コンビニで買い物をし終えたナガノは、喪服の女と出会い、彼女を車に乗せることになります。高速を降りると女は車を降り、2人は別れます。その女性は、女優、トウコ。彼女は小さな映画館に向かいます。そこの映画館ではかつてシナリオライターをしていたキクチが働いていました。翌日、トウコは、動物園で、アルバイトの面接に失敗したヤスコと出会い...。
う~んっ...。
ボヤ~ッとした感じの作品でした。それが、"癒し"だということなのかもしれませんが、あまり癒される感じはしませんでした。フワフワと漂っているだけな登場人物たち。会話もどこか上滑りな感じがあって...。
「かもめ食堂 」、「めがね 」、「トイレット 」、「プール 」、「マザー・ウォーター 」といった同じグループ(?)の作品群でも、独特の雰囲気の会話が繰り広げられていますが、そのフワフワした感じの背景が描かれていて、本作よりは地に足着いた感じがしていたのですが...。
海辺でトウコは「こんなに晴れている」と空を見上げるのですが、晴れているようには見えなかったのも不思議な感じでした。
でも、映画館のシーンは良かったです。都内に古くからある某名画座をロケ地にした映像。この雰囲気は良かったです。ここだけは、確かに"オアシス"だったかもしれません。
動物園も都内でロケして欲しかったですね...。何ていっても"東京オアシス"なのですから、東京にはこだわって欲しかったです。
公式サイト
http://www.tokyo-oasis-movie.com/