『無名』 初日の初回から大盛況。美しきスパイの攻防に魅了される。 | himawari's diary

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鑑賞日 2024年5月3日(金・祝)
 
 
製作年 2023年
 
製作国 中国
 
言語 中国語・日本語 日本語字幕
 
尺 131分 
 
公開日 2024年5月3日(金・祝)
 
原題 Hidden Blade 
 
レイティング G 
 
配給 アンプラグド
 
 
スタッフ
 
監督・脚本・編集 チェン・アル
 
 
主なキャスト

トニー・レオン:フー

ワン・イーボー:イエ

ジョウ・シュン:チェン

ホアン・レイ:ジャン

森博之:渡部

ダー・ポン:タン

エリック・ワン:ワン

ジャン・シューイン:ジャン

チャン・ジンイー:ファン
  
 
概要
 

1941年、上海。

汪兆銘政権の諜報員フー(トニ・レオン)と部下のイエ(ワン・イーボー)は、日中戦争勝利に向け日々諜報活動に明け暮れていた。

第二次世界大戦が激化する中、フーは、任務に失敗して処刑されるはずだった国民党の女スパイ(ジャン・シューイン)を密かに助けたことで、代わりに上海に住む日本人要人リストを手に入れることに成功。

また、イエには、ファン(チャン・ジンイー)という婚約者がいて……。 

(引用元:公式サイト)
 
 
感想

今週公開で一番観たかった作品。

本日、公開初日の初回に鑑賞しましたが、

朝イチから想像以上に大盛況でした。


スパイ・ノワールということで、

なんとも言えない映像の美しさに見入り、

不穏な空気感と緊迫感にヒリヒリました。

舞台は第二次世界大戦下なので、

辛いシーンも結構あり、

それらに関しては胸が痛みました。


フーを演じたトニー・レオンと、

イエを演じたワン・イーボーの、

佳境のスタント無しのアクションは

痛々しく、そして迫力がありました。

そして、このアクションのあと、

更に展開があり、

序盤の伏線が回収されていき、

スッキリ理解できたのがよかったです。

それにしても、

2人ともスーツがよく似合っていて、

とてもカッコよかったですね。


孤独なスパイ活動、

密かに愛する人がいて……、

というくだりがあることから、

トニー・レオンの

『欲望の翼』 『花様年華』 『2046』、

『インファナル・アフェア』などの、

過去作品をもう一度観たくなりました。


満州を巡るパートについては、

『ラストエンペラー』を

復習したくなりました。


オマケ映像、エンドロールの音楽まで

雰囲気が崩れることなく進み、

しみじみと余韻に浸りました。


昨年の第36回東京国際映画祭(2023)では

10年ぶりにトニー・レオンが、

この舞台にご登壇。

しかも『2046』の上映もありで、

とっても盛り上がりました。

ついこの間のことのように感じます……。



本日は、「未体験ゾーンの映画たち2024」の

全24作品コンプリートでいただいた、

「特別ご入場券」で鑑賞できました。

ありがたいことです。





入場者プレゼントはA5サイズの


大型ポストカードとチラシ。


ポストカードは全3種あるようですね。


本編のイメージが投影されていてステキ。





ミニシアターのコラージュも


カッコいい仕上がり。