2023年7月7日から『北から南へ「天守」シリーズ』をスタートさせ、初回の「プロローグ」では「天守」についてのエピソード等をお話をしました。
そして2回目以降は、具体的に「天守(御三階櫓含む)」があるお城を、北から順次、現存・復元・復興・模擬の「天守(御三階櫓含む)」を織り交ぜて掲載し、「天守(御三階櫓含む)」の構造など特徴を始め、藩主だった大名や城主、訪城しやすいようにアクセスや最寄駅等も記載しています。
本日は、RC造り外観復元「名古屋城」(愛知県名古屋市中区本丸-日本100名城)をお届けします。
〇アクセス
・JR「名古屋駅」から地下鉄東山線で5分乗車して「栄」へ、地下鉄名城線に乗換え3分乗車して「名古屋城」下車、徒歩5分
・「名古屋駅」市バスターミナル10番から「猪高車庫行」[基幹2系統]のバスに乗車し、「市役所バス」停まで約14分、下車後徒歩5分
〇RC造り外観復元「天守」
・五重五階地下一階(地下に「井戸」)、層塔型、連結式(剣先忍び返しが付く「橋台」で「小天守」が連結)
・屋根は一重目「瓦葺」、三重目~五重目「銅瓦葺」で軒先の反りが大きい、鯱は復元「金鯱」
・壁は「白漆喰総塗籠め」、最上階の「窓」は「引き戸」、屋根の雨水を流す銅製の二本の「樋」
・破風は二重目東西に「比翼千鳥破風」、二重目南北に「千鳥破風」と両脇に「比翼向唐破風」、三重目東西に「千鳥破風」、三重目南北に「比翼千鳥破風」、四重目東西に「向唐破風」、四重目南北に「千鳥破風」、五重目は「入母屋破風」合計22の破風
・軒裏と軒垂木は「白漆喰総塗籠め」
・内部はコンクリート造り(内装は木を多用)で資料館
・天守台は「打込接・乱積み、布積み」で20mの高石垣、「小天守」もう一基連結する予定だった跡形、屋根の雨水を流す銅製の二本の「樋」
※現在は、木造による建て替え計画で館内入館中止中、天守台の整備、バリアフリー問題の議論が行われている。
〇RC造り外観復元「小天守」
・二重二階、層塔型、「大天守」に連結
・屋根は「瓦葺」
・壁は「白漆喰総塗籠め」
・破風は一重目に「千鳥破風」
・軒裏と軒垂木は「白漆喰総塗籠め」
・内部はコンクリート造りで「大天守」の入口
〇「天守」の歴史
・1612年に天下普請で「天守」完成
・1937年に「天守」の「金鯱」の鱗58枚盗難
・1945年に空襲により「天守」焼失
・1959年にRC造りで外観復元
〇城主
・1521~28年に「今川氏親」が現在の二の丸跡辺りに築城
・1538年に「織田信秀」が「今川氏」から城を奪い「那古野(なごや)城」と改称
・1555年に「織田信長」が「清須城」に本拠を移した後、「織田信光」が入城
・1582年に「信光」の後「林秀貞」入城するが追放され「那古野城」廃城
・1610年に「徳川家康」による天下普請で築城開始
・1616年に「徳川義直」が61万9千石で入城、以降「尾張徳川家」の居城となり幕末維新まで統治
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(西面と南面の破風11箇所)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(一重目は瓦葺で二重目以上は銅板葺、「本丸御殿」復元前の本丸側から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(「本丸御殿」復元後の本丸側から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守と小天守」(「本丸御殿」復元前の本丸側から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守と小天守」(「本丸御殿」復元後の本丸側から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(軒裏と軒垂木)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(「小天守」とを結ぶ「橋台」から見上げる)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守と橋台」(「橋台」の中から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守、橋台、小天守」↓
RC造り外観復元「名古屋城 小天守と橋台」(「小天守」一重目の南北に「千鳥破風」)↓
RC造り外観復元「名古屋城 小天守」(手前は「本丸御殿」、北東隅から)↓
RC造り外観復元「名古屋城 小天守」(「大天守」への入口、北面)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守と小天守」(手前は「本丸御殿 御湯殿」)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(南面)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(屋根の雨水を流す銅製の二本の「樋」が見られる、西面)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」の「天守台」(屋根の雨水を流す銅製の二本の「樋」が見られる、西面)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」の「天守台」(「小天守」をもう一基西側に連結する予定だった跡形)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(地階、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(地階の「井戸」、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(地階に置かれていた「金鯱」レプリカ、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(階段、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(階段、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(最上階、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(最上階、入館できていた時の写真)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(銅板瓦、南方向)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(銅板瓦、西方向?)↓
RC造り外観復元「名古屋城 大天守」(最上階から北東方向)↓
古写真 昭和6年の「名古屋城 大天守と小天守ほか」(南面、城内に掲出)↓
古写真 焼失前の「名古屋城 大天守と小天守」(東面、城内に掲出)↓
古写真 焼失前の「名古屋城 大天守と小天守と本丸御殿」(南東方向から、城内に掲出)↓
古写真 焼失前の「名古屋城 大天守」(「大天守」一階、城内に掲出)↓
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