故人サイト
熱は36℃台だけれども、喉は痛いし、鼻水&くしゃみも出て、おまけに身体がだるいので、大事を取って、家籠もり中。ただの風邪だとは思うけど、一応、コロナとか、インフルエンザの可能性も、もちろん、ゼロではないので・・ねッ。
一応、娘にうつさないため、家でもマスクをしているので、暑苦しくて、大変。今は自室なので、マスクは外しています。そういえば、昔はしょっちゅう、風邪を引いていたけれども、注意しているせいか、コロナ禍では、ひどい風邪は、1度も引いていなかったなぁ・・と。
家にいると、ドンドン、本が読めるので、それは何より。最近、読んだ本の中で、1番、印象に残っているのは、鉄人文庫とかの、故人サイトの本。人が死ぬと、その人のサイトがどうなるのかを、丹念に、検証した本。何か、とても、身につまされます。私のブログも、いずれ近いうちに、そうなることは必至なので・・。以前、社会評論社から出ていた本を、その後の追跡取材を加えて、全面改定したもの。
そういえば、私が以前、読んでいたブログ等でも、更新が突然止まって、消えてしまったものが、いくつか、ある。その人のその後が、気にかかる。
あッ、私自身、別ネームの「山崎ミオ」のブログは、更新をやめて、おおよそ、10年くらいたちましたが、その後、どうなっているのでせうか???一応、気になったので、改めて、検索してみましたが、「山崎ミオ」という同姓同名の人(しかも、複数)のサイトが出てきただけでしたので、どうやら無事、消えてくれたようで、よかったです。
ラテンアメリカ探訪関係
9月30日の「ラテンアメリカ探訪」、参加者数が13人でピタリと止まって、その後、全然、増えませ~ん。201回目の、新たなスタートの回、どうか皆さま、是非是非(汗)。
「アート展NOSOTROS7」の方は、開幕後、たった1度、行っただけ。来て下さるなら、会場に行って、ご案内する気、満々なので、こちらも、是非是非。
とかいいつつ、私も酷暑疲れで、その上、な、何と、風邪を引いてしまった。喉がやや痛いし、時々、くしゃみも出るけど、体温は36.4℃と平温なので、全然、たいしたことはないが、何となく、身体がだるい。
ラテンアメリカ探訪のブックレットづくりは、まだ、第1回目の編集会議も開いていないが、シンポについては、トランスジェンダーに関する配慮を欠いたシンポだったという趣旨の、投書もあったようで、出来るだけ、そうした声も、ブックレットに反映させていきたいと、そう考えている。
確かに、私自身、これまで、トランスジェンダーの方の抱える問題など、ほとんど、考えたことがない。鈍感といわれれば、まさにその通りで、申し開きの余地もないが、こうした問題は指摘していただかないと、なかなか、気づけないということも、事実。そうした問題も、今後も続くであろう、「ラテンアメリカ探訪」の課題の、間違いなく、1つ。
私的には、ブックレットに、あえて、日本におけるフェミニズムと女性天皇の問題を、桜井大子さんに書いていただくことで、1つの波紋を投じたいと、そう考えているのだが、果たして、波紋を起こすことが出来るか、どうか・・。
「デリリウム」
キネカ大森での「ホラー秘宝まつり2024」、3本中、最後に観るのは「デリリウム」。高評価の「メサイア・オブ・デッド」は、時間の都合で、未見のまま、終了ッ!!!です。
「デリリウム」は、当時、トラッシュ・マウンテン・ビデオに在籍されていた、「トラッシュ・アップ」の屑山屑男さんが、買いつけて、リリースしたクズ映画。当然、劇場未公開作品(1972年)である。
監督は、イタリアのレナート・ポルセッリという人。主人公の大学教授は、性的不能者で、その愛欲を暴力でしか満たせず、次々に、女性を襲って、全裸にして、いたぶって、殺す。ところが、殺人をくり返す内に、警察にも目をつけられてしまう。ところが、彼が拘束されている間に、新たな殺人が発生、教授は釈放される。しかし、その殺人は、彼のアリバイをつくるため、その妻が行っていたのだった・・というような、ストーリィ。
しっかし、物語は、まったく、意味不明なまま、終了。それもそのハズ、レナート・ポルセッリ監督は、この映画を撮影中に、予算がなくなってしまい、映画は未完のままなのだ。でも、製作会社が、未完成のままでは売れないという理由で、撮影済みのフィルムを、テキトーに使って、勝手に物語を完結させてしまったのだ。したがって、当然のことながら、意味不明なラストになり、しかも、この映画には、冒頭に、ベトナム戦争のシーンをつけ加えたアメリカ公開版など、いくつかの別バージョン(その方が、アメリカで売りやすいという、ただそれだけの理由から)すら、存在するのだという。
とにかく、出てきた女性は、全員全裸にされ、襲われた上に、殺されるという、お約束事以外は、しっちゃかめっちゃか。前衛的とかではなく、未完成だから(笑)。ハイ、すごい映画です(どこが)。
最終日だからということで、舞台挨拶もありました。な、何と、「ホラー秘宝まつり2024」のパンフレットも出来ていた!!!!!ので、敬意を表して、買いましたぁ~。屑山屑男さんの解説も、載っています。絶対、赤字です、この企画。す、素晴らしいッ。来年も、是非是非、「ホラー秘宝まつり2025」で、お会いましょう、皆さま方。
30日は韓国料理でも・・
9月30日の「ラテンアメリカ探訪」は、著述家・さかぐちとおるさんの、アルゼンチンのお話。対面会場は、新大久保なので、終了後には韓国料理で、打ち上げかな???
私は韓国には、1度しか行ったことがないが、そのたった1度の韓国旅行は、反靖国訴訟の弁護団・原告団の一員としてであったので、現地では、文字通り、連日、会議と宴会に明け暮れ、正直、あまり、いい思い出がない。しっかも、所用で、1人だけ先に帰る予定だったので、一足先に、会議を抜けるつもりが、韓国側主催者の方が、もちろん、好意で、車で送りますから・・というので、それを待っていたら、日本への帰国便出発ギリギリの時間になってしまい、空港の出発ロビーに着いた時は、最終出発案内の、アナウンスが流れていた。とにかく、空港の職員と、猛ダッシュして、ギリギリセーフで、飛行機に飛び乗ったので、お土産を見る時間も、買う時間も、なかった。娘には、何も、お土産ないの???気が利かないわねッ!!!と、えらく、怒られた。
ただ、宴会で食べた料理は、とてもおいしかったので、帰国後に、知人を誘って、新大久保の韓国タウンへ行った。新大久保へ行って、韓国飯を食ったのは、その時、以来である。
あッ、もう1度、「中南米マガジン」の忘年会で、確か、行ったことがあった。すずきさちさんや、下の名前の表記、失礼ッ、ド忘れしましたが、吉田ユキヒコさんとかも、一緒だった記憶があるが、食べたのは、確か、韓国料理ではなかったような・・。
それはともかく、30日は、久しぶりに、韓国料理でも・・と考えているので、対面での参加者の方、いかがでしょう???
「田中綾子個展 例えば、コップの水をただ見つめるように」
しっかし、この暑さは、マジ、しんどい。熱中症で、死にそう。
アキバで総武線に乗り換え、両国へ。着いた時点で、もうへばっていて、東口駅前のカフェ・ベローチェに飛び込んで、1時間ほど、休憩。金輪際、もう店を出たくないと思うが、そうもいってはおられないので、気力をふりしぼって、ART TRACE Galleryへ。東口からは、徒歩10分ほどの距離。歩くのが、暑い&しんどい。緑2丁目の交差点を右折して、緑何とか小学校前の、町工場の建物をそっくりそのまま使って、内部を改装してつくられたギャラリーで、複数のアーティストたちにより、共同運営されている。
ここで、東京藝大出身の彫刻家、田中綾子さんの個展「例えば、コップの水をただ見つめるように」が、9月30日まで、開催されている。
田中さんは、以前は、ギャラリー・フーを拠点に、グループ展や個展を開かれていたが、最近は、日本橋周辺のギャラリーや、このART TRACE Galleryで、個展等を開催されている。
今回もそうだが、これが彫刻と思うほど、インスタレーションぽい作品がメインで、ガラス状の作品の中に、何かが封じ込められているような作風に、益々、磨きがかかっている。彫刻といっても、決して、強固な立体ではなく、何か、儚げなその作品は、繊細で、壊れそう。まるで、どこかからの漂着物のよう。それが、田中作品=彫刻の、魅力。
会場には、その田中さんも在廊されていたので、少し、立ち話。JICAでのNOSOTROS展のDMを差し上げるが、ほぼ、会期が丸かぶりだ。
その後、地下鉄・都営浅草線の両国まで、這うように歩いて、地下鉄を乗り継いで、品川へ戻った。実は、ワタリウム美術館へも行くつもりだったが、その気力が、すでに残っていなかった。
「のえのん ミクロ微粒子のドーナツ」
のえのんさんは、人気ユーチューバーらしい。主に、妹さんと一緒に、活動している。しかし、多摩美大の現役学生で、音をテーマにした、立体作品やインスタレーションにも、取り組まれている由。
実は、私の個展開催中の、ギャラリー・フーに、のえのんさんと妹さん、そして、スタッフの方が、個展の打ち合わせに見えられたのに、たまたま、遭遇したのだが、明らかに、異次元の、見るからに芸能人っぽいオーラをまとわれた方で、ちょっと、ビックリ。私の作品も観て下さったが、怖くて、あえて、感想は、お聞きしませんでしたぁ~。
その個展「のえのん ミクロ微粒子のドーナツ」が、9月25日(水)~10月6日(日)、ギャラリー・フーで、開催されます。私の個展を観られた妹さんの方に、「是非、来て下さいねッ」といわれたので、ハイ、観に行きます。って、完全に舞い上がっちゃってるジジイ。
どんな作品を展示されるのか???皆目、見当がつきませんが、作品も販売されるとのこと。楽しみです。
追記 その後、ユーチューブでご自身の個展の内容について、詳しく報告されていました。その中で、在廊日&時間も発表されていましたので、それを避けて、お伺いする予定です。大混雑になるのは、イヤなので・・。
「夏目アラタの結婚」
はじめは、まるでホラー。その後、法廷での、真相究明の、緊迫のサスペンス映画的な展開になり、最後は恋愛映画・・って、そんな映画、ある???あるんです、「夏目アラタの結婚」がそれ。
柳楽優弥演じる主人公の、児童相談員・夏目アラタは、事件の真相を探るため、黒島結菜演じる連続殺人犯で、死刑囚の品川真珠に、面会目的で、獄中結婚を申し出る。たった20分間の面会時間に、アクリル板を挟んで展開される、緊迫の、両者の駆け引きと、始まった控訴審での法廷での、真珠の陳述をメインに展開される、ストーリィである。真珠は控訴審で、一転して、無実を主張し始めるが、それは果たして、真実なのか???正体不明の、カリスマ的な殺人鬼を、黒島結菜が、迫真の演技で演じきり、一転、二転する、大どんでん返しと、衝撃のラスト。
しかし、それ以上に見どころなのは、結婚は、あくまでも目的のための手段であったアラタの心と、彼を、文字通り、翻弄し、利用し尽くす真珠の心とが、次第に、微妙に変化し、寄り添っていくこと。2人の、いわば偽装結婚の行方は、果たして如何に???
「TRICK」や「SPEC」シリーズで知られる、堤幸彦監督作品。原作は、漫画らしい。これは、実に、面白い。そして、思いも寄らぬ感動作に、仕上がっている。ただ、ただ、感心。
「エイリアン ロムルス」
「エイリアン」の最新作は、「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督が手掛け、リドリー・スコットが製作で、加わっている。
主人公のレインには、ケリー・スピーニーが起用されている。レインを含む6人の若者が、向かった、廃棄された宇宙ステーション「ロムルス」には、エイリアンが棲息していた、彼らは逃げ切れるかという、毎度おなじみのストーリィ。リドリー・スコットが監督した、記念すべき第1作目から、50年後の物語という設定。
リプリーを彷彿させる、若き女性レインの姿がとても、よい。すでに、リドリー・スコットを始め、何人もの監督によって描かれてきたエイリアンに、未知の怖さはないだけに、監督の技量のほどが、試されるが、フェデ・アルバレス監督は、それによく応え、まずは合格点。最後に登場する、人型エイリアンは、とても、不気味です。
ぬか喜び
「北川民次 メキシコから日本へ」展の開催される、世田谷美術館。ここは、マヤの拓本のコレクションが、とても充実しているのだが、もちろん、常設展示されているわけではなく、まとめて公開されたのは、だいぶ昔のこと。
先日、北川民次の昔の著作を探すため、古書店のHPを検索していたら、その拓本コレクションを特集した雑誌(みずゑ)が、ある古書店から出品されていて、しかも、たった、1000円!!!!!思わぬ副産物に、狂喜乱舞して、とにかく、即刻、発注した。ところが今日、その古書店から連絡があり、店内を探したが、当該図書を発見出来なかったとして、申し込みをキャンセルしたいとの、メールが届いた。きっと、もう売れていたのだが、それがHPに反映されていなかったのだろう。とんだぬか喜びで、ガックリ。
あまりにもショックが大きすぎて、しばらく、呆然としていた。いつか、どこかで、見つかることを期待したいが、まぁ、難しいかなぁ・・と。それより何より、世田谷美術館さま、コレクションをカタログにして出していただけると、とてもうれしいのですが・・ダメでしょうか???
北川民次「メキシコの青春 十五年をインディアンと共に」
2002年に刊行された北川民次の著書「メキシコの青春 十五年をインディアンと共に」(日本図書センター、1800円+税)という本を、アマゾンで購入した。実際に書かれたのは、1955年のことで、以前、別の出版社(光文社、エフエー出版)から刊行されていた本の、再々刊であるようである。
その後、1960年に「メキシコの誘惑」という本も、新潮社から出しているようであるが、もちろん、絶版である。古書店のHPで探し、最安値の1500円の、奈良の古書店で、購入した。10日に届く予定。どんな状態か、わからないが、まぁ、読めればいいや・・と。また、前著から、わずか5年後に書かれた本なので、内容的には、重複もあるかも・・です。
とりあえず、「北川民次 メキシコから日本へ」展までに、この2冊を、読んでおこう。
追記 「絵を描く子供たち」という本も、岩波新書から出ていた。「メキシコの思い出」という副題の方を観ていなかったので、見逃していた。メキシコで、子供の絵の指導にあたっていたころの記録であるようだ。早速、アマゾンに発注した。