ひまわりやブログ -中原淳一の美しい言葉-
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2018-03-23 17:06:27

女性のための書店オープン!

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                                             こんな号外が!

 

 

新しい風が吹き込まれて様変わりしていく日比谷。

 

 

3月23日。

 

 

数日ぶりに春日和となった今日、

 

 

リニューアルオープンした日比谷シャンテの3階に、

 

 

[女性のための書店] HIBIYA COTTAGE がスタートしました!

 

 

 

 

 

 

女性のための書店、というと、

 

 

差別では? という声も聞こえて来そうですが、

 

 

疲れたときに、好きな洋服屋さんに行くとテンションが上がるように、

 

 

普通の本屋さんよりもわくわくする空間作り、を

 

 

目指しているのだそうです。

 

 

 

たしかに、ピンク色の表紙を集めた棚や

 

 

Women's bookという棚があったり、

 

 

どの棚もゆっくり見てみたい! という気持ちになります。

 

 

かわいい雑貨や、生花も売っていますよ!

 

 

 

 

 

オープン記念に2000円以上お買上げの方に差し上げる

 

 

5人の作家さんデザインによるオリジナルポーチの一つに

 

 

淳一さんが描いた横顔の女の子を採用していただきました♡

 

 

皆さんに気に入っていただけるといいな。

 

 

 

オープン直後から、レジには早くも行列が。

 

 

 

 

ほらね、男性もたくさんいます♡

 

 

 

本ってやっぱりいいですよね!

 

 

新しい紙の匂い。

 

 

ページをめくるワクワク感。

 

 

その本を創った人達の想いが伝わってくる感覚は、

 

 

やっぱり紙の本ならではかな、と思います。

 

 

 

 

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どんな人にも楽しみというものがあります。

 

(中略)

 

一つの楽しみも、あなたが、

あなた自身のなかからひき出してきたものでないかぎり、

長続きしないし本当に面白くはないのです。

 

読書の楽しみにしても、

本当に自分の好きな本にめぐりあうまでには、

無駄なたくさんの本を読まなければならず、

また人の意見を聞いたりして、

余分な労力も払わなければなりません。

 

このことは、楽しみにでも、

努力や、修業が要ることを

教えてくれるようです。

そしてその努力や修業が、

少しも苦しみにならず、

むしろ、

あなたの力を

はっきりとみせてくれることにもなるのです。

 

あなたは、

自分自身の力に満足しながら、

いよいよ高い楽しみを味わうことになるでしょう。

 

 

中原淳一

 

 

2018-03-18 15:28:22

「にぽにか」で見る日本の美意識

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ようやく桜の花が見え始めたこの頃、

 

 

桜を見ると日本の美しさを感じますね。

 

 

外務省発行の広報誌「にぽにか」の23号は、

 

 

「よそおう日本」という特集。

 

 

その中に淳一さんのファッション画をご紹介いただいています。

 

 

 

 

目次を見ると、

 

 

*日本の美意識を知るキーワード

 

*美意識につつまれた日本の花嫁

 

*日本の化粧いまむかし

 

*『美しい』を力に変える人びと

 

 

などなど、日本に脈々と受け継がれて来た

 

 

美意識の心と表現が紹介されていて、

 

 

なかなか興味深いのです。

 

 

 

 

 

淳一さんの登場は、この中の

 

 

日本の化粧いまむかし、の章で

 

 

1955年の『ブラウス集』に発表された

 

 

ファッション画が掲載されました。

 

 

 

 

 

渡辺直美さんと同じページに載っているのが

 

 

歴史を感じさせて面白かったです♡

 

 

 

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マダムむきのブラウス。

 

マダムーーーと云っても

二十代もあれば五十代の場合もあるのだから

いちがいには云えないが、

どこかにゆったりとした美しさのあるのが

マダムらしい美しさと云えるだろう。

 

衿元のあたりはきっちりとしまっていても

袖か胸のあたりで

何かゆとりを感じさせるものであったり、

胴はぴったりと身体についていても

衿元がゆたかに開いているとかーーーー

 

ジュニアは木の実のように、

そしてマダムは花びらのように美しく。

 

 

1955年

中原淳一

 

 

2018-01-26 18:37:01

ひまわり少年・夏木陽介さん逝く

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1月14日、夏木陽介さんが亡くなられた。

 

 

一週間遅れで知りました。

 

 

いつものように、かっこいいお写真のお年賀状を

 

 

いただいたばかりだったのに。。。

 

 

 

 

 

 

淳一さんと親交のあった方々が

 

 

一人、また一人と減ってゆきます。

 

 

 

 

歳をとるということは、

 

 

別れを知るということなのだと実感しつつ、

 

 

あちらの世界はそのぶん賑やかになっていて、

 

 

みんな愉しく再会しているのかしら、と想像してみます。

 

 

 

 

 

 

 

中原淳一は夏木さんを1957年の『ジュニアそれいゆ』9月号で

 

 

「ひまわり少年」という連載の第5回目、

 

 

5人目のひまわり少年として紹介しています。

 

 

『ジュニアそれいゆ』ではその前年から、

 

 

<ひまわりの花のように毎日を希望いっぱい元気に

 

 有意義に過ごしている少年少女>を

 

 

『ひまわり少女』『ひまわり少年』として

 

 

交互に誌面で紹介しているのです。

 

 

 

ここに『有意義に』という言葉が入るところが、

 

 

淳一さんらしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

夏木さん、このときはまだご本名の

 

 

阿久沢 有(たもつ)さん。

 

 

「この秋の空のようにカラッとして一点のかげりもなく

 

 

 この秋の風のようにサラサラとさわやか」

 

 

と紹介されています。

 

 

「愉しむということを、

 

 

 本当の良い意味で身につけて、

 

 

 厭味などというものは

 

 

 これっぽちも持っていない阿久沢君。

 

 

 そして無造作に見える中に

 

 

 細かい神経を行き亘らせている・・・」

 

 

 

 

『仕事は愉しく、遊びは一生懸命に』が

 

 

モットーだったという夏木さん。

 

 

御歳81歳まで、ずーっと

 

 

このときの『ひまわり少年』のままだったんですね。

 

 

 

 

『夏木陽介』という芸名は、中原淳一がつけました。

 

 

このひまわり少年のイメージを

 

 

そのまま名前にしたのでしょう。

 

 

 

 

中原淳一歿後30年を過ぎても、いつも

 

 

「淳一先生」と口に出すときは、

 

 

親しみと、敬意と、真剣さを感じさせてくださった夏木さん。

 

 

心よりご冥福をお祈り致します。

 

 

 

 

 

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「楽しむ」ということには、

いろいろなことがあります。

 

音楽、お洒落、おいしいものを食べること、

切手を集めること、映画演劇の鑑賞など

たくさんありますが、

それは全部、

誰の生活の中にも、

またどんな暮しをしていても

その「楽しむ」ということは、

なくてはならないのだ、といってもいい程

大切なことなのです。

 

しかし、人間が

「本当に果たさなければならない

 責任のある大切なこと」を

充分にやりとげた後で

楽しむべきものなのです。

 

「楽しむ」ということは、

一生懸命に仕事や勉強をした後にあって、

はじめてその価値があるのですから。

 

 

中原淳一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017-12-04 20:05:19

中原淳一の子ども服

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中原淳一は女性のファッションと同様に

 

 

子どもの洋服についても、

 

 

「可愛い子ども服」とはどんなものなのか、

 

 

お母さんはどんなことに気をつけなければいけないのか、

 

 

一貫した信念を持って何度も発表しています。

 

 

 

 

昭和16年に初めての子ども服のスタイルブックを出した時には、

 

 

日本の服装史上、画期的なものという評判になりました。

 

 

昭和16年刊、豆本の子供服の本。

 

 

 

昭和三十年代までに6冊の子ども服の本を出し、

 

 

その後、病気でひまわり社が解散し、

 

 

療養生活を経て少し体調が整って来た昭和五十年代には、

 

 

特に子ども服に力を注いでいました。

 

 

 

 

子供の持つ可愛さを最大限に引き出し、

 

 

子供自身も着ることに喜びを感じ、

 

 

幸せな気持ちになれるような服。

 

 

淳一さんの子供服の可愛さには、

 

 

いま見ても感歎の声をあげてしまいます。

 

 

昭和37年のスタイルブックより

 

 

そんな淳一デザインの子供服を集めた

 

 

はじめてのソーイングブックが3月に

 

 

世界文化社さんより発売されます!

 

 

過日、その本の撮影が行われました。

 

 

『絵に忠実に』をモットーに

 

 

こだわりぬいて作られたお洋服の数々に、

 

 

絵から抜け出したようなモデルの子供たち。

 

 

 

 

『淳一さん大好き』なスタッフさんたちは

 

 

絵を片手にその再現に集中します。

 

 

 

 

 

本が出るまで秘密にしておきたいのですが

 

 

あまりの可愛さに、ちょっとだけ

 

 

お見せしちゃいます!

 

 

 

お人形製作の宇山あゆみさんもスタジオにかけつけてくださいました。

 

 

 

こうやって絵が現実のものとなってみると

 

 

本当に淳一さんの『子供服』への信念が、

 

 

服作りに込めた愛情が、ひしひしと伝わって来ます。

 

 

 

 

既製服が当たり前になった現代ですが、

 

 

お母さんが手作りする子供服の

 

 

愉しさや嬉しさや幸せを

 

 

どうぞ感じてください!

 

 

 

撮影を終えて、今まさに本の編集が進んでいます。

 

 

実際にお洋服を作ることがない人にとっても、

 

 

絵本のように幸せが伝わってくる

 

 

素敵な本になりそうです。

 

 

 

 

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子供のきものは、

大人のものと違って

流行がほとんどない。

 

大人の世界の流行のテクニックを

子供服にちょっと取り入れたりするのも、

しゃれてはいるが、

それが目立ちすぎて、

子供のもつ本当の可愛さを失うようなことが

あってはならない。

 

子供は大人のおもちゃではない。

 

子供に人目を引かせる様な服を着せて

大人が得意になるのではこまる。

 

子供がその服を着ることによって、

美しい衣服の楽しさを知り、

清潔なこころよさを身につけて

伸びてゆく様なものでありたい。

 

 

中原淳一

 

2017-11-22 17:01:21

彼方の友へ

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フラワー・ゲーム。

 

 

中原淳一が、昭和13年の『少女の友』1月号につけた

 

 

伝説の付録です。

 

 

 

 

見た目が美しいだけでなく、

 

 

当時のふろくの制約であった『紙であること』が自然なもので、

 

 

女の子たちの心のよりどころとなるような

 

 

愛らしいもの。

 

 

淳一さんのふろく創りに一貫していたコンセプトどおり、

 

 

すみずみまで目が行き届いた、

 

 

繊細で美しいカード・ゲームです。

 

 

 

 

 

この『フラワー・ゲーム』が重要なキーになっている小説が

 

 

発売されました。

 

 

『彼方(かなた)の友へ』。

 

 

 

 

 

戦前の『少女の友』の編集部を舞台にしたフィクションで、

 

 

『少女の友』ならぬ『乙女の友』を創る人々の中には、

 

 

もちろん中原淳一と思しき人物もいます。

 

 

 

 

日本が戦争へと向かって行く時代にあって

 

 

純粋に良いものを求め、葛藤し切磋琢磨し、

 

 

信念に基づいて

 

 

もの創りをした人たち。

 

 

 

 

著者、伊吹有喜さんの愛情に満ちた視線と、

 

 

場面場面が映像のように目に浮かぶ筆力とで

 

 

息もつかずに物語世界に没頭してしまいます。

 

 

 

 

『志(こころざし)』という言葉が

 

 

心に浮かびました。

 

 

私たちが本当に失ってはいけないもの、

 

 

仕事をする上で、生きていく上で、

 

 

何が大切なのかを

 

 

もう一度思い出させてくれる小説です。

 

 

 

 

時を同じくして、子供たち向けの雑誌にも

 

 

『フラワー・ゲーム」が紹介されています。

 

 

 

 

こちらは、月刊「たくさんのふしぎ」12月号。

 

 

12月号は『昭和十年の女の子』というタイトルで、

 

 

昭和十年に10歳だった大阪の女の子の暮しを

 

 

絵と写真でひもといていく絵本です。

 

 

 

『フラワー・ゲーム」は

 

 

当時の少女雑誌のふろくとして

 

 

写真で紹介されています。

 

 

 

 

女の子たちが『宝物』にしていたふろく。

 

 

私たちが今、それを手にすることができるのは、

 

 

戦争をはさんで70年以上の歳月、『宝物』を

 

 

大切に大切に慈しみ続けた人たちのおかげです。

 

 

大切に大切にそれを創った人たちの、心とともに。

 

 

 

 

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私には少女というのは、

16、7歳から

数え年、19歳か20歳にかけて

のような気がしていたのは、

私が兄姉6人のいちばん末っ子で、

私が小学校4年の時には

姉たち二人はもう女学生でした。

 

その姉たちが、私には

いかにも少女らしく、

もう小さな女の子ではなく、

大人ではない女の子という感じで、

そのころの姉たちが

すごく胸に焼きついていて、

美しい物語や童話にあこがれたり、

好きな詩を暗記して

一人で口ずさんだり、

新しい歌をおぼえたと言って

教えあったり、

友達との手紙の交換とか、

その他もろもろのことが、

子供でもない、

大人でもない、

いかにも『小さな娘』だけの夢みること、

考えること、行動することのように

子供ながら私は感じとったものでした。

 

それにひきかえ、

それまでの『少女の友』は小学生ごのみで、

なにかしら子供っぽく、

といって童謡のように夢もなく、

ただ幼稚で幼くて、

もうすこし少女の

あの大人とも子供ともつかない

少女だけの世界があれば———

といつも考えていました。

 

 

 

中原淳一(回想録より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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