電研鑽種

電研鑽種

電気軽自動車で仕事に赴く電気管理技術者ですー。趣味は蓄電と自己啓発、ブログは普段の生活をありのままに語る徒然草。常に自己研鑽する電気技師ゆえブログ名は電気主任技術者国家試験(電験)をもじってます(笑)

今回はエアーコンプレッサー ACP-10VA の紹介ですー。

用途は自動車の空気入れや停電点検時のエアーブロー掃除用。昨年ホームセンターで買うてきたで。(\15k)

重さ約10kgタンク容量/10L、嵩張らないのと手持ちポータブル電源BN-RB37-Cでも稼働する消費電力(185W)がメリット。

パワー少ない分は割り切って使うてますが…エアダスター・5mエアーホース・圧力計・空気入れなど用途の叶う付属品一式もありますー。

まだ自身コンプレッサー初心者、今回は低予算お試しで失敗点は次期購入時に精査すりゃエエで。

 

実際の使用感レポート

〇タイヤ空気入れ 

軽作業車は0.3Nmで4本充填できたんで問題なし。

ただ付属のエアーツールは正直イマイチ、ガンにねじ込み接続はメンドイで。

 

△エアーブロー掃除

圧力0.7Nmで容量10Lは不足気味、放出圧力0.45Nmでも10秒が限度、再充填に2~3分かかるんは不便ですー(17L/分)。

連続定格時間15分では25Lサブタンク付けると壊れそう…ただエアプローのノズルは伸縮可能で割と便利。ワンランク上のコンプレッサー買うて転用もよさげですが。

 

◎車載性・携帯性

実は作業車eKクロスEVの後部座席に脚立とセットでドンピシャリ!

貧弱な小型機でありながら当家兼事務所エースの座をがっちりキャッチだぜ!!

※実は案外見逃せやん事実、電気管理技術者には欠かせやん名要素やで!?

 

結論:3面以下のPFS型キュービクルなら充分、CB型でも500kVA以下なら何とかなりますー。

小型ポタ電BN-RB37-C[JVC]とセットで電源無ェ場所で使えるんは便利!!まさかの場所でエアー使えるだけでも♪えじゃないか×3♪(伊勢の名物赤福餅かよっww)

 

実践投入したところ、陶土製造現場で大活躍!!…受電キュービクルのエアーダスト・キュービクル周囲の堆積土除去・点検後の作業着エアダストも楽ですー。うってつけの現場を受託して効果抜群!?

今後の他の現場で検証していきますー。これで足りへん現場があればワンランク上のACP-13B導入やな!?←仮にS700でも動かへんならBN-RB10-C[JVC]でも使えばエエが。

4月に入り心気一転、気分が上向いたところへ電気工事業者から案件打診を受けました。

それがまたトンデモ案件、昭和時代からの小規模高圧で主任技術者未選任かつ消防署への届出ナシやとか!!(爆)設備容量62kVA(49kW)以下の元非自家用(一般用電気工作物扱い)やと思いますが、今年消防署立入で指摘を受けたそうです。

高圧受電キュービクル設置には経産省へ主任技術者選任や保安規定策定などの届出が、消防署へは設置申請が要りますが、何分先代が届出ず、代替わり時の引継ぎもなかったそうです。…それが1995年前後に電気事業法改正で50kW未満の高圧受電設備は一般用⇒自家用へ変更、電気主任技術者を専任もしくは外部委託せよと通知されるも設置者(先代)が気付かずここまできた。非自家用時代は電力会社が2年に一度検査清掃していて問題なかったが、これは四半世紀も放置されてたんやないですか。

 

これ普通の電気管理技術者が受けたがらへんですー。僕も乗り気やないですが懇意にしてる電気工事屋の頼みで一旦話を聞くことに…しかし受託するには引込柱開閉器は交換必須、ケーブルも3年以内に交換を確約するなど一定の誓約をせなアカンですー。他にもPCB化学分析やLBS機構整備など宿題てんこ盛りの悪寒(爆)。

まずは工事店・設置者・当方で3者面談⇒消防署への届出⇒主任技術者点検契約⇒保安規定策定の流れですー。

法的にokなら次は年次停電点検、最低でも電力開閉器開放して開閉器も機構確認せなアカン…あとキュービクル錆止塗装も要るなら…オーマイカラーアサヒペンで行くで。

一番怖いんはケーブルの浸水穴あき…該当してりゃ「お前はもう死んでいる」やで。

 

しかしそんな話をエイプリルフールにするなー!!(爆)冗談か―思うたで。

ほんでも困った人を放っておけへん性格なんで(おもちゃ病院リーダー経験あり)やれるだけやってみますー。

前回の記事で大風呂敷のトラタヌを語りましたが…やっぱいきなり大商いは簡単でなく、ライバルも妥当価格だったようで落札とはなりませんでした。結果は前年と同価格の現有案件維持に留まる。

そうはいっても年始に比べ+7件は確定、売上も結構伸びるんで経費消化体制は拡充となります。

 

増大した物件の電気保安には幾つか難点があり、まずは1989年以前の変圧器PCB化学分析実施(年次停電点検にて採油)しなきゃいけましぇん。最近の処理業者は化学分析結果報告書を要求しており、最低でも処分期限までに顧客へ知らせねば費用捻出もできなくなります…ここは主任技術者としての責務問題もあるから当方PCB化学分析を顧客から頂く点検費の中から捻出することに。「損して人徳取れ」ですーホンマ!前任者が結構な金額で契約してたんが救いやなぁ(舞台裏)。

※最低でも分析日・分析結果・分析担当会社名のシールがあれば信用されますが。

 

ここ最近急増した顧客の月次点検時間増加は+7時間。幸い自宅から現場まで近いんで移動時間はそう増えてまへんが電気自動車を自宅兼事務所で充電する時間は短ぅなった…経費以前に電力事情に左右されかねまへんなぁ。

まだ収支は予断を許しまへんが、ひとまず軌道に乗ってきたんは確か。自宅兼事務所改修もあるんで慎重な経費運用が望まれますー…家庭内の大型出費も大概にせなアカン。

 

あとは外注費・接待交際費・会議費の激増が予想されてますー。今回受託物件は大半がCB型(中堅規模)、応援者を増やさなアカン…しかも新人教育も兼ねて開業間もない方を呼ばねば(鉄は熱いうちに打て)。

さらにネット・サーバー構築も進めてますー。ライバル電気保安法人がモバイル化を進める中、管技のIT化が立ち遅れてますー。せやから当事務所ホームページへの問合せが多いんかな!?…この際ホームページに会員制ページを追加せねば。

 

課題山積みながら、日々研鑽あるのみですー。

最近何かと忙しい電気管理技術者です。

年始から前任者退任に伴い4案件を引継ぎ、ソーラー発電業者の使用前確認も入り、懇意にしている電気工事業者からも竣工検査や他業者撤退に伴う案件受託相談など…何かと大きなお金が動く話が舞い込んできています。

おかげで確定申告集計どころではない有様に(爆)…しかしそんなことにかまけている時間などありません。

 

さらにビッグな話が舞い込んできました。

なんと自治体入札指名にとてもない大物案件発生!!…小中学校まとめて27件どぇす。

受託できるポイント数が不安でしたが、なんと絶縁監視装置を取り付ければギリ受託可能(笑)しかも受託成功すれば夢の大台突破になります(爆)もはや特大商い、月百万いくかもしんねぇ。

ここまできたら金銭感覚壊れそうでコワイっす。もうYouTuberより売上デカイで(^^;;;

 

当初は断ろうかと思ってましたが…同業知人に相談すると「いっぺんやってみぃ」の答え。たしかにこんな経験滅多にできないから入札する価値はありますが、やるからには体制を整えねばなりません。

落札したくないから高値で逃げる手もなくはないですが、現行業者とて人手不足で撤退しかねず、こちらより高値で逃げてくるかもしれません。かといって高値付けても自治体に嫌われかねず、知人に相談して受託体制を作るべきと判断。大台超えなら応援人員を増やして実地教育と経費消化を同時進行させるのも手です。

業務が増えれば当然その自治体内に支所を設置し道具置き場と宿泊部屋を備え体力温存を図るのが得策です。ただ電気自動車乗りだからEV充電設備を付けねばならず、ここはそれなりの屋根面積がある空き家を購入し逐次ソーラー発電と蓄電池を買い増やして事務所電力自給を目指すかもです。電気管理技術者たるもの新たなライフスタイルを提案しなきゃダメだこりゃ(CV)いかりや長介

すでに発見した空き家は手ごろな価格で10部屋もあり同業者の研修施設に転用できなくもないです。庭も広いから駐車スペースも十分あるし。

 

大商いで夢は広がれど、まだトラタヌ…さぁどうなるかな!?

ソーラー業者の依頼を受けて試験に赴きました。

今回は屋根上設置自家消費ソーラー発電の絶縁抵抗測定・地絡過電圧継電器試験・逆電力継電器試験・負荷遮断試験がメインです。

前職ではソーラー発電所の経験しかなく、逆電力と負荷遮断は初体験。事前に手順や原理を学習してから望みました。

 

変電所は通電中ですが…配線の番号を追って主遮断器に絡んでいないことと受電盤端子の端子操作だけで試験可能と判明。

計器用変圧器はヒューズを抜き、計器用変流器はバーで短絡するなど措置を施してから測定しました。

地絡過電圧継電器試験は難なく終了、逆電力継電器試験もそれらしい値が出たため無事終了。逆電力は地絡方向継電器試験と似た操作でできました。心配は杞憂。

午前中にそこまで済ませて昼飯へ。

 

午後になり負荷遮断試験へ…当方の電源アナライザー[KEW6315]では不安があり、応援部隊ごと手配した[PQ3100]とも比較します。業者とやり取りしつつ2台のアナライザーで負荷遮断を決行!

しかし表示する波形が変です…原因は休日につき工場負荷が少ないこと。パワーコンディショナー側に設定があり、負荷が少ないと送電電力も自ずと減るシステムのようで、逆電力継電器ば働かなくとも自己調整する仕様らしいです。二重保護かいっ!!

そして当方のアナライザーには何も波形らしきデータなし。不勉強以前に状況が話にならないです。ダメだこりゃ~

 

自身も応援者もソーラー業者も満場一致で当日の試験では確認申請が通らぬと判断、日を改めて試験することにしました。

日程調整は必要ですが、平日なら融通は利くのでどうにかなりそうです。

 

しかし…電源アナライザー買替の必要性をひしひしと感じさせられた(^^;;;

KEW6315 は画面の暗さ/CT感度/画面の小ささから負荷遮断試験向けではないですな。今後も使用前確認のオファーが来るならPQ3100を導入せねばなりません。もっとも当方とて電力量計不足なんで追加購入も視野に入れてはいましたが。