88万ウォン世代
ハチ社長物語はお休みして、
今日は韓国で空前のベストセラーとなった本を紹介したい。
- 韓国ワーキングプア 88万ウォン世代―絶望の時代に向けた希望の経済学/禹 〓熏
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いま、景気は最悪である。
派遣切り、内定取り消し・・・・昨年後半から暗い話題が相次いでいる。
お隣り韓国でも状況は同じだ。
というか、日本よりももっと深刻だ。
韓国では20代の若者の実に50%が非正規職だという。
そして彼らの平均給与が88万ウォンであることから、著者はこの“時代”を象徴する若者を「88万ウォン世代」と名付けた。
表題だけを見ると、この本は現代韓国の若者がいかに厳しい状態に置かれているかを報道した、ルポルタージュのように思える。
しかし実際は、現代韓国の構造的な諸問題を、きわめて広範な論理を展開しながら解明していく社会経済学書である。いわば現代韓国版「資本論」だ。
資本論では「階級」と「搾取」が重要なテーマとなっているが、本書では「世代」が新たな「階級」として重要なキーワードとなっている。
先の世代はいい時代を過ごし、高い地位に安住しているのに対し、今の世代はいい時代を過ごすこともできず、上がつかえていて地位も得ることができない。その究極が、満足に就職すらできない20代の若者たちである。
しかも韓国の場合、社会のセーフティネットも整備されていないので、一度落ちていけば「敗者復活」のチャンスもない。
この世代間格差・世代間闘争がどれだけ深い問題となっているか。はたして現代の若者は将来に希望を持つことができるのか。
著者は豊富な経済学説を紹介しながら、現代韓国の断層をえぐっていく。
まさに韓国社会を知るための必読の書である。
南大門戦記 (5)
店の1階は、あやしいシャ○ルやルイ・○トンが所狭しと並んでいる。
しかしおにーちゃんは、「アタッシュケースは2階ですよ~」と言って、2回に案内してくれた。
そしてダンボールの山の中から、アタッシュケースを次々に出してくる。
あった。
あった、あった。
日本ではどこのデパートにも売っていないサムソナ○トが![]()
本物だ。 いや、本物らしい。
僕、韓国語で牽制する。
「これ、本当にサムソナイトか?ニセモノじゃないだろうな」
急に韓国語を話したカモを見て、おにーちゃんムキになった。
「本物ですよ~。うちはここで30年商売してますよ~。そうだ、見てください」
と言って、ライターを取り出し、アタッシュケースをあぶり始めた。
「ほら、何のキズもつかないでしょ? 本物の証ですよ。これなら一生持ちますよ~ サムソナ○トですからああ」
どうやら本物らしい。
ハチ社長「うん、これいいな。いくらだい?」
さあ、いよいよ値段交渉開始だ。
(つづく)
南大門戦記 (4)
南大門市場を歩いていると、ずるそーなおじさんやお兄ちゃんが、「ニセモノあるよ~。完璧なにせものあるよ~」と声をかけてくる。
それはロレ○クスだったり、ルイ・○トンだったりするわけだが、大体、3メートルに1人の割合で声をかけられる。
基本的に南大門市場は、あやしい香りがぷんぷんするのだ![]()
そんな通りを歩いていると、またしてもずるそーなおにーちゃんがハチ社長に声をかけてきた。
「しゃちょーさん、かばんいりませんか? なに探してますか?」
初めての韓国、異郷の地でのかばん探し。
親切に? 日本語で声をかけてくれる人に、還暦前のハチ社長は弱い![]()
「アタッシュケース探してるのさ。あるの?」
おにーちゃん、カモをつかまえたとばかり
「ありますよ~、うちはここで30年商売してますよ~ 大丈夫ですよ~」
と言って店に招き入れる。
「ねえhiroくん、ちょっと寄っていこう」
ハチ社長、このお店(またはおにーちゃん)が気に入ったよう。
しょうがない、入りましょうか・・・・
僕たちはこうして、ニセモノが並ぶ店内へと足を踏み入れたのだった。
(つづく)
南大門戦記 (3)
ハチ社長をお連れして、ソウルに戻った僕。
ソウルの活気を肌で感じてもらうには、今も昔も南大門市場がぴったりと考え、南大門市場へ向かった。
「hiroくん、ちょっとさー、かばん買いたいんだよね~」
初めて訪れる南大門市場の喧騒に圧倒されながら、ハチ社長、カバン屋さんがいっぱいあることに気づき、思い出したように言う。
「アタッシュケース、買いたいんだよ。日本のデパートは今どきアタッシュケース売ってなくてさー」
たしカニ~![]()
今どき、日本でアタッシュケースを持ってる人なんて見たことない。
ビジネスマンが持っているのは大概、ナイロン製のビジネスバッグだ。
アタッシュケースを持っているのは、覚○剤のバイニンくらいか?
「日本のデパートでサムソナ○トがないか聞いてみたんだけど、現在のところ入荷がないんだってさ。だから、ここで買えないかな?」
ハチ社長・・・・でも南大門市場はニセモノばっかですよ![]()
そう思いつつ、大切なお客様のため、なんとかサムソナ○トのアタッシュケースが売ってないか、探し回ることにした。
いざとなったら、すぐ近くの新世界百貨店に行けばいいや ![]()
(つづく)
愛しの韓国女優 ムン・グニョン
ハチ社長物語はちょっとお休みして、今日はまた愛しの韓国女優を紹介したい。
今日は僕の大本命、ムン・グニョンである。
ムン・グニョン
1987年5月6日 光州生まれ。
日本でも大ヒットしたドラマ「秋の童話」で、主人公の少女時代を演じていたのでご存知の方も多いだろう。
韓国では「国民の妹」のキャッチフレーズで爆発的な人気を誇る若手女優である。
彼女が大学に入学したときには、一目見たさに学生が彼女の教室に押しかけ、パニックになった。
今年は彼女も22歳。
韓国民の間ではまだまだ子供のイメージが残っているが、化粧品のCMなどで徐々に大人の魅力も出している。
そして何といっても、昨年大ヒットしたドラマ「風の絵師」の好演が光る。
李氏朝鮮時代の実在の天才画家、シン・ユンボクが実は女性だった、という設定の難しい役どころを完璧に演じ、各賞を総なめにした。愛くるしく豊かな表情が彼女の持ち味だが、「風の絵師」でも彼女の魅力が十二分に出ていた。
彼女の魅力が光る映画は何といっても「マイ・リトル・ブライド」だろう。
韓国での原題は「幼い新婦」
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ストーリーについては何も言うまい。
16歳のムン・グニョンがとにかくかわいい。
彼女の表情を見ているだけで幸せになる作品である。