たまたま、インスタグラムで見たのですが、

 

「ユニバース25」

という実験を知ってますか?

 

簡単に言うと、

 

「ネズミを非常に恵まれた環境で飼育し続けたら、どうなるか?」

 

という実験です。

 

結構、ショッキングな経過をたどり、

最終的には全滅してしまいます。

 

 

ちなみに、なぜ「25」かというと、25回目の実験だからだそうで、

1~24回までの実験はもっと小規模な実験で、

それでも、どの実験でも、ネズミは増えなかったそうです。

 

(「なんで、何回もやってるの?」と思ってしまいましたが・・・。)

 

 

簡単な経過は、以下のような感じです。

 

① 実験開始からしばらくは55日ごとにマウスの数は倍増。

最初は8匹だったマウスは620匹までに増加。

 

② ところが、2200匹をピークに減少しはじめる。

 

③ 社会的役割を見つけることのできなかったオスたちは飼育空間の中心部に追いやられ、精神的苦痛から消極的になったり、逆に暴力的になってマウス同士が襲い合うケースが増えた。

 

④「治安」が悪化したためメスは子育てを怠り、テリトリーを守る社会的行動に出るようになった。

挙句の果てには、自分の子どもまで邪魔扱いしたり殺害して食べる、あるいは移動中に落としたり本来の巣立ちより早い期間で追い出すようにもなった。


⑤ さらに次の世代では、メスのオス化、オスのメス化も進んだ。

一日中、ただ、飲み食いして寝るだけで、まさに「引きこもり」状態になった。


⑥ 実験開始から560日目からはマウスの増加が止まり、600日目から死亡率が出生率を上回り始めた。

 

⑦ 実験開始から4年目、最大2200匹まで増えたマウスは122匹まで減少。

 

⑧ 人道的な理由で実験を中止。

ところが救出されたマウスを他の飼育空間に移しても、精神が戻ることはなく、元のマウス社会に適合できず全滅した。

 

 

「今の人類と同じだ。」

というコメント・意見がたくさん出ていました。

 

「衣食住が満たされているからと言って、繫栄につながる訳ではない。」

ということですね。

 

それでも、

美味しいものをたくさん食べたいし、贅沢したいし、遊んで暮らしたいし・・・。

と思ってしまいますね。

 

そう思いながらも、完全には満たされない状態で生きていく位が、一番いいのかもしれません・・・。

 

 

どうでもいい話ですいません。

 

 

 

 

ちなみに、詳細は以下です。

(長いです。)

 

その実験は「Universe25」と呼ばれ、「過密」な空間での動物の行動を観察するマウス実験だ。

1968年メリーランド州プールズビルの研究施設に「マウスの楽園」と呼ばれる飼育空間(高さ1.4メートル、横幅2.7メートルからなる正方形の空間)をつくり、マウスにとって最も快適な温度が常に保たれ水と餌が無限に与えられた。

それだけではない。

毎週掃除が行われ、そして天敵やウイルスなどが絶対に入らないように徹底的な管理が行われていた。

まさに「マウスの楽園」であるその空間は、理論上最大9500匹のネズミが不自由(ストレス)なく生活できる広さだった。

ところが、ネズミの数はその数字に達することはなかった。

実際には2200匹を超えたころからネズミの楽園は終焉に向かい、やがて全滅する結果となった。

 

実験開始からしばらくは55日ごとにマウスの数は倍増し続けた。

最初は8匹だったマウスは315日後には620匹までに増加した。

しかし、そこから出生率の著しい減少が起き始めたのだ。

2200匹をピークに減少の一途をたどり、社会構造の崩壊が起こった。

 

事態の悪化は続いた。

飼育空間の中で社会的役割を見つけることのできなかったオスたちは飼育空間の中心部に追いやられ、精神的苦痛から消極的になったり、逆に暴力的になってマウス同士が襲い合うケースも増えた。

本来、自然界ではテリトリー(巣)を守るのがオスの役割で、子どもを守り育てるのはメスの役割だが、「治安」が悪化したためメスは子育てを怠り、テリトリーを守る社会的行動に出るようになった。

挙句の果てには、自分の子どもまで邪魔扱いしたり殺害して食べる、あるいは移動中に落としたり本来の巣立ちより早い期間で追い出すようにもなった。

生殖本能に反して妊娠そのものを避けるメスも増えた。

さらに次の世代では、メスのオス化、オスのメス化も進んだ。

一部のオスのマウスは他のマウスとの関わりを避けるようになり、社会的競争や繁殖に興味を失った。

一日中ただ飲み食いして寝るだけで、まさに「引きこもり」状態になった。

やがて求愛行動のルールも崩れ、成熟しきっていないメスと、またオス同士で交尾を試みたり、性別問わず無差別に強姦するマウスも増えた。

そうしてネズミの楽園は「死」の段階へ入り、実験開始から560日目からはマウスの増加が止まり、600日目から死亡率が出生率を上回り始めたのだ。

実験開始から4年目、最大2200匹まで増えたマウスは122匹まで減少し、そこでカルフーン氏は人道的な理由で実験を中止。

ところが救出されたマウスを他の飼育空間に移しても、精神が戻ることはなく、元のマウス社会に適合できず全滅した。

 

"マウスの楽園"はLGBTで崩壊した⁉驚きの実験「Universe25」【ナザレンコ・アンドリー/連載第31回】 - WiLL Online(ウィルオンライン) (web-willmagazine.com)