今回は高校生向けで、特に高校1年生から大学受験を見据えた勉強をさせるための10ポイントです。高校生はより自律的で、大学受験という明確な目標があるので、それに沿ったポイントになります。

 

まず大まかな説明をしていきます。

 

目標を具体化する:大学受験という大きな目標を、小さな具体的な目標に分解する。

環境を最適化する:勉強に集中できる環境を整える。スマホの制限なども含む。

スケジュール管理:計画を立てて、勉強時間を確保する。

勉強法の見直し:効率的な勉強法を導入する。

モチベーションの維持:小さな達成感を積み重ねる。

休憩とリフレッシュ:適切な休憩を取ることで集中力を回復させる。

仲間やライバルの存在:勉強仲間を作ることで刺激を受ける。

親や教師のサポート:適切なサポートを求める。

健康管理:睡眠、食事、運動を大切にする。

長期視点で考える:受験までの道のりを意識し、挫折しても再起する方法。

 

一般的に言われていることですが、まとめてみると簡単にできるはずですが、やはりやっていないことが多いですね。

 

それでは、以下詳細を説明していきます。

 

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【高校生の「やる気」を引き出す10の実践ポイント】

〜大学受験を見据え、今日から始める小さな一歩〜

 

高校に入学した瞬間から、大学受験は始まっている――そんなプレッシャーを感じる現代の高校生。しかし、「やる気」は簡単に湧くものではなく、せっかくやる気がでても、それが一度途切れたら次に再開するのはさらに難しいもの。やる気は日々必要なものですが、そのスイッチを押すような簡単なことではありません。日々の小さな習慣で「勉強に向かう姿勢」を育てるための10ポイントをご紹介します。

1. 「大学受験」を、今日やる小さな目標に分解する
「志望校合格」という大きな目標だけでは、日々のやる気は続きません。「今日は英単語を20個覚える」「数学のこの問題集を3ページ進める」など、具体的で達成可能な小さな目標を毎日設定しましょう。受験は長距離走であり、一歩一歩の積み重ねが唯一の近道です。

 

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2. スマホと物理的に距離を置く環境づくり
勉強中はスマホを別の部屋に置く、アプリで使用制限をかけるなど、「誘惑」と物理的に距離を置く環境を整えましょう。高校生の集中力は、スマホの通知一つで簡単に途切れます。環境を変えることは、自分と向き合う第一歩です。

3. スケジュールは「可視化」して、達成感を積み重ねる
カレンダーや勉強記録アプリを使い、勉強した時間や内容を「見える化」しましょう。終わった項目にチェックを入れるだけでも、小さな達成感が得られます。また、予定を立てる時は余白を持たせ、できなかった日があっても自己嫌悪に陥らないようにします。

4. 「ただやる」から「効率的にやる」へ勉強法のアップデート
長時間机に向かうだけでなく、インプットとアウトプットのバランスを意識しましょう。例えば、授業の復習はその日のうちに短時間で済ませる、問題演習では間違えた問題だけを記録して重点的に復習するなど、効率を追求することで、同じ時間でも成果を実感しやすくなります。

 

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5. 小さなごほうびより「意味づけ」で動機を育てる
「勉強したらゲームをしていい」という単純な報酬では、長期的なやる気は育ちません。代わりに、「この公式をマスターすれば、物理のこの問題が解けるようになる」「英単語を覚えれば、洋楽の歌詞が理解できる」など、学びそのものに意味を見いだす声かけを心がけましょう。

6. 集中の「オン・オフ」を明確にし、疲れをためない
90分集中したら15分休むなど、メリハリのある時間配分を。休憩中は完全に勉強から離れ、ストレッチや軽い散歩でリフレッシュを。だらだらと長時間勉強するより、短時間の集中を繰り返す方が、記憶の定着も良くなります。

7. 孤独と戦わず、仲間やライバルを作る
勉強は孤独な作業ですが、一人で抱え込まないことが大切です。オンラインでも良いので、進捗を報告し合える勉強仲間を作りましょう。他人の存在は、自分を鼓舞する最高の刺激になります。ただし、比較して落ち込まないよう、あくまで自分ペースを守ることも忘れずに。

 

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8. 親は「監視役」ではなく「環境整備役」に
親は「勉強しなさい」と監視するのではなく、静かな環境を整えたり、栄養バランスの取れた食事を用意したりする「サポート役」に徹しましょう。時には受験のことを一切話さない雑談の時間を作ることで、プレッシャーから解放される瞬間が必要です。

9. 睡眠・食事・運動――健康こそ最大の勉強効率化
徹夜は記憶の定着を妨げ、偏った食事は集中力を奪います。毎日7時間以上の睡眠、規則正しい食事、軽い運動(階段を使う、散歩など)を心がけましょう。体調が悪ければ、どんなに勉強しても効果は半減します。

10. 「挫折は当たり前」と受け入れ、再スタートのハードルを下げる
やる気がなくなり、数日勉強から遠ざかることは誰にでもあります。大切なのは、「またゼロから始めなければ」と気負わず、「今日は10分だけ再開しよう」とハードルを極限まで下げて再開することです。完璧を求めず、少しずつでも前に進むことが、受験という長い道のりでは最も重要です。

 

 

おわりに:やる気は「育てる」ものであり、「再起動」の技術
高校生の「やる気」は、一度ついたら持続するものではなく、日々の小さな選択の積み重ねでしか育ちません。今日やる気がなくても、明日少しでも机に向かえたら、それは立派な一歩です。受験勉強は、知識を蓄えるだけでなく、自分自身と向き合い、折れずに続ける力を養う過程でもあります。

10のポイントすべてを一度に実践する必要はありません。まずは、自分に合いそうな1つから始めてみてください。そして、もし途中で止まっても、また別の方法を試せば良いのです。やる気が「ない」状態を責めるのではなく、「今日はどんな小さな一歩を踏み出せるか」を問いかけることから、すべては始まります。

小学生の「やる気」を少しだけ引き出す10の実践ポイント


〜「スイッチ」はなくても、今日からできる小さな工夫〜


「やる気」は、ある日突然湧いてくるものではなく、ましてや簡単に「スイッチ」が入るものでもありません。むしろ一度やる気が途切れたら、次に再スタートするのは前回以上に難しいもの。それでも、日々の小さな工夫で、子どもの心にそっと寄り添うことはできます。ここでは、家庭で今日から試せる10のポイントをご紹介します。

1. 「やる気」を求めない
「やる気があるから勉強する」のではなく、「まず5分だけ始めてみる」という行動を優先させましょう。やる気は結果として後からついてくることが多いものです。

 

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2. 環境を「整える」だけで、ハードルを下げる
勉強を始める前に、机の上を片付ける、筆記用具を出すだけでもスタートの心理的負担が軽くなります。環境づくりは親が手伝える数少ないサポートです。

3. 「ごほうび」より「小さな達成感
終わった後のごほうびより、「今日はここまでできた」という見える形での達成感を作りましょう。終わった項目にチェックを入れるだけでも、子どもは「できた」と実感できます。もちろんごほうびも有効的です。

4. 親も同じ時間、何かを始める
子どもが勉強する間、親も読書や事務作業など「何かをする」姿を見せることで、「自分だけがやらされている」という意識を和らげます。親がめんどうなことは、子どもにもめんどうです。親が一緒に何かをチャレンジする姿勢が重要。

 

 

5. 「タイマー」で区切りをつける
15分や20分など短い時間で区切り、タイマーが鳴ったら一度休憩を。短いスパンで集中と休憩を繰り返すことで、長時間の持続が難しい年齢でも取り組みやすくなります。

6. 選択肢を与える
「何をやるか」ではなく、「どちらからやるか」を選ばせましょう。「漢語か算数を先にやる?」という小さな選択が、主体性を育みます。とにかくやらせます。

7. できなかったことに目を向けず、できたことを認める
「ここができていない」より、「この部分はきれいに書けたね」と、小さな成功に光を当てることで、次への意欲を育てます。

 

 

8. 勉強の「先」にあるものを感じさせる
「この計算ができると、おこづかいの計算が自分でできるようになるよ」など、実生活と結びつけた言葉がけを。ただし、大きな夢ではなく、具体的で身近な例が効果的です。

9. 休憩中は完全に切り替える
休憩時間は勉強のことを忘れ、好きなことを思い切りさせましょう。ダラダラと続けるより、オンオフをはっきりさせることで、次への切り替えが少しだけ楽になります。休憩時間のほうが長くてもいかまいません。時間を決めてその間は休憩時間。

10. 「また明日」で終わらせない工夫を
今日の勉強が終わったら、明日のスタートを少しだけ楽にする準備を。例えば、明日やる問題集のページを開いて置く、明日使うプリントを机の上に用意するだけでも、翌日の「始めの一歩」のハードルが下がります。

 

 

おわりに:やる気は「育てる」もの

「やる気がない」と感じるとき、それは子どもがわがままなのではなく、スタートや継続の「仕方」が見えていないだけかもしれません。これらのポイントは、魔法のように即効性があるものではありません。むしろ、毎日少しずつ試し、合うものと合わないものを見極めながら、お子さんに合わせた「続け方」を見つけていくプロセスそのものが大切です。

やる気が一度途切れても、また明日、小さな一歩から。完璧を目指さず、まずは10のうちの1つから、今日から始めてみてください。

 

受験の「公平」を問う
現役生と浪人生、それぞれの「不公平感」


「浪人生は1年余分に勉強できるから不公平だ」
現役高校生から、こんな声が聞こえることがある。高校3年生は学校に通い、学校の行事などにも時間がとられる。クラブ活動を夏まで行うことも多い。クラブ活動や学校行事に打ち込みながら受験勉強を両立させる現役生にとって、受験に専念できる浪人生の環境はに不公平感をかき立てる。

一方で、現役生の課外活動をもっと評価すべきという意見も根強い。リーダーシップ、協調性、継続力―これらは受験勉強だけでは測れない人間的成長の証であり、大学が求める「多様な学生像」に合致する要素だ。では、課外活動に注力せず受験勉強だけに集中する浪人生には「マイナス評価」が必要なのか?この問いはより複雑だ。

 

社会から閉ざされている学習塾という存在。浪人生専門の塾。医学部を目指す人の為の塾。勉強以外はしない、させない。これは学校とは異なる。その前後の社会的な活動から切り離された環境。その中で3月から1月まで過ごすことは異常とも言える。
 

「点数」の公平性と多元的評価

 

現在でもまだ多くの入学試験は、特定の日の筆記試験の点数という単一基準で合否が決まる。一見すると誰にも同じ条件が与えられる「公平」なシステムに見える。しかし、この「公平」は真の公平と言えるだろうか?

家庭環境や経済格差、地域による教育資源の違い、そして「現役」か「浪人」かという時間的資源の差。これらの要素を無視した「同一試験・同一基準」は、むしろ格差を固定化する可能性すら孕んでいる。

「公平」とは何か?
 

「受験の公平性」を議論する時、私たちはそもそも「公平とは何か」という哲学的な問いに立ち返らなければならない。

機会の公平(同じスタートラインに立つこと)

プロセスの公平(同じ条件で競争すること)

結果の公平(各人の状況に応じた配慮)


現役生と浪人生の不公平感は、この複数の「公平」概念が交錯する地点で生じている。画一的な点数評価は「プロセスの公平」を追求しているように見えて、異なる背景を持つ受験生の「機会の公平」を損なっているかもしれない。

多面的評価の可能性と課題
 

近年、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜など、学力試験以外の要素も評価に取り入れる入試方式が拡大している。課外活動の実績、志望動機、将来のビジョンなど、多面的な評価は「多様な公平性」を実現する一歩となり得る。

しかしここにも新たな課題がある。評価基準の透明性、経済的・文化的背景による活動機会の格差、審査側の主観が入り込む余地。多元的評価は単に制度を変えるだけでは不十分で、評価の質とアクセスの平等性をいかに担保するかが問われる。

求められる対話とバランス
 

現役生と浪人生。現役生から発せられる「不公平感」は正当な訴えだ。そこで考えられるのは面接による人物査定を取り入れること。一般入試の場合、試験の得点とは別に面接(書類審査)に2割程度の配分を与えることが議論になることもある。「公平」なはずの入試制度は、浪人という社会から切り離された数年をどうやって適切に評価できるかが問題となる。

 

現役生の課外活動も、浪人生の集中学習だけの期間も、それらが個人の成長にどう貢献したか、そしてそれは将来のために役立つのかを測る必要があり、より成熟した評価観が求められている。浪人生にもボランティア活動は可能であり、課外活動も可能である。それを書類上で求めることは、今後必要になってくるかもしれない。

 

大学生協の裏側:職員だけが得をする仕組みの真実


大学生協は、学生と教職員が出資金を出し合って運営する非営利組織だと説明されます。大学とは別法人ながら、学生生活を支える重要なパートナーとして語られることが多いでしょう。

しかし、現実は理想とは少し違うようです。昔と比べて価格競争力が低下し、学生にとって「本当に必要なのか?」と疑問が投げかけられるようになってきました。その背景には、学生よりも大学職員にとって便利でお得な仕組みが優先されている実態があるのかもしれません。今回は、「非営利」の看板の裏側にある、現代の大学生協のリアルな姿を解き明かします。

「学生の福利厚生」という美名の下で:職員にとっての「便利」な3つの側面


大学生協の制度やサービスには、大学職員にとって非常に都合が良い側面が少なくありません。その仕組みは、学生のためというより、職員の業務を円滑に進めるために機能している部分があります。

1. 福利厚生としての割引・特典
 

多くの大学生協では、教職員も組合員として、食堂や購買部での割引、共済(保険)への加入、旅行やイベントの優待価格などの特典を受けられます。学生と同様の出資金で、同等以上のサービスを享受できるこの仕組みは、大学職員にとって手軽で魅力的な福利厚生となっています。期間が限られた学生とはことなり、多くは生涯そのメリットを受けられる職員向けの特典。

 

 

2. 大学業務の「外部委託先」として

学食の運営や教科書販売、寮や下宿の紹介などは、大学が自ら行うと手間とコストがかかります。大学生協を「パートナー」として事業を任せることで、大学側は煩雑な運営業務から解放されています。また、食堂のメニュー開発や書籍の調達といったリスクも、生協という別組織が担うため、大学本体の負担は軽減されます。大学学費の値上げは大きく報道されますが、生協の学食の値上げは報道されません。

3. 安定した収入源と利用基盤の確保
 

教職員という固定された利用者層は、生協にとって確実な収入の基盤です。彼らの消費は学生以上に安定的で、生協事業の継続性を支える重要な要素となっています。つまり、学生の利用が減っても、職員という「確固たる顧客」がいることで、経営の安定が図られている面があります。しかし、これは建前です。学生からの出資金を4年(6年)運用できるメリット。さらに返金手続きを忘れる人も多くいます。こちらはボーナスのようなものですね。

学生以外がメリットを享受する。その具体的な利益・利便性
 

大学職員:生涯にわたる割引や特典による福利厚生、生協に委託することで軽減される業務負荷

大学の教授、職員、研究員などの共済・保険はかなり手厚い保証

研究・業務支援として、校費・研究費での書籍、パソコン、備品などの購入代行。授業で使う教科書の指定・手配サービス。論文の製本、英文校正、学会発表用の物品手配など

 

 

定年退職した元教職員:多くの場合、資格を継続可能(一部サービスは利用制限あり)


大学組織:特定業務の外部委託による運営コスト・リスクの軽減、学生サービスの一元化
大学生協:学生・職員という固定された会員基盤による安定した経営基盤
 

多くの大学では、福利厚生と業務効率化の観点から、教職員の生協加盟は一般的であり、事実上「準必須」に近い場合もあります。そのメリットは日常的な割引よりも、研究費での使いやすさや書籍手配、小規模なケータリングなどの業務支援にこそ大きく現れていると言えます。慶應義塾生協では、約90%の教職員が加盟していると公表されています。

 

一方で学生は?大学生協の「必要性」が薄れる理由
 

かつては「大学に行くなら生協に入るのが当然」でしたが、今やその常識は大きく揺らいでいます。学生の視点から見ると、大学生協が「あまり必要なくなってきている」現状がはっきりと浮かび上がります。
 

時代遅れになりつつあるサービス
 

一部の大学生協で行われてきた家庭教師紹介事業などは、学習塾やオンライン個別指導サービスの台頭により需要が低下し、実際に事業終了を決めた事例も出ています。学生のニーズやライフスタイルの変化に、必ずしも迅速に対応できていない側面があります。

 

デジタル化の対応遅れもいなめません。使い勝手の悪いウェブサイト。サービス時間が限られたサービス。生協サービスが実は便利ではない場面が多くあります。

 

本当に必要なことに投資しているかといえば、昔からの体質を変化できない実情が浮かび上がります。

 

 

まとめ:学生の声が反映される「本当の協同組合」へ

大学生協は、建前上は学生・教職員が出資し運営に参加する「協同組合」であり、利益は構成員に還元されるとされています。しかし、その運用やサービス設計において、学生のリアルなニーズよりも、大学組織や職員にとっての利便性が優先されているように感じる現実は否めません。学生からの資金が、必ずしも学生自身のメリット最大化に使われているとは言い切れない構造があるのです。

では、学生はどうすればよいのでしょうか。重要なのは、「非営利だから安心」「昔からあるから当然」という思考を捨て、冷静に自分の目で価値を見極めることです。大学生協の加入は入学前に決める必要はなく、入学後、実際の生活を始めてから必要性を判断し、いつでも加入することが可能です。

本当に学生のための組織であるならば、運営により学生の声を反映させ、サービスを抜本的に見直すべき時が来ているのかもしれません。
 

大学生協、今や「入るのが当たり前」ではない?合格したからこそ考える本当の判断基準


かつては新入大学生の必須アイテムだった生協加入。今では入学前に“冷静な目”で選別するべきサービスへと変わりつつあります。

 

最初にあわてて手続きして、割高な購入になることも多い生協関連。ちょっとまとめてみました。

大学入学がきまると、いろいろな書類と共に大学生協の加入手続き書類が届きます。

 

かつては「大学に行くなら生協に入るのが当然」という空気がありました。しかし、実際にキャンパスライフを送ってみると、その常識は大きく揺らいでいます。生協の意義と便利さは、大学の規模やキャンパスの立地、そしてあなた自身のライフスタイルによって、激しくその価値が変わってくるからです。

 

 

大学生協の基本:その仕組みとメリットの今

 

学生協とは、学生と教職員が出資金を出し合い、運営する非営利組織です。大学とは別法人ですが、学生の福利厚生を支える重要なパートナーとして、大学と連携して運営されています。

 

これを悪い言葉で言えば、「うまく商売をしている」です。さらに、大学職員などにとっては便利だったり、お得なサービスになるように資金が配分されているということもあります。実際は学生にとって便利ではなく、学生からの資金をうまく活用していると言えます。

主な事業と伝統的な強み
 

大学生協は、大きく以下のようなサービスを提供することを目指しています。

購買事業:教科書、教材、文具などの販売。
食堂(学食)事業:栄養バランスの取れた食事を比較的安価に提供。
共済・保険事業:学生向けに特化したケガや病気の保障。

その他サービス:旅行・免許取得の斡旋、パソコン販売、アルバイト紹介など、学生生活全般をサポート。

最大のメリットは、キャンパス内にあり、授業に必要な教科書をすぐに購入できる圧倒的な利便性にあります。また、組合員は食堂利用時に組合員証の呈示で通常価格で利用でき、未加入者は「来訪者価格」として追加料金が発生する制度を導入している大学もあります。学内での困りごとをすぐに相談できる窓口があるのも心強い点です。

 

 

しかし、現状はそのような理想的な運営をし、便利に活用することが難しくなっています。

現実を見据える:生協加入を「即決」しない5つの理由
 

この「宣伝される便利さ」の裏側には、現代の大学生活ならではの現実があります。以下の点をチェックリストとして、自分の状況に当てはめて考えてみてください。

1. 「割引」の幻想:そもそもの価格が高い?
 

かつては「生協価格」が安さの代名詞でしたが、現在ではスーパーやドラッグストア、大手ネット通販と比べて必ずしも安いとは限りません。特に日用品や食料品は、大学近くのスーパーで購入する方が安上がりなケースが多々あります。安そうでも型落ちなことも多くあります。つまり、生協価格として格安を宣伝し、学生の需要を満たすためにストックを確保する場合、ある程度のリスクがありますから、どうしても型落ちを安く仕入れる・メーカーと協力する必要があります。安いのは理由があります。もちろん、安くないことも多くあります。

 

 

2. 教科書事情の変化:デジタルと中古の選択肢

生協最大の強みである教科書販売も、状況は一変しています。

中古書籍:先輩からの譲渡や、大学周辺・オンラインの古書店を利用すれば、大幅に費用を抑えられます。

デジタル教科書・コピー:電子書籍や、教授が許可する範囲でのシラバス・コピーを活用する学生も多くいます。


様子見戦略:「初回の授業で本当に必要か確認してから買う」という合理的な選択をする学生も少なくありません。

3. 学食も多様化:学外の選択肢との比較
 

学食の価格は確かに魅力ですが、大学周辺にはコンビニ、ファストフード、カフェ、学生向けのリーズナブルな飲食店がひしめいています。自炊する学生にとっては、学食の魅力は相対的に低下します。また、ランチは混みあい並び席がなく時間がとれないことも多くあり、前後の講義のかねあいからランチ時間以外に持参した食事をすることも。学食のキャパシティーや営業時間を考えてみましょう。朝食用に早朝から夕食の夜までやっているところは非常に少ないです。絶対に前払い食事パックは避けましょう。

 

 

4. 賃貸紹介は「学生目線」?

生協が斡旋する賃貸物件は、大学までのアクセスが良い物件を紹介してくれる点は安心材料です。しかし、物件そのものの家賃相場や設備が、不動産ポータルサイトなどで自分で探した場合と比べて本当にお得か、入念な比較検討が必要です。大学生の生活実態を考慮した物件選びとは限らない場合もあります。

 

何かあったときに安心という宣伝文句もありますが、それは生協が弁護士をたててくれるわけではありません。なにがいかに安心なのか、そのサービス時間などを考えましょう。大手賃貸斡旋会社のサービスを利用していることもあります。また、同様のサービスを、自分で借りた賃貸物件に着けることも可能です。割引なのかどうかを考えましょう。

5. キャンパス構成によって価値が激変
 

これは最も重要なポイントです。単一キャンパスで学生数が多い総合大学では、生協の店舗や食堂は日常の一部として重宝します。しかし、「〇〇学部だけが離れたキャンパス」 という構成の場合、メインキャンパスにある生協本部までわざわざ足を運ぶ機会は稀です。あなたの所属する学部の校舎に、購買部や食堂などの生協施設が実際にあるのか、事前の確認が不可欠です。なければ利用しないでしょう。

 

 

結論:後からでも入れます。「まずは生活を始めてみる」という選択

大学生協への加入は、絶対に入学前に行わなければならない手続きではありません。加入は任意であり、ほとんどの大学生協では、入学後、必要を感じた時点でいつでも加入手続きが可能です。

したがって、最善の戦略は「まずは大学生としての生活を始めてみる」ことです。一週間、あるいは一ヶ月を過ごしてみれば、自分の学部で実際にどの程度生協を利用する機会があるか、教科書はどこで、どのように調達するのが自分に合っているか、学食と他の選択肢、どちらが生活スタイルに合うかが、具体的な実感としてわかってきます。

その上で、「学食をよく利用するから組合員価格で利用したい」「教科書は生協でまとめて買うのが楽だ」と判断すれば、その時に加入すれば良いのです。かつての「当然加入」時代とは異なり、今の大学生協は、自分の生活を観察した上で、必要なサービスだけを「選択する」対象です。周りが一斉に手続きをしているからと流されず、一度立ち止まって、あなただけの判断基準で考えてみてください。
 

※今日の午後版記事には生協後編を掲載します。