カウンセリングルームでも対面でのカウンセリングは原則とりやめ、電話またはメールでの相談に方法を変更して対応させていただきます。(今後Zoomを使用したオンラインカウンセリングも導入予定)

新型コロナウイルス感染症に伴う自粛要請が長期化しています。


いつもと異なる環境、見通しのたたない状況、我慢の続く日々の中、多大なストレスにさらされる方も多くいらっしゃいます。
現在、通常より低料金でオンラインカウンセリング(メール、zoom)を受け付けております。


ビデオ/電話カウンセリング

 

メールカウンセリング

 

 

「話を聞く」というのは、コミュニケーションの大事な柱の一つです。

話を聞く、ということは、小さい頃から大人になってもずっとやっている行動なので、
当たり前にやっているつもりが、意外ときちんと話を聞けていないのはなぜか。

ちゃんと聞いてあげてるつもりなのに「話をきいてくれない」と言われてしまうのはどうしてなのか。


実は相談を持ちかけられると、なんとか解決してあげようと一生懸命になってしまう親切心が災いしている場合もあります。


1962年にアメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が考案した「親業(子供をどうにかする前に親が変わる)」の中で

コミュニケーションを阻む12の障害】として提唱しているものがあります。
元々は子供に対しての親の関わり方として広まりましたが、今ではカウンセリングなどでも広く活用されています。

コミュニケーションを阻む12の障害は、
職場の上司と部下、友人同士、恋人同士、夫婦、親子、先生と生徒などの間でも、よく起こりがちな話の返し方です。

下記に例をあげてご紹介します。

たとえば、職場の部下が上司に何やら相談をしたくてやってきたとします。
「あの・・課長、実は今のプロジェクトの仕事がうまくやれないので、降ろして欲しいのですが・・」


1.命令・指示(何を言ってるの?黙って頑張りなさい)

2.脅迫・注意(そんなことをしたら、会社に居づらくなりけれど良いのか?)

3.説教・訓戒(君はそういう風に逃げ腰なところが良くないね・・くどくど)

4.提案・忠告(プロジェクト内のチームが合わないなら、メンバーを入れ替えようか)

5.講義・理屈(そういう弱い気持ちが生まれた時こそ、乗り越えるチャンスなんだ)

6.非難・批判(プロジェクトを降りたいだなんて責任感がないね)

7.侮辱・ばかにする(そんな甘えた考えは社会人失格だね)

8.同意・賞賛(そうか、わかるよ、わかる、そういう気持ちになる日もあるよ)

9.同情・激励(今が一番大変な時だからね、苦労もわかる、でもあと少し頑張れ)

10.解釈(なるほど、プロジェクトは女性ばかりだからやりにくいんだね)

11.尋問(プロジェクト内で何かあったの?それとも家庭の事情?悩みがあるの?)

12.ごまかし・はぐらかし(あのプロジェクトの仕事が終わったらきっと良い評価がおりるはずだよ)

これらの上司の返し方の例は、すべて部下のために良かれと思って考えて話している言葉です。
でも、「話を聞いて欲しかった」部下からすると、ひとつも話を聞いてもらった気になれません。

夫婦では、妻(または夫)が話をきいてもらえないと感じる時、たいていはこの1~12のどれかの返しを無意識にしていることが多いです。


 

ブログを読んで下さっているみなさん、
本当にご無沙汰しちゃって、すみません!

去年1年は、日本プロカウンセリング協会の心理カウンセラー養成講座の講師をしていて
毎週土日は講座に立っていたので、忙しくてあっという間の1年でした。

あまりにも自分の時間が取れなくなってしまったので、今年1月いっぱいでプロカン講師の仕事はやめました。
そして2月からは、コトリーというオンラインカウンセリングの会社の登録カウンセラーとしてお仕事をしています。
(主に「書く」カウンセリングという、パートナープログラムを担当して、毎日メールでカウンセリングしています)

そんな中、お客様からご縁をいただいて、今週木曜日に1時間ほどのセミナーを開催します。
ワークを中心に、願望実現のための潜在意識活用術をお話しようと思っています。

55ラボというのは、(55ラボとは?)
50代の女性が『より自分らしく、いつも心豊かであるために』をモットーに活動している女性活躍推進プロジェクトです。

セミナーでは、カンタンに楽しくワークをしながら、1)~5)を体験できるようにしています。
お申込みは今日までです。

 

詳しくはこちらをご覧下さい!

このセミナーのために、新しく組んだプログラムですが、
ワークを楽しんでやりながら新しい発見があったり、気付きが得られる内容になっています。

せっかくなので、近いうちに自主開催もしようと思います。
50代の方は、ぜひ55ラボで受講ください(受講料2,000円で軽食&飲み物つきと破格です!)

 

1月5日、書道を学んでいる房仙会の大阪校初の主催イベント
【新春房仙会まつりin大阪】が、尼崎総合文化センターで盛大に開催できました。

 

 

書道の展示と、書道体験コーナーもあり、そして房仙先生による揮毫(きごう)など



イベントの詳細は、こちらをご覧下さい。

 

準備がほぼ終わり、開場30分前。


体験コーナーについて師匠のご指導がありました。
 

体験コーナーでは、まずはじめにお客様に好きな文字を書いていただき、
続いて、手をとって書き方をアドバイス。
最後にお客様がもう一度アドバイスを受けて書く。

すると最初に書いた字より素敵になっている!・・・はず。という企画です。

 

体験コーナーの担当には、私もなっていました。
まだまだ、指導できるほどの腕前ではありませんが、
心をこめて役割を果たそうと思っていたとき、師匠の言葉はこうでした。


「上手く書けるように【教えてあげよう】なんて気持ちは持ってはいけない」

「この体験コーナーを通して、自分が教えてもらえているんだという気持ちで、謙虚に

「気持ちを(気)は、ハ~~~ッと込めて手をとるの」


この言葉を聞いて、肩の力が抜けました。

 

「上手く書けるように指導しなきゃ!」という気持ちが生まれそうだったところを
修正して頂けました。

 

自分が経験させてもらっているんだ、有難い!ありがとう!ハート
そういう気持ちで。だけど心を込めて精一杯役割をやり切れたと思います。

心理カウンセラーの仕事をするときも、同じだと思いました。

講師の仕事をするときも。

 

役割として、講座を教えたり、心理カウンセリングをする時も
自分は教える人←→受講生さんは教えられる人 という軸ではない。

 

役割としては講師だけれど、人間同士私も受講生さんからいつも学ばせて頂いています。

心理カウンセラーをしていても、お客様からいつも沢山の学びや感動をいただいています。


いつの時も、どんな仕事の時も

謙虚さを失わないよう、傲慢にならないように。

房仙先生のご指導に感謝です。

 

先日、神戸の1級心理カウンセラー養成講座終了後の雑談タイムに
受講生さんから、こんなご質問を受けました。

 

「自己一致ができていないと、カウンセラーは出来ないんですよね?」


自己一致


この言葉の持つ意味、人それぞれ捉え方があると思います。

 

「私は人間です」と言える人は、ある意味自己一致できている、とも言えるし

「理想の自分」と「現実の自分」が一致していないと、自己一致できてないと考える人もいるかもしれない。


私は、そのときこう答えました。

「『自己一致を目指している人』であれば、カウンセラーになれると思います」

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私が日常で意識するのは、ネガティブな感情が湧いた時

その感情をなかったことにしないで、客観的に検証することにしています。


理由をとことん明確にして、自分から湧いた負の感情を明るみに出す!

プンプンイラっとした
えーモヤモヤした
ムキーカチンときた
えーん悲しかった
ショボーン嫌だった
ガーン逃げ出したくなった

こんな気持ちが湧いたら、検証するチャンスと捉えます。

 

例えば、

えーAさんのフェイスブックの投稿を読んでモヤモヤした。

という状況があるとすると、

 

どうしてモヤモヤしたのか?理由を箇条書きにしてみるんです。

 

・うらやましかった
・わざわざ発表しなくてもいいやん!
・自撮り写真きらい~!

 

負の感情なので、これくらいにして(笑)


自分の感情を明るみに出すことで
モヤモヤドロドロに変化せずにすみます。

そっか。私、Aさんに嫉妬してるのか。

 

モヤモヤしたのは→Aさんに嫉妬してたから

これで、自己一致です!

 

嫉妬してる自分を変える必要もないし、
自分を責める必要もまったくなし。

 

そうだったんだな、と腑に落ちたらOKというのが大事。

嫉妬しちゃう自分=ダメな私、では全然ないということ。


自分のネガティブな感情を見つめると
自分のことを嫌いになりそうで、それは嫌だから
モヤモヤをなかったことにする・・という人が多いように思います。


個人セッションでも、そういうモヤモヤやイライラの元になっている感情や欲求を
明るみに出すことをよくします。

 

明るみに出してみたら、その感情を持ち続けてもOKか?
手放したいか?をお聞きして、作戦を立てていくだけ。

 

嫉妬であれば、

自分がどうなりたいのか?を今度は明確にしていって、
作戦を立てる。

 

自信がなければ、自信を回復する作戦を。

 

理想が高すぎたのかも!と気付けば、自発的に「あきらめる」という選択をするのもあり。


 


自己一致できないと、カウンセラーになれないというより、

悩みや問題の元になりやすいんです。

 


今日は、ネガティブな気持ちが湧いた時に
自分の欲求や感情に気付く一つの方法を書きましたが

 

ポジティブな感情や欲求にも、自己一致できていないと陥る問題があるので、
また別の記事で書きたいと思います。