WEBエンジニア社長のブログ -34ページ目

生後1ヶ月の長男と過ごした夜

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1ヶ月の長男が泣いたので、ミルクを作ったり、おしめを替えてあげた時間です。

30分以上かけてミルクを飲みます。それを見届けてからまた寝ますが、すぐ寝付けない場合もあります。当然、合間合間で眠れるのは1~2時間弱でした。


妻が風邪を引き寝込んでしまったので代打でミルクをあげたわけです。

ちなみにこの後、もうすぐ2歳になる長女を保育園へ連れて行って、そのまま会社へ行きました。


子どもを育てるのは生まれたときから大変です。でも親は一生懸命育てるのですね。一生懸命に育てるから大変なのかもしれない。時には泣いていても少し放っておいたら楽かもしれない。でも放ってはおけません。特にアカチャンの泣き声は、どんなに疲れて眠くても親の体を動かすためのスイッチをオンにします。


子どもの寝顔はかわいいですね。アカチャンはいつでも無条件でかわいいです。もじもじ動いているのを見るだけでも楽しいですね。


アカチャンはアメとムチで親の体を動かすスイッチをオンにします。

アカチャンはそのスイッチをオンにできないと生きていけませんから。

本当の語学教育

中国の大連には日本語が話せる方がたくさんいます。彼、彼女たちは語学教育を施す学校の寮で寝泊りして集中的に「日本」を学びます。つまり、日本語だけではなく、文化、習慣、価値観、仕事の進め方なども学ぶわけです。

大半が「日本」を学ぶインセンティブはお金のようですが、超がつくほど合理的な国民ですから、中国人にとっては当然のことです。


調査したわけではありませんが、他の国々において、日本語を学んでいる人たちはやはり、日本の文化などにも強い関心を示しているようです。

言葉は文化の一部です。流行語や発音の変化があることを考えればすぐにわかるでしょう。


ここで私がいいたいことは、語学教育とはその文化や歴史も含めて語学教育であろう、ということです。

そして中高大学と長年英語教育を受けながら話せない人が多い理由の1つにこれが当てはまらないでしょうか。

英語がネイティブの国は、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどたくさんあります。ネイティブではなくても英語が話せる国はたくさんあります(イギリスの植民地だった国など)。

全部教えられないからやらないということはないでしょう。学校教育の英語はアメリカ英語ですから、アメリカの文化や歴史でもよいと思います。(個人的には宗教改革の時代から教えると興味がもてるんじゃないかと思います)


つまり、語学だけではインセンティブが湧かないと思います。

文化や歴史を知って、その国に行って見たいとか、その国の人と話していろいろ聞いてみたいとか、その国の本を読んでみたいとか、そう思えるような、相手に興味を持てるような、そんな教育が楽しいんじゃないかな、そう思います。

目に見える知識と見えない知識

今日は会社で、マレーシア人と中国人に、目に見える知識と見えない知識の話をしました。

うんうん、と言っていたのでたぶんそれなりに理解はしていただけたかなと思います。


目に見える知識は、形式知と呼びます。コンピュータで扱うことができるものです。

目に見えない知識は、暗黙知と呼びます。コンピュータで扱うことができないばかりか、伝えること、教えることが難しいです。体で感じて自らで学ぶしかありません。


暗黙知を伝えよう、目に見えるようにしようと努力することで、何らかの形になります。それが形式知です。形式知の積み重ねから暗黙知が生じます。そしたらまたその暗黙知を形式知にするよう努力します。

これが何か新しいものを生み出すプロセスです。

このプロセスは、個人レベル、他者との相互作用で行われます。

中国タクシー事情

こんなところで発信しても何の力にならないかもしれないが、改善を求めて声を大にして言いたい。


中国のタクシーは悪質な運転手が多い。

およそ4回に1度の確立で事件に遭遇した。


1) やたらと早くメーターが回るタクシー (ぼったくりタクシー) [@上海]

初乗りの距離内のはずなのにメーターの料金が増え始め、ほぼ100mごとに1元追加され始めた。途中だったが、このままではまずいと思い「メーターがおかしい。ストップ、ストップ。」と言って降りた。そのときも「ミーター、ミータ(メーターのこと)」と機械なんだから正しいといったことを言っていた。

レシートには、距離と時間が印刷されているのだが、うまくつじつまが合うようになっていた。しかし、実際にはその距離も時間も乗っていない。

実は、そのタクシーに乗る前に別のタクシーに乗ろうとしていたら、「ミーター、ミーター」と連呼して呼び止められた。メーターが回れば問題ないかと思ったのだが、それが間違いであった。


2) 落とした携帯電話を物質に法外なお金を要求するタクシードライバー [@上海]

予期せぬ事態はコンテクストで対処 」で書いた内容である。


3) 勝手にタクシーを仲介して法外な料金を請求する人 [@大連]

中国のカオス度 」で書いた内容である。


提案としては、悪質タクシードライバーの被害者が届ける窓口を設け、救済するようにして欲しい。その場合、各国語で対応できると良いが、最低でも英語で対応できるようにして欲しい。



中国はこれから国際的信用を獲得して発展していくべきと思うが、国民一人ひとりの考えを改めるようにすべきだろう。それができないなら譲歩案として、他国民には迷惑をかけない程度にやって欲しい。

他にも、

・映画、音楽、ブランドなどの知的財産の侵害

・毒菜(人体に悪影響のある農薬を使用して栽培した野菜)

・有害物質を含んだ工場排水。最終的に日本海に流れ出している。

などがあげられるだろう。偽ブランドやDVDなどは街中で堂々と商売している。


どうもいろいろ見ていると、別のところに問題がありそうだ。自分さえよければいいという国民性なのか、現在の経済システムに適応できていないのか、とにかく金が目的化してしまっているのか、など判断はできないが、これらはすべて何らかの共通項があるだろうと思う。


予期せぬ事態はコンテクストで対処

ある時、突然、考えもしなかった事態に遭遇することがある。そんな時は自分のコンテクストで対処することがよいのではないだろうか。

コンテクストとは文脈と訳されるが、この場合は自らの得意なテーマ、信ずる考え、理念などと置き換えてもいいかもしれない。


中国の上海での悪質なタクシー運転手の話し。

タクシーに携帯電話を置き忘れてしまった。気づいてすぐに自分の携帯電話に電話した。2回かけても誰も応答しなかったが3回目にタクシーの運転手が電話に出た。

中国人の同僚に電話を代わり、今いる場所を伝えて持ってきてもらうように話してもらった。運転手は少し離れた場所にいるから後で来るというので、その同僚の電話番号を伝え、近くに来たら電話をしてくれと頼んだ。


中国のタクシーのレシートにはドライバーのID番号と車のナンバーが印字されている。その同僚によると、それを受け取っていたので万が一も大丈夫だろう、とのこと。さらに電話に出て持ってきてくれるというのだから良いドライバーだという。

別のマレーシアから来ていた同僚も同様にタクシーにデジタルカメラを忘れてしまいすぐに問い合わせたが、ドライバーが「そんなものはない」と言って、恐らくくすねたそうだ。


さて、その後1時間待っても連絡が来ない。何度電話しても応答がない。さらに1時間後に連絡が取れ、ドライバーが電話を持って来てくれた。

多少お礼もすべきだろうと、40元を用意していた。タクシーの初乗りは11元だからそれを2倍して、往復分でさらに2倍した分が適当かな、と思っていた。物価などを考慮すると日本では2500円といったところだ。


そのドライバーは携帯電話を渡す様子がまったくなく、同僚の中国人と何やら中国語で話している。中国語はわからないので一段落するのをそばで待っていた。すると300元を要求しており、お金を渡さない限り返さないそうだ。もちろん、ここまで来ると法外な要求だ。

私にとっては非常に重要な電話であった。これがないと出張中の中国でコンタクトを取ることが難しくなってしまう。特に家から私への連絡手段がなくなってしまう。日本に帰ってから始末書も書かなければならないだろう。それに娘の写真も入っている。もし、ドライバーに逃げられたら警察に届けるつもりでいたが、出張中の貴重な時間をこのために失うのは避けたかった。警察に届けたところですんなり解決できるとも思えなかった。

そんなこんなで100元にしろと言い続け何とか携帯電話を奪い返した。


まったくいい気分ではなかった。

後で、もっと私のコンテクストでドライバーと接すれば良かったかもしれない、と思った。言葉の壁があったからどれほど出来たか不明だが、自分の勉強のためにもトライしてみても良かったかもしれない。

私のコンテクストはリレーションシップ デザインである。どうして300元なのか理由を聞くとか、そもそもはじめにコンタクトを取ったときにメーターを回して来てくれるように言うとかすればもう少し気持ちよく解決できたかもしれない。


それにしても中国はまだまだ驚かされることがたくさんある。日本にいるのと同じ感覚でいると本当にひどい目に会う。

Model about Nations Culture

Culture's comparison
Country IDV UAI PDI MAS
Japan 46 92 54 95
America 91 46 40 62
China 20 20 80 66
Malaysia 26 36 104 50
India 48 40 77 56

(Hofstede, G. [2001], Culture's Consequences: Comparing Values, Behaviors, Institutions, and Organizations Across Nations, 2nd ed,. Sage Publications.)


[ IDV ] Individualism vs. Collectivism

The measurement of how much put inportance on individual rather than collective


[ UAI ] Uncertainty avoidance

[ PDI ] Power distance

[ MAS] Masculinity vs. Femininity

アンパンマン でっかい氷かき: 作るのに一苦労

『アンパンマンでっかい氷かき』最近いろんなお店で売っているんですよね。だから1歳半になるAnpanman 娘がそれを見つけるたびに「ンーッ」で指差す。
なぜかアンパンマンが大好き。別に教えたわけでもないのに。


さて、このカキ氷を作る機械ですが、なかなか大変、一皿分作るのにもう汗だくです。いくらハンドルをまわしても刃にうまく氷が当たらないみたいでスカスカと空振りします。
そこで、上からギューと体重をかけて押し付けながら回しますが、それでも少しずつしかできません。

アンパンマンの頭をカチッとするまできちんと回すと、刃のカバーが移動する仕組みになっているので、きちんと閉めているのですが。。


これってもしかして不良品なのか、それともこういうものなのでしょうか?
カキ氷いっぱい分の汗をかいてから、カキ氷を食べています。

成長戦略

成長戦略とは文字通り、成長する戦略である。では何を成長させるのであろうか。
それは、従業員の生産性と創造性である。


通常は売り上げの増加を指標とする。たとえば、対前年比で売上高を20%増加させる、といったものだ。
すぐにできる売上高を増加させる方法は、製品単価をあげる、販売数量を増やす、のどちらかか両方である。


製品単価をあげるよりも販売数量を増やす、つまり市場シェアを上げることが目標になる。通常は競争相手がいるので製品単価をあげることが難しいからだ。
シェアを上げるにしたがって利益が圧縮される。市場占有率を上げるにはマーケティングが欠かせない。ターゲットの範囲が広くなればなるほどマーケティングコストは増加する傾向にある。ロジスティクスのコストも増加する。競争が激しい市場であれば、製品単価を下げていく圧力が大きくなる。
その結果、費用のさらなる削減も必要になる。


では、どの費用を削減したらよいだろうか。費用には固定費と変動費がある。
簡単に言えば、固定費は生産の有無に関わらず発生する費用。変動費は生産量の増加に伴って増加する費用。よって固定費は削減できない。変動費の削減、製品原価を下げることである。
ここで注意したいのは、費用に人件費を含めて考えないことだ。人件費を固定費としてとらえると、減給、人員削減が必要になる。変動費としてとらえると生産性の向上が必要になる。減給は従業員のモチベーションの低下を招くだろう。シェアをあげようとしているのに人員削減をしたら、シェアの維持はできてもあげるのは困難であろう。むしろそれは「成長」ではなく、「縮小均衡」へ向かう。

ガッツだけでは生産性の向上は一時的に、一定のところまではあがるだろうが、長期的にがむしゃらに働くにもパワーの限界がある。従業員の疲弊を招きかねない。



ここまでの話しでは、成長戦略は決してよい選択ではないように思えるかもしれない。

実は、売上を増加させる別の方法もある。市場を創造することである。市場を創造するとは、既存の市場規模をもっと大きくすることや、新たな市場を作り出すことである。T型フォードは富裕層だけの娯楽であった自動車を大衆に広め、自動車市場を拡大した。ソニーのウォークマンはポータブル音楽プレイヤー市場を新たに創った。

これらの話しは、企業が人に投資した結果ではないかも知れない。でもそれを実現させたのは人である。企業に入る前の人生経験が役立ったのかもしれない。経験も投資のひとつである。


市場創造のためには投資が必要である。企業は人が為すことで成り立っているわけだから、人に投資することが最も効果的である。前述の費用に人件費を含めて考えないというのはこのためだ。
「人件費は費用ではなく投資とらえる」のである。だからチェックすべきは投資にみあったリターンが得られているかどうか、である。リターンが得られているのであれば人件費は相場より高くても何も問題はない。

リターンとは従業員の成長とそが何らかの形で業務に影響を与えることである。投資に対してかならずしもすぐに結果が現われるわけではない。だから慎重に、長期的に見る必要がある。それでも確実に従業員が自分の成長や同僚上司部下の成長を実感できることが重要である。自分の成長が実感できればモチベーションが高まる。その上でさらに他人の成長を目の当たりにすると負けてはいられないと思う。無理なく切磋琢磨される。このような従業員がたくさんいるから、常に全員ががんばらなくてもよいと思う。時にはゆっくり休んで英気を養い。しばらくしたらまたがんばる。こんな会社、楽しそうではないですか?

人の成長によって、労働生産性をあげる、パラダイムの転換(考え方をかえること)を促す、イノベーションを誘発することが可能であろう。


ところで、既存業務の効率化を行おうとすると官僚的な組織にならざるを得ない。成熟市場であれば官僚制がもっとも利益率が高い。官僚制は最も効率的な制度であるからだ。しかし、創造性はない。

効率化を徹底して図ろうとすれば、既存業務の定型化、プロセス化を進めることになる。しかも全員がそれらに従ってもらわないと意味がない。2者間で、決まりきった、創造性が必要ない仕事が大量にある場合は、業務プロセスが明確化されている方がよい。

しかし、依頼が創造的なものである場合、既存の業務プロセスでは処理できない場合がある。依頼される側は決められたフォーマット通りにすべての情報を要求するが、フォーマット通りに入力することができなかったり、情報がすべて揃っていないまたは必要ない場合がある。その場合でもフォーマット通りに進めることを強いる。つまり、創造的な仕事をいかに既存の業務プロセスで処理するかが課題となり、前例にない(決められていない)ことは削っていくことになるのである。その過程で創造的なものは既存化されていくのである。または、依頼者が面倒を嫌って仕事が消滅するのである。


つまり、業務の効率化に重点を置きすぎないで、人に投資して市場の創造を目指すことが、成長戦略における戦術である。


もしあなたが勤める会社が成長戦略を選択しているにもかかわらず、市場創造がみられないならば、人への投資が効果的になされているか確認すべきである。人へ投資しているのに市場創造がない場合は、投資の仕方がヘタなのであろう。人への投資もない場合は成長戦略は絵に描いたもちとなるであろう。


金曜日は株式売買のタイミング?

anomaly (アノマリー)っていうんですね。


隔週で金曜日は資産運用管理の講義がある。その度に「今日の相場はよかったなー」と思いながら大学に向かっていることに気づいた。

もちろん、Dailyでの結果に一喜一憂していては超長期の運用はできない。


だが、今年の毎週金曜日の日経平均のデータを取ってみると、前日比プラスとマイナスが交互に発生していることが確認できた。今年になって概ね75%の確率でそのように動いている。

インデックスを安く売って高く売ることを基本とし、-の金曜日に買い、買値を上回った+の金曜日に売ったとすると、今年は2,271円のプラスである。1月5日の日経平均は17,091なので、約13%の利益。

1月5日から7月8日の間に、最高の条件(最安値で買い、最高値で売った場合)で1回だけ買売した場合で1,580円のプラスである。1月5日からは、約9%の利益。


信用取引が影響していることは確からしいが、理由はわからない。ちなみに、昨年はこのような傾向はなかった。

また、インデックスを買うにはベータが1のポートフォリオを作る必要があるから、それなりに資金が必要かも。


( * は、アノマリーが現れなかった日)
日付 曜日 終値 前日比 +/- アノマリー度
2007年1月5日 (金) 17,091.59 -262 - 100%
2007年1月12日 (金) 17,057.01 219 + 100%
2007年1月19日 (金) 17,310.44 -60 - 100%
2007年1月26日 (金) 17,421.93 -36 + (*) 75%
2007年2月2日 (金) 17,547.11 28 - (*) 60%
2007年2月9日 (金) 17,504.33 212 + 67%
2007年2月16日 (金) 17,875.65 -22 - 71%
2007年2月23日 (金) 18,188.42 80 + 75%
2007年3月2日 (金) 17,217.93 -236 - 78%
2007年3月9日 (金) 17,164.04 74 + 80%
2007年3月16日 (金) 16,744.15 -116 - 82%
2007年3月23日 (金) 17,480.61 61 + 83%
2007年3月30日 (金) 17,287.65 24 - (*) 77%
2007年4月6日 (金) 17,484.78 -7 + (*) 71%
2007年4月13日 (金) 17,363.95 -176 - 73%
2007年4月20日 (金) 17,452.62 81 + 75%
2007年4月27日 (金) 17,400.41 -29 - 76%
2007年5月4日 (金) - - + 78%
2007年5月11日 (金) 17,553.72 -183 - 79%
2007年5月18日 (金) 17,399.58 -99 + (*) 75%
2007年5月25日 (金) 17,481.21 -216 - 76%
2007年6月1日 (金) 17,958.88 83 + 77%
2007年6月8日 (金) 17,779.09 -274 - 78%
2007年6月15日 (金) 17,971.49 129 + 79%
2007年6月22日 (金) 18,188.63 -52 - 80%
2007年6月29日 (金) 18,138.36 206 + 81%
2007年7月6日 (金) 18,140.94 -81 - 81%
2007年7月13日 (金) 18,238.95 255 + 82%
2007年7月20日 (金) 18,157.93 41 - (*) 79%
2007年7月27日 (金) 17,283.81 -418 + (*) 77%
2007年8月3日 (金) 16,979.86 -4 - 77%
2007年8月10日 (金) 16,764.09 -407 + (*) 75%
2007年8月17日 (金) 15273.68 -875 - 76%
2007年8月24日 (金) 16248.97 -67 + (*) 74%
2007年8月31日 (金) -
2007年9月7日 (金) +
2007年9月14日 (金) -
2007年9月21日 (金) +
2007年9月28日 (金) -
2007年10月5日 (金) +
2007年10月12日 (金) -
2007年10月19日 (金) +
2007年10月26日 (金) -
2007年11月2日 (金) +
2007年11月9日 (金) -
2007年11月16日 (金) +
2007年11月23日 (金) -
2007年11月30日 (金) +
2007年12月7日 (金) -
2007年12月14日 (金) +
2007年12月21日 (金) -
2007年12月28日 (金) +

株式の期待リターンとリスク

市場価値は日々刻々と変化する。けれどもどこまで上下するのだろうか。

例えば、国内株式の場合、100万円投資した場合、3分の2の確立でマイナス13万円からプラス30万円の範囲で動く。逆に3分の1の確率でこの範囲を超える。

また、長期的にはインデックスと同程度に収束していく。


もちろんこれだけでは判断できないが、これを利用すれば売買の判断の助けになる。

例えば、100万円投資して、マイナス10万円になってもまだ想定の範囲内であるから、待ってみるのも悪くないかもしれない。


統計的に、株式と債権の長期的な期待リターンとリスクは概ねこんな感じらしい。

損益は「期待リターン±標準偏差」となる。
期待リターン リスク(標準偏差) 損益
国内株式 8.10% 21.49% -13.39% ~ 29.59%
国内債権 1.00% 4.00% -3.00% ~ 5.00%
外国株式 10.10% 17.37% -7.27% ~ 27.47%
外国債券 7.80% 10.36% -2.56% ~ 18.16%

さて、資産運用における重要なことは、リスクを管理することである。リターンを管理することはできないが、リスクなら管理できる。ここでいうリスクとは標準偏差のことである。

リスクを小さくするということは、この標準偏差のブレをいかに小さくしていくかということである。

分散がその一つの方法であろう。