(クリスマス前の旺角 花園街)

 

Romiです。

クリスマスを迎える週となりました。

香港は、規制がありながらも

イルミネーションは、燦々と輝いています。

 

沈んだ情勢、心に明かりを灯すライトとなってくれるもの

クリスマスが人の心に優しさを運んでくれるものとなりますように。

 

お義母さんの復習もいよいよ佳境に...

(自分で思い出しながら、盛り上がってます音譜

 

前回までの続き...

 ①〜④までのストーリーは一番下にリンクを貼っています。

 よかったら読んでくださいね!

 

元旦那が何度も

「息子に会わせてくれ。」

と言ってきてても、

会わせせなかった彼女(お義母さん)。


そして、会いたくて仕方のない息子に 

「父親には会いたくない。」と言わせしめることが
お義母さんにとって、元旦那への復讐だったのです...


「俺には、とうの昔からおやじなんていないよ。
絶対に会うもんか!! 俺達を捨てたひどいヤツ。
俺は憎んでいるんだ!
お母さんは、苦労ばかりしてきたじゃないか...。

一生会わない!!!」

そう、言い続けてきた弟。
結婚して、自身が子供を授かった後も、

その思いが変わることがありませんでした。

父と会っていた

兄からの、「父の頼み」も一切聞こうともしなかった...
弟の思いは、深いものでした。

 

お義母さんの復讐

成功していると思われていました。

 

 

 

そんな中

 

 

父親に癌が発覚...

その時は、がんの進行具合等の

詳しいことはよくわかっていませんでした。

 

そして、

 

しばらく経ったある日のこと、

わたし達の耳に

 

”お義父さんが倒れた。”

 

と連絡が入ってきました。

 

お義父さんは、倒れた時の入院先で検査を受けました。

そして、そのまま入院。

 

病院で分かったのは、

もう治る見込みのない

肺癌にかかっていたということでした...

4番目のお義母さんにお医者さんから告げられました。

 

 

「もう、1年持つかどうかわかりません。 

 ご高齢なので治療はなさらないほうがいいでしょう。

 治療をする方法もありますが、体への負担も心配です。」と...


残りの命は、あと1年もない。
歳のことも考えると、

何かあった時には早くなるかもしれない。


覚悟しておいて下さい

と家族に宣告された。

延命の為の治療もお義父さんと家族でされたのですが、
お義父さんは、痛みに対応する薬は受けるけど
癌治療は、一切拒否しました。


その後、何度か危ないところを通りながらも

半年ほどは、それでも

元気な顔を見せてくれたお義父さんでした。



息子であるだんなに

「もう、心配は何もしていないんだよ。 

 僕は、天国に行くんだから...
 ただ、心残りは幼い時から会ったことのない

 お前の弟と会っていないことだな。


 お前達にもそうだったかも知れないが、

 父親らしいことをしてあげれなかった。
 あの子に会って話をしたい...
 


そう、言うのでした。

 

 

そんなある日、だんなとわたしは

弟に時間を作ってくれるように頼み

会いに行きました。


「お父さんと会ってみない?
 お父さんは、お前に会いたくて仕方がないんだよ。
 今、もう治る見込みのない癌に侵されている。

 いつ天国に行ってもおかしくないんだよ。

 お前にとってもそう...


 会わなくて後悔するよりも

 会っておいたほうが、後悔は少ないと思うんだ。」

だんなは、そう弟に告げました。

今までであれば、

全く聞く耳も持たない弟でしたが
この日は、何か奇跡が起こったようでした。

 

しばらく、沈黙が続いた後


 ”そうだね・・・。

 僕も父親になって”父親”というものを考えるようになったんだ。
 今度、会うよ。
 お父さんと早めに逢う日を設定してくれないか?”

 

 

とそう言いました。

この何十年か、

許すことさえ出来なかった父親への

始めての歩み寄りでした。

 


兄は、その次の週に

お父さんと弟の再会の日を設けました。

 

 

そして、

 

 

とうとう、その日がやってきたのでした。

 

38年ぶりの再会

 

という

 

その日が…

 

(続く)

 

 

 

 

 

 

香港も寒い~クリスマスツリー
南国仕様の体には冬はきつい。

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