ソウルの路地裏のぞいてみれば -75ページ目

ソウル お見合い大作戦(6)

(お見合い大作戦、再開である)




明洞の街をぶらついていて、時間をつぶした僕。



2時間が経過したころ、


「そろそろ勘弁してやろうかお」 ということで、あーさんに電話を入れた。




「もしもし、あーさん。今どこ?」


「まだロッテホテルにいるよ~。早く来てくれよ~」



このまま二人で食事に行かせてもいいのだが、もうそろそろ話題も尽きるころだ。


というか、もう限界点だ。


ここは僕が場を盛り上げて、彼女に失礼のないようにしなくては・・・・



ということで二人と合流し、三人で食事に行くことにした。





あーさん、二人っきりでさぞかしお疲れの様子。






もう一回言っておきますが、××ちゃんはどう見ても僕のお母さんにしか見えないんですよ。


同い年のはずなのに・・・・あせる






食事の間、妙に焼酎を飲みまくるあーさん。


かいがいしくお酌する僕。




そこに愛は・・・・・あった、のかな?



食事のあと、それで「ハイ、さようなら」というわけにもいかず、僕の提案でカラオケに行くことにした。



(つづく)


(注:韓国では一般的に女性はお酌はしません。「女性のお酌=水商売」というイメージで下品な行為とされています)


盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が自殺!!

ふざけた「お見合い大作戦」の途中ですが、臨時ニュースです m(_ _ )m





すでに報道各社が伝えている通り、23日朝、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が死亡した。自宅の裏山を登山中、崖から飛び降りた。自殺だった。


4月14日の当ブログ↓でも述べたとおり、

http://ameblo.jp/hirofkz/entry-10240593758.html

盧・前大統領は在任中に不正資金を受領し、国民の間から非難の声が上がっていた。検察当局が逮捕状請求へ詰めの協議を行っていた最中の自殺だった。


これで前大統領の汚職事件はあっけない幕切れを迎えることになるだろう。



ちょうど昨日、「お見合い大作戦(5)」をアップした直後に、このニュースが飛び込んできた。


僕は聯合通信の第一報を見たときから、前大統領は自殺だと思った。


捜査の渦中、明日にも逮捕かという時期に、タイミングよく事故など起きるものではない。案の定、その後の報道で遺書が見つかり、自殺であることが判明した。





晩節を汚した。




最悪の終わり方だと思う。




韓国の歴代大統領で、その退任後も国家によって名誉を保たれた者は皆無だ。


全斗煥(チョン・ドゥファン)と盧泰愚(ノ・テウ)は不正蓄財で逮捕された。しかし彼らは、国民に謝罪し罪を償った。手錠をかけられた姿を全国に放映されるという屈辱に耐え、世間の非難を一身に浴び、懲役刑を受け入れたのである。(のちに特赦を受けるが)



それに比べ、あまりにも切ない終わり方である。



一国の最高権力者だった者が、国民に説明することもなく、事件の真相を明らかにすることもなく自ら命を絶ったのである。


思えば盧・前大統領は、事件発覚の当初から自ら説明することなく、マスコミから逃げ回っていた。


きちんと語るべきことを語り、真摯に謝罪していれば、その後の人生も変わっていたことだろう。





いずれにしろ、韓国始まって以来の不名誉な事件であることはまちがいない。



むなしい気持ちだけが残るニュースだった。


合掌。



ソウル お見合い大作戦(5)

ひと通り紹介が済み、挨拶を終えたころ。



「じゃ、あとは二人っきりにしてやろうか」


とアニキがお約束の一言を言った。



事前の打ち合わせで、僕はあーさんと約束をしていた。 それは・・・・



きちんと僕も同席して、フォローすること  (この場合はうまく遠まわしに断ること)



だから僕は何とか××ちゃんの関心をあーさんから逸らそうと、あれこれ作戦を立てていた。



だけど



だけど





あまりにもおもしろかったので、僕もアニキと一緒にその場を離れることにしたべーっだ!





「じゃあ、僕も友達が待ってるのでパー あーさん、あとはしっかりね」


と、二人をロッテホテルのティーラウンジに残し、明洞の街へと繰り出した。


(注:僕にはとてもとても美人の、スンヒという女友達がいる。彼女を口実にさせてもらった。スンヒとのことは、また別の機会にお話ししたい)




あーさん、すでに涙目。



すがるようなまなざしで、僕を見ている。



時刻は午後4時20分。これからどうする、あーさん。


(つづく)



ソウル お見合い大作戦(4)

ソウルへ着いた翌日。いよいよお見合いである。


彼女はソウルの隣り、イルサンに住んでいるという。


約束の時間は午後4時。


それまで僕たちは何もすることがなく、ぶらぶらと足裏マッサージだの、焼肉グルメなどをして過ごした。


そしていよいよラブラブ 約束の午後4時。


待ち合わせのロッテホテルで待っていると、アニキが一人の“お母さん”を伴って現れた。




うん、見た目は僕のお母さんくらい。あれ、この人だれかな~、っと思っていると・・・・




「やあ、お待たせ、あーさん。彼女が話していた、××ちゃんだよ」


「こんにちは、××です。お会いできてうれしいですラブラブ




まじ?   ですか??? ロケット  ロケット  ロケット  ロケット




40歳って言ってたじゃん。それって僕と同い年じゃん。





ない・・・・・




ない・・・・・




ありえない叫び








ない・・・・・







ない・・・・・




どうみても僕のお母さんにしか見えないアメーバ







あまりの衝撃に、僕は彼女の名前も忘れてしまった。



だからここでは、××ちゃんとしか書けないのだ。




うわー、どーする? あーさん?



でもちょっとおもしろいかなにひひ




リッツ・カールトン予約したんだけど、どーしますぅ??



(つづく)



ソウル お見合い大作戦(3)

他人のお見合いほど楽しいものはない。


僕はあーさんのために、この旅を最高のものにしてあげようと心に決めた。



まずホテルだ。



とにかく、お見合いである。



その夜は何があってもいいように?  江南のリッツカールトンを予約した。



ゴージャスな内装にダブルのベッドラブラブキスマーク



あ、シャンパンとフルーツもオーダーしなきゃベル




えーっと、いちおう声が聞こえちゃマズイから、部屋は別の階にした方がいいな・・・・ニコニコ





あれこれ考えてプランを立てるのは楽しい。



そうこうしているうちにあっという間に時は過ぎ、いよいよ出発の日を迎えた。


アニキが好きな北海道・カネヒロジンギスカンをお土産に、僕たちは一路ソウルへと飛んだ。




飛行機の中であーさんが、お相手の人について教えてくれた。



某大学の理事長ご令嬢。


40歳、未婚。 日本語は堪能。今はアニキの大学でマーケティングを勉強しているという。




え?




40歳で学生なの???




あーさんに聞くと、あまりにお嬢様すぎて、社会に出たことがないそうだ。ずーっとお父様の大学で学生をしているという。


へたしたら、男と付き合ったこともないかもしれないそうだ。




いいじゃん、いいじゃん。


理想の結婚相手じゃんニコニコ




3時間のフライトの間、テンションが上がりまくる僕。


そして、妙にビールを飲みまくるあーさん。





待ってろよ、ソウル飛行機


インチョンはもうすぐだ。


(つづく)