トンデモ現場受託話 | 電気自動車と電気保安

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電気自動車アイミーブに乗る電気管理技術者で趣味は動画撮影(YouTuber)。普段の生活をありのままに語る徒然草ですー。

4月に入り心気一転、気分が上向いたところへ電気工事業者から案件打診を受けました。

それがまたトンデモ案件、昭和時代からの小規模高圧で主任技術者未選任かつ消防署への届出ナシやとか!!(爆)設備容量62kVA(49kW)以下の元非自家用(一般用電気工作物扱い)やと思いますが、今年消防署立入で指摘を受けたそうです。

高圧受電キュービクル設置には経産省へ主任技術者選任や保安規定策定などの届出が、消防署へは設置申請が要りますが、何分先代が届出ず、代替わり時の引継ぎもなかったそうです。…それが1995年前後に電気事業法改正で50kW未満の高圧受電設備は一般用⇒自家用へ変更、電気主任技術者を専任もしくは外部委託せよと通知されるも設置者(先代)が気付かずここまできた。非自家用時代は電力会社が2年に一度検査清掃していて問題なかったが、これは四半世紀も放置されてたんやないですか。

 

これ普通の電気管理技術者が受けたがらへんですー。僕も乗り気やないですが懇意にしてる電気工事屋の頼みで一旦話を聞くことに…しかし受託するには引込柱開閉器は交換必須、ケーブルも3年以内に交換を確約するなど一定の誓約をせなアカンですー。他にもPCB化学分析やLBS機構整備など宿題てんこ盛りの悪寒(爆)。

まずは工事店・設置者・当方で3者面談⇒消防署への届出⇒主任技術者点検契約⇒保安規定策定の流れですー。

法的にokなら次は年次停電点検、最低でも電力開閉器開放して開閉器も機構確認せなアカン…あとキュービクル錆止塗装も要るなら…オーマイカラーアサヒペンで行くで。

一番怖いんはケーブルの浸水穴あき…該当してりゃ「お前はもう死んでいる」やで。

 

しかしそんな話をエイプリルフールにするなー!!(爆)冗談か―思うたで。

ほんでも困った人を放っておけへん性格なんで(おもちゃ病院リーダー経験あり)やれるだけやってみますー。