2019年11月13日
夜、三国美千子「青いポポの果実」(『新潮』2019年12月号所収)を読む。三島由紀夫賞受賞第一作。語り手の小学五年生の頃の出来事を中心にして小説は進むのだが、(語り手の)父親と母親のどちらもキャラクターが強烈で、更に四歳下の妹が冷静すぎる観察者だと言う状況で展開されるので、面白いとは感じられたものの、僕は今一つ信じられなかった。小学一年生であれだけ冷静に他人を観察されたら堪らない…。ただ、そのせいもあっての事だと思うが、麻子と言う女性との出会いと以後の展開は僕には(一寸想像できない部分もあったものの)ある種の救いだと感じられた。最後の麻子に対する思いは凄く純粋で綺麗なのは間違いないし…。
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もうどうしようもないくらいの一日。自分自身に対して、猛烈にクラクラした。