相変わらずなんですが
チェルノブイリの高汚染地域(セシウム137が1平方メートルあたり55万5000ベクレル以上)の地域に住んでいた人の方が、日本や世界より無脳症が少ないのに
東京都葛飾区の「頭蓋骨形成不全⇒無脳症」とか
情報を拡散する木下黄太氏(平常運転)
チェルノブイリの高汚染地域であっても、先天性異常は、日本や世界の国とと変わらない頻度でしか発生していません。
いつから東京は浪江町や大熊町並の汚染度になったのかと…
こんな話を真に受けて、子供を怖くて作れないようにして、本当にチャンスを逃したら
私なら一生恨みますね。
--------------------------------------------------------------
頭蓋骨形成不全⇒無脳症で生後8日で赤ちゃん死亡、去年迄は葛飾在住、帝王切開で今月出産。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/ac35c706b2b912cfe26abc34af2b22b7#comment-list
先週にお友達の赤ちゃんが生後8日でなくなられたという話を聞きました。頭蓋骨ができていなかったそうです。もともと葛飾在住で、最近新宿区に引っ越されたご夫婦のお話です。
-----------------------------------------------------------------------------
遅くなりましてすみません。インフルエンザで倒れていました。
赤ちゃんですが、私の友人なので詳しく知っています。
去年まで葛飾に住んでいましたが、今は新宿区に引っ越しています。
放射能対策はまったく考えていません。
生まれる直前まではふつう分娩だったのですが、急に帝王切開になったそうです。
気になるのはそんな重くてもICUには入れなかったそうです。詳細はまだ聞ける状態ではありません。その人のお姉さんから聞いた話だと、頭蓋形成不全という診断だったそうです。
調べたらこれって無脳症の一つなんですね。
その人は夫婦でたばこも酒も飲まない真面目な人です。
私としては被爆しか考えられません。想像以上に酷いことが起きています。
-------------------------------------------------------------------------------
IPPNWの報告書にも次のようにあります。ベラルーシの話です。
「1985年から1994年までの先天性奇形率の公開データで,ベラルーシの1,000人あたりの内,1985年には12.5人の奇形があった。(中略)1,000人の子供の出生あたり,奇形児は22.4人であった。
ほぼ10年間で倍増した。特に、無脳症の上昇率であった.(無脳症)その他は二分脊椎(開背骨)、口唇裂(口蓋裂)、多指症.手足の損傷(指や足の指の数について)など。」
日本では無脳症は、一万人に5人とか6人発生している奇形です。奇形としては、まったく珍しいものではありませんが、しかし、そんなに身の回りで数多く、無脳症がおきるものでもありません。
しかも戦後すぐの無脳症は、実は十万人人に1人位の確率だったとも言います。高度経済成長、化学物質の蔓延、喫煙、大気核実験などの影響もあって、日本では戦後徐々に増えてきた奇形です。
そして、特に気になるのが、「チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響」という論文です。筆者はゲンナジー・ラズューク氏、佐藤幸男氏、ドミトリ・ニコラエフ氏、イリーナ・ノビコワ氏で、ベラルーシ遺伝疾患研究所によるものです。この図表を下記より引用しました。(http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html)
障害の分類 無脳症 新生児1000人あたり、症例数
セシウム137汚染地域
15 Ci/km2(55万5000ベクレル/平方メートル)以上(30地区)
1982-1985 0.28
1987-1995 0.44
1 Ci/km2(3万7000ベクレル/平方メートル)以上(17地区)
1982-1985 0.24
1987-1995 0.64
対照地域(54地区)
1982-1985 0.35
1987-1995 0.49
データを見ると無脳症が特に優位に増えているのは、ベラルーシにおいても、汚染度が1ci/平方キロメートルですから、およそ580Bq/kgから8800Bq/kg位の土壌汚染のエリアでかなり増えています。東京23区の大半から関東東部にはこのゾーンの汚染程度は多いと思います。しかも、葛飾は数千Bq/kgの汚染が多く見つかるエリアです。ベラルーシで過去におきたことと同じ状態が、実は東京や関東でおき始めているのではないのかという疑いを僕は持ち始めています。
こうした出産にまつわる異常というのは、他にも水頭症、口蓋裂、多指症、関節の異常、四肢の欠損、心臓の異常(いわゆるチェルノブイリハート)、ダウン症など多岐に渡ります。これは、勿論3.11前から一定の頻度で発生するものです。しかし、その異常の頻度が増してくるということです。そして、最もきついのは、その異常が出生時に判明せずに、その後に判明してくる場合も多いのです。汚染地の中で、この状態は継続して続きます。なんら変わりません。これが良い方向に変化してくる可能性は、現在のチェルノブイリの状況を見ていても、極めて難しいと僕は思います。
-------------------------------------------------------------
無脳症は、チェルノブイリの高汚染地域よりも、日本や世界のほうが多い
厚生省人口問題研究所の今泉洋子氏の調査によると、先天性異常の一つであり、致死的な奇形である無脳症の発生率(1000件の出産に対する発生率)は1969年に0.42だったものが徐々に上昇し、1977年には0.56、以降1980年代始めまで横ばい傾向が続いた後、やや減少に転じ、1985年の時点で0.47となっている。
http://ww32.tiki.ne.jp/~yukarin-m/kankyou/shiori2.htm
2. 発 生 頻 度
無脳症の発生頻度は、地域、人種等により格差が認められる。出生 1000に対し、アメリカでは 0.72~0.74%(1000人あたり0.72~0.74)、日本では 0.64~0.78%(1000人あたり0.64~0.78)、そしてイギリスにおいてその発生頻度は高く 3.3~6.4%(1000人あたり3.3~6.4)と報告されている
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/35412/1/hiratsuka-1.pdf
チェルノブイリの高汚染地域(セシウム137が1平方メートルあたり55万5000ベクレル以上)に住んでいる人の事故後のデータ
1987-1995 1000人あたり 0.44人
明らかに、チェルノブイリでの事故後の55万5千ベクレルの地域の発症率より、日本や世界の発症率のほうが多い。
大体、日本でも木下黄太氏が言うには「戦後すぐの無脳症は、実は十万人人に1人位の確率だった」と書いておきながら(1000人あたり0.01の割合)
「日本では戦後徐々に増えてきた奇形です。」
1969年に1000人あたり0.42(24年で42倍!!)1年で1.75倍のペースで毎年増えてる計算。チェルノブイリの高汚染地域よりよっぽど酷い増加率です。
木下黄太氏の話が確かだとするとどこが「徐々に増えてきた」のか判りません。「激増」だと思うんですが…
というか「実は十万人人に1人位の確率だった」という話の元が不明です。(誰がそんなこと言ってるんだろう??)
なんでこうなるかというと、「チェルノブイリ原発事故前(ソ連崩壊前)のデータが元々おかしい」からだと考えます。(日本の場合だと終戦直後のデータが不足している)
外見で解る「多指症」すら、チェルノブイリの高汚染地域では、事故前が日本や世界の10分の1で、事故後は10倍に増えて、世界平均と同水準になっています。
他のデータも、日本や世界の発生率と比べてみましょう。
木下黄太氏が引いているデータは自分が以前に検証したことがあるので
【多いの?チェルノブイリでの先天性異常 】
http://mixi.at/a1P98ks
http://ameblo.jp/hina8989/entry-11377019232.html
この自分の書いたデータの繰り返しになりますが(以下セシウム137が1平方メートルあたり55万5千ベクレルの高汚染地域の新生児1000人あたりの症例数)
-------------------------------------------------------
◆脊椎披裂
1982-1985 0.58
1987-1995 0.89
やっぱり事故後は増えてる??
二分脊椎は、最も一般的な先天性欠損症の、1000年生あたり1から2例平均世界頻度でですが、特定の集団が大幅に大きなリスクがあります。
米国では、平均発生率は0.7 1000人あたりの出生です。頻度が高い東海岸西海岸より上にあると白の(1000出生当たり1例)黒人で(1000出生当たり0.1から0.4の場合)よりも高い。移民は、アイルランドから二分脊椎の発症率が高いよりnonimmigrantsを行うている。 レミアのRJ(1988)。神経管欠損。自工会259(4):。 558~62。 PMID 3275817。
http://angleco.blogspot.jp/2012/05/q05-ja.html
世界の頻度では、1000人あたり1~2例、アメリカでは0.7例だそうです。
高汚染地域の住民の新生児に0.89、世界平均が1~2…普通ですよね
◆口唇蓋裂
1982-1985 0.63
1987-1995 0.94
やっぱ増えてる??
日本のデータ
口唇口蓋裂とは
口唇口蓋裂(cleft lip and palate)は、頭蓋顎顔面領域において最も多い先天異常で、口唇または口蓋に裂のみられる先天的な病気です。発生頻度は人種によって著しく異なり、日本人における発生率は最も高く、おおよそ出生児500人に1人といわれています。
http://plaza.umin.ac.jp/~oralsurg/disease_01.html
なるほど日本では1000人に2人か…でチェルノブイリの高汚染地域での事故後は1000人に0.94人。日本人に多い症例とはいえ、「日本はチェルノブイリの高汚染地域の2倍の発症率がある」と言えます。
◆多指症
1982-1985 0.10
1987-1995 1.02
これは、このデータ見た瞬間
「はぁ??」ってなりました。多指症の発症率は結構あることを、以前から知っていたので(秀吉の多指症の話で調べた)
多指症とは、発生の重複により、過剰な指が形成されたものを指します。手の先天異常のうち最も多く、出生1000人に対し1人前後の頻度でみられます。軸前性多指症(じくぜんせいたししょう)(拇指の重複)は日本人に多く、多指症の80~90%を占めます。軸後性(じくごせい)多指症(小指の重複)は白人に多く、中央列(ちゅうおうれつ)多指症(人差し指から薬指までの重複)はまれです。
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10180200.html
つまり1000例に1例あるのが普通です。世界平均も大体変わりません。
で、チェルノブイリの高汚染地域の事故前…1000例に0.1
そんなことあるかーい!!
で事故後は世界平均や日本のデータに近い値(1.02)に
これで10倍に増えたとか…いや事故前のデータが明らかにおかしいでしょ、これ?
◆食道閉塞
1982-1985 0.08
1987-1995 0.08
そもそも増えてない
一応
先天性食道閉鎖
出生2000~4000に1例程度の発生率とされています。先天的に食道が閉鎖しているのですが、上下の食道が気管と交通していることがしばしばあります。
http://www2.plala.or.jp/shounigeka/EA.html
1000例に0.25~0.5例見られるのにチェルノブイリの高汚染地域では事故前・事故後とも0.08と…
しかし、ちゃんと調査してんのか、これ?
◆肛門閉塞
1982-1985 0.05
1987-1995 0.08
まぁ、これも見ましょうか
4.鎖肛
【概念】
先天的に肛門がなく、便が排泄されない病態です。直腸肛門奇形は、鎖肛に加えて肛門の位置異常や狭窄なども含めた多様な病態を示す総称として使われています。発生頻度は出生約5,000例に対して1例であり、男女比は3:2と男児に多くみられます。
http://www.jaog.or.jp/japanese/jigyo/SENTEN/kouhou/1104_02/1104_follow.html
1000人あたり0.2例ある症例の病気が事故後のチェルノブイリの高汚染地域に行くと0.08例に減る…これが、ホルミシス効果??←調査がいい加減なだけ
◆ダウン症
1982-1985 0.91
1987-1995 0.84
いや、減ってるし…
一応
25歳の妊婦の場合、1200人に1人ほどの割合ですが、いわゆる高齢出産といわれる35歳以上の出生頻度では、35歳で300人に1人ほどの割合になり、40歳以上になると、100人に1人の割合である。
なので日本でもダウン症は1000人中0.83人、チェルノブイリの高汚染地域と変わりません
-------------------------------------------------------
「増えた」とするものも、どれも結果として世界の平均や日本のデータと同じ水準であり
外見で解るような多指症すら、事故前の数字は怪しげ(世界平均の10分の1は事故前が少なすぎる)です。
共産主義国では、保健衛生にすらノルマが在り、「偉大なる指導者の施策のおかげで担当地域の病気は減っていることにしていないといけない」ので(増えてたら責任とらされますので)こういうことが起こるんだと思います。
そして
グラスノスチとソ連崩壊後のデータは、そうした要因がなくなりそのまま出てきて、世界平均と大差ないデータになった。
というだけの話。
少なくともここに挙がっている先天性異常は、事故後の高汚染地域のものであっても「世界平均と同レベル」「日本の発症数と変わらない」というのは動かしがたい事実です。
むしろ「高齢出産のダウン症発症などのリスク増加」のほうが遥かに大きいです。
原発事故で、妊娠をしないように呼びかけている人も散見されますが、むしろ逆効果だと考えます。出産年齢が上がるだけなんで。
この木下黄太氏のブログのコメント欄も酷いものです
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ごめん 同情できない (Unknown)
2013-02-24 12:42:04
3.11以降 木下さんを始めとして いろいろな人たちが チェルノブイリ後のベラルーシや各国原発周辺での危険性を連日発信し続けているのに この人たちは何も知らなかった というのでしょうか?
自分で調べるでもなく情報を集めるでもなく漫然と危険地域に住み続け、何の予防策を講ずることもなく普通の生活をし続けた結果なんだから 責任の半分は本人たちにある と言うしかないんですけど。
冷たいようだけど 今回のフクイチ事故はある種の淘汰だと思います。
目の前の危機に対応できない生き物が滅びていくのは仕方のないこと。
それがイヤなら危険を回避する努力を自分ですべきです。
私も同情出来ない。 (Unknown)
2013-02-24 14:06:27
原発事故から既に2年も経っているのに、何にも違和感を感じず、防御もせず、未だに汚染関東に住み続け 生活、生産している人達は生き物として、既に淘汰される側に成り下がっているのも同然です。
最近はそんな人達に怒りすら感じています。
そこで生活しなければ、そこから平気な顔をして汚染物質を全国にばらまくような事にはならないのに。
そこで生産なんてしなければ、食品や製品に怯えなくて済むのに。
本当に迷惑です。
無知は罪です。
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「選民思想」もここまで来るとね…狂気でしか無い
要約すれば
「自分たちは偉い、淘汰されるのは愚かな人たち、同情の余地はない」ということでしょうか?
こういう人が「命を守れ・子供を守れ」なんですから、頭がいたいです。
私からのアドバイスですが、出来れば「子作りは早めからチャレンジ」して欲しいと思います。
現状は被曝によって先天性異常が起きるような状況ではありません。
現に、2011年、2012年の福島県のデータでも、出生数あたりの死産率や周産期死亡率、新生児死亡率は事故前も事故後も変わりません。中絶率も変わりません。
死産や周産期、新生児死亡の原因のほとんどが「先天性異常」である事実を考えると、頻発しているとか増えているとは全く思えません。
リスクは「被曝云々に気をつける」よりその方がよほどリスクは低下します。当たり前の話ですが。
チェルノブイリの高汚染地域(セシウム137が1平方メートルあたり55万5000ベクレル以上)の地域に住んでいた人の方が、日本や世界より無脳症が少ないのに
東京都葛飾区の「頭蓋骨形成不全⇒無脳症」とか
情報を拡散する木下黄太氏(平常運転)
チェルノブイリの高汚染地域であっても、先天性異常は、日本や世界の国とと変わらない頻度でしか発生していません。
いつから東京は浪江町や大熊町並の汚染度になったのかと…
こんな話を真に受けて、子供を怖くて作れないようにして、本当にチャンスを逃したら
私なら一生恨みますね。
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頭蓋骨形成不全⇒無脳症で生後8日で赤ちゃん死亡、去年迄は葛飾在住、帝王切開で今月出産。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/ac35c706b2b912cfe26abc34af2b22b7#comment-list
先週にお友達の赤ちゃんが生後8日でなくなられたという話を聞きました。頭蓋骨ができていなかったそうです。もともと葛飾在住で、最近新宿区に引っ越されたご夫婦のお話です。
-----------------------------------------------------------------------------
遅くなりましてすみません。インフルエンザで倒れていました。
赤ちゃんですが、私の友人なので詳しく知っています。
去年まで葛飾に住んでいましたが、今は新宿区に引っ越しています。
放射能対策はまったく考えていません。
生まれる直前まではふつう分娩だったのですが、急に帝王切開になったそうです。
気になるのはそんな重くてもICUには入れなかったそうです。詳細はまだ聞ける状態ではありません。その人のお姉さんから聞いた話だと、頭蓋形成不全という診断だったそうです。
調べたらこれって無脳症の一つなんですね。
その人は夫婦でたばこも酒も飲まない真面目な人です。
私としては被爆しか考えられません。想像以上に酷いことが起きています。
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IPPNWの報告書にも次のようにあります。ベラルーシの話です。
「1985年から1994年までの先天性奇形率の公開データで,ベラルーシの1,000人あたりの内,1985年には12.5人の奇形があった。(中略)1,000人の子供の出生あたり,奇形児は22.4人であった。
ほぼ10年間で倍増した。特に、無脳症の上昇率であった.(無脳症)その他は二分脊椎(開背骨)、口唇裂(口蓋裂)、多指症.手足の損傷(指や足の指の数について)など。」
日本では無脳症は、一万人に5人とか6人発生している奇形です。奇形としては、まったく珍しいものではありませんが、しかし、そんなに身の回りで数多く、無脳症がおきるものでもありません。
しかも戦後すぐの無脳症は、実は十万人人に1人位の確率だったとも言います。高度経済成長、化学物質の蔓延、喫煙、大気核実験などの影響もあって、日本では戦後徐々に増えてきた奇形です。
そして、特に気になるのが、「チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響」という論文です。筆者はゲンナジー・ラズューク氏、佐藤幸男氏、ドミトリ・ニコラエフ氏、イリーナ・ノビコワ氏で、ベラルーシ遺伝疾患研究所によるものです。この図表を下記より引用しました。(http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html)
障害の分類 無脳症 新生児1000人あたり、症例数
セシウム137汚染地域
15 Ci/km2(55万5000ベクレル/平方メートル)以上(30地区)
1982-1985 0.28
1987-1995 0.44
1 Ci/km2(3万7000ベクレル/平方メートル)以上(17地区)
1982-1985 0.24
1987-1995 0.64
対照地域(54地区)
1982-1985 0.35
1987-1995 0.49
データを見ると無脳症が特に優位に増えているのは、ベラルーシにおいても、汚染度が1ci/平方キロメートルですから、およそ580Bq/kgから8800Bq/kg位の土壌汚染のエリアでかなり増えています。東京23区の大半から関東東部にはこのゾーンの汚染程度は多いと思います。しかも、葛飾は数千Bq/kgの汚染が多く見つかるエリアです。ベラルーシで過去におきたことと同じ状態が、実は東京や関東でおき始めているのではないのかという疑いを僕は持ち始めています。
こうした出産にまつわる異常というのは、他にも水頭症、口蓋裂、多指症、関節の異常、四肢の欠損、心臓の異常(いわゆるチェルノブイリハート)、ダウン症など多岐に渡ります。これは、勿論3.11前から一定の頻度で発生するものです。しかし、その異常の頻度が増してくるということです。そして、最もきついのは、その異常が出生時に判明せずに、その後に判明してくる場合も多いのです。汚染地の中で、この状態は継続して続きます。なんら変わりません。これが良い方向に変化してくる可能性は、現在のチェルノブイリの状況を見ていても、極めて難しいと僕は思います。
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無脳症は、チェルノブイリの高汚染地域よりも、日本や世界のほうが多い
厚生省人口問題研究所の今泉洋子氏の調査によると、先天性異常の一つであり、致死的な奇形である無脳症の発生率(1000件の出産に対する発生率)は1969年に0.42だったものが徐々に上昇し、1977年には0.56、以降1980年代始めまで横ばい傾向が続いた後、やや減少に転じ、1985年の時点で0.47となっている。
http://ww32.tiki.ne.jp/~yukarin-m/kankyou/shiori2.htm
2. 発 生 頻 度
無脳症の発生頻度は、地域、人種等により格差が認められる。出生 1000に対し、アメリカでは 0.72~0.74%(1000人あたり0.72~0.74)、日本では 0.64~0.78%(1000人あたり0.64~0.78)、そしてイギリスにおいてその発生頻度は高く 3.3~6.4%(1000人あたり3.3~6.4)と報告されている
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/35412/1/hiratsuka-1.pdf
チェルノブイリの高汚染地域(セシウム137が1平方メートルあたり55万5000ベクレル以上)に住んでいる人の事故後のデータ
1987-1995 1000人あたり 0.44人
明らかに、チェルノブイリでの事故後の55万5千ベクレルの地域の発症率より、日本や世界の発症率のほうが多い。
大体、日本でも木下黄太氏が言うには「戦後すぐの無脳症は、実は十万人人に1人位の確率だった」と書いておきながら(1000人あたり0.01の割合)
「日本では戦後徐々に増えてきた奇形です。」
1969年に1000人あたり0.42(24年で42倍!!)1年で1.75倍のペースで毎年増えてる計算。チェルノブイリの高汚染地域よりよっぽど酷い増加率です。
木下黄太氏の話が確かだとするとどこが「徐々に増えてきた」のか判りません。「激増」だと思うんですが…
というか「実は十万人人に1人位の確率だった」という話の元が不明です。(誰がそんなこと言ってるんだろう??)
なんでこうなるかというと、「チェルノブイリ原発事故前(ソ連崩壊前)のデータが元々おかしい」からだと考えます。(日本の場合だと終戦直後のデータが不足している)
外見で解る「多指症」すら、チェルノブイリの高汚染地域では、事故前が日本や世界の10分の1で、事故後は10倍に増えて、世界平均と同水準になっています。
他のデータも、日本や世界の発生率と比べてみましょう。
木下黄太氏が引いているデータは自分が以前に検証したことがあるので
【多いの?チェルノブイリでの先天性異常 】
http://mixi.at/a1P98ks
http://ameblo.jp/hina8989/entry-11377019232.html
この自分の書いたデータの繰り返しになりますが(以下セシウム137が1平方メートルあたり55万5千ベクレルの高汚染地域の新生児1000人あたりの症例数)
-------------------------------------------------------
◆脊椎披裂
1982-1985 0.58
1987-1995 0.89
やっぱり事故後は増えてる??
二分脊椎は、最も一般的な先天性欠損症の、1000年生あたり1から2例平均世界頻度でですが、特定の集団が大幅に大きなリスクがあります。
米国では、平均発生率は0.7 1000人あたりの出生です。頻度が高い東海岸西海岸より上にあると白の(1000出生当たり1例)黒人で(1000出生当たり0.1から0.4の場合)よりも高い。移民は、アイルランドから二分脊椎の発症率が高いよりnonimmigrantsを行うている。 レミアのRJ(1988)。神経管欠損。自工会259(4):。 558~62。 PMID 3275817。
http://angleco.blogspot.jp/2012/05/q05-ja.html
世界の頻度では、1000人あたり1~2例、アメリカでは0.7例だそうです。
高汚染地域の住民の新生児に0.89、世界平均が1~2…普通ですよね
◆口唇蓋裂
1982-1985 0.63
1987-1995 0.94
やっぱ増えてる??
日本のデータ
口唇口蓋裂とは
口唇口蓋裂(cleft lip and palate)は、頭蓋顎顔面領域において最も多い先天異常で、口唇または口蓋に裂のみられる先天的な病気です。発生頻度は人種によって著しく異なり、日本人における発生率は最も高く、おおよそ出生児500人に1人といわれています。
http://plaza.umin.ac.jp/~oralsurg/disease_01.html
なるほど日本では1000人に2人か…でチェルノブイリの高汚染地域での事故後は1000人に0.94人。日本人に多い症例とはいえ、「日本はチェルノブイリの高汚染地域の2倍の発症率がある」と言えます。
◆多指症
1982-1985 0.10
1987-1995 1.02
これは、このデータ見た瞬間
「はぁ??」ってなりました。多指症の発症率は結構あることを、以前から知っていたので(秀吉の多指症の話で調べた)
多指症とは、発生の重複により、過剰な指が形成されたものを指します。手の先天異常のうち最も多く、出生1000人に対し1人前後の頻度でみられます。軸前性多指症(じくぜんせいたししょう)(拇指の重複)は日本人に多く、多指症の80~90%を占めます。軸後性(じくごせい)多指症(小指の重複)は白人に多く、中央列(ちゅうおうれつ)多指症(人差し指から薬指までの重複)はまれです。
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10180200.html
つまり1000例に1例あるのが普通です。世界平均も大体変わりません。
で、チェルノブイリの高汚染地域の事故前…1000例に0.1
そんなことあるかーい!!
で事故後は世界平均や日本のデータに近い値(1.02)に
これで10倍に増えたとか…いや事故前のデータが明らかにおかしいでしょ、これ?
◆食道閉塞
1982-1985 0.08
1987-1995 0.08
そもそも増えてない
一応
先天性食道閉鎖
出生2000~4000に1例程度の発生率とされています。先天的に食道が閉鎖しているのですが、上下の食道が気管と交通していることがしばしばあります。
http://www2.plala.or.jp/shounigeka/EA.html
1000例に0.25~0.5例見られるのにチェルノブイリの高汚染地域では事故前・事故後とも0.08と…
しかし、ちゃんと調査してんのか、これ?
◆肛門閉塞
1982-1985 0.05
1987-1995 0.08
まぁ、これも見ましょうか
4.鎖肛
【概念】
先天的に肛門がなく、便が排泄されない病態です。直腸肛門奇形は、鎖肛に加えて肛門の位置異常や狭窄なども含めた多様な病態を示す総称として使われています。発生頻度は出生約5,000例に対して1例であり、男女比は3:2と男児に多くみられます。
http://www.jaog.or.jp/japanese/jigyo/SENTEN/kouhou/1104_02/1104_follow.html
1000人あたり0.2例ある症例の病気が事故後のチェルノブイリの高汚染地域に行くと0.08例に減る…これが、ホルミシス効果??←調査がいい加減なだけ
◆ダウン症
1982-1985 0.91
1987-1995 0.84
いや、減ってるし…
一応
25歳の妊婦の場合、1200人に1人ほどの割合ですが、いわゆる高齢出産といわれる35歳以上の出生頻度では、35歳で300人に1人ほどの割合になり、40歳以上になると、100人に1人の割合である。
なので日本でもダウン症は1000人中0.83人、チェルノブイリの高汚染地域と変わりません
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「増えた」とするものも、どれも結果として世界の平均や日本のデータと同じ水準であり
外見で解るような多指症すら、事故前の数字は怪しげ(世界平均の10分の1は事故前が少なすぎる)です。
共産主義国では、保健衛生にすらノルマが在り、「偉大なる指導者の施策のおかげで担当地域の病気は減っていることにしていないといけない」ので(増えてたら責任とらされますので)こういうことが起こるんだと思います。
そして
グラスノスチとソ連崩壊後のデータは、そうした要因がなくなりそのまま出てきて、世界平均と大差ないデータになった。
というだけの話。
少なくともここに挙がっている先天性異常は、事故後の高汚染地域のものであっても「世界平均と同レベル」「日本の発症数と変わらない」というのは動かしがたい事実です。
むしろ「高齢出産のダウン症発症などのリスク増加」のほうが遥かに大きいです。
原発事故で、妊娠をしないように呼びかけている人も散見されますが、むしろ逆効果だと考えます。出産年齢が上がるだけなんで。
この木下黄太氏のブログのコメント欄も酷いものです
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ごめん 同情できない (Unknown)
2013-02-24 12:42:04
3.11以降 木下さんを始めとして いろいろな人たちが チェルノブイリ後のベラルーシや各国原発周辺での危険性を連日発信し続けているのに この人たちは何も知らなかった というのでしょうか?
自分で調べるでもなく情報を集めるでもなく漫然と危険地域に住み続け、何の予防策を講ずることもなく普通の生活をし続けた結果なんだから 責任の半分は本人たちにある と言うしかないんですけど。
冷たいようだけど 今回のフクイチ事故はある種の淘汰だと思います。
目の前の危機に対応できない生き物が滅びていくのは仕方のないこと。
それがイヤなら危険を回避する努力を自分ですべきです。
私も同情出来ない。 (Unknown)
2013-02-24 14:06:27
原発事故から既に2年も経っているのに、何にも違和感を感じず、防御もせず、未だに汚染関東に住み続け 生活、生産している人達は生き物として、既に淘汰される側に成り下がっているのも同然です。
最近はそんな人達に怒りすら感じています。
そこで生活しなければ、そこから平気な顔をして汚染物質を全国にばらまくような事にはならないのに。
そこで生産なんてしなければ、食品や製品に怯えなくて済むのに。
本当に迷惑です。
無知は罪です。
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「選民思想」もここまで来るとね…狂気でしか無い
要約すれば
「自分たちは偉い、淘汰されるのは愚かな人たち、同情の余地はない」ということでしょうか?
こういう人が「命を守れ・子供を守れ」なんですから、頭がいたいです。
私からのアドバイスですが、出来れば「子作りは早めからチャレンジ」して欲しいと思います。
現状は被曝によって先天性異常が起きるような状況ではありません。
現に、2011年、2012年の福島県のデータでも、出生数あたりの死産率や周産期死亡率、新生児死亡率は事故前も事故後も変わりません。中絶率も変わりません。
死産や周産期、新生児死亡の原因のほとんどが「先天性異常」である事実を考えると、頻発しているとか増えているとは全く思えません。
リスクは「被曝云々に気をつける」よりその方がよほどリスクは低下します。当たり前の話ですが。