ぷーたの目指せ!!世界一周!!! -8ページ目

腐食のポリス

トビリシ駅に着いた時、心の中でニヤリと笑っていた。

現在の所持金は30ラリ。
そんで夜の10時をまわっていた。

おっちゃんに請求されている金額は、最初40ラリで
30ラリしかないのを知るとそれでいいからと、持ち金全部
取ろうとする。
このお金は国境でとりあえず街までの交通費、それから宿代として
両替しておいたもの。
他にもドルは持ってたがそんなことはいうはずもなく、これだけだと
主張していた。
たしか20ドルで30ラリだったと思う。

騙されてなぜニヤリとしていたかと言うと。
ここの駅は大きくてベンチで寝るくらいわけないと、着いた瞬間に
感じたから。
この治安が悪いとする街で夜遅くに宿探しをするっていうリスクが
無くなった。(実はこの駅で寝るという行為も危険だったらしい、
その時はそんなことまったく知らん。)
だから一泊代浮くし、こんな車に乗ってしまったオレも悪い。
値切れるだけ値切って払っちゃおうか。
いや待てよ、まだ10時だってことは寝るには早い。
ちょっと遊ぼうか。騙されてそのまま払うのもなんかしゃくだ。

ニヤリ。(笑

オレお金払わないよ!!
金ないって言ったじゃん!!
宿泊まれないもん!!

と駄々をこねる。(笑

おっちゃんも反撃してくるが何行ってっかわからんし。
英語も通じんし、やけくそで日本語でキレてみる。
もう変な所で降ろされる心配もない。
がぜん強気で言いたい放題。
おっちゃんもキレてきたが、言葉が通じないから困ってた(笑
そしたら駅の警備をしていたポリスメンが登場。
ポリスに言うぞ!!(笑

ってポリスに駆け寄るとこれまた英語ができるちょっと紳士なポリス。
できもしない英語。文法なんて関係ない。
これまでのことをなんとか伝えると、そのポリスの出した妥協案。
半分の15ラリで手を打ちな。
なかなか話のわかる奴じゃん!!
だけど目的はそこじゃない。時間潰しだ(笑
こんな簡単片付いちゃ困る。
イヤだ!!払わない!!
そんな駄々っ子をみて運転手も戦闘体勢。
板ばさみのポリスメンも困惑ぎみ。
どちらも引かないので署に連れてくぞと言われたが、こちらとしては
願ってもない。話を聞いてもらえるなら、オレお金払わなくても
いいんじゃねーの??時間も掛かりそうだし。
なんて下心を抱きながらレッツ!!ポリスオフィス!!
ただ今思えば、いちお目的地までは連れて来てもらってるんだから
お金は払わなきゃだよね・・・

署っていってもこんなくだんない事、誰も相手にしてくれねーの。(笑
なんかお偉いさんのトコに連れてってもらったら、やたら怒ってんの
さっきまで強気だった運転手も小さくなっちゃって。
ハイ、ハイって話を聞いてた。
そんなオロオロしているヤツの姿を見れただけでも面白くてしょうがない。
ホント、オレって性格悪いな~!!って思っちゃった。

結局ここでも話はつかずに、別の場所へ移動。
中国人のためのショッピングセンターみたいな所に連れて行かれた。
え??なんで??こんなトコ。

きっと、オレが中国人とでも思ったのかそこの警備をしている
ポリスのもとに連れて行かれた。
っていってもそのポリスも、グルジア語とロシア語しかしゃべれない。
そんな人にまた一から説明。
そろそろイヤになってきた。
三回目の身振り手振りの説明。さすがに楽しむどころじゃなくなってきた。
しかもこのポリスは全然話を聞く気がない。
それよりもオレ自身に興味があったらしく、全然関係ないこと
聞いてくるし、その辺にある漢字を読ませて喜んで遊んでるって感じ。

しばらくそんなことをしていたら、突然。
「で、お前どうすんの?金を払わないと日本に帰ることになるけど」

・・・ちょっとまってそれは困る。てかそれだけが困る。
ほんとはちょっと遊んでただけです。(笑
少しシャクだけどそろそろいいかな?十分おもしろかったしね。
わかったよ。お金は払う。でもオレはこれで1文無しだ。
ってブツブツ文句をいいながら、お金を差し出した。
そしたらそのポリス20ラリを自分のポケットにいれ。
10ラリをドライバーへ。
抗議するドライバーの話なんてまったく聞かず、早く行け!!
そんな調子で肩を落とし車に乗って帰って行きました。(笑

そのあと、「これからどうすんだ?」
とポリスが聞いてきたので、もうお金がないからどうしよう。
って言ったら、じゃーこっち来いって中に入れてくれて
ポリスの仮眠室みたいなところに連れて行かれた。
ここで寝てもいいからとソファーを指差し、ウォッカ飲むか?
ってことで宴会が始まった。
だけど、この酒も、ハムも、パンも全部オレのお金だよね・・・
ゲラゲラ笑いながら、実は10ラリ渡したあとまたドライバーから
奪ったらしい。結局このポリスはオレの30ラリ全部ネコババ
してんの。(笑
ってことはこの勝負引き分けだね。
オレは30ラリ払った。
だけどドライバーはお金を受け取れなかった。
ドローです。


・・・いや、ちょっとまて。
オレはそれで寝る場所と、食べ物を手に入れた。
これは、オレの判定勝ちでしょ!!


ほんと腐ってます。この辺のポリスは。(笑
オレがこの日眠った部屋にはグルジア語でオレの名前が壁に彫って
あります。なぜかって??
オレの名前を聞いた後、ハムを切ってたナイフでいきなり掘り出した。
かなり豪快でバカなポリス。
そんな彼らに会いたければ、旧ソ連圏オススメです!!

ビビリ

バクーの宿について、イラン人と一緒の部屋にいたオレは
すぐにアゼルを出ることに決めた。
物価が高かった事が一番の原因だったけど、少し疲れていたのかもしれない。
なんとなく、どこにも興味が持てなくていろんな所に移動する気が湧いて
来なかった。それなら国を変えてみよう。
次の国はグルジア。治安は悪いと聞かされてた国だけど、とりあえず
行ってみよう。
次の日、バスターミナルをグルグル周りなんとかグルジアの
トビリシ行きの出てるバスターミナルと探した。
歩いているとすぐに声がかかる。

どこに行くんだ?

トビリシだよ。

それならあっちに行け!

言われたままに行くとミニバスの運ちゃんを発見。

いくら?

15マナト。

高い。なんか怪しい。
だけどものすごい勢いでバックパックを取られ、バスの中に
入れられてしまった。
値段が気になって、先に乗ってる人達に値段を聞いてみる。
その人たちは5マナトと言っていたが、どうもトビリシまでは
行かないらしい。

なんかおかしい。
値段交渉をしてもまったく話を聞かない。
とにかく15マナトだ。乗って待っとけ。
この運ちゃんがムカついたオレは、他にバスがないか探しに行った。
そしたらあるんよね~。
大きいバスなんだけど10マナト。
ルンルンでミニバスに戻り、違うバスに乗るって言ったらその運ちゃん。
逆ギレもいいとこ。
これはミニバスだから早く着くんだ。
だから15マナト。おとなしく待っとけ。
くらいなこと言ってくる。

実はすでにお金を払ってしまっていた。
正確に言うと、値段の確認でポッケからお金を出して
これ??って聞こうとしたらむしり取られていた。
お金とバックパック返してと言っても聞いてくれない・・・

仕方なく脅しでポリスに呼ぶよと言ったら

呼べばだって・・・こいつ何様??

だけどまいった。ここいらのポリスなんて頼りにならんし
信頼もできない。
そんな怖気づいたオレちゃんに言ってきた一言。

「あそこにポリスいるぞ。呼ぶんだろ??」


かっち~ん!!って古い?



その一言でポリスに向かって歩き出した。

英語しゃべれる??
とだめもとで聞いたらなんとYESと返ってきた。
正直に言うと、自信満々に答えられてもこっちが困る。
だってオレがしゃべれないからね。(笑

それでもなんとか勢いで伝えたら、伝わるもんだね。
理解してくれて、無事にお金とバックパックを返してもらった!!
ざま~みろ!!
ポリスやるじゃん!!ちょっとみなおした。

でもね、この日ポリスにお世話になったのは一度じゃないんです。

アゼルの国境を越える時、親切なおっちゃんがいた。
バスの中でトビリシに行くと伝えたら、オレも行くからついてこい。
と言ってくれた人。

旅行者は現地人よりも時間がかかるのはあたりまえ。
出国も入国もずっと待っていてくれて、案内もしてくれる。
夜も遅くなって、1人。しかも治安が悪いと聞かされてたトビリシに
行く事に多少はビビっていたオレにとって、心強くもあった。

国境をでてから、またバスに乗るはずがおっちゃんの友達の車で
トビリシに行くと言う。
ちょっとあやしいと思ったが、なんとなくこういうのって信じて
みたくなりません?(笑
オレお金ないよ。
だー、だー。(OK、OK)
あやしいと思ったけど乗ることにした。

暗い夜道を車は走っていく。
おっちゃんの友達がシートベルトをしなという。
だけどオレは言葉がわからずモジモジしてると、後ろに座っていた
おっちゃんがシートベルトをもってオレの視界をさえぎった。
この瞬間、一気に体が熱くなったのを覚えている。
恥ずかしい話、すげービビってたんだと思う。

何かされる?


そんな事はなくただ言葉分かってなかったから、シートベルトを
とって付けてくれただけだった。
だけど思った、こんな警戒しながら乗るんだったらもう
知らない人の車に乗るのはよそう。(笑
子供の頃よく言われた言葉。
そんな風に考えたら、なんだかバカだな~って。
かわいいじゃん、オレちゃん。
最悪、金取られるくらいだったらよしとするか。
そう腹をくくって車に乗っていた。

先におっちゃんが途中で降りた。
でその後、どこに行けばいいのか聞かれ
駅まで行ってとたのむ。
わかったとしばらく走ったあと
金はあるのか?と聞かれた。
ないよ。

ドルは?

ないよ。

そういったら急に顔つきが変わる。

これはタクシーだ。金払え。

やっぱりそうか。

とりあえずこんなところで降ろされても困る。
民家も人通りもないトコで、しかも夜なんて・・・
答えはあいまいにとりあえず、駅に行ってもらった。
とりあえず無事(?)に目的地に到着。

さ~てどうしようか??このおっちゃん。






おとぼけ

フナルッグに向かう途中、柿売りのおっちゃんがこう言った。
「泊まるところはどうすんだ??」
オレがわかんない。そう言うと
「なら、家に来い。」
おっちゃんの家はフナルッグにあんの??と聞き返したら、
そうだと言う。

フナルッグに向かう途中は天気も悪く、雪が降ってる。
この中で泊めてくれる家を探すのもむずかしい。
第一、外に人が歩いてるとも思えない。
それなら、いっそおっちゃん家に泊めてもらおうか。
「いくらで泊めてくれんの??」
と聞くと10マナト。
バクーの宿と一緒だ。だけど探せばもう少し安く泊まれるはず。
アゼルは物価がそこそこ高い。しかも、交通費でぼったくられてる(予想)
さーてどうしようか??
1マナト100円くらいで片道20マナト。
完全に現地の人ならもっと安く移動できるはず。
アゼル人は嫌いです。ぼってくるくせに値切らせない。
旅行者の足元見やがります。
フナルッグ行きの車を探す時も、30分くらい粘った。
だけど結局、言い値の20マナト。正直言うと行こうか
どうかも迷ったほど。迷いに迷って決めた事だけど、ずっと納得できなくて
気分悪く車に揺られていた。
往復で40ぷらす宿代10合計50マナト。
特にどうしても行きたいって場所じゃないのに、この値段は
出したくない。

フナルッグの手前の小さな集落についた時、
おっちゃんがこう言った。
「ちょっと、家に寄って行っていいか」
ちょっと、待って・・・おっちゃん・・・
あんたの家、フナルッグにあるって言ったじゃん・・・

荷物を置いていこうと言うおっちゃんに対して、
オトボケ作戦。(笑
片道って話をなぜか往復って事にして、
交通費で20マナト、宿代で10マナトでいいんだね??
と俺が言う。
そうすると、当然おっちゃんはいやいや違う。
片道で20マナト、往復で40マナトだ。それにプラス10マナト。
と言ってくる。
そこでまたちょっと話が違うでね~か。往復で20だろ?
と言いくるめ。(笑
わかった。全部まとめて40マナトでいいよ。
って言ってくれた。(笑
簡単に言うと宿代が浮いた計算になるね!!
らっき~!!ラッキ~!!

話が付いたところで家にお邪魔する。
しっかり、お昼とチャイ(お茶)を頂いた所で
目的のフナルッグに向かう。

そこは雪が真横に降っていた。故郷の新潟の冬を思い出したよ(笑
フナルッグ村は山の斜面に石作りの家がしがみついてる、
ちいさな村。


そこに3時間くらい柿売ってるから、
見てきなって言われても、極寒のこの土地でそんなにいたら
死んじゃいます。(笑





1時間くらい村を散歩し、おっちゃんと柿を売りながら
昼真っから暇そうな村人と話したりしてた。






3時間後には綺麗に車いっぱいの柿は売り切れました~!!

ここの景色はものすごく綺麗で、そのなかに小さな村が
くっ付いてる。山しかないこんなとこでも人って住めるんだな~。



おっちゃんの家に戻り、チャイを貰いながらテレビをみたり
パチカやったり、鉄棒したりして遊んでた。
お金にはうるさいが結局みんないい人たち。(笑
8,9人の家族だったけど、そこの若い3兄弟は鉄棒で体を
鍛えてる。
夜、ご飯を食べたあとはめちゃくちゃ寒い外に出てみんなで
鉄棒をする。久しぶりにやってみたけど、案外逆上がりって
むずかしいのね・・・
懸垂やなんやら筋トレをして家の中に入り、ベットに案内され
三兄弟のうちの1人と同じ部屋で眠ることになった。
そこでIpodを取り出したらもう、興味津々。
それなんだ?音楽聴けるのか?ビデオも見れんのか?
コンピューターか?
めんどくさいから「そうだよ。小さいPCなんだ。
すごいでしょ?」って言っといた。(笑
なんだかんだでイライラしていたフナルッグの旅だけど、
終わってみれば結局よかったって思う。
フナルッグまでの道は辺境と言っていいほど、ものすごい
景色が広がっていて、フナルッグの村は雪道で坂道。そんな
道を靴底がツルツルの革靴で何度も転びながら歩き、
ステキな町並みを歩けた。
とまった柿売りのおっちゃん家もみんな人が良くて、言葉が
通じなくても、コミュニケーションはそれなりにとれたし。
ご飯も3食頂いたし。
お金はそこそこ掛かったけど、お金には換えられない
大切な財産をまたひとつ手に入れた。
おっちゃんにバクー行きのバスが出ている町まで送ってもらい、
バス教えてもらってバイバイした。
おっちゃんサンキューね!!