腰痛は日本人の7割が経験するといわれる国民病ともいえる疾患です。
腰痛を発症し、整形外科で診断を受けた人の9割は、原因不明です。
そう言った中、あらゆる治療を受けても腰痛が改善しない人は非常に多いのです。
痛みがあるということは、必ず原因がどこかにあり痛みを引き起こしています。
ですから原因不明の腰痛は、原因がわかれば対処方法があり、治療が可能です。
せっかく病院に行っても「原因不明」で何も対処法がないのであればいった意味がありません。
レントゲンで異常なしと言われても、実際に詳しく分析するとほとんど原因が見つかります。
それは、当院で行っているレントゲン分析法によるもので、重力がかかっている立位で全身のレントゲンを撮影し、それを分析する方法です。
この分析により、正確な情報がわかり、より精度の高い施術が行えるようになります。
それでは「原因不明の腰痛の原因を知りたい!」と言う方は是非参考にして下さい
一般的な腰痛の原因とは
原因がはっきりする腰痛とは、レントゲンやMRI検査の結果、何らかの所見が見つかり断定されるものです。
検査には画像検査はもちろんのこと、問診、触診、動作のチェック、血液検査なども含まれます。
例えば代表的な疾患は、下記の5つに分類されます。
①脊椎疾患: 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離性、すべり症、骨粗鬆症、変形性脊椎症など
②神経疾患: 脊髄腫瘍、馬尾腫瘍など
③内臓疾患: 腎尿路系疾患(尿路結石、腎結石、腎盂腎炎など)、婦人科系疾患(子宮内膜症など)など
④血管疾患: バジャー病、腹部大動脈瘤、解離性大動脈瘤など
⑤心因性疾患: うつ病、ヒステリーなど
以上のように原因がはっきりわかる疾患の中でも、様々な検査を行っていく中で分かるものもあります。
ここから先は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など代表的な疾患に関してではなく、整形外科でわからない原因である腰痛及び治療院や整骨院などで治らない腰痛について解説致します。
原因不明の腰痛に対しては、当然治療の方法もありません。
しかし、実際に腰痛は存在するのですから、その原因は必ずどこかにあるはずです。
「腰痛」字のごとく腰が痛い原因は、何らか状態によって神経が圧迫を受けているため痛みがあるのです。
その神経圧迫の原因が“椎骨のズレ”です。
では、この神経圧迫による痛みをどのように取り除くことができるのでしょうか?
この原因不明の“椎骨のズレ”を改善する治療法がレントゲン分析による矯正法です。
ただレントゲンを撮るのではなく、重力がかかった立位で全身のレントゲンを撮影する方法です。
レントゲンは、各部位ごとに撮影することは可能ですが、全身のレントゲンを一度に撮影することは、日本の設備では非常に難しかと思います。
そういった中当院では、提携病院との連携で全身のレントゲン撮影を可能としました。
そのレントゲン情報、問診や触診により、原因不明の腰痛を改善する「大須賀式レントゲン分析矯正法」という治療法です。
骨盤、腰椎のズレを元に戻し、本来の関節可動域を増大させることで、腰痛の原因を根本から回復させることができると考えています。
関節には可動性「関節のあそび」があり、関節をスムーズに動かすには、このあそびが必要です。
この関節にズレ、引っかかりが生じることで、そのあそびがなくなり、可動性がなくなり(動きがなくなり)腰痛が起こるのです。
関節のズレ、引っかかりをそのまま放置しておくと、腰痛以外に下肢痛や脚のしびれに悩まされ続けることになります。
治療は触診、検査後、椎骨をアジャストメントします。
アジャストメントは一瞬で行うものなので、施術後は関節の可動域が良くなり、本来あるあそびを復活させます。
ギックリ腰や急性の腰痛の場合は、炎症が強くあるところをアジャストメントするので瞬間的に少し衝撃を感じる場合もありますが、慢性的な腰痛の場合は、ほとんど痛みは感じません。
私は、毎日腰痛の患者さんを治療していますが、原因不明の腰痛は、この大須賀式レントゲン分析矯正法で解決しています。
原因不明の腰痛のほとんどは、しっかり原因を特定できれば数週間以内に改善する可能性が非常に高いと思われます。
大部分の腰痛は発症から数週間以内には改善され、40-90%のケースでは6週間後までに完全に改善されております。
痛みが引かないと諦め、そのまま放置しておくと、炎症が拗れて治る時期が遅くなっていまいます。
症状が楽になっても、日常生活で負担がかかるような場合には「腰痛コルセット、ベルト」で腰をサポートすることが再発防止に繋がります。
また腰痛ストレッチや体幹を鍛えることで腰回りの中から体を支える手段として是非行っていただきたいです。
三か月以上の長期間に渡って原因不明の腰痛を感じる場合は、心因性が影響していることも考えられます。
心因性のものが原因として抑うつ傾向がみられる場合や、会社や周囲の人間関係のストレスや感情の問題が腰痛に大きく影響していることもあります。
このような方は治療と並行して、精神科によるアプローチも行われる場合があります。
原因不明の腰痛は、緊急性を要するほど重大ではない場合が多く、放置してしまうことで症状が進行して治りが遅くなってしまうことがあります。
原因を見つけだすことが、腰痛を治す上での第一歩です。
原因が分かれば、どこをどうアプローチしていけばよいか答えが必ず出てきます。
諦めずに腰痛を完治する気持ちがあれば自ずと結果は見えてくるでしょう。