ひまわりやブログ -中原淳一の美しい言葉-
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

淳一さんのネコ

 

 

お正月にネズミの絵をご紹介したとき、

 

 

淳一さんが描いた動物の絵は多くないと書きましたが、

 

 

ネコもまたしかり。

 

 

表紙絵に動物が描かれているのはこの一つだけで、

 

 

水彩画でネコが描かれているのもこの絵しか見たことがありません。

 

 

 

どうしてこのとき急にネコを描く気になったのかしら。

 

 

どんな表紙にしようか考えているとき、

 

 

たまたま目の前を白い猫が歩いて行ったのかな?

 

 

それともこの号の特集が「だんらん」だから?

 

 

なんて、ごくごく身勝手に想像するのもちょっと愉しくて。ニコニコ

 

 

 

 

 

理由はどうあれ、この白猫ちゃん、

 

 

とっても愛らしい顔をしています。

 

 

見て、このまつ毛!ラブラブラブラブ

 

 

 

昭和31年当時の日本には、

 

 

今のようにいろんな種類の猫はいなかったでしょうけれど、

 

 

このコは特別な感じがしますよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淳一さんの猫というと、もう一つ思い出すのは

 

 

もちろん、この黒ネコ。

 

 

いまグッズで人気の出ているこのコは、

 

 

淳一さんがこんな絵を描いていたの? と

 

 

お客様が驚かれることもあるように、

 

 

いつもの絵とタッチが違いますよね。

 

 

 

そう、ご存知の方も多いと思いますが、

 

 

それはこのコがアップリケの図案として描かれたものだから。

 

 

 

座っているネコを正面から描いたものとしては

 

 

デフォルメのしかたが、とてもおしゃれ!

 

 

さすが淳一さん! と思ってしまいます。

 

 

とてもシンプルなのに、ネコらしさも可愛さもたっぷりで

 

 

見ていて見飽きることがありません。

 

 

 

 

 

アップリケの図案は、

 

 

作る人が布にあてて写すためのものですから、

 

 

たいてい線で縁取りが描かれているのですが

 

 

ネコだけは黒で描かれているのです。

 

 

もちろん、図案だから白ネコや赤ネコや茶ネコとして

 

 

好きな布で作って楽しめばよいのですが

 

 

やっぱり私たちは、元の絵のとおり黒ネコで登場させています。

 

 

 

 

いちばん右端の目の黄色いコは、

 

 

淳一さん自身が色をつけて

 

 

グッズに使ったもの。

 

 

昔、ガラスのコップにプリントされて販売されていたのです。

 

 

 

 

 

 

このほかに、

 

 

四つ足で立っているネコはいないのかな?

 

 

と、思いますよね?

 

 

 

 

 

はい、いるのです。

 

 

今まで登場させたことはなかったのですが、

 

 

ネコの日を前に、

 

 

ちょっと笑っちゃう四つ足バージョン、

 

 

お見せしちゃいます!ラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$中原淳一応援ブログ

 

 

私は手芸の中で

アップリケがいちばん好きだ。

 

アップリケは、何年も習いに通わなければ

できないというようなむずかしいものでなく

だれにでもできるし、

材料が特殊なものでなくて

小布と糸さえあればできるので

まず親しみやすい。

 

それでいて絵を描いているような

たのしさがあって、

ししゅうのようにむずかしい図案がいらずに、

丸でも四角でも

それを縫いつけただけで

美しい効果を見せてくれるのだから、

これほどたのしい手芸はないように思われる。

 

図案も、何にでも自由に利用し、

また他のと組み合せたりして、

あなたの夢を

小布で思いきりえがいてほしい。

 

 

中原淳一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレンタインデーの心

 

 

 

 

この絵は1956年、昭和31年に

 

 

中原淳一が『名作絵物語』という単行本の表紙のために描いた絵です。

 

 

この本は「あしながおじさん」「赤毛のアン」「小公女」など

 

 

世界の名作と言われる物語を集めたもの。

 

 

それぞれに淳一さんの丁寧な挿絵が描かれています。

 

 

 

 

 

 

表紙の絵は、世界の名作絵物語ということで、

 

 

どこの国というわけではないけれど外国の少女、

 

 

というつもりで描いたと、淳一さんは語っています。

 

 

 

 

このたび、とても嬉しいことに、

 

 

この絵がチョコレートのパッケージに使われることになりました。

 

 

 

眼をとめてくださったのは

 

 

北海道・小樽の洋菓子メーカー、LeTAO(ルタオ)さんです。

 

 

 

 

 

お話をいただいたのが昨年の5月で、

 

 

ノスタルジックな小樽の街のイメージに合う、ということと

 

 

ルタオさんが創るチョコレートのイメージに合う、というのが

 

 

中原淳一を選んでくださった理由でした。

 

 

 

愛情込めてお菓子創りをされている方々が

 

 

中原淳一の世界観を見ていてくださった、ということが

 

 

まずとても嬉しくて、

 

 

しかもバレンタイン用の特別パッケージ、と伺って

 

 

心が躍りました。

 

 

 

 

それから昨年いっぱい、

 

 

様々にミーティングを重ねながら、

 

 

それぞれのお菓子の味のイメージに合わせて、

 

 

時間をかけて厳選された絵が4つ。

 

 

こんなパッケージが誕生しました!

 

 

 

 

 

売場に届くまで、あともう少しです!

 

 

 

昭和三十年代には、まだ日本に

 

 

「バレンタインデー」は定着していなかったので

 

 

淳一さんの雑誌にはバレンタインデーに関する記述は出て来ません。

 

 

でも、愛する人に贈るもの、ということについては

 

 

心に響く文章がいくつも残っています。

 

 

 

 

バレンタインのチョコレートを手にしながら、

 

 

愛する人に贈りものをする気持ちについて

 

 

ちょっと想いを馳せてみるのも

 

 

素敵なひとときかもしれません。

 

 

 

 

$中原淳一応援ブログ

 

 

恋人と逢う日には

どんな小さなものでもいいから、

必ず何かを持っていって贈るということを

心がけたらどうだろう。

その小さな贈り物が、

相手の心をどんなに暖かくさせ、

二人の間をいっそう強く

愉しく結んでいくかを考えてほしいものだ。

 

その贈り物は

決して高価である必要はない。

1枚の真っ白なハンカチーフでもいいし、

キャラメルの一箱でもいい。

 

相手はそんな可愛い贈り物によって、

いっそうあなたという人の

魅力を感じるように

なっていくに違いない。

 

 

中原淳一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まりの年

 

 

あけましておめでとうございます。

 

 

昨年も中原淳一を愛していただき、

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

新年のご挨拶をすると、

 

 

さあこれから始まるぞという、

 

 

引き締まった気持ちになりますね。

 

 

特に今年は子年。十二支の始まりの年です。

 

 

今年を何か、新しいことを始める年にするのもいいかもしれません。

 

 

 

 

今年最初の絵は、淳一さんが描いたねずみの絵。

 

 

『ポストマ二姫』という物語のなかで

 

 

魔法使いにねだって人間の娘に姿を変えてもらった

 

 

子ねずみのところに、

 

 

貧乏なねずみの両親が訪ねて来るシーンです。

 

 

 

 

淳一さんが描いた動物の絵は、多くはありません。

 

 

でも、お姫様の物語や、名作物語の中にみつけることができます。

 

 

 

たとえばこちらのねずみは、『親指姫』から。

 

 

 

 

 

そう、淳一さんが描く動物たちはいつも、

 

 

とても可愛い洋服を着ていますよ。

 

 

 

動物達がどんなおしゃれをしているのか、

 

 

楽しく考えながら描いている姿が

 

 

目に浮かぶようです。

 

 

 

 

小さくても、

 

 

魔法をかけられていても、

 

 

一生懸命に生きている動物たち。

 

 

他にもどこに出てくるか、探してみて下さいね!

 

 

 

 

今年が皆様にとって

 

 

たくさんの素敵なことがある年でありますように。

 

 

 

$中原淳一応援ブログ

 

 

新しい年の始め、

それは、世界中の人が、

きっと、新しい心で、

悪かったことは改めようと

考えるのではないでしょうか?

 

世界中の人がそろって

そういう風に心に誓う日は、

お正月でなければ他にないと思います。

 

お正月には、

晴着を装い、

すべてが新しい気持ちの中で

これから来る365日を、

より立派な、

より美しい少女の日の思い出とするために、

今年こそは・・・

と、去年までの悪かったことは

もう繰り返さずに、

改めるように心に誓って下さい。

 

そしてその事が、

この年の最後の日まで続くように・・・・。

 

 

中原淳一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年の瀬に〜篠田桃紅作品展をみる






今年も残りわずかとなりました。

 

 

昔に比べると暖かい冬で、なんとなく

 

 

年の瀬という気持ちにならないまま、

 

 

お世話になった方々へのご挨拶で名古屋を訪れ、

 

 

たまたま初日を迎えていた

 

 

篠田桃紅さんの展覧会を観ることができました。

 

 

 

そして、閉会前の1時間というこの時間は

 

 

特別な、かけがえのない時間となりました。





 

 

 

こんなにも静謐で

 

 

こんなにも饒舌で

 

 

こんなにも静かに、強くこちらに迫ってくるものを

 

 

いままで観たことがあっただろうか、とさえ思ってしまう

 

 

圧倒的な存在感の作品たち。






 

 

 

気がつくと、心が静かになっていました。

 

 

 

年譜を見ると、桃紅さんは1913年生まれの106歳。

 

 

淳一さんと、同じ歳です。



桃紅さん100歳のときの言葉。

 

 

「何か新しいものを加えて生きていきたい


 何か新しいものを創っていきたい


 半歩でも三分の一歩でもずっと前に出て


 昨日よりは今日のというように


 

 衰えというものはあるけれど


 老いてはじめて選べるものもある」




淳一さんがいま同じ歳で生きていたなら



どんな言葉を語ってくれただろうかと



つい考えました。

 

 

 

そして淳一さんは、1954年の



『それいゆ』2月号で、

 

 

若き前衛書家、桃紅さんを



とりあげています。





 

 

帰京してその記事を読みながら、

 

 

その時代、同じ歳の二人が



どんな会話を交わしたのだろうと

 

 

想像してみては、



密かに幸せな気持ちになりました。

 

 

 

 


$中原淳一応援ブログ

 

 

人間が頭が良いか悪いか、


才能があるかどうか、


という様なことは、


生まれた時に持っていたものです。


それはそのひとが


どうすることも出来ないかもしれません。


しかし、誰でも、


どんなひとでも、


自分の持っているものをよく考えて、


それを、ひとのために、


世の中のために、


どうすれば一番いいのか、


ということを、


一生懸命に考えて、


実行するひとが


一番素晴らしいひとです。



中原淳一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黒蜥蜴」x 中原淳一!

 

 

 

もうご存知の方も多いでしょう、

 

 

この年末に放送されるドラマ『黒蜥蜴』。

 

 

これは先日行なわれたNHKの制作発表の様子です。

 

 

黒蜥蜴役のりょうさんを囲む出演者の方たち。

 

 

 

 

気がつきましたか?

 

 

そう、令嬢役の福本莉子さんが着ているワンピース!

 

 

中原淳一デザイン復刻ワンピースのひとつです。

 

 

 

 

 

 

 

お似合いですよね!ラブラブ

 

 

このドラマでは莉子さんがほかにも淳一デザインドレスを

 

 

数種類着用してくださっていますし、

 

 

共演の月船さららさんも一着、着てくださっているのです。

 

 

 

 

撮影現場での写真はこんな感じ・・・

 

 

 

 

 

 

 

このワンピースのデザイン画はこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

莉子さんが実際に着用されたドレスは、どちらも広尾の

 

 

淳一ショップでご覧いただけます。

 

 

ご試着、オーダーも出来ますよ!

 

 

 

 

江戸川乱歩先生は今年生誕125年。

 

 

淳一さんは生誕106年ですから、19歳年下ですね。

 

 

『黒蜥蜴』が書かれたのは1934(昭和9)年のこと。

 

 

淳一さんは『少女の友』の挿絵画家になって2年、

 

 

人気が沸騰し始めたころです。

 

 

 

 

少女たちが『少女の友』で川端康成作、淳一絵の少女小説に夢中だった頃、

 

 

少年たちは江戸川乱歩の明智小五郎シリーズを夢中で読んでいたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

これも撮影現場の写真。

 

 

不思議な空気感が漂っていますよね。

 

 

 

久しぶりのドラマ化の今回は

 

 

近未来が舞台だとか。

 

 

 

淳一デザインのお洋服がどんなふうに世界観になじんでいるのか、

 

 

とても楽しみですラブラブ

 

 

 

$中原淳一応援ブログ

 

 

僕の描く少女は、

別にモデルはいないのですし、

僕の描く絵は抒情画ですから、

現実の少女とはまた違います。

 

しかし、少女のみの持つ本当の美しさ、良さ、

それは僕は誰にも負けず見極めているつもりです。

少女達自身がそれに気づかず、

大人の真似の様なおしゃれをしていることを

とても残念に思います。

 

少女達自身が、

そこに気づいて少し工夫するようになると、

もっと日本に可愛らしい、

感じのよい少女が増えてくるのだと思いますね。

 

昭和12年

中原淳一(談)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>