マンガを読みまくる。
イスタンブールではやることもあったがダラダラと過ごしてしまった。
見所のモスクなどにはまったく興味もなく、はじめのうちはマンガ本を
読みまくる始末。(笑
ドラゴンボール、スラムダンクと昔に何度も読んだことのあるマンガが
無性に恋しくなり一気に読破した。
有名な日本人宿にはたいていマンガが用意されてる。
ここツリーオブライフも例外ではない。
しかも、デスノートっていう新ジャンルにも手を出しなかなか
外に出られない。字が多いマンガは疲れる・・・
それでも街を歩く時はそれなりに楽しんだ。
トラムが金切り音上げ走っていく横を歩きながら、
やけに日本語のうまい詐欺師(多分。)の相手をしながら、
目があった人に片っ端から挨拶ををしながら。
イスタンの一番の印象は大都会。
ここにはなんでも揃っているような。先進国の大都市の1つ。
安い食堂を探すのも一苦労。
こういった都市はあまり好きにはなれない。
物価が高いことはもちろん、近代化されてしまった都市に
面白さを感じられないからです。
だけど何だろう?2週間くらい滞在してしまうと、なかなか。
1日1仕事してしまうとそれでOKと自分を甘やかしてしまい、
マンガにふけってた。
シリアのビザを取りに行ったからOK。
ガイドブックのコピーに行ったからOK。
郵便局に行ったからOK。
しまいには、さばサンドを食べに行ったからOK。なんてね。
そんな生活をしてた。(旅ではなく生活。)
こういう所には面白い人もたくさんいてて、話をするだけでも
たのしいもんだ。
毎日ギャモンばっかりしてたトバさん。
毎日同じパスタを作るゆうすけさんにたくさん。
料理がうまい、ヒッピー吉川さん。
何かがおもしろい、さとしさん。
これからの旅のルートが似てる人もいて、これから行く国から
来てる人もいて、情報交換。
まったく行く予定のなかった所の話を聞いて、行きたくなったり。
ついつい、夜遅くなっても話し込んでしまう。
イスタンで一番好きな所は船の上。
アジア側、ヨーロッパ側なんて言われて分かれてるこの街は
船で行き来できる。
トラム、メトロ、フェリーと1.3リラで乗れるが唯一もとが
取れると感じるのはフェリーだけ。
あとは高く感じてなかなかこの貧乏パッカーには敷居が高い。
クルージングなんてのもあって10リラ程度でいろいろ回れる
らしいけど、単なる交通機関のフェリーで十分。
カモメと一緒に海の上を走る。
夕日や夜景を見ながらのクルージング(移動?)もなかなか。
やっぱ船だよな~!!
なんてワクワクしちゃって、アフリカ渡ったら南米まで
船でてないかな?って思ってしまう。
時間とお金があれば考えてみよう。
イスタン最後の日は宴だ!!
ワインを買って飲みまくる。物価の高さを忘れちまって
気持ちい気分。
吉川メシも登場で結局朝まで・・・
旅に別れは付きものされど再会もつきもの。
ここイスタンはいろんなルートの通過点。
東に行く者、西に行く者、南に行く者。
ただ一番の多くは、南下組。
中東を通ってエジプトを目指す人が多い。
だからきっとここで別れた人もまた会うかもね!!
あらたな旅
宿は「ネリダリの家」。
ネリとダリっていうおばあちゃんの家。
そのおばあちゃんがかわいい。(笑
なんとなく癒し系。
ものとは違って。甘い。軽い。アルコール度数も低い。
頭でワインと考えて飲むよりも、違うお酒と考えて飲めばまあまあ。
2ドルほどで1リットルくらい買えちゃう。
世界一と言われてるアルメニア美人。アルメニアはグルジアの
隣の国。その美人を見に行ってやろうかとも思ったけど
グルジアで十分美人を堪能できた。
トビリシには9日間。グルジアには2週間いたことになる。
アジアとヨーロッパの間。2つの文化が融合する国。
イスタンブール誰もが聞いたことのある街でしょ?
ただどんな国なのか、どんな街なのか想像もつかない。
勉強不足なだけじゃん??
そう。その通り。
オレは先に知識を頭の中に入れるのが嫌い。
行けば分かる。
行く前はどんな場所か心躍らせ、ワクワクしていればいい。
頭でっかちになんてなりたくない。
そのために旅をしてるんだから。
端から端の30時間の大移動。
中国から中央アジア、シルクロードを移動してきたが
イスタンブールに付きここでシルクロードから外れる。
とりあえずイスタンで情報収集。
トルコの事。中東の事。
それに、送りたかった友達へのお土産と今まで写真を撮った
データをイスタンで送る。
後はキルギスで壊れたカメラの修理。
イスタンみたいな大都市でやらなきゃいけない事は
沢山ある。
がトルコ、特にイスタンは東から来た人間にとって鬼の物価。
リラが通貨だが広くユーロが通用する。
ユーロ。ってなんですか・・・?
ドルよりもかなり高いユーロ。
もうユーロって聞いただけで恐ろしくなる。
しかもここ数年でかなり物価が上がったとか・・・
ツライ、ツラスギル。
なのに居心地がよかったのか、出会った旅人が面白かったのか
ついつい長居してしまう。
そして鬼の物価に慣れてしまう。
我慢ができなくて1リラ(1ドルとほぼ同じくらい)の公衆トイレに
入ってしまうほど・・・
長居した理由は後2つある。
1つは6ユーロの宿(ツリーオブライフ。有名な日本人宿)の
一週間以上の滞在の人は5ユーロになるって特典。
もう1つはバンコクで会ったゆっこさんとの再会。
もしかしたらイスタンで再会できるかもって、別れる時に
言っていたのが、彼女の予定が遅れたのとオレの移動が
想像していたより早かったという偶然も重なり
みごと再会をはたす。
そして、物価の高さにギリシャ行きを諦めたオレ。
中東の女一人旅はキツイと宿で脅されたゆっこさん。
そんな2人はこれから一緒にエジプトを目指し旅することに。
しかもゆっこさん。シリアビザ(オレはすでに取得ずみ)を
申請に行く日に全身じんましん。病院で点滴という
イレギュラーもあったため、出発の日がどんどん先になり
イスタンで2週間近く居るハメに・・・
心の疲れ
だけどガイドブックを読んだって、宿の情報ノートを読んだって
どこにも行きたいと思わない。
とりあえずあそこに行こうか。って気にさえならない。
別に日本に帰りたくなったわけでもなく、旅は続けたい。
まだまだいろんなトコに行ってみたい。
そういう気持ちはあるんだけど、なんか違う。
物足りなくなったのか、なんなのか。
もうわけ分かんないまま3日が過ぎた。
2泊違う町に行ってみるも、やっぱりこの気持ちは変わんない。
トビリシに帰って来てまた何もしない3日間を過ごした。
こんな時には何もしないほうがいいのかもしれない。
何もしないって日も大切なのかもしれない。
今までずっと走り続けていたからここで少し休憩をしよう。
観光してても5日も同じ町にいると、その町から出たくなって
しょうがなかった。動き続けていないとお金や時間がもったいない
気がしてしょうがなかった。
だけど気付けた気がする。
きっとね無理に何かする必要も無かったのかもしれないって。
もがいたって何も変わらない事もあるんだって。
重たい腰をあげて違う町に移ったところで、心が磨耗してたり
麻痺してたら何も楽しめないなって。
だから、ここで少し休もう。6日間何もしない日のおかげで
元気が出てきたよ。他の町に自然と行きたくなるくらい。
次の町に何があるのかワクワクしちゃうくらいに。
もう少しだ。
もう少しで赤色だったランプが緑に変わる。充電完了だ。
そしたらトルコに行こう。
旧ソ連圏からの脱出だ。きっと文化や雰囲気すべてが変わる。
今のオレにとってはそれが一番良いことだと思う。
グルジア軍道という道の最北。もう、すぐ北がロシアだ。
宿で会った人の話を聞いて、情報ノートを読んで唯一惹かれた場所。
山の頂上に教会が建ってるって場所。カズベキ。
山の上って教会やら、お城やら多いけど。見せてもらった一枚の写真。
これがものすごく絶景。
何が?って雪が見れたから。そして一面雪の中を歩いて登る事ができたから。
アゼルのフナルッグでも雪はたっぷり見ることはできたけど。
雪道をひたすら歩くって事がウキウキしちゃって。
昔っからだけど、やっぱ雪好きだわ~!!
この辺の雪って、粒が大きく酸味が少ない。
すっきりとしたさわやかな味がする。(笑
こんな雪道でもおいらは革靴で登る。
底がツルツルで何度もイナバウアーを決めてやったぜ!!
革靴に雪いっぱい溜め込んだまま歩くこと1時間半。
やっとお目当ての教会のある頂上へ。
まだあの病気が続いてるのか、教会に入っても5分で終了。
それでも周りの景色は最高だから、小さな丘を登り
そこでしばらくパチカをやってのんびりと過ごし、山を降りてきた。


