は、
頭上を飛行機がお腹を見せて飛んでいくのを眺めるのも楽しく…
(過去ブログにも登場→コチラ)
建物のまわりに点在するオブジェや足元の石も美しく…
公園の中に佇むモダンな建物を眺めるだけでもおススメです(笑)
もとい、
たっぷり時間をかけて過ごしたい場所です。
ジェームスの作品は、そのどれもがとても身近にあるもので…
最初の写真に陳列された日用品と、4枚目の写真にある日用品…
印象は変わらない「同じような」商品ですが、実は…。
そして、緑のボードに並んだ数字は何だと思いますか??
製品番号?
電話番号?
かけてみる勇気はありますか?
ジェームスが携帯から書いてある数字に電話をかけると、
そのボードの裏に固定された本が振動します。
バイブレーター機能にしてある携帯が本に埋め込まれているという仕組みです。
そして、毎日 着信履歴がどのくらいあったかを数字を重ねて記入していきます。
ジェームスの作品には、個展の会期期間、そしてそれが終了した後、それはどうだったのか、どうなるのか?というようなテーマを持つシリーズがあり、こちらもまさにそれのひとつです。
この空間には身近な、誰もが知る
チョコレートの色素で描いた、チョコレートや、キャンディの絵を展示したり、
ブラックコーヒーが好きな友人が集めた、コーヒーショップのコーヒーカップカバー(?)で作られたサークルがあったり、
超不安定な脚立…。
映像作品や、
写真を撮る人々の心理や、
ゴルフボールの材質を変えて表現したアイデンティティや、
本当に身近で身の回りにある存在するもの、目にしたもので、
社会や文化や未来を考えさせる見事な展示となっていました。
この空間を(かなり広い)
どう使って、何を表現するのか
それを実際に形にしていく、
その過程を思う時、感動は倍増していくのです。
そして良い展示、作品とは、
観終えた人が、それぞれの解釈をして、
話し合ったり考えたり…。
余韻が楽しめるという事に尽きるのではないでしょうか?!
ARTを観るときには、
作家自身から、
どんな意図を持って作ったのかを聞けるのが一番贅沢で、一番わかりやすく、それが一番(ARTを)楽しむ方法だと思います。
そして、私はこんな風に感じた、解釈した、と作家に伝える。
ただ、観るだけでも刺激を受けることもありますが…
コンテンポラリーな作品は特に
(深い意味が隠されているものが多いので)
チャンスがあれば、出来る限り
そんな鑑賞法をしていきたいです。
7月21日まで
「在放鬆的多數的陽光中」_
李明學個展 @ 台北市立美術館
台北を訪れる方には是非オススメです💖