連載「海外へ英語留学・インター校留学の落とし穴」失敗例と成功のために
「教育移住・インター留学で英語がペラペラになる?」
いや、それが落とし穴です。

今日は第3話です。

 

連載終了後はnoteでの有料記事になります。
 

さて、今日は引き続き「留学成功の秘訣は、短期間の留学」について説明していきます。

 

記事全文はnoteで公開中です。

 

インター校留学であれば、最初は短期間にすべき理由

「教育移住・インター留学で思っていたようにいかないことが多い」というリアルをお伝えしました。

まず「それでは、どうすれば失敗を避けられるのか?」 という観点から、最初にやるべきことをお話しします。

結論から言います。インター校留学を考えるなら、最初は「1カ月程度の短期間」にすべきです。

これは、駐在で家族帯同をして子どもを海外のインター校や現地校に入学させるかどうかを考える時にも同じことです。

たった1カ月の留学が重要。それは、たった1カ月で以下のことが“見極められるからです。


1ヶ月の短期留学でわかる5つのこと

① 英語が「勉強できるようになるか」どうか
1カ月でペラペラになる必要はありません。大事なのは「毎日コツコツ英語を勉強する習慣がつくか」です。英語(語学)の勉強にも向き不向きがあります。スポーツの才能と同じようなものです。上達の速度よりも、英語を継続して毎日勉強することができるかどうかを見極めます。

 

👇目指すはここでしょ? それなら今から対策を

 

② 勉強癖がついているか
誰も見ていない寮やホームステイ先で、教科の宿題や課題をやるか。スマホやゲームに逃げないか。たった1カ月で、その子の「本当の学習習慣」があらわになります。インター校では宿題として、自分で調べてまとめる課題が小学生からだされることがあります。一方、小中学生には宿題をださない学校もあります。宿題があればそれをこなせるか、宿題がなければ独自に日本の教科書などで自習ができるかを確認します。

③ 現地の困難を乗り越えられるか
言葉が通じない、食べ物が合わない、友達ができない、そういうストレスにどう反応するか。1カ月あれば、子どもの「精神的タフネス」がよくわかります。性格の問題ではなく、対応できる子どもはあっというまに言葉の壁を乗り越えて友達を作ります。どんな環境でも楽しめる子どももいます。

④ 親元を離れても生活を乗り切れるか(単身留学の場合)
洗濯や皿洗いなど自分の身の回りのことは自分できちんとできるか。3食の管理はできるか。寂しさで泣いて毎晩電話してくるのか。これらは「1週間」では判断しづらいですが、「1カ月」ならはっきりします。

⑤ 悩みを親に相談できるか
一番大事なポイントです。失敗したとき、困ったとき、親に素直に話せる子は伸びます。逆に「自分で何とかしなきゃ」と抱え込む子は、長期留学でメンタルを壊しやすいものです。1カ月の親子コミュニケーションの質を見れば、その子の「頼る力」がわかります。

 

👇国際バカロレアの学校を選ぶということは?

 

短期間の結果を受けて、3つの選択肢を取る

1カ月が終わった時点で、あなたははっきりと「この子は大丈夫かどうか」を判断できます。

同時に、親としても「自分は大丈夫な親なのか」がわかります。

そうです、留学は親にも多くの負担がかかります。親子留学だけではなく、全寮制の学校に子どもだけが留学する場合でも、親は日本からサポートが必要になります。
遠隔でもしっかりサポートできる親と、それができない親では子どもの成績も変わってきます。


選択肢A: 問題なし → 1年間などの長期留学に移行する
勉強習慣もあり、生活もこなし、悩みも相談できる。そう判断できた子は、長期留学も大きな問題は起こりません。駐在帯同でも海外を堪能できます。

選択肢B: 問題あり、でもどうしても留学させたい → 親子留学に切り替える
子どもだけでは無理でも、親が近くにいれば乗り越えられるケースは多いです。マレーシアやタイなど、親子ビザで移住できる環境を選びましょう。駐在帯同であれば親子一緒です。

選択肢C: 問題だらけ → 留学をあきらめる
これが一番勇気がいる決断ですが、一番大切な決断です。「今はまだ早かった」と認めて、日本でもっといろんな経験を積ませる。無理に長期留学させて、紹介した5ケースのような混乱に陥るよりマシです。
ただし、あくまでも短期間の留学でした。これは語学留学プログラムのある学校や、自治体主催の海外体験留学などでもみられます。つまり、これでうまく行かなかったとしても、子どもはまだまだ成長過程です。毎年参加するなどして経験をつむ、学年があがっていくに従って大きく変化していきます。

 

👇インター校受験の前にやるべきことが網羅

 

「もっと日本でいろんな経験を積む」とはどういうことか?

ここで「選択肢C」に出てきた「いろんな経験」について、少し触れておきます。

簡単に言うと
「集団生活」「責任のある役割」「失敗とリカバリー」「長時間の集中」「他者との協働」 といった、留学先で必要になる人間力の基礎を、日本で先に育てることです。

引き続きこれに関して詳しく説明します。

 

👇noteで記事全文を公開しています。

 

留学前に日本で積んでおくべき“いろんな経験”とは?

「短期留学の結果、問題だらけなら今は長期留学をあきらめて、日本でいろんな経験を積ませるべき」と書きました。

では、その「いろんな経験」とは具体的に何でしょうか。

その話は次回掲載です。引き続き本ブログをチェックしてみてください。

 

今日は、国際バカロレアの高校生で、医学科を目指すなら、大学へ連絡してみる行動力が必要という話です。


IBDP(国際バカロレア)を学ぶ高校生で、医学部医学科を本気で目指しているあなた。

今、あなたに必要なのは「得点」だけではありません。
必要なのは、行動力です。

まず、やってみてほしいこと。
近隣の大学で、IBDP利用入試から入学した先輩がいる大学を調べてみてください。
そして、その大学に自分から連絡を取ってみる。

「IBDPの高校生です。医学部医学科を目指しています。ぜひ、IBDP入試で入学した大学生の方のお話を聞かせていただけませんか?」

この一言を、問い合わせEメールで伝えてみてください。
文面は、自己紹介から、医学科への情熱、その大学を希望して切磋琢磨していることなどから、なぜ・どんな話を聞きたいのかまで。

 

文章力が問われますし、これは記録に残される可能性もあります。つまり、受験時に資料として使われる可能性すらあります。


大学側は「学生をつなげて」はくれないかもしれないでしょう。大学の窓口が、わざわざ学生に連絡を取り、「この高校生と話してあげて」と取り持ってくれることは、通常はほとんどありません。

でも、実際はそれでだけではないんです。それが国際バカロレアIBDPの力なのです。

今、医学部は「本気の生徒」を求めている。
今の大学の医学部医学科は、「とにかく点数が高いだけの生徒」ではなく、「本当に医学を志し、自分の頭で考え、行動できる生徒」 を本気で探しています。特にIBDP利用入試で受験する生徒には、そんな特別な生徒を求めています。

あなたが自分から動き、大学に問い合わせているその姿勢は、まさにIBDPが育成しようとしている「主体的な学習者」そのもの。それを大学は気づいています。

 

そして、IBDP利用入試で合格者を出している大学は、IBDP利用入試学生の担当者がいます。つまり、担当者につながる可能性があります。

 

もちろんそれはIBDP利用入試の説明会の案内かもしれません。

しかし、もしかしてIBDP卒業生の学生に話がいくかもしれません。そして、その学生があなたの学校に連絡をくれる可能性があります。

たとえ大学から直接返事がもらえなくても、あなたの行動は必ず誰かの目に留まります。

「行動力」が受験を変える時代。
もう受動的な受験勉強の時代は終わりました。

自分から情報を取りに行き、自分から人に会いに行き、自分から道を切り開いていく。その行動力が、これからの医学部入試を、そしてあなたの未来を変えていきます。

今日、あなたが動けば、明日は変わる。まずは一歩。近隣大学のウェブサイトを開いてみてください。

 

熊本で九州初の公立IBコースの開校予定が話題ですが、初年度を警戒する人はいないでしょう。

 

IBコース各学校での実績は十分で、初年度が多少入学しやすくなる可能性があることから大人気予測で、逆に初年度から大変難しくなっていきそうですね。

 

広島のAICJは海外大学進学実績や、そもそも学校としての実績が高いですが、今年は東京大学入学生総代に卒業生の仮野 晄さんが選ばれたことから、IBコースだけではなく、学校として人気です。

 

さらに、AICJが大阪に開校する学校がすでに話題沸騰。

 

地方都市にIBコース(国際バカロレア校)はまだまだ不足していますが、今後数年で青森にも開校。公立校の予定ですが、まだ不透明ですね。

 

引き続き、国際バカロレアに注目が必要です。

 

 

 

連載「海外へ英語留学・インター校留学の落とし穴」失敗例と成功のために

の第2話です。


「教育移住・インター留学で英語がペラペラになる?」
いや、それが落とし穴です(実例付き)


【なぜ思ったようにいかなかった? 3つの大きな理由】

の続きです。

これらの例に共通するのは、親の「外国にいけば、インター校に入学すれば英語はある程度自然に上達する」という過度な楽観です。


理由1:インターナショナルスクールでも、英語は「自然に」身につかない

インターに入学したからといって、放っておいて英語がペラペラになる子は本当にごく一部の生徒です。それこそ、語学の才能がある生徒と言えます。通常ほとんどの日本人生徒はアカデミックな英語力は伸び悩みます。

入学後すぐに放課後は英語・英会話を塾で学ぶか、自宅でオンライン家庭教師により徹底的に英語を学ぶ必要があります。

理由2:日本語の学習ストップ = 帰国後の進路崩壊

多くの親が見落としているのは、子どもが海外にいる間に、日本の同級生が着実に学力を積み上げているという事実です。算数・数学は積み上げ科目。1年でも空白ができれば、取り戻すのは極めて困難です。帰国生入試でも、英語よりも国語や数学で落ちるケースが大半です。

海外に行く場合、日本のカリキュラム維持をはかるのであれば、日本にいる同級生たちの倍の時間をかけて英語の勉強と日本語での勉強を行うことが必要です。そもそも習慣的に勉強時間の長い子どもには対応可能ですが、あまり自宅で勉強をしてこなかった子どもには大きな負担となります。海外生活、転校と非常に困難な時期にかなりの勉強をすることは非常に難しいことです。

 

 

理由3:中途半端な期間(1〜3年)が最も危険

1年未満(実質10カ月まで)なら日本の学習の遅れはまだリカバリー可能です。
2年以上なら、現地に根ざした選択(現地大学や帰国生専用コースなど)を真剣に考えましょう。
1〜3年間という期間は、「日本の学習から取り残され、かつ現地でも良い成績がとれないになれない」というパターンに陥りやすいです。


【もう一度想定を考え直して、インター校の放課後や休日のプランを考えること】

「子どもをインター校に入れれば英語ができるようになる」
「留学すれば将来の選択肢が広がる」
これらの幻想に振り回されて、後悔している家庭が増えています。

教育移住や単身留学は、決して「環境を整えればOK」という話ではありません。子どもの性格、学習習慣、日本語と英語の両方を維持する具体的なプランがなければ、むしろ子どもの将来を壊すことになりかねません。

紹介した「ケース3」のジュンさんは日本の大学に入学できましたから、大学卒業をすれば学歴も大卒です。想定した大学ではなくても、十分な結果と言えます。

この5名と同じような話はいくらでもありますが、なかなか実情を聞く機会はないと思います。皆さん、親が失敗したと感じたことは話すことを避けますから、ブログやnoteでも読める記事が限られています。

今回はあえて「失敗例」として5つの例をお伝えしましたが、そのまま日本で進学し続けていたとして必ずしも思うように進級していったかは分かりません。

 

 

しかし、もちろん海外インター校や海外国際バカロレア校留学に大成功しているケースもあります。特に発信の多い駐在帯同家庭からは受験における成功例も多く聞きます。しかし、それは駐在という断れない海外への出発ですから、実際の生活や想定も大きく異なります。

次回からの記事の趣旨は「英語も日本語も維持して、インター校留学を成功させる方法」です。あくまでも、成功する方法を主に書いていきます。駐在における転校留学とは多少ことなりますが、駐在が予定されている家庭であれば同様に参考になります。

また最後に、駐在員帯同家族(駐在ではない現地雇用などのケースも)の成功例を書いていきます。理想的と感じる方もいらっしゃいますが、会社の駐在からの親子帯同における留学でも、自主的な留学でも、子どもにとっては基本的に同じことです。成功例をマネするのではなく、それらを参考にしつつ、自分たちのスタイルや子どものできるできないことを考えてあげながら、留学プランを組み立てることが重要です。

それでは引き続き次の内容を1つづつ、分かりやすく具体的なノウハウを説明していきます。

・留学成功の秘訣は、短期間の留学
・事前に必要な経験
・日本人コミュニティとの距離の取り方
・オンライン家庭教師と日系塾の活用法
・親子での留学先と留学中の学習計画の立て方
・「帰国後」を見据えた科目選択


次回、「留学成功の秘訣は、短期間の留学」インター校留学であれば、最初は短期間にすべき理由

 

続きはこのブログで更新していきますが、先に全文を👇のnoteリンクで公開しておきます。

 

連載企画「海外へ英語留学・インター校留学の落とし穴」失敗例と成功のために

です。

 

毎日更新できないかもしれませんが、飛び飛びでも続けて掲載していきます。


今日は、連載企画第2弾「インター校留学の落とし穴」の初回です。

「教育移住・インター留学で英語がペラペラになる?」
いや、それが落とし穴です(実例付き)


最近、マレーシアやフィリピン、タイ、シンガポール、カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどへの「教育移住」や、子どもだけをインターナショナルスクールに1〜数年単位で留学させる家庭が急増しています。理由はもちろん「英語を身につけさせたい」「バイリンガルに育てたい」というもの。

しかし、現場のリアルをお伝えすると、かなり実際の状況が理解できます。

思ったように英語は上達しない。日本語もなんだかなまる、それなのにインター校での成績は低いまま、そして日本の学習から取り残され、留学後の帰国後も希望の進路に行けない。そんな家庭が本当にたくさんあります。

わが子に限ってそんなことはない。SNSで言われる「英語も日本語もへたな、ダブルリミテッド」な子どもにはならない、そう考えていると結果的には良い方に向かいません。

まずは、実例をもとにお伝えします。名前はすべて仮名です。失敗だとは言いませんが、思っていたのとは異なる結果になっています。


【ケース1】小学5年からマレーシアのインターへ。中学帰国したマサトさんの場合

マサトさんは、父親の海外駐在に伴い、マレーシアのインターナショナルスクールに小学5年から中学1年までの約3年間通いました。

当時の親の期待:「世界から来た他の駐在員の子たちと一緒に学べば、英語は自然にペラペラになる。帰国後は帰国生枠で有名中高一貫校に合格できる」

現実:

学校では駐在以外の親子留学などの日本人生徒も多く、授業以外は日本人生徒があつまり日本語で過ごす
クラスメイトとして他の国から来た生徒の友達はいるが、深い議論ができるほどの英語力はつかず
学校の成績は中の下
英語の読み書きは小学生低学年からいる生徒においつけない

一方で、日本の算数・国語は全く勉強せず

帰国後、帰国生入試を受けるも不合格
地元の公立中学校に入学
公立中学では英語だけが少しできる「変な子」扱い
あいかわらず数学は平均以下

現在中学3年
「高校はどこに行けばいいのか」と親子で悩んでいる

 

 

【ケース2】カナダに1年間留学したマユさん

マユさんは、日本の高校に入学した直後、「英語を徹底的に鍛えたい」との家庭の方針で高校を休学してカナダのインターに1年間留学しました。寮生活で、親は日本に残っています。

当時の親の期待:「1年本気でやれば、帰国後は英語が武器になる。大学受験も有利に」

現実:

寮には日本人・韓国人・中国人ばかり。授業以外は各自が母国語
夕方からは自由時間
スマホゲームやYouTubeで過ごすことがほとんど

英語の授業も簡単に追いつけるわけはなく、1年後もTOEICは100点しか上がらず

むしろ問題は日本の学習
日系塾は近所になく、オンラインで家庭教師をつけるが、英語の家庭教師と両立が難しく断念
休学中に同級生は高校の重要単元(数学II、物理基礎など)を終了

帰国後は授業に全くついていけない
「英語だけできても、大学入試は5教科7科目。どうしようもない」と担任に言われた

現在は通信制高校に転校
希望の大学は「考え直している」状態

 

👇インター校留学には、インター校受験がありますよ

 

【ケース3】アジアのインターに中学(セカンダリースクール)相当学年で入学したジュンさん

ジュンさんは小学生までは日本の私立校でトップクラスの成績でした。先取り数学もおこない順調。英語も低学年から続け英検2級は5年生になる前に合格。中学からアジアの進学実績が良いインターに編入。親は「将来は海外有名大学か国内一流大学」を夢見ていました。

現実:

中1で編入するも、英語の壁が高すぎてサイエンスの授業が理解できない

多くの子は英語がネイティブで、インター校ではアカデミック英語を鍛えているため、どんなに英語対策家庭教師をつけても、その差は埋まらない

結局、学校の成績は常に最下位層。クラスメイトからもばかにされ、自信をなくし、学校に行きたがらない

日系塾にも通ったが、塾の同学年の生徒はかなり学力高め、英語力もあり、ますます差を感じる

日本の高校受験を行うが、英検1級が最低条件の帰国生枠では太刀打ちできない
そのままインター校在籍
このままでは「海外有名大学も難しいし、国内大学の帰国生枠も厳しいかも」という状態に
なんとかIBDPコースには入ったが、成績は常にぎりぎり
IBDPに専念するために日本語の学習は断念

現在は日本の私立大学の国際学部に進学し、大学生活を楽しんでいる

 

 

【ケース4】親に無理やり連れて行かれ、海外インター校に入学したリョウさんの場合

リョウさんは中学1年生の夏休みが始まった直後、父親の「お前の将来のためにいいチャンスだ」という一方的な決断で、急遽フィリピンのインターナショナルスクールに編入させられました。「子供に英語を身につけさせるのは今しかない」という周囲の帰国子女を持つ親たちの意見に影響された結果でした。

当時の親の期待:「現地に飛び込めばどうにかなる。若いうちは順応性が高い。1年もすれば英語で話せるようになり、たくましくなるはず」

現実:リョウさんは渡航前から英語が得意ではなかった。インターの授業はほぼ理解できず、先生の指示すら聞き取れない

クラスメイトは中国人、韓国人、ベトナム人が多く、彼らはすでに英語でコミュニケーションが取れるレベルで、仲間に入るきっかけすらつかめない

唯一日本語が通じるのは、同じタイミングで来た別の日本人男子1人のみ
しかしその子とは気が合わず、ほとんど話さない

放課後、学校が用意するスポーツやアートのアクティビティには一切参加せず、まっすぐ寮の自室に戻る

寮の部屋でスマホを取り出し、日本時間の夜に合わせてオンラインゲーム
日本の友達と通話しながら、深夜までゲームに没頭

授業中も睡眠不足でボーッとしているか、タブレットでゲームの攻略サイトを読んでいる
親が毎週のビデオ通話で「どう?友達できた?英語話せるようになった?」と聞く度に「別に」「普通」とだけ答え、画面も見ようとしない

学校のカウンセラーからは「適応障害の初期症状」と指摘されるが、父親は「甘え」と一蹛
母親は心配しつつも父親に逆らえない

現在、リョウさんは17歳
渡航から3年半が経過したが、英語力はほぼ渡航前と変わらず、現地の友達はゼロ
日本の友達とのオンラインゲームだけが唯一の生きがい
父親はさすがに状況を認め始めたが、「今さら日本に戻っても高校編入が難しい」と、そのまま通わせ続けている
リョウさんは「大学はどうでもいい。ゲームの配信で食えればそれでいい」と言っている

 

👇国内でも海外でも、国際バカロレアの学校は特殊です

 

【ケース5】親に連れられて来豪、勉強はするが、結果が出ないサキさんの場合

サキさんは中学2年生の時、母親の「グローバルに」という強い希望で、オーストラリアのインターナショナルスクールに転校しました。父親は国内で単身赴任を続け、母親が帯同して現地でサポートする形です。サキさん自身は特に留学したがっていたわけではなく、「ママがそう言うなら」という消極的な承諾でした。

当時の親の期待:「ちゃんと塾にも通わせるし、家庭教師もつける。勉強をしっかりやれば、英語もできるし、帰国後は帰国生入試でトップ校に合格できる」

現実:サキさんは真面目な性格で、言われた通り学校には毎日行き、授業も受ける。宿題も提出する

ただし、授業の理解度は常に平均よりやや下
英語でサイエンスやマスの授業を受けるスピードにどうしてもついていけない

日本人向けの補習塾に週3回通い、さらにネイティブの家庭教師にも週2回みてもらっている費用は月に10万円超

しかし成績は「下」から上がらない
クラスには幼少期から通うバイリンガルの子たちが多く、彼らとの差はまったく埋まらない
母親は「努力が足りない」と叱るが、サキさんは毎日夜遅くまで勉強している

「意味があるのかな」とサキさんが漏らすと、母親は「そんなこと言ってたら何も身につかない!」とさらに叱咤

学校の成績表を見るたびに母親の機嫌が悪くなり、家の雰囲気は常に暗い
父親は遠くから「無理しなくていいよ」と電話で言うが、それを母親が「甘やかし」と否定する

 

👇海外大学を目指すなら、最初に読む1冊。

 

現地での友達はできるにはできたが、ディスカッションやプロジェクトではいつも自分が足を引っ張る感じがあり、次第にグループから外されるように
「サキはまじめだけど、役に立たない」という評価が暗黙のうちに共有されている

3年後、サキさんは16歳。英語力は日常会話ができるレベルで、「留学した割には」という評価
数学や理科は日本の中学3年生レベルにも達していない
母親は「もう少し頑張れば…」とまだ諦めていないが、サキさん自身は「私、何のためにここにいるんだろう、お金と時間の無駄じゃないの」と本音を漏らすように

高校卒業後については「とりあえず日本の大学に入れればいいけど、どの大学も無理そう」と絶望感をにじませている
唯一の楽しみは、週末に日本から送ってもらったマンガを読むことだ。


【なぜ思ったようにいかなかった? 3つの大きな理由】

これらの例に共通するのは、親の「外国にいけば、インター校に入学すれば英語はある程度自然に上達する」という過度な楽観です。

理由1:インターナショナルスクールでも、英語は「自然に」身につかない

 

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