▼前回の続きです。

★自閉症息子と8年続いたこだわりと葛藤前編

 

熱々でなければ食べれないというこだわり。

 

息子みっちゃんの8年間続いたこだわりと向き合う時がきました。

 

 

自分の思いを片言で何とか伝えるみっちゃん。

 

レンジの回数を減らす練習の時は

 

何度も何度も小さな声で

 

あっためる…。

 

と、やっとの思いで要求してきます。

 

大きな声を出し、泣く事もあります。

 

しかしここで温めてしまうと今まで積み重ねてきた

 

みっちゃんの頑張りがむだになってしまう…。

 

私は気持ちを切り替えて

 

大丈夫だよ。まだ温かくて美味しいよ。

食べれるよ。

 

褒めて励ましながら、何とか何とかレンジの回数を減らしていきます。

 

 

そして…数週間?ほど経った時です。

 

カレーを一度も温める事なく食べ終える事が出来たのです。

 

 

 
 
こちらは、その時の写真です。
 
私は驚き、みっちゃんも良い表情をしています。
 
とっても頑張ったね!偉いね!かっこいい!!
 
 
ただ一度、温めずに食べれたからといって
 
次からもそうかとは、なりません。
 
そんな単純なものではありません。
 
それからも、みっちゃんの練習は続きました。
 
けれど、この一度の経験は必ずみっちゃんの記憶として残り、後々必ず実になる時がくると思います。
 
 
それからも練習は続きます。
 
2ヶ月が経った頃、みっちゃんは
 
一度の食事で温める回数は1回〜3回までに減りました。
 
その頃から、もうこれ以上は
 
親子関係を良好に保ちながら続けるのは厳しいと
 
判断して、練習はやめました。
 
 
そして、それからもみっちゃんはレンジの回数は
 
1回〜3回のまま継続しています。
 
そして夏頃、ついにデイサービスの給食に手をつけるようになったのです。
 
それは果物だけですが
 
今まで座っているだけの時間だった給食で
 
一つでも口へ運び食べてくれるという事は
 
みっちゃんにとって大きな一歩です。
 
あの辛く葛藤した時間は、大きな一歩に繋がりました。
 
 
たまたまレンジのない環境になり
 
私も、これを逃したらタイミングは無いという気持ちであったということ。
 
そして、みっちゃんが食べる事が好きになっていた。
 
色々なタイミングが重なり出来た事だと思います。
 
誰もが挑戦して出来ることではないかもしれません。
 
完全に冷めた物を食べれるようになるには
 
何年かかるかわからないとデイの先生も言っていました。
 
これからも長いスパンで見守っていこうということになりました。
 
 
練習やその後の様子はYouTubeでご紹介しています。
 
数ある中の一つとして見て頂けると幸いです。
 
最後まで読んで頂きありがとうございます。
 
▼その後のみつきの挑戦です

 

 

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