最近完成した出力管6AR5を使った単球(単段)コントロール・アンプですが、なかなか良い音を聴かせてくれています。
現在、使用している6AR5は、GE社製のものですが、その他、手持ちの6AR5としては、国産のナショナル(松下)製の中古品が何本かと、マツダ(東芝)、と東芝の元箱入りがあります。
今では、入手困難なHi-Fi(ハイファイ)用の6AR5
6AR5は戦後、6Z-P1などST管のあと、MT管による5球スーパー・ラジオの出力管として多用された出力管ですが、家庭用のステレオにも多く使用されていました。
Hi-Fi 用6AR5は、ノイズが非常に少ないなど、オーディオ用として発売されていたものです。本当ならエージングしてから挿し換えるのが良いのですが、プレート電圧も低く、電流も10mA程度なので、そのまま挿し換えてみました。
Hi-Fi用6AR5に挿し換えた時の音の違いですが、まず驚いたのはノイズ(ハム)の少なさです。GEの6AR5でも、ほとんどハムは聴こえず、問題はないのですが、Hi-Fi用6AR5にするとスピーカーに耳を押し付けてボリューム最大でもハムは全く聴こえません。
気のせいか音自体も情報量や、臨場感が増した感じに聴こえます。
この6AR5コントロール・アンプのこれまでの投稿は、末尾のアドレスのとおりです。出力管を使った単段コントロール・アンプというアマチュアの自作だからこそ出来るような、超シンプルなアンプですが、この回路の入力部に切り替えスイッチを取り付け、入力系統を増やし、ボリュームも普及品からデテント・ボリュームにするなどの改良をすれば、かなり使いやすいコントロール・アンプとなると思います。
単球(単段)コントロール・アンプの製作 ③ / 回路図等 & オシロスコープが壊れました!
単球(単段)コントロール・アンプの製作 ② / 完成しました。真空管に出力管を使用。
単球(単段)コントロール・アンプの製作 ① / シャーシの加工をしました。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪