名指揮者の名盤・名演奏(141)/ ユージン・オーマンディ / レスピーギ・交響詩三部作 他
今回の「名指揮者の名盤・名演奏」は、ユージン・オーマンデイについて投稿します。プロフィールは、いつも購入するタワーレコードの通販サイトからコピペしました。プロフィール指揮者。1899年ハンガリーのブダペスト生まれ。1985年没。フーバイに師事してヴァイオリンを学び、17歳でブダペスト王立音楽院の教授を務める腕前だった。1920年に米国に渡り指揮活動を始める。31年ミネアポリス交響楽団の常任指揮者を経て、36年からストコフスキーに招かれフィラデルフィア管を振り始め、38年常任指揮者に就任。80年に引退するまでの44年間務めた。フィラデルフィア・サウンドといわれる豊麗な音色を作り上げた。2012/08/30 (2013/01/18更新) (CDジャーナル) オーマンディと言えば、レパートリーも幅広く、フィラデルフィア管弦楽団と、コロンビア及びRCAにかなり多くの録音を残しています。しかし、HIROちゃんのオーマンディのライブラリーは非常に少なく、LPレコードが3枚、それにベート―ヴェンの交響曲全集のCDのBOXと、リサイクル店で100円で購入したCDが2枚、それだけです。CDの整理が悪いので探せば、あと1、2枚位は何かあるかもしれません?----オーマンディ音の饗宴1300シリーズのLPについて--- 学生時代だった1970年代に1,000円~1,300円の廉価盤LPレコードが各レコード会社から多く発売されていましたが、このシリーズは、CBS/SONYから発売されていた全25巻のシリーズ。曲目が分かるよう、レコードの帯の裏面をコピーしました。幅広いレパートリーとなっています。このシリーズで架蔵しているのは下記の3枚です。■ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」■プロコフィエフ/古典交響曲&3つのオレンジの恋の音楽■レスピーギ/交響詩3部作 「ローマの松」、「ローマの祭」、「ローマの噴水」 フィラデルフィア管弦楽団この25巻の後は、追加のシリーズ発売があったのだろうか? ■ベートーヴェン交響曲全集/第1番~第9番「合唱」 CD フィラデルフィア管弦楽団 録音:1961~66年■ホルスト/組曲「惑星」 フィラデルフィア管弦楽団 録音:1975年■グリーク/ペール・ギュント」組曲第1番。第2番■シベリウス/交響詩「フィンランディア」 悲しいワルツ、トゥオネラの白鳥 フィラデルフィア管弦楽団 録音:1959年~1963年これらの中ではレスピーギの交響詩3部作が素晴らしい。オーマンディは、この3部作を移籍後のRCAで1973年~1974年にも録音していますが、LPはコロンビア盤で1957年~1960年録音のものです。初期のステレオ録音ですがダイナミック・レンジもまあまあ広く、左右に広がりのある、当時としては鮮明な音でしょう。「ローマの松」と「ローマの噴水」の2曲は、コロンビアが1958年に発売したステレオLPの第1号として発売された記念碑的録音のようです。 3曲ともオーマンディとフィラデルフィア管の音は、完璧なまでの精度でダイナミック。色彩感があり華麗です。また、随所で聞かれる管楽器の音も魅力的です。これは名盤と言えるでしょう。この録音を聴くと、架蔵していないRCA録音の1973年~1974年盤も聴いてみたいと思いました。 ベートーヴェンの交響曲ですが、オーマンディ・ファンの方からは評価が高く、ベートーヴェン交響曲全集でも上位にランク付けしておられる方もおりますが、HIROちゃんとしては・・イマイチ。確かにオーソドックスで、フィラデルフィア管の豊麗な響きや、管楽器の美しさは随所で感じますが、個人的には重厚さと、内面的な表現がもっと欲しい。 ホルストの組曲「惑星」ですが、オーマンディとしては、このRCA盤は唯一の録音のようです。色彩豊かなオーケストレーションの曲で、フィラデルフィア管にはもってこいの曲で、演奏も素晴らしいと思いました。オーマンディ最円熟期の名演かも・・では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。