以前ブログ記事のことなどでご連絡いただいた方から、お子様の「合格」の連絡をいただきました。おめでとうございます。小中高大のそれぞれの受験制度にはいろいろ問題もありますが、全てを今すぐに改善できないことも多く、その中でも努力を重ねて合格していく姿はすばらしいものです。お子さんだけではなく、サポートする親の努力も大きなことです。

 

みなさんの中には「一番入りたかった学校」ではない学校に合格して進学するお子さんもいらっしゃるでしょう。それでも、入学後の学校の中でどんな努力をするか、学校以外の場所でもどのように努力をするかが引き続き良い未来を勝ち取るために必要です。

 

それは大学を卒業して就職した後にも続きます。合格は通過点にすぎません。就職ですら通過点だと親ならだれでも知っています。それでも、ほっとする「合格」の報告でした。

 

引き続き、ご質問などはメッセージ機能をご利用ください。直接の返信はいたしません。またメッセージは公開しません。お答えできる内容などに関しては、数日後のブログ記事の中でそれとなくご返答しております。

 

それでは、今日の記事です↓↓↓

 

進学に直結する「実績作り」の具体的方法:今日から始めるポートフォリオ戦略


将来の受験を見据えた「実績作り」は重要です。しかし、本当に重要なのは授業の成績だけでなく、自主的かつ継続的に積み上げる個人的な実績です。

実績作りは「いつ始めるか」がすべて
 

「時間ができたら」「春休みにまとめて」と考えているうちに、あっという間に時が過ぎます。実績作りに必要な時間は事前に予測できないもの。だからこそ、今この瞬間から始めることが最も確実な方法です。

自由研究:年齢に関係ない継続的な取り組み
 

自由研究は小学生だけのものではありません。自分の興味分野や、将来進学を希望する学科に関連したテーマで、継続的に研究を行うべきです。

 

👇できるだけ早く取り掛かりましょう。親の知識不足は痛いです。

 

研究の進め方:柔軟性が鍵

途中で方向転換しても良い:難しすぎると気付いたら、レベルを調整

深堀りしたくなったら:より専門的な方向へ発展させる

長期プロジェクトも可能:同じテーマを2年以上かけて追求

一時停止も戦略の一つ:今年は途中までで、来年また新たな視点から再開

小学生から高校生まで、このアプローチは有効です。

デジタルポートフォリオ:現代の「履歴書」
 

大学受験を数年後に控えているなら、今から個人のアピールページを構築しましょう。

効果的なデジタルプラットフォーム
※個人ブログ・ホームページ
※LinkedIn(学業・研究内容を記載)

記載すべき内容
 

個人研究・調査の経過と成果
ボランティア活動の詳細
プロジェクトの過程での気付きや学び

重要:これらのページは自己アピールの場です。ネガティブな内容は記載せず、前向きな成長過程を表現しましょう。

 

 

継続こそが最大のアピールポイント


複数のプロジェクトを並行して進め、興味の変化に応じて重点を移しながらも、長期的に自分の専門分野への関心を持ち続けていることを演出します。

このデジタルポートフォリオは、必要な時まで非公開の「デジタル日記」として活用できます。ただし、公開前には必ず保護者の確認を受けることが大切です。

 

海外と日本とは大きく状況がことなります。日本ではデジタルの治安が悪く、本人特定や住所特定が行われ、誹謗中傷が始まります。これは恐ろしいことです。

 

なんどか確認して、安全と判断できる状態で公開しましょう。

 

 

今日から始める3ステップ


テーマ決め:興味のある分野で、小さく始められるテーマを設定

記録開始:ブログやメモにプロセスの記録を開始

定期的な見直し:月に一度、進捗と方向性を確認

完璧な実績ではなく、継続的な挑戦の痕跡が、進学審査官にとって最も説得力のある材料となるのです。

 

インターナショナルスクール選びの核心:進学実績から見る「見えない合格パイプライン」


インターナショナルスクール選びでよく言われる「教育内容」や「先生の質」よりも、実はもっと重要な判断基準があります。それは進学実績です。

進学実績がものを言う世界


国際バカロレア(IB)認定校や各種認可を受けたインターナショナルスクールでは、進学実績のある大学への入学は比較的スムーズです。これは単に教育プログラムが優れているからではなく、学校と大学の間に築かれた信頼関係と推薦システムによる部分が大きいのです。

 

ここで言う推薦は、日本的な推薦入試ではありません。推薦状は通常海外の大学受験では成績表と共に提出するもので、その推薦状にかかれた内容と、書かれなくてもインター校(高校相当)と大学との実績ベースのつながりによる隠れた推薦のことです。

 

👇日本にいながら教育別世界の国際バカロレア。進学実績がどこもすごいですね。受験するなら必読。

 

「見えない枠」の存在


多くのトップ大学は、信頼できるインターナショナルスクールに対して、毎年一定の合格者枠を事実上設けています。この「人数枠」は公表されませんが、確実に存在します。成績が絶対的に優秀でなくても、そうした学校からの普通の成績(普通以下でも)と普通の推薦があれば、合格の可能性が大幅に、本当に大きく高まるのです。

現実的な進学戦略
 

IB校・認定インター校:世界ランク100位以内の大学に入学する道がかなりの生徒へ確立されている

アイビー校レベル:依然として難しいが、パイプラインがある学校からはチャンスがある。成績が学内で普通より良い生徒で、学校の強い推薦状がある場合は合格しやすい。学校内での委員など実績が欲しいが、通常が学校側が用意してくれたことを行うと順調にいく。できるだけ校外の受賞実績が欲しいが、それも学校側が推薦してくれることも多い。

進学実績の弱い学校:プログラムが良くても、成績が良くても、大学からの信頼が薄く進学に苦労する。校外のコンペティション受賞歴が欲しい。

 

👇インター校はだれでも入学できると思っていませんか? 人気校は熾烈です。

 

学校選びの新しい視点

 

「どのような教育を受けるか」も重要ですが、「どのような進学実績があるか」という視点を加えることで、より現実的な学校選びができます。特に海外大学進学を考えている家庭では、学校のパンフレットに記載された進学先リストを注意深く確認し、過去3〜5年の実績を調べることが大切です。

 

また、どうしても狙いたい大学がある場合、過去2、3年の間にアーリーなどで合格しながら入学しなかった生徒がいて、合格対象外高校に指定されていないかを確認する必要があります。

隠されたシステムを理解する
 

この「学校と大学のパイプライン」はあまり表立って語られませんが、国際教育の重要な実情です。進学実績の良い学校は、大学から信頼される推薦状を書くノウハウを持ち、その学校の生徒が大学で成功することを大学側も経験的に知っています。同時に、強いコネだけの生徒がいることも了承していますが、それも含めての入学枠です。

 

毎年一定数の進学実績がある大学は、今年も翌年も同数の合格がほぼ決まります。

教育内容も大切ですが、進学という具体的な目標があるならば、進学実績という客観的なデータを重視した学校選びを考える時期に来ているのではないでしょうか。

これは、海外インター校から日本の大学を受験する場合にもかなり当てはまります。日本の大学の場合は、成績が重要になりますが、それでもかなり合格しやすくなります。

中学入学、何をどう勉強すればよい? 

入学は4月ですが、今いったん整理しておきましょう。

中学受験を経て志望校に入学されたお子様も普通に公立中学校に進学するお子様も。小学校という義務教育の長い6年間をおえる今、次の3年、高校での3年はあっというまに過ぎていくと言われますから注意が必要です。

 

「この4月から、どんな勉強を始めればいいの?」と不安になることもあるでしょう。

 

中学校は新たな学びの「スタートライン」です。ここで一歩リードするか、しっかりついていくか、とにかく遅れないようにするための学習が重要です。

大きな意識の転換:「受験対策」から「体系的な学び」へ

まず、最も大切なのは考え方のシフトです。中学受験は志望校に合わせた「課題解決型」の学習が中心でした。しかし、中学からの学習は、高校、大学へと続く「学問の基礎を積み上げる」作業です。知識を「使う」こと以上に、各科目の根本的な原理を理解し、自分なりに体系化する力が求められます。授業のスピードも上がり、より抽象的で論理的な思考が要求されるため、初期の適応がカギとなります。

 

👇中学生のころから意識して。

 

主要教科、具体的なアプローチ

英語:とにかく「語彙」と「文法の土台」を固める

※英検で2級未満の生徒向け。
中学英語でつまずかない最大の秘訣は、初期の絶対的な語彙力の蓄積と、文法の体系的理解です。be動詞と一般動詞の違い、三人称単数現在の「s」、疑問文・否定文の作り方など、最初に習う基本ルールを曖昧にせず、完全に「自分のもの」にしましょう。音声を聞き、声に出すことがもっとも重要です。短い文章を100つ暗唱記憶するのが効率的です。記憶定着と将来のリスニング・スピーキングのために不可欠です。

数学:「計算の確実性」と「概念の深い理解」を両輪で
中学数学は、算数の「具体的な計算」から、文字を使った「抽象的な思考」に移行します。正負の計算、文字式、方程式…これらの基礎計算が瞬時に正確にできることが大前提です。その上で、「なぜその公式が成り立つのか」「この解き方の原理は何か」を、先生の説明や教科書をじっくり読んで理解する習慣をつけてください。計算だけ、公式の暗記だけでは、すぐに行き詰まります。

国語:「読解」は感覚ではなく「根拠に基づく論理」で
中学の国語では、評論文や抽象的な文章が増え、求められるのは「感じたこと」よりも「文章からどのように情報を引き出し、筆者の主張を構造的に理解するか」ですが、それだけではつまらない勉強になります。感じたことの理由を本文から引き出す練習は重要です。自分の意見に必ず本文の根拠を添える練習が重要です。段落ごとの要点をメモするなど、能動的に読み解く技術を身につけましょう。先で必要になる小論文のためにも作文スキルが重要です。

 

👇高校からだとこうなります。

 

理科・社会:暗記から「関連づける学習」へ
理科は、観察や実験の「結果」を暗記するのではなく、「なぜそのような結果になったのか」という背後にある法則や原理を説明できることが核心です。現象と理論を結びつける思考を大切に。

社会は、地理・歴史・公民の知識が孤立しないようにしましょう。歴史なら年代と出来事を縦に覚えるだけでなく、その時代の世界情勢(地理)や政治の仕組み(公民)と横につなげて理解する。地図や年表を自分で書くことは非常に有効です。日本史と世界史を同じタイミングで同じ年代になにが起こったかを整理していきましょう。

効果的な学習計画の立て方

現状把握と目標設定:入学後初めての単元テストを一つの指標に。得意・苦手を見極め、具体的で小さな目標(例:「5月までに英語の基本的な文型をマスターする」「数学の計算問題でミスをゼロにする」)を設定します。ここで現状の不得意科目が分かります。得意科目は2つ、それ以外は不得意科目として考え、どの不得意科目を集中的に高めていくかを考えましょう。

 

👇国際バカロレア進学予定なら、IBDPを調べましょう。

 

週単位のルーティン化

毎日:学校の授業の復習と翌日の予習を必ず行います。特に英語と数学は、15-20分でも毎日触れることが理想です。塾での指導優先の場合は、学校の授業対応は塾に相談しましょう。

週末:その週の学習内容の軽い総復習にあてるか、。どんどん先に進む先取りに充てるかは成績次第です。

学習ツールの活用:社会や理科ではマインドマップ、歴史では横軸(世界)と縦軸(日本)を組み合わせた年表を作成するなど、知識を視覚化して整理する工夫を。これは定期テスト前の見直しで大きな威力を発揮します。

そして、最も大切なこと

中学からの学びは、知識そのもの以上に「自ら考え、質問し、表現する力」を育てる場です。授業中に積極的に発言し、友人と教え合い、わからないことは恥ずかしがらずに先生に質問する。そうした主体的な態度が、学力を支える最大の土台になります。

また、心と体の健康をベースにした無理のないペース配分を心がけてください。新しい環境での生活自体がエネルギーを要します。勉強と部活動、趣味、休息のバランスを見つけることも、中学生としての大切な学びの一つです。

スポーツはできるならした方がよいですが、打ち込みすぎて勉強できなくなることも。バランスが重要です。

 

研究などが充実している学校であれば、興味あると感じたらすぐに参加してみましょう。スポーツが苦手でも研究で伸びる生徒が多くいますし、それは今後の受験合格に導きます。

この春、新しい扉を開いた皆さんが、充実した中学校生活を送り、将来へと続く確かな知性を育まれることを願っています。まずは一歩一歩、着実に前へ進んでいきましょう。
 

同じ内容を2人で考察して記事にしました。その2本目の記事です。1本目は前日のブログ記事を読んでみてください。

 

数学が苦手な子は理系を諦めるべき?文系で数学不要の大学はある? 迷える保護者のための進路考察


「うちの子、数学が嫌いみたいで……。このまま理系に進ませても大丈夫でしょうか?」
「そもそも、文系なら数学を避けて通れる道はあるのでしょうか?」

これは多くの保護者から寄せられる切実な悩みです。結論から言えば、「数学が嫌い・苦手 = 理系進学を全面的に断念」という単純な図式は、早計である場合がほとんどです。 同時に、文系の大学入試において、数学を全く必要としない選択肢も確かに存在します。この記事では、両方の側面から、子どもの可能性を狭めない進路の考え方を探ります。

 「数学が苦手だから理系は無理」は本当か?
 

まず、最も根本的な疑問から考えてみましょう。数学への苦手意識は、理系の道を完全に閉ざすのでしょうか?

著名な生物学者である福岡教授は、朝日新聞のインタビューで明確にこう述べています。「小中学生のころに算数や数学が苦手だからといって、その人が理系に向いていないとは決していえないのですよ。」

その理由は、理系の学問や研究の世界が、私たちが受験でイメージする「数学」とは少し違う側面を持っているからです。

 

全面改訂版 子供の為に国際バカロレア校を選ぶべきか悩んでいる時に読む本: 学年別、進学のパターンとその実情

 

理系 ≠ 数学だけの世界:福岡教授によれば、学問研究の世界では、数学の研究者はごく一部の「天才」的領域であり、大多数の科学者は生物学、化学、地学などの「理科」分野を研究しています。特に生物学の分野では、「微分積分に通じていなければならないといったことはありません」とまで言い切っています。

求められる能力の多様性:理系、特に生物学や地学、薬学の一部、工学デザインなどの分野では、数式を操る能力以上に、観察力、想像力、芸術的感性、事物を立体的に把握する空間認識能力などが重要になることがあります。数学の点数だけでは測れない資質が活きる場が、理系には数多くあるのです。

もちろん、大学受験という現実の壁はあります。理系学部の一般入試で数学が必須であることは事実です。しかし、ここで考えたいのは、「嫌い・苦手」の原因です。単に「計算が面倒」「公式の意味がわからない」ということであれば、適切な学習法や指導によって克服できる可能性は大いにあります。受験コンサルタントも「苦手科目を後回しにするほど、後で大きな壁となって立ちはだかる」と指摘し、早めの基礎固めの重要性を説いています。

つまり、「数学が嫌い」という気持ちだけで理系の可能性を捨てる前に、その「嫌い」の正体と、子どもが本当に興味を持っている「理系の何か」を一緒に探ることが大切なのです。

 

高校生1年生からの総合型選抜対策

 

現実的な選択肢:数学を必須としない文系大学入試


一方で、どうしても数学への抵抗感が強く、学習そのものに大きなストレスを感じている場合、あるいは興味の対象が明確に文系分野にある場合、数学を課さない大学受験の道を選ぶことは、立派な戦略の一つです。

特に国公立大学を目指す場合、5教科7科目が一般的と思われがちですが、実は共通テスト、二次試験のいずれでも数学を必要としない方式を設けている国公立大学はあります。

以下はその一例です:

国際教養大学 国際教養学部
東京都立大学 法学部
京都府立大学 文学部(歴史学科など)
滋賀大学 経済学部
大阪教育大学 教育協働学科(一部専攻)

志望校以外の大学も最新の募集要項で必ず確認することが不可欠です。

進路を考える上での3つのポイント


「嫌い」の裏にある「好き」を見つけよう:まずは、子どもが数学以外の科目で何に興味を示すか観察してください。実験が好きなのか、歴史の流れを考えるのが好きなのか、言葉や文化に関心があるのか。「好き」を軸に進路を考えることが、最も強固な基礎になります。

 

中学1年生から始める「総合型選抜」完全攻略ガイド: 将来の大学受験を見据え、中学時代に培うべき「5つの力」と実践ロードマップ

 

情報は「最新」を確認しよう:大学入試制度は変更がつきものです。特に「数学不要」をうたう入試方式は、年度によって科目が変わる可能性があります。高校の進路指導担当や、大学の公式ホームページ、信頼できる進学情報サイトで必ず最新情報を入手しましょう。

“諦め”ではなく“選択”として捉えよう:数学が不要な文系大学を選ぶことを、「数学に負けた」と捉える必要は全くありません。それは、自分の得意な力や興味を最大限に活かして勝負する場を、主体的に選んだということです。この姿勢が、その後の大学生活やキャリア形成においても大きな力になります。

子どもの可能性を、単一の教科で決めつけないで


数学への苦手意識は、乗り越えるべき「壁」であると同時に、自分に合った進路を考える「きっかけ」にもなり得ます。

大切なのは、短所(数学が苦手)だけで進路を狭める「消去法」ではなく、長所(他の教科の興味や適性)を見つけて伸ばす「積極選択」の視点を持つことです。理系の夢があるなら、数学の基礎から丁寧に学び直す道を探り、文系の魅力に引かれるなら、数学を避けて通れる確かな道があることを知っておく。

最終的にどの道を選ぶにせよ、それは子ども自身が「これで勝負したい」と思えるものであるべきです。保護者の役割は、選択肢を提示し、その可能性を信じてサポートすることではないでしょうか。

 

同じ内容を2人でそれぞれ考察して記事にしました。その1本目の記事です。2本目は明日のブログ記事を読んでみてください。2本とも多少内容が異なります。

 

「数学が苦手だから理系は無理」「文系なら数学から逃げられる」……進路を考える際、多くの受験生や保護者が直面する悩みです。


しかし、2026年現在の大学入試やキャリアパスを見ると、その考え方は少しずつ変化しています。結論から言えば、「数学嫌い=理系断念」と即断する必要はありません。 同時に、文系であっても数学を完全に捨てることが得策ではないケースも増えています。


数学が苦手な方の進路選びについて、最新の視点でまとめました。


数学が嫌いでも理系進学をあきらめなくて良い理由
 

「数学が嫌い」という気持ちの裏には、「今の授業やテストが苦痛」という理由が多いものです。しかし、理系の学問は多岐にわたります。

 

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まず、理系の中には数学の比重が比較的軽い分野が存在します。例えば、生物学、農学、看護学、あるいはスポーツ科学などです。これらの分野では、高度な数式を解く力よりも、観察力や実験データから法則を見出す力、あるいは人への共感力が重視されます。

また、大学入学後に「数学が学問の道具」として使われるようになると、パズルを解くような難解な受験数学とは異なり、がぜん興味が湧くという学生も少なくありません。もし、数学以外の理科科目が好きだったり、「やりたい研究」が理系分野にあったりするなら、数学への苦手意識だけで夢をあきらめるのは非常にもったいないことです。


文系なら数学がいらない大学入試はある?
 

一方で、どうしても数学を避けたい場合、文系学部には「数学なし」で受験できる大学が数多く存在します。

 

 

私立大学は、英語・国語・ともう1科目の3科目、あるいは2科目で受験可能です。また、近年増えている「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」では、筆記試験よりも小論文や面接、これまでの活動実績が重視されるため、数学を一度も解かずに合格を勝ち取ることも可能です。


ただし、注意点があります。現在の国公立大学の多くは、文系であっても共通テストで数学を課しています。完全に数学を捨てる場合は、私立大学に絞るか、国公立で「数学を課さない入試方式」を探す必要があります。
 

2026年、あえて「数学」を味方につけるメリット
 

ここで少し視点を変えてみましょう。実は今の入試トレンドでは、文系であっても「数学ができる子」が非常に有利になる仕組みが整っています。


例えば、慶應義塾大学の経済学部や早稲田大学の政治経済学部など、文系の最難関学部では数学を必須、あるいは強く推奨する動きが定着しています。また、文系学部で「数学選択」をして受験すると、ライバルが少ないために合格可能性が高まるケースもあります。

 

 

さらに、社会に出てからの「データサイエンス」の普及により、文系就職であっても最低限の数字を読み解く力は必須となっています。


数学嫌いなあなたへのアドバイス


「数学が嫌い」という理由だけで理系をあきらめる必要はありません。まずは無料の学習サービスで、大学の学部紹介や入試科目を詳しく調べてみてください。


もし、どうしても数学が苦痛で文系を選ぶのであれば、入試情報サイトを活用して「数学なし」で受けられる大学を戦略的に選ぶことが大切です。
 

大切なのは「数学ができるかどうか」ではなく、「その学部で何を学びたいか」という意欲です。数学への苦手意識は、入試方式の工夫や学習環境の変化でカバーできる時代になっています。