ソウル SEXYバー潜入記(2)
僕は最近、新村の街をブラブラするのが一番のお気に入りだ。
地下鉄新村駅から梨花女子大前を通り、地下鉄の梨大駅まで、一駅をぐるっと遠回りして歩くのだ。
新村は学生の街らしく、安くて庶民的な店がたくさんある。
韓国の友人と会うと、時々学生気分に浸って新村のバーで飲み明かす。
今回の旅の終わりに、以前から気になっていた店に突撃することにした。
それが
SEXYバー![]()
↑看板はこんな感じ
おそらく韓国語しか通じない。
でも悪友くん、言葉が通じないのはすでに経験済み。
今度は僕に付き合ってもらう番だ。
はじめての店だから、もちろん飛び込みである。
そんな店に飛び込みで入って大丈夫かって??
大丈夫である。
・・・・・たぶん。
(つづく)
ソウル SEXYバー潜入記(1)
(はじめにお断りしておきます。今回、いかがわしい内容は一切出てきません。そしてたぶん面白くもありません。それを期待した方、あしからず・・・)
以前のブログ(3月7日~3月12日「哀愁の清涼里」編および4月1日~8日「ソウル キャバクラ特攻隊」編)に登場した悪友くんとの旅の終わりに、僕らは新村(シンチョン)に出かけた。
この旅で、悪友くんはその目的をすべて果たした。
清涼里では、20分7万ウォン(約4,500円)で目的を果たし、明洞のPホテルでは2時間3万5,000円で目的を果たし、心身ともに疲労困憊、すべてを出し切った。
しかし僕は納得できない。
清涼里では寒空の下、缶コーヒー片手に凍えて待っていた。
Pホテルでは何もイタしていないのに、チップを1万円払う破目になった。
このまま日本へ帰るなんて納得できない![]()
というわけで、「今度は俺につきあえ」と、悪友くんと新村へ出かけたのだった。
目指すはバー。
バー。
そう、BAR。![]()
一度は行ってみたいと思っていた、SEXYバーへ潜入しようというのである。
Pホテルの余韻もそこそこに、明洞をつっきり乙支路入口(ウルチロイップク)へ。
地下鉄2号線に乗り、新村へ向かった。
(つづく)
韓国語変遷史
ハングルの話題のついでに、今日は少しマニアな本を紹介したい。
- 韓国語変遷史/金 東昭
- ¥7,140
- Amazon.co.jp
こんな本はアフィリエートではないと思っていたら、あったので思わず紹介してしまう。
ハングルは1446年に世宗大王によって制定されたが、それ以前にももちろん「韓国語(朝鮮語)」という言語は存在した。
本書は古代から近代にいたるまでの韓国語の音韻・語彙・文法・表記の変遷をまとめた、言語学の専門書だ。
僕はたまたま6年前、通りすがりの書店で本書を見つけた。
当時僕は、ハングル制定以前の文字・吏読文字について興味を持っていた。
その吏読文字について学びたいと思っていた矢先、書店でこの本を見つけてしまったのだ。
7,140円という高額にもかかわらず、衝動的に買ってしまった。
古代・中世・近代の時代別に韓国語の音韻体系を丹念に調べ上げ、体系化している。
また、当時はなかった音素が近代になって加わったり、逆に時代が進むにつれ消えてしまった音素があったりと、言語の変化がきわめて興味深い。
ハングルも、昔は現在では使われていない記号やつづりがあったそうだ。
そんな昔の文献の文章が載っているが、今では使われていない記号やつづりがあるので、当然僕には読めない。
「ちょうちょう」を「てふてふ」、「いのしし」を「ゐのしし」と表記するようなものだ。
本書を読むには、韓国語の知識に加えて、(韓国の)古語や言語学の知識も必要である。
韓国語上級者向けの本である。
ハングルの世界
ハングルについて、その成り立ちや歴史を学びたいなら、この本がおすすめだ。
- ハングルの世界 (中公新書 (742))/金 両基
- ¥693
- Amazon.co.jp
- 金両基(キム・ヤンギ)の著書は以前にもご紹介した。
- (3月1日「物語韓国史」)
在日韓国人の比較文化学者で、著書も多数。僕は彼の著書を3冊持っている。
本書は初版1984年と古い本ながら、「偉大な文字」ハングルの歴史、取り巻く状況などを知ることのできる入門書である。
時事関係や韓国社会について書かれた章は、さすがに時代がちがい現在とは合わないが、ハングルの歴史についてはとても分かりやすく解説されている。
書中、韓国の新聞の写真が出てくる。
当時(20年ほど前)、韓国の新聞は日本と同じタテ書きで、記事中に漢字もよく出てきた。
今、韓国の新聞はすべてヨコ書きで、記事はすべてハングルである。
今あらためて読み返していると、時の流れを感じることができて、僕にとっては興味深い。
ハングルの誕生
時は15世紀。李氏朝鮮4代王・世宗(セジョン)は考えた。
「現在、わが国では漢字を使っているが、これでは難しすぎて、学のない民は読み書きをすることができない。彼らでも簡単に理解できる文字を作ってやることが必要だ」
そこで王は学者に命じて、新しい文字を作らせることにした。
学者たちは韓国語の音をすべて研究し、1446年「訓民正音(フンミンジョンウム)」という書物にまとめた。
これがハングルである。
それまでの朝鮮では、学のある身分の高い人は漢文を、中間の身分の人は漢字を借りた万葉仮名のような文字(吏読文字)を使っていた。
ハングルはいわば日本のひらがな・カタカナのようなものであるが、その成り立ちは日本の仮名文字とは全くちがう。
日本の仮名文字は漢字の形を変形させて作られたが、ハングルは韓国語の音を陰陽の対比によって配列し、まったく新しい記号として作られた。単純な記号なので、なるほど、学のない民でもすぐに覚えることができる。
(僕は1週間ですべての文字を覚えた)
陰陽の対比は、韓国ではきわめて重要な概念で、当時の思想の中心概念である。
韓国語を学習した人なら、わかるはずだ。
たとえば単語に接続助詞をつなげるとき、前の単語の最後の母音が「陽」の音なら「陽」の接続助詞を、「陰」の音なら「陰」の接続助詞をつなげる。
韓国語初心者が最初に迷うポイントだ。
ハングルはおそらく世界で最も新しい文字だろう。
それだけに非常に覚えやすく合理的にできている。
読み方を覚えれば、複雑に見えるハングルもとても簡単だ。
興味のある方はハングルの世界をぜひのぞいてみていただきたい。
なお、ハングルを作った世宗大王は、歴史上もっとも有名な王である。
1万ウォン札にその肖像が描かれている。

