という結果を残して終了した連続テレビ小説「瞳」ですが、地元での評判はどうだったのでしょうか。前作「ちりとてちん」では低視聴率にもかかわらず小浜市の観光客が増加するなどして大いに盛り上がり、収録終了後に小浜市がNHKからセットを引き取って展示したり、特別住民票を作ったりして「ちりとてちん」ブームともいうべき現象が起きました。これは「ちりとてちん」だけではなく、「さくら」(高山や飛騨古川)や「おしん」(山形県)や古くは「おはなはん」(伊予大洲)でも見られた現象です。それでは連続テレビ小説「瞳」はどうだったのでしょうか。今日(2008年10月3日)に月島へ行ってきました。そしてある意味衝撃的な光景を目にしました。


まずは写真をご覧ください。


「瞳」のポスターの上にポスターが…

この写真はあるもんじゃ屋さんで見た光景です。一見すると月島もんじゃのフェアのポスターが貼られているだけに見えます。しかし、そのポスターの台紙として使われているのは連続テレビ小説「瞳」のポスターです。そう。放送終了して用済みとなったため、その上にポスターが貼られているのです。このような措置が取られているのはこの店だけではなく、もう一軒ありました。さらにポスターが貼ってあればまだいい方で、月島に貼られている連続テレビ小説「瞳」のポスターはかなりはがされてしまったようです。きちんと数を数えたわけではありませんが、9月中旬に比べて激減したように感じられます。このことから、連続テレビ小説「瞳」が地元に快く受け入れられたとは言い難いと思いました。


では、このような状態になったのはなぜなのでしょうか。それは月島の人達の描き方がひどすぎたことにあると思います。


1. 野次馬根性丸出しの覗き趣味

 瞳の朝帰りを咎める勝太郎と瞳が喧嘩をした時、近所の勇次郎、勇蔵、ウメは

 わざわざ一本木家までやってきて覗いていました。

 そして瞳が逆切れして出て行ったあとで勇次郎はこう言いました。

 駆け落ちして出て行った時の百子に似ていたなあ。

 つまり、勇次郎は百子が駆け落ちするきっかけになった喧嘩の時も

 覗いていたことになります。

 ということは、月島に住む人達は何か事があると野次馬根性丸出しで覗きに来るのです。


2. 口が軽くてお喋り

 瞳や勝太郎は勇次郎や勇蔵に悩みをよく相談していますが、

 「ここだけのことにしておいてくれ」と頼んでいるのにもかかわらず、

 打ち明けられた人達はほかの人にペラペラ喋っています。

 そのため、次の日には月島中もしくは築地市場中に広まっている、という場面が

 よく見られました。

 なかには将太の実母が連絡をとってきた話のように深刻なものさえ噂が広まり、

 後に将太の実母を振った男を集団リンチ紛いのことをする事件に発展しました。

 これではおちおち相談もできません。


脚本を書いた鈴木聡は「今回描いた月島はユートピアのようなものなもかもしれないですよ。」と述べていました。町の人達がみな親代わりになって子供たちを育てていくという昔ながらのスタイルを描きたかったと述べていますが…実際に描かれたのは上記のように、野次馬根性丸出しの人達が好き勝手に他人のもめ事に介入し、好き勝手に吹聴して回る、という世界だったと思います。これでは月島の人達がいい感じを受けるとは思えません。このドラマは下町の義理人情をどこかで履き違えてしまったのだと思います。


さて、地元が連続テレビ小説「瞳」について抱いた印象について考察してみましたが、大事な要素をわざと取り上げませんでした。それは西田敏行演じる一本木勝太郎の髪型と格好についてです。これについては別の項で取り上げたいと思います。

脚本は田口成光。監督は外山徹。特撮監督は東条昭平。北海道ロケ編の最終作です。


夜明け前。火のついた聖火台の下で若い女(阿川泰子)が立っていました。


ちょうどその頃、正体不明の宇宙船が地球に近付いていることを MAC は察知していました。ゲンは北海道出身の北山(うたた賢)とともにマッキー2号で北海道上空をパトロールしました。北山はオーロラ国際スキー大会で優勝した腕前(これは後の伏線)です。そこへダンから連絡が。すでに夜が明け、宇宙船は先ほど女が立っているところに着陸しようとしました。女はその宇宙船に手を振っています。そこへ巨大な宇宙人が現われました。そして赤い宇宙船を撃墜してしまいました。それを見た女は悲しみにくれました。さてゲンよりも北山の方が格が上なのか、北山は近づいてみようと命令し、ゲンは「了解」と応じました。さて宇宙人は女を追いかけまわしました。口から槍を含み針の要領で飛ばし、攻撃しました。北山は女が逃げていることに気付きました。マッキー2号は着陸し、女を救出することにしました。含み針の攻撃を見て北山は言いました。


北山「あ、ニケの女神。」


女はニケの女神という名のようで北山は彼女のことを知っていたようです。ゲンが応戦している隙に北山はニケの女神のもとに駆けつけました。


ニケの女神「あなた、あの時の北山さん。」


北山はニケの女神を逃がし、応戦しましたが、宇宙人の含み針が足に刺さってしまいました。宇宙人は姿を消してしまいました。ゲンもニケの女神も北山が心配そうです。ゲンはニケの女神が宇宙人だと見破りましたが、ニケの女神は立ち去ってしまいました。


さて海岸でゲンからこのことを聞いたダンは松葉杖でゲンを殴りました。ダンはニケの女神を逃がしたことを責めました。ダンは先ほどの宇宙人、ノースサタンがニケの女神を襲うことを懸念していました。そしてそれを防ぐのがダンとゲンの仕事だといい、ニケの女神を探し出すことを命令しました。それにしても、確かにダンの言うことは正論とはいえ、いきなり松葉杖で暴力をふるうことはないでしょう。ゲンだって北山が重傷を負っていなければニケの女神を追いかけることができたはずですから。


ゲンは途方にくれながらもニケの女神を探し回りました。しかし、みつかりません。困ったゲンはあることを思い出しました。そして北山が入院している病室へ行きました。北山は手術をしなければならず、右足を切断しなければならないかもしれない、と言いました。もうスキーもできなくなる。五体満足のうちに頼みがある。ゲンは北山の話を聞くことにしました。北山はニケの女神に会いたいと言いました。そしてニケの女神と出会った時の話をしました。オーロラ国際大会に出場するために乗っていた船の上で北山はニケの女神と出会いました。ニケの女神はノースサタンに襲われていました。北山は彼女を救うために応戦しました。ノースサタンは含み針で攻撃しましたが、北山は含み針をすべてかわして逆襲。ノースサタンは海の中に消えました。ニケの女神はお礼として自分がしていた勝利の女神像のペンダントを渡しました。それを持っていれば、必ず優勝できる。なんとニケの女神は北山の名前も知っていました。そして驚く北山に自分の名を告げ、消えてしまいました。あとにはペンダントを残して。そして北山は優勝。そこまで話した北山は、彼女の正体を知りたい、たとえ彼女が人間でなくてもいい、彼女が来てくれれば手術が成功すると信じている。


ゲンは先ほどの聖火台のところへ行きました。そしてニケの女神を見つけました。ニケの女神はゲンをノースサタンの一味だと疑っていましたが、ゲンがウルトラマンレオだと知り、警戒を解きました。そしてゲン(北山)の頼みを聞きましたが、自分にはそれができない、と言いました。ニケの女神はアルファ星人でした。アルファ星では4年ごとに誰かが地球を訪れ、地球人を祝福することになっていました。それを妨害しているのがノースサタンだったのです。先ほどの宇宙船はアルファ星へ帰るためのものでした。ゲンは北山の願いを力説。迷惑がかかるのではと懸念するニケの女神にゲンは言いました。


ゲン「今一番大切なことは、君と北山さんが会うことなんだ。」


この言葉に心を動かされたニケの女神は北山の病室へ行きました。ありがとうという北山。しかし、ノースサタンが現れました。ニケの女神の懸念が的中してしまったのです。ニケの女神は自分の正体を告げ、制止する北山を振り切って立ち去りました。自分がいれば迷惑がかかるからです。ノースサタンと応戦するために外へ出たゲンをダンが呼び止め、ニケの女神を連れてきたことを責めました。北山とニケの女神のことを放ってはおけないとゲンは反論し、ダンの制止を振り切って変身としました。しかし、含み針を全身に浴び、あっさり敗北。勝ち誇ったノースサタンはなぜか去ってしまいました。ニケの女神を殺さなくてよかったのでしょうか? よくわかりません。


またもダンはゲンを責めました。ダンは北山がスキーの回転競技の優勝者であることを指摘し、北山が含み針をかわせたのはそのためだと言いました。その言葉にヒントを得たゲンは手稲で特訓を行なうことにしました。その特訓とは、スキーの競技のように二列に立てた旗の中を短時間のうちに右に左にステップしながら走って行くというもの。映像ではスローモーション気味にゲンが走っているだけにしか見えないので、少々間抜けです。


さてニケの女神は聖火台の下で自分がいれば皆に迷惑がかかるので、死ぬことを決意していました。そこへノースサタンが現われました。死を覚悟したニケの女神。そこへダンが現れ、死ぬのを思いとどまるようにいいました。さらにゲンが現れ、レオに変身。「戦え! ウルトラマンレオ」が流れる中、レオはノースサタンを終始圧倒。含み針も側転やバック転でかわしました。特訓したステップではありません。ここはきちんとステップでかわしてほしかった。これなら特訓しなくてもよかったのでは? それはとにかく、レオの正拳突きでノースサタンの腹に穴が開きました。そしてノースサタンは腹の穴から火をふいて爆死しました。ニケの女神はレオによってアルファ星へ返されました。


全快した北山はニケの女神のことを思い、去るのでした。


この回で特訓は終了しますが、初期のダンは厳しすぎてあまり人間味を感じさせません。ゲンに対して済まないと思う気持ちがあるにせよ、ゲンを責める姿は見ていられませんでした。また北山を演じたうたた賢さんは浜畑賢吉さんの弟です。


さて来週はあの人がついに登場。予告編には最後のワンカットしか登場しません。そして大村の最終登場回でもあります。


ついに連続テレビ小説「瞳」が終わりました。平均視聴率はビデオリサーチ調べで関東地区が15.2%、関西地区は14.8%という結果になりました。いずれも史上最低の視聴率。特に関西地区では「ちりとてちん」が17.0%を記録したというのに一気に下がりましたから、より深刻です。もしかしたら、ブルーシューズ初登場時の印象のひどさが影響したのではないかと個人的には思っています。


はっきりいって、こうなることは番組中盤から予想できていました。ドラマとしての作りがひどすぎたというのは今まで指摘してきた通り。ダンスビートの予選に敗退してからは唖然とする展開ばかりで開いた口がふさがりませんでした。


さてこれを受けて日刊ゲンダイ2008年10月2日号に、「朝ドラ史上ワーストで後が続かない榮倉奈々~ステップアップのつもりが」という題の記事が載っていました。すべてを載せるわけにはいきませんので、重要な個所だけ引用します。


先月27日に終了した榮倉奈々(20)主演のNHK朝の連続テレビ小説「瞳」が、平均視聴率15.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)に終わり、朝ドラ史上最低の数字を記録した。


(中略)


これまで、2番手以下でのドラマ出演が多かった榮倉も、朝ドラをきっかけにブレークを狙っていたはずだが…。

「朝ドラのヒロインは、まだ開花していなくても、どこかキラリと光る“華”がないといけない。今回の榮倉にはそうした輝きが感じられず、“今風のよくいる女の子”にしか見えませんでした。」(放送評論家の松尾洋一氏)


榮倉は06年の初主演ドラマ「ダンドリ。」(フジ)も平均視聴率8.9%とボロボロだった。まだ、単独で数字をとれる女優ではないということだろう。

「今後の仕事は来年5月公開の映画『余命1ヶ月の花嫁』しか決まっていない。このままでは、6社と契約中のCMも減ってしまう可能性がありますよ」(マスコミ関係者)


朝ドラの“必勝パターン”もこれまでか。

後半の「マスコミ関係者」のコメントは眉唾物の気がしますが、前半部分の松尾洋一氏のコメントは「瞳」で榮倉が演じた役の特徴をよくつかんでいると思います。西田敏行は等身大の役を演じることが一番難しいんだと言って榮倉の演技をかばっていましたし、一部では不評の朝日新聞でのインタビュー(2008年5月11日発行の別冊 Be に掲載)でのコメントはスタッフの等身大の女の子を演じてほしいという指示を何も考えずに述べただけだったのでしょう。ちなみにコメントの内容は次の通りです。


台本だけでなく、演じる人まで事前に作られてしまったら、見る人も話に入って行けないと思う。本番での瞬発力を大事にしたい。
および
瞳ちゃんも、初めは里親のことをよく知らなかった。視聴者の方と同じ目線でいいのかな、と思って演技している

しかし、この発言は好意的に受け取られませんでした。榮倉が西田敏行のアドリブ多用のやり方を安易に模倣し、榮倉が役作りを放棄しているとしか思えない演技を多用したからだと思います。実際、9月に入ってからの榮倉の演技はひどいを通り越して真面目に仕事をしていないのではないかと思う物さえあったくらいのレベルでした。それは以前 書いた通りです。


榮倉よりもひどい演技の人は何人かいました。「どんど晴れ」の主役の比嘉愛未もそれほど演技がうまい方ではなかったと思います。でも榮倉との違いは役に対して真摯な態度で接して演技をしていたことです。アドリブが許されるのは演じる人物がどういうことを突き詰めてきた結果、役者が「この人なら台本とは違ってこのように行動するはずだ。」と考えて行なうこと。その場の乗りで好き勝手に演じることではなく、登場人物になって事前に考えてきた結果が反映されているのです。今までの榮倉の発言を見る限りでは、残念ながら西田のやり方を表面的にしか受けとらなかったのだと感じられました。「その場しのぎ」で演じるという悪癖が榮倉には身についてしまったのです。「瞬発力」という言葉に、その姿勢がよく表れていると思います。


「瞳」の収録終了後に出た「スタジオパークからこんにちは」では「収録が始まる前に3ヶ月間役作りについて特訓した」と発言しておきながら、武内陶子アナの「瞳の初恋はいつ、どんなものですか?」という質問には「設定にないので…」と言いながらシドロモドロになってしまいました。おそらく、台本に載っている内容だけを覚えることしかしておらず、登場人物の内面までは考えてこなかったのでしょう。そんな人がアドリブを多用したら、惨憺たる結果になることは目に見えています。


私は大河ドラマの「篤姫」も見ています。正直言って宮崎あおいも堀北真希も演技がうまいとは思いません。しかし、「篤姫」を見ている人からはあまりそういう批判が出てきません。それは二人とも一生懸命役作りして演じているからだと思います。実際、私は「土曜スタジオパーク」で堀北真希が和宮を演じることについて述べているところ見ましたが、彼女は和宮についての資料をたくさん読んだが資料には和宮の内面までは書かれていないので苦労している、ということを話していました。堀北は榮倉とはそれほど年齢は変わりません。同じ世代の堀北にできることが榮倉にできないとは思いません。そういう一生懸命取り組んでいるという姿勢が榮倉奈々にもほしかったです。


日刊ゲンダイの記事でもとりあげられていましたが、榮倉は映画『余命1ヶ月の花嫁』で末期ガンにかかった女性を演じます。この映画はTBSで評判になったドキュメンタリーを映画化したものです。このドキュメンタリーは大きな反響を呼びました。末期ガンの患者の苦しみを演じるのですから、榮倉にはかなりの演技力が要求されます。「瞳」の収録終了後に榮倉は、朝ドラの現場は思ったよりも大変ではなかった、と発言したと聞きましたが、少し思慮が足りなさすぎるのではないでしょうか。もう少し頭を使って仕事に取り組んでほしいものです。でないと榮倉本人のためにもならないと思います。

すっかり忘れていたのですが、先週と今週の月曜19時台の視聴率。

まずは先週の分です。


「世界まる見え! テレビ特捜部SP」12.8%


毎週月曜日20時台の番組の特番です。

ネプリーグには負けましたが、東京フレンドパークには勝ちました。


続けて今週の分です。


「秋の映画スペシャル・名探偵コナン/世紀末の魔術師」8.7%


かろうじてテレビ東京の「和風総本家SP」には勝ちましたが、他には大差で敗れました。

ちなみに私は昨日はネプリーグを見ましたが、ネプリーグは石原良純率いるインテリ軍団が面白かったです。

特に女医さんの専門バカぶりが際立っていました。


最後に、これまでの新作ヤッターマン休止時の視聴率を載せておきます。赤字は新作ヤッターマンよりも高いと言えるものです。


「1億3000万人が泣ける奇跡をくれた動物たち」12.9%
「知力!体力!家族の絆汗と涙の大家族クイズ」4.7%
「世界まる見えテレビ特捜部SP」13.0%
「巨人×日本ハム」8.7%
「ワールドカップサッカーアジア地区第3次予選・日本vsオマーン」15.2%
「巨人×西武」7.7%

開局55年記念番組・歴史大河4時間スペシャル「第1部・古代エジプト三大ミステリー」 12.2%

北京オリンピック2008 7.1%

「巨人×中日」 6.4%

「第32回鳥人間コンテスト選手権大会」12.4%