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【アプリボット戦記】最強エンジニアを目指す【しま】

サイバーエージェントに入社したエンジニアが最強エンジニアを目指すブログ。
アプリボット所属。

サイバーエージェントの採用基準として

素直でいいやつ

が挙げられる。

社内を見まわしても素直でいいやつ多い。

一緒に働いていて心地良いし、「素直でいいやつ」程成長して行く印象がある。

 

「素直でいいやつ」の定義は色々表現方法があると思うけど、

偏見なく一旦全部受け止め、

前向きに捉えて行動していける人

だと個人的に捉えている。

 

「素直でいいやつ」は

周りから応援され助けを得ながら、成果を出したり成長機会を得ることが多いし、

何より前向きに取り組むことで自ら成長して行く

 

会社とは特定の思想と方向性を持った組織体である。

事業や組織を成功させるために、時には土壇場での変更や無理をすることもある。

一言で言えば「道理が通らない瞬間」が多々発生する。

そんな変化の多い環境で、前向きに取り組み続けられることは大きな武器になる。

 

一方で、

箱に入って愚痴り始めたら終わり

だと思っている。

 

愚痴り続けるやつは誰も応援しようと思わないし、自ら成長機会を失う。

個人の能力が仮に高くても組織から見れば管理コストが高いだけの人になる

 

「道理が通らない瞬間」があるのは百も承知だし、愚痴ではなくその環境をどうしたら良くなると思っているのか聞きたい。

何ならそのために行動を起こして欲しい。

 

1回提言してダメだっだら3回言え。

卑屈な言い方はせず、会社が前に進む建設的な進言をしろ。

変えてもらうのを待つのではなく、自分で環境を変えろ。

 

「21世紀を代表する会社」

の環境は与えられるんじゃない。

自分で作るんだよ。

第3回YMCAあした会議にリーダーとして参加させて頂き、優勝しました!

チームメンバーに恵まれ、運と巡り合わせがぴったりはまったことが大きかったなと思っています。

事業として価値を産んで初めて意味があると思うので、気を引き締めて頑張ります。

 

チームで試行錯誤しフィードバックを受ける中で、

若手が新規事業を考えるに当たって、この観点を押さえていなければ

新規事業立案のスタートラインにすら立てない

という観点が学びとしてあったのでブログに残そうと思います。

 

若手で「やる気はあるのに、アプローチ方法がズレてチャンスを逃してしまう」ことがあったらもったいないなと思った次第です。

各所あした会議等に挑む際の参考になれば幸いです。

 

 

新規事業立案にて

若手がスタートラインに立つための3つの観点

 

①市場ファースト

 

新規事業立案は、面白アイデア対決でもなく、課題解決コンテストでもない。

事業として成立し、大きな展望を描けるのが大事。

そのためには、

・すでに大きな市場がある

・まだ市場はないが、これから絶対伸びる(と自分も思えている)

のどちらかは必要。

僕みたいな課題解決思考が強い人間だと、課題を完璧に解決する事業を思いついた挙句、全く市場がないことに気付くケースが多かった。

メンターの合田さんに「新規事業を考える上で一番大事な点は?」と質問した際、即答で「市場」と答えられていたが、チームで議論すればするほど実感する言葉だった。

 

②自分がわくわくする、いけると思うドメインに振り切る

 

「このドメインは市場があるから、何かいい感じの事業案を考えよう」は、いくら議論してもほぼ出てこない。

出てきても地に足がついてない案になる。(今回多大に時間を使い、結局何も出てこなかった)

自分がわくわくする、自分が行けると心から思えている分野に振り切る方が良い案が出る。

※普段から各方面にアンテナを張って、触ってみるのは大事。自戒をこめて。

 

③細部まで思考を尽くす

経験のない若手が業務片手間で考えた事業案が、そのまま上手くいく訳がない。

そのまま上手くいくくらいなら、そのドメインに精通している他プレイヤーが既に成功しているはず。

・細部まで考えてみる

・ネガティブチェックを繰り返す

のが大事だと感じた。

藤田社長がFBで「UI/UXまで見ないと判断出来ない」と時折言っていたのが際たる例だと思う。

自分達もやりきれた訳では全くないし、これから頑張らないと行けないところでもある。

 

これらを最低限満たして初めて、新規事業を議論するスタートラインに立てるなと感じました。

逆に言うとどれか欠けているとその点を突っ込まれて終わりなので、有用なフィードバックを得られず非常に勿体ないです。

若手がチャンスを掴みに行く際の参考になれば幸いです。

僕が現在所属しているプロジェクトにて、エンジニアリーダーになり早1年半程経った。

 

SGEでは、組織の課題として

エンジニアリーダーが足りていない」

という話が時折上がる。

月1のエンジニア面談をする中で、エンジニアリーダーをやりたいかという話をたまに振るが、やりたいと言う人はそう多くない。

話している中で感じるのが

「そもそもエンジニアリーダーが何をしているのかよく分からない

ことが一因に感じる。

 

僕はエンジニアリーダーを通して大きく成長した実感があるし、是非これからも若手が目指す一つのキャリアパスであって欲しいと思う。

 

そこでエンジニアリーダーについて、実体験として言語化しようと思う。

 

※主に運用プロジェクトにおける話であり、開発中プロジェクトでは一部勝手が変わる部分があるはず。

 

業務ではなく、責任と裁量

まずエンジニアリーダーという職種に、特定の定常業務はない

特定の仕事をする人のことを指す訳ではない。

エンジニアチームのリーダーとして担うべき責任があり、やり方は裁量に任せられている

その責任と裁量がエンジニアリーダーの魅力であり、担っている責任は大きく3つ挙げられる。

 

◾️事業へコミットし、事業を成長させる

職種を語る前に事業を語り、チームの事業成果を最大にすることが一番大きな役割。

エンジニアという職種の枠にとらわれず、事業を伸ばすにあたって必要なことは積極的にやっていく。

そのためには事業の数字はもちろん、チームの状態など、事業・組織全体に気を配ることになる。

単に開発するだけではなく、ゲームとして事業としてこのプロジェクトを大きく伸ばしたいと思う人ほど、意思決定と実行を行えるこの環境は非常にやりがいが感じられると思う。

 

◾️品質の最終責任を持つ

運用開発しているものがシステムある以上、本番での不具合や障害が起きうるし、それは最大の事業リスクの一つである。

 

開発であれ運用であれ、リリース物が万全であることの最終責任をもつ

万が一本番で何か起きたのであれば、自分が絶対に何とかする

 

自分以外のメンバーのアウトプットも含めて、いかに全てのリリース物の品質担保をするかが勝負どころだし、やり方は完全にエンジニアリーダーに任せられている。

上手くいくなら今までのやり方を全部変えてしまってもいい。

 

僕は試行錯誤しながら、最近ようやく任せることと自分がやることのバランスを保てるようになってきた。

チーム全体の品質担保は骨の折れるものではあるが、1人で出来る範囲を越えてチームで成果せることに僕は非常にやりがいを感じている。

 

◾️進む方向を決め、旗を振る

エンジニアチームを率いる以上、チームの戦略で決まった開発/運用スケジュールを遂行するだけでは足りない。

エンジニアチームとして目指すことを決め、チームを巻き込んで遂行することが大事。

 

具体的には、

レイテンシ改善やインフラの構成変更、リファクタリング、自動化など

エンジニア発信だから出来る、チームに必要なことを考えて実現していく

ことを進めていく。

エンジニアリーダーが裁量を持っているから推進出来ることである。

 

僕の経験で言うと、GvGのレイテンシ改善が一番やりがいのある挑戦だった。

待ち行列モデルでの数値検証、排他制御の改修インフラ構成の変更、Auroraの導入&DB統合、リファクタリング

など数多くの施策を3ヶ月程にわたり実行した。

自分に裁量があったからこそやりれたことであり、非常にやりがいがあった。

 

エンジニアリーダーに向いていると思う人

「エンジニアリーダーになるとコードがかけなくなるのではないか」

という話をたまに聞くが、

自分の裁量をもって調整すれば、コードを書く機会は十分ある。

むしろ勝ち取れ。

と思っている。

 

・エンジニアにとらわれず、事業・ゲームを成長させることに関心がある人

・1人で出せる以上の成果をチームで出したい人

・エンジニアとしてやるべきことを決め遂行したい人

には是非エンジニアリーダーを目指してみて欲しいと思う。

 

 

お正月なのでこの1年の振り返りを。

 

この1年を一言で振り返るならば、

「エンジニアリーダーになり、転んで、立ち上がった年」

だった。

 

去年の今頃にプロジェクトのエンジニアリーダーを任せて頂いた。

リーダーをさせて頂いて丁度1年くらい経つ。

気付きや学びも多かったので、時系列で書き残そうと思う。

 

〜目次〜

①リーダーになるまで編

②リーダーになってから失敗した編

③リーダーで立ち上がった編

④これから編

 

〜①リーダーになるまで編〜

◼️やりたいことを発信し続ける

エンジニアリーダーになるまで、

「エンジニアリーダーになりたい」

と言い続けていたところ、入社して1年程経ってからチャンスが回ってきて、最終的に任せて頂いた。

 

今から振り返って思うに、

任せる人を考える時に、自分の名前が上がる

ように言い続けるのが大事だと感じる。

 

◼️信頼残高を積み上げる。愚直にやる。

「こいつに任せれば、成功するまでやりきってくれそう」

と思ってもらえるから任せてもらえる。

 

任せられるだけの信頼残高を得るのに必要なのは、

目の前のことを1つずつ責任持ってやりきる

ことの繰り返しだと思う。

 

最初の仕事はhtmlの文言修正だったりするかもしれない。(実際僕はそうだった)

しかし、htmlの文言修正もやりきれないやつに、リーダーは任せられない

担った役割を全することを繰り返し、信頼残高が雪だるまのように大きくなった結果、任せられるだけの信頼残高に達するものだと思う。

 

〜②リーダーになってから失敗した編〜

◼️誰よりもプロジェクトに執着する。全責任を負う覚悟を持つ。

リーダーになって、運用面でも開発面でも自分の至らぬところで各方面に迷惑を沢山かけた

エンジニアリーダーを元に戻す話も上がった程だった。

 

今から振り返ると、足りなかったのは技術力でもマネジメント力でもなく

プロジェクトへの執着心

だった。

 

・安全なリリースの為に、懸念はないか考え尽くしたか、やれること全部やったか

・プロジェクトとしてあるべき開発物を作れているか、考え尽くせたか

・問題が起きたのであれば、すぐに周りを巻き込み解決のために全力を尽くせたか

などは、全てプロジェクトにどれだけ執着してしているかに完全に比例する。

 

執着心が足りなかった故に

品質の水準が低くなり、

プロジェクトのために考えきれず、

プロジェクトのための行動を取りきれなかった。

 

自分がプロジェクトの品質の全責任を持ち、よくする為に徹底的に執着する覚悟があれば、自ずと行動は伴ってくる。

周りのメンバーも影響を受けて、目の色が変わってくる。

リーダーが誰よりもプロジェクトに執着していることがチーム全体の品質担保に繋がると感じた。

1年前と今で何が違うかといえば、プロジェクトの執着心に尽きると思う

 

〜③リーダーで立ち上がった編〜

◼️一極集中すること(虫めがね戦略)

この半期、プレイの体感を大きく左右するプロジェクトの課題に取り組んだ。

結果やりきって成果を出せたのは、一番重要な課題に一極集中し、誰よりも考え誰よりも取り組んだからだ思っている。

 

朝起きてから寝るまでどのように解決するか考えて、チームでどうやるべきか議論して取り組み続けていた。夢にまで出てきた。ノイズになりそうなものは全部絶って取り組んだ。

 

最後リリースする前に、取り組んだ内容と結果をチーフエンジニアの方に相談しにいったところ

「そこまで考え詰められているなら大丈夫」

とむしろ驚かれた。

 

この時感じたのは、

1つの課題に一極集中して取り組むと、経験の差をひっくり返せる(ことがある)

こと。

 

虫眼鏡で光を一点あつめれば、焦点は焦げる。

経験や知識などが弱くて光の量が少ないことも多い。

全エネルギーを投入して取り組めば、レバレッジの効いた大きな成果に繋がることがあると実感した。

これを勝手に虫めがね戦略と呼んでいる。

 

 

〜④これから編〜

◼️自分の強みを人に渡す

最近思うのは、自分がどれだけ頑張っても100が130になる程度でしかない

組織でより大きな成果を出す為には、

自分が担っている役割、強みを周りのメンバーにどんどん卸していく

ことが重要だなと感じている。

 

チームに貢献しようと考える時、自分の強みを考えて、その強みを剣として振り回すことで貢献しようという思考になりがち。

でもそんな有用な剣であればみんなに教えて共有して、代わりに剣を振るってもらった方が、組織として大きな成果を出すことに繋がるはず。

 

2018年は

組織の成果を最大化するために自分は何を為すべきか

に去年以上に焦点を当てて頑張っていこうと思います。


今年のテーマは
「飛躍」
飛躍


去年の振り返り
7月にアプリボットに配属されて6が月ちょっと。
去年は個人・プロダクト共に
「仕込みの年」
だった。
踏み込んで蓄えたバネで、大きく飛び上がるのが今年のテーマ。

去年を振り返って
「プログラミングやってこなかったけどやらせてくれ!」
といって入社し、
「一番挑戦の場があるSGEに行きたい!」
と息巻いてアプリボットに配属して頂いた。

そんな1からのスタートゆえ、徐々に大きな担当施策を頂きながら、開発力/視点の突き上げに専念してきた。
年が明けて一番思うのは、

技術力・推進力が根本的に足りていないから大きな事業貢献は出来ない
というフェーズは完全に終わった。

知らないことは然るべき人に聞けばいいし、プロジェクトの課題であれば遠慮なく突っ込んで行けばいい。
自分がコアエンジンとして推進する段階

今年飛躍するために掲げることは2つ。
プロジェクトを"組織的に"突き上げる人間になる
プロダクトファースト。
更に良くする為に、バグや課題点を見つけて指摘&改善を行うことは常にやってきた。
が、個人レベルではすぐ限度がくる。
現状プロジェクトが抱える問題に対して、「組織的に」どのように取り組むか
にフォーカスしていく。
開発フローの改善かもしれないし、大きなテコ入れ施策のエンジニア全体での実装かもしれない。
プロジェクト間の情報共有のこともある。
今年は去年以上にぐっと意識を上げて、組織としてどうしていくべきかを積極的に考えていく。

1プレイヤーとして圧倒的な事業成果を上げる
1エンジニアとして、最終的な自分のコアバリューは
開発を通した圧倒的ユーザー体験の創出
でありたい。
新年早速、大きな施策をメインで担当させて頂くことにもなった。
入社1年目の集大成としてプロダクトを次のステージに押し上げるのが一つ目の壁。
そして主戦力エンジニアとして、開発力の中核としてプロダクトを押し上げていく。

というわけで、
・組織レベル
・1プレイヤーレベル

共に飛躍して参ります。