鑑賞日 2024年5月4日(土・祝)
製作年 2024年
製作国 日本・台湾
言語 中国語・日本語 日本語字幕
尺 123分
公開日 2024年5月3日(金・祝)
レイティング G
配給 ハピネットファントム・スタジオ
スタッフ
監督・脚本 藤井道人
原作 ジミー・ライ「青春18×2 日本漫車流浪記」
主なキャスト
シュー・グァンハン:ジミー
清原伽耶:アミ
ジョセフ・チャン:リュウ
道枝駿佑:幸次
黒木華:由紀子
松重豊:中里
黒木瞳:裕子
概要
あの時、想いを伝えていたら
未来は変わっていただろうか――。始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。
時が経ち、現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取る。初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう。
鈍行列車に揺られ、一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せる。たどり着いた先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは――。(引用元:公式サイト)
感想
18年前と現在、台湾と日本が交錯する様子が
違和感なく受け入れられるストーリー展開です。
主な登場人物はいい人ばっかり。
そして、ピュアすぎる恋愛ですが、
たまにはこういうので素直に感動して
心を洗われるのもいいですね。
台湾と日本の美しい風景にも癒されました。
原作が台湾ということで、鑑賞前から
同じく清原果耶が出演の
『1秒先の彼』を想起させられました。
初恋の相手の国へ行く、というくだりでは、
先月鑑賞した『パスト ライブス/再会』 を
思い出しながら観ていました。
思い出した2作品は、
どちらもそれなりによかったのですが、
個人的には本作の方が好きです。
18年前の、
カラオケ店を舞台とする台湾パートは
和気あいあいとした感じが青春。
それと、1995年の邦画 『Love Letter』 や
ミスチルの音楽が使用されて、
ノスタルジックで切ない感じもありました。
現在の、
ジミーの日本旅のパートも素敵でした。
ジミーが台湾出身のリュウと知り合い、
2人で話すシーンでは、
中国語の賑やかな感じはなく、
とても静かで穏やかな雰囲気だったのが、
印象的でした。
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」
これを表現した映像も美しかったですね。
ジミーを演じたシュー・グァンハンと
アミを演じた清原伽耶は、相手の国の言葉を
一生懸命に丁寧に話そうとしている、
優しい感じなど、自然な演技が好印象でした。
脇を固めたキャスト陣も、
出番が少ないながらも好印象でした。
ラストはあれ以上だと蛇足になってしまうから
妥当だったと思いますが、
あの後どうなったのか、
ちょっとだけ気になりました。