2019年12月27日
夜午前1時過ぎから2時頃にかけて、古井由吉『半自叙伝』(河出文庫)の143頁まで読む。「Ⅱ 創作ノート」の約半分を読んだ形になるのだが、「半自叙伝」で読んだ内容も含まれているのに、読んでいてその事があまり気にならず、寧ろその事が逆に読み進めるための鍵になっているような気がしてならなかった。取っ掛かりがないと、なかなか集中できないとは言え、我が事ながらやや露骨すぎないだろうか。そうか、古井由吉は競馬が好きだったのか…。しかし、「半自叙伝」同様面白い。作家としての苦労は生半可ではないのだな…。
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今日で仕事納め。余り焦らず仕事をするつもりだったがつい慌ててしまい、結局大して仕事はできなかった。おまけに、(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋に戻ってからある事を忘れていた事に気づいたりしたので、今日は一寸いけなかったかもしれないな…。
2019年12月26日
夜、川上弘美「お金は大切」(『ぼくの死体をよろしくたのむ』(小学館)所収)を読む。不思議な話。午前零時から夜明けまで女性と踊り、愛について考えてしまうとは…。おまけに恋愛をちゃんとした事がないと主人公が言いきってしまうだなんて…。
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続いて、川上弘美「ルル秋桜(こすもす)」(『ぼくの死体をよろしくたのむ』(小学館)所収)を読む。雑誌等から切り抜いた死体の写真を集めている(主人公の)女の子と彼女が通う絵画教室の女性の先生を中心にした小説なのだが、お互いにベクトルがあまり変わらないので年の差が感じられず、(極めて単純だが)親友と言うのは年齢は関係ないんだなと思った。しかし、主人公の姉のみのりの嫌らしさはかなりのものだな。ああ、堪らないな…。
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今日は特に書く事がない気がする。細かく書けば書く程泥沼にはまりそうだし…。
2019年12月25日
夜、川上弘美「儀式」(『ぼくの死体をよろしくたのむ』(小学館)所収)を読む。夜に行動し、犯罪を犯した人間に天罰を与えると言うのは面白かったし、謎が謎のまま終わっているのが良かった。そして、読み終えた後、昨日読んだ「なくしたものは」に出てくるかつて巫女だった女性の事を書いているのかなと思った。
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続いて、川上弘美「バタフライ・エフェクト」(『ぼくの死体をよろしくたのむ』(小学館)所収)を読む。手帳の9月1日の欄に見知らぬ名前が書かれている男女が登場人物なので、もしかしたら出会うのかなと思ったら出逢う事もなく、更には顔を会わせる機会はあった事にも気づかなかったと言う展開に「やられた」と思い、(何度も書いてしまうけれど)読み終えて散文詩を読んだ様な気分になった。終盤から最後にかけて静かなのも効果的だったのかもしれない…。
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更に、川上弘美「二百十日」(『ぼくの死体をよろしくたのむ』(小学館)所収)を読む。魔法を使って変身して大切な人と一緒に過ごすと言う展開は、面白かったと同時に悲しかった。最後もまた悲しかったが、それもまた良いと思った。
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今日はノー残業デーだったが、本当に刺激的な一日だった。しっかり覚えておかないといけない一日がまた増えてしまった…。