FOCAL STELLIAを買ったもののiMac直挿しではさすがに性能の半分も活かせていない感があったので、今回コスパ最強と謳われているSabaj D5というDAC内蔵ヘッドホンアンプを購入してみた。
STELLIAには通常の3.5mmタイプのケーブルと6.3mm変換プラグが付属するが、4ピンXLRのバランスケーブルも付属するので、せっかくなら4ピンXLR出力に対応したDAC内蔵ヘッドホンアンプ(所謂複合機)が欲しかったのだ。
ヘッドホンのアンバランスとバランスどっちが音がいいのかという問いには、回路が違うからアンプによると結論が出ている(っぽい)のだけどね。
STELLIAにとっては最初の1台目となる複合機なのでオレの予算は10万以内(というか5万前後)と決めていた。
しかし、予算的にフルバランス出力のある複合機はなかなか見つからなかった。
オーディオマニア的にはDACとアンプを分けたほうがコスパもいいのだろうけど、オレの部屋には物をごちゃごちゃ置きたくなかったので1台目はDAC内蔵アンプの複合機しか考えていなかった。
そこで候補となったのが今回購入したSabaj D5をはじめとする所謂中華DACと呼ばれるものである。
中華製品なのでどうしてもネガティブな印象を抱きがちで、作りがチープになりがちだけれど、コスパは高いと言われており、予算的余裕がなかったオレは今回中華DACから選ぶことに。
フルバランス出力のある複合機ではD5の他に候補としてS.M.S.L M10やTOPPING DX7 Proなどがあった。M10はAK4497というDACチップが搭載されており、D5やDX7はES9038PROが搭載されている。
AK4497やES9038PROは、SONY DMP-Z1やSOULNOTE D-2など50万超のハイエンド機にも搭載されている高性能DACチップで、これらが5万前後で購入できるのは破格としか言いようがない(もっとも、音の良さはDACチップだけでは決まらないのがオーディオの面白いところであり難しいところなのだが)。
今回M10はタイミング的に在庫切れで中古でも見つからず、DX7はD5よりもアンプが若干優れていて、Bluetooth5.0接続できるくらいで性能的にほとんど差がないのにプラス1,2万くらい高かったのでSabaj D5を選んだ。STELLIAはインピーダンス低めだしね。
お金が貯まったらsimaudio 430HADあたりの高級複合機に買い替えたいのでそれまでのつなぎということでD5は中古で購入。
Sabaj D5を開封
届いたので早速開封していく。ちなみにSabajはサーバイと読むみたいですよ。めちゃくちゃどうでもいいけどDeepLで翻訳したら刀剣乱舞と出て草生えた。
箱です。
ぱっかー。
この中に。
ブツが。
おもむろに取り出すオレ。
ご降臨。
正面は通常の6.3ミリと4ピンXLRバランスの接続端子、ボリュームノブが搭載。ノブの中心が決定ボタンになっていて、電源のオンオフから入出力の切り替えなどもこちらで行う。メニュー画面の長押しで戻る。トップ画面の長押しで電源オフになる。
背面は主電源のスイッチ、XLRとRCA出力、USBと同軸と光デジタルとI2S入力が搭載。iMacはUSBで接続し、テレビ(レコーダー)は同軸で接続することでPCの音とテレビの音をワンボタンで簡単に切り替えられるようになった。
Blu-rayはともかくテレビ放送の音って元がそこまでよくないから限度があるのだけど音質云々よりもヘッドホンの抜き差し作業が無くなったのが地味に助かる。
しかし、ここで問題がっ!
付属の電源ケーブルが3Pプラグなのでオレの部屋のコンセントには挿せないということである。
いや、買う前からわかっていたのだけど。
なので別途2Pの電源ケーブルを購入した。元々中華DACの電源ケーブルは音が悪いから交換したほうがいいと言われていたし。
その電源ケーブルについては次回記事にしようと思う。
D5の音質や細かい操作などについてもそちらで書こうと思うので次の記事と合わせて読んでくれると幸い。