エンジニアリーダーになって1年の振り返り〜お正月ブログ〜 | 【アプリボット戦記】最強エンジニアを目指す【しま】

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サイバーエージェントに入社したエンジニアが最強エンジニアを目指すブログ。
アプリボット所属。

お正月なのでこの1年の振り返りを。

 

この1年を一言で振り返るならば、

「エンジニアリーダーになり、転んで、立ち上がった年」

だった。

 

去年の今頃にプロジェクトのエンジニアリーダーを任せて頂いた。

リーダーをさせて頂いて丁度1年くらい経つ。

気付きや学びも多かったので、時系列で書き残そうと思う。

 

〜目次〜

①リーダーになるまで編

②リーダーになってから失敗した編

③リーダーで立ち上がった編

④これから編

 

〜①リーダーになるまで編〜

◼️やりたいことを発信し続ける

エンジニアリーダーになるまで、

「エンジニアリーダーになりたい」

と言い続けていたところ、入社して1年程経ってからチャンスが回ってきて、最終的に任せて頂いた。

 

今から振り返って思うに、

任せる人を考える時に、自分の名前が上がる

ように言い続けるのが大事だと感じる。

 

◼️信頼残高を積み上げる。愚直にやる。

「こいつに任せれば、成功するまでやりきってくれそう」

と思ってもらえるから任せてもらえる。

 

任せられるだけの信頼残高を得るのに必要なのは、

目の前のことを1つずつ責任持ってやりきる

ことの繰り返しだと思う。

 

最初の仕事はhtmlの文言修正だったりするかもしれない。(実際僕はそうだった)

しかし、htmlの文言修正もやりきれないやつに、リーダーは任せられない

担った役割を全することを繰り返し、信頼残高が雪だるまのように大きくなった結果、任せられるだけの信頼残高に達するものだと思う。

 

〜②リーダーになってから失敗した編〜

◼️誰よりもプロジェクトに執着する。全責任を負う覚悟を持つ。

リーダーになって、運用面でも開発面でも自分の至らぬところで各方面に迷惑を沢山かけた

エンジニアリーダーを元に戻す話も上がった程だった。

 

今から振り返ると、足りなかったのは技術力でもマネジメント力でもなく

プロジェクトへの執着心

だった。

 

・安全なリリースの為に、懸念はないか考え尽くしたか、やれること全部やったか

・プロジェクトとしてあるべき開発物を作れているか、考え尽くせたか

・問題が起きたのであれば、すぐに周りを巻き込み解決のために全力を尽くせたか

などは、全てプロジェクトにどれだけ執着してしているかに完全に比例する。

 

執着心が足りなかった故に

品質の水準が低くなり、

プロジェクトのために考えきれず、

プロジェクトのための行動を取りきれなかった。

 

自分がプロジェクトの品質の全責任を持ち、よくする為に徹底的に執着する覚悟があれば、自ずと行動は伴ってくる。

周りのメンバーも影響を受けて、目の色が変わってくる。

リーダーが誰よりもプロジェクトに執着していることがチーム全体の品質担保に繋がると感じた。

1年前と今で何が違うかといえば、プロジェクトの執着心に尽きると思う

 

〜③リーダーで立ち上がった編〜

◼️一極集中すること(虫めがね戦略)

この半期、プレイの体感を大きく左右するプロジェクトの課題に取り組んだ。

結果やりきって成果を出せたのは、一番重要な課題に一極集中し、誰よりも考え誰よりも取り組んだからだ思っている。

 

朝起きてから寝るまでどのように解決するか考えて、チームでどうやるべきか議論して取り組み続けていた。夢にまで出てきた。ノイズになりそうなものは全部絶って取り組んだ。

 

最後リリースする前に、取り組んだ内容と結果をチーフエンジニアの方に相談しにいったところ

「そこまで考え詰められているなら大丈夫」

とむしろ驚かれた。

 

この時感じたのは、

1つの課題に一極集中して取り組むと、経験の差をひっくり返せる(ことがある)

こと。

 

虫眼鏡で光を一点あつめれば、焦点は焦げる。

経験や知識などが弱くて光の量が少ないことも多い。

全エネルギーを投入して取り組めば、レバレッジの効いた大きな成果に繋がることがあると実感した。

これを勝手に虫めがね戦略と呼んでいる。

 

 

〜④これから編〜

◼️自分の強みを人に渡す

最近思うのは、自分がどれだけ頑張っても100が130になる程度でしかない

組織でより大きな成果を出す為には、

自分が担っている役割、強みを周りのメンバーにどんどん卸していく

ことが重要だなと感じている。

 

チームに貢献しようと考える時、自分の強みを考えて、その強みを剣として振り回すことで貢献しようという思考になりがち。

でもそんな有用な剣であればみんなに教えて共有して、代わりに剣を振るってもらった方が、組織として大きな成果を出すことに繋がるはず。

 

2018年は

組織の成果を最大化するために自分は何を為すべきか

に去年以上に焦点を当てて頑張っていこうと思います。