2019年12月21日
午前中、ガッサーン・カナファーニー/奴田原睦明訳「彼岸へ」(『ハイファに戻って/太陽の男たち』(黒田寿郎/奴田原睦明訳、河出文庫)所収)を読む。(小説の中では「その要職にある男」と書かれている)主人公が尋問中に窓から飛び降りた男が、帰宅後の夕食前のうたた寝の夢の中で主張すると言う内容だったが、パレスチナ問題に絡んでの事なので読んでいる間重く苦しかった。「これでも生きてるっていえるのか?死んだ方がまだましだ」(172頁)と言う声が感染していく、か…。
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夜、ガッサーン・カナファーニー/奴田原睦明訳「戦闘の時」(『ハイファに戻って/太陽の男たち』(黒田寿郎/奴田原睦明訳、河出文庫)所収)を読む。主人公の手の内にある五リラのお金を巡る攻防を中心にして小説が進んでいくのだが、読み終えてなかなか凄いぞと思った。この小説で書かれている様な事まで、主人公はしなくても良いのではないか。いくら“戦闘の時”とは言え、少々やり過ぎな気がしてしまうのだが…。ああ、先の文章は言うに及ばず、今の文章も相当随分底の浅い読書の感想だな…。
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この週末は帰宅する予定ではなかったので、午前中に洗濯をした後鈴鹿市に向かい、午後(鈴鹿市内で)所用を済ませて尾鷲市で今借 りているマンションの部屋に戻った以外は、本を読んだりテレビ番組を観たりして過ごした。
2019年12月20日
夜、今村夏子「的になった七未(なみ)」(『文學界』2020年1月号所収)を読む。芥川賞受賞第一作。小説自体は軽快なテンポで進んでいくが、内容が静かに怖くて読み終えて少し嫌になった。何だか映画を一本観た感じ。軽快なテンポに乗せられてしまったのか…。『むらさきのスカートの女』(朝日新聞出版)の様な小説かと決めつけてかかるときっと痛い目に遭うと思う。
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気が滅入ると食べる事に力が入る質で、つい食べ過ぎてしまうので最近太ったなと感じる事が多くなった。もっとも、体重よりもウエストなのだが。
2019年12月19日
夜、古井由吉『半自叙伝』(河出文庫)の80頁まで読む。今日で「半自叙伝」の部分を読み終えた形になる訳だが、作家が自身の人生を書いていて面白いのは勿論、僕にとっては新たな発見もあり驚いたり等、楽しい読書の時間を過ごした。さあ、次からはどうなるのだろうか。
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昨日の食べ過ぎのせいに違いないだろうが、今日は一日を通して普段より食欲がなかった気がする。やはり、最近の暴飲暴食が原因だと思うのだが…。