2019年11月4日
午後、福永武彦「湖畔事件」(『加田伶太郎作品集』(P+D BOOKS、小学館)所収)を読む。名探偵(シャーロック・ホームズ)の真似をして遊ぶ子供達の描写に少し驚いたが、殺人がないと言うのも何だか面白かった。犯人が探偵に勝負を挑んでいたとは思わなかった。しかも、(僕には想像できなかった)変わったトリックがあったなんて…。
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午後2時過ぎに自宅を出て尾鷲市で今借りているマンションに午後4時過ぎに戻る。
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夜、福永武彦「赤い靴」(『加田伶太郎作品集』(P+D BOOKS、小学館)所収)を読む。この小説の展開云々とは別に、スターになるのは実力の他に運も必要だと思うが、人の弱味につけこんでと言うのは少し嫌だなと思った。ああ、虚しいな…。
2019年11月3日
夜、福永武彦「眠りの誘惑」(『加田伶太郎作品集』(P+D BOOKS、小学館)所収)を読む。主人公の手記から大学教授(で名探偵の)伊丹英典が推理すると言うのは、今まで読んできた推理小説は探偵が現地に赴いて調べて推理すると言った物が多かったので、僕にとって新鮮だった。もっとも、催眠術や夢遊病と言った言葉やその内容に僕が戸惑ったのも、僕の新鮮な感覚を強めたのかもしれないが…。
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文化の日。午前中近所の消防団の訓練に出席し、夜消防団の忘年会(←早い!)に出席し、散々いじられる。嬉しかったが、自分自身の処理のされ方が良く分からなかった。ああ、何だかなあ。
2019年11月2日
午前中、中澤日菜子「七夕の旅」(『星球』(講談社)所収)を読む。主人公の女性がある切っ掛けから彼女の祖父の過去を知り、祖父への態度が変わっていく展開は、今日の僕には非常に堪えた。そして、主人公の「またいとこ」(215頁)にあたる李生の発する言葉や態度の変化は、他人の事も想像できず、ただただどうにか一日をやり過ごそうとしている僕の現状を改めて照らし出している気がして、読んでいて涙が出そうになった。すべては自分から始めるしかない…。
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夜、福永武彦「電話事件」(『加田伶太郎作品集』(小学館、P+D BOOKS)所収)を読む。僕にとってはまさかの展開で吃驚した。犯人が大人達ではなかったうえ、犯行の動機がある意味深い所から来ている訳ではないのに、死者が出るとは…。