F9の雑記帳 -163ページ目

2019年12月18日

 夜、古井由吉『半自叙伝』(河出文庫)の61頁まで読む。やや酔っている身体では、20頁程度の読書で限界らしい。著者の文体にも漸く慣れてきたので、もう少し読み進めたい所ではあったが…。

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 今日は普段通り出勤し、どうにか仕事をした。終業後職場の忘年会があった。僕はまあ楽しかったが、後半酔いもあったのか、無性に誰とも喋りたくなくなり、二次会には参加せず、早々に(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋に戻った。まあ、何と言う事だ。体力不足か、その他何が原因か良く分からないが、もう少し他人とコミュニケーションしないと…。

2019年12月17日

 古井由吉『半自叙伝』(河出文庫)の46頁まで読む。

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 午後母の(一ミリぐらいの癌の)手術の成功を確認した後、(「やる事はないので早く尾鷲に戻れ」と言った内容の発言を母と姉にされたので、)午後5時過ぎに病院を出て午後7時過ぎに(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋に戻った以外は、資源ごみを指定された場所に持っていったり録画したテレビ番組を観たりして過ごした。

2019年12月16日

 午後、久生十蘭『内地へよろしく』(河出文庫)を読み終える。最前線であっても内地であっても、戦争中はどこでも状況は厳しかったのだと言うのが(主人公である)松久三十郎の知識の獲得と心情の変化と共に分かり、更には(虚構混じりゆえ)戦争中の空気感をほんの僅かだとは言え味わえ、読み終えた後読んで良かったと思った。終盤悲しい場面も用意されているが、現実に起こってもおかしくないのだな。ただ、松久三十郎が抱く当時の日本人に対して抱く感情がやや誇張されているなとは感じたけれど…。

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 続いて、ガッサーン・カナファーニー/奴田原睦明訳「ハイファに戻って」(『ハイファに戻って/太陽の男たち』(黒田寿郎/奴田原睦明訳、河出文庫)所収)を読む。故郷の地を追われた夫婦が(故郷の地で)かつて住んでいた家を訪ねた際の出来事について書かれた小説だが、後半で繰り返される「人間はそれ自体、自己の問題を体現する存在なのだ」と言う言葉が凄く印象に残った。

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 午後母の入院の手伝いをした以外は、本を読んだり録画したテレビ番組を観たりして過ごした。

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 第162回芥川龍之介賞の候補作が発表されたが、やはり千葉雅也『デッドライン』(新潮2019年9月号所収)が入ったか…。冒頭から不穏な空気が満ちている気がして、雑誌は買ったがまだ全体を読んでいないので何とも言えないのだが。