本日、仕事が休みであった私は都内の消防出張所まで消防設備士の再講習を申し込みに。
この消防設備士という資格、実際その業務に従事していようがいまいが5年に1度(初回のみ取得から2年目)、再講習なるものを受講する必要がある。
何せ消防法は事あるごとに改正される。
世の中的に大きなニュースになるほどの火災などが起きればその都度「法のどこかしら」を改正させる、といっても良い。
あまりにも度々改正されるものだから実際のとこ、街の消防署に勤務する消防官でさえも把握しきれていないのが実情である。
そんなわけで、一応「消防法」を準拠として日々の業務に励む我々消防設備士たちは5年ごとにそうした法改正について学ぶために講習の受講が義務付けられている…
と言えば響きが良いが、しかし実際の講習などほぼ「眠気との戦い」。
数百人いる受講生たちの前で、聞いてこともない団体の職員が代わる代わる、9時~17時までペラペラと話し続けて1日が終わる、といった内容。
しかもこの講習、「1度受講すれば終わり」というものではなく、消防設備士という資格自体が細かく13区分に分けられており、それらは概ね「警報系」、「機械系」、「消火設備系」、「どれにも属さない系(特類)」と4つに分けられ、それぞれで講習を受講しなければならない。
早い話が「沢山資格を持っている人ほど講習も沢山受けなければならない」ということ。
最も多い人はそれら4種類、全てを受講すつ必要があるが、私の場合、「どれにも属さない系」を除いた3つを受講する必要がある。
今回はその中で今年10月で前回の受講から5年が経過する「警報系」と「機械系」の再講習を申し込んできた次第。
私は毎度、消防署ではなく「消防出張所」という場所で手続きをするのだが、消防署に比べて出張所から申し込みをする人間は極端に少ないらしく、職員もいまいち手続きのやり方を把握しきれていないために通常15分で終わる手続にも30分以上を要してようやく完了。
因みに「消防出張所」とは警察で言う所の「交番」みたいなもので、消防署に比べて遥かに規模も小さく、精々1~2台の消防車両を置いてある「消防官の待機所」みたいな場所のこと。(消防団とは完全に別物)
それにしてもこの講習、都内の場合、少なくとも毎月2回は開催されており、尚且つ受講生は1種類ごとに7000円もの金を支払う。
ということはつまり、毎月数百万単位で行政側にお金が入ることとなり、恐らくは貴重な収入源となっているのは間違いない。
だがこの講習、毎度都内近郊の「消防設備業」に携わる人間達が集結するが、その中には当然「顔も見たくないヤツ」も居たりするから困ってしまう…。
特に私の様に独立した人間達は多かれ少なかれ、多少の「敵」を作っているものだ。
私の場合、「出来ることなら会いたくない人間」が5~6人、「会ったら殴りたい衝動」に駆られるであろう輩が2人いる。
私が嫌いということは恐らく相手も私のことが嫌いなわけで、だったら会わずに終わるのがお互いの健康の為にも良い。
消防設備士講習会場とはそんな多少の人間模様が微妙に交錯する不思議な空間でもある。
まぁ、中には「久しぶりに会ってみたいなぁ…」と思える人間もいないワケでは無いのだが。
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