まずは下記のグラフを見てもらいたい。




共通テストの科目増加による国立大離れが主旨であるが、、



各大学の志願者数に目を移すと、最も減少率が大きいのが、、



東大で前年比 8% の大幅減少↓びっくり



地方の大学ならまだわかるけど、天下の東大が8%も減少ってどういうこと?



それが第一印象であった。



理由は複数考えられる。



官僚離れが激しい昨今では、東大を目指す意味があまりないとか、、



文系なら一橋の方が、科目負担も減ってコスパが良いとか、、



でも、どれもしっくり来ない。



そして、もう一つの疑問、、



2027年から東大はデザイン学部を新設する。



デザイン学部?



なんか人気のない私大が学生集めのため苦しまぎれに作ったネーミングみたいじゃないか?



なぜ東大がわざわざそんなことをするの?



という印象であった。



昨日、その2つの疑問が自分の中で、ハッキリ解決した!



噂には聞いていたが、日本の高校生の真のトップ層はもはや東大ではなく、、



ハーバードやスタンフォードといった海外の有名大学を目指している。



だから、真のトップ層が年々減少傾向にある。



東大も当然そのことに気づいていて、危機感を持っているんだ。



だから、留学生の比率を半分にして授業も英語で全て行い、、



大学院とも連携したデザイン学部を創設して、、



ハーバードやスタンフォードを志望しているトップ層を少しでも取り込もうと必死なんだ。



企業だけでなく、大学もグローバルでの競争を意識しないと生き残れない時代なんだね。


今週は正社員の方はボーナスをもらった方も多いでしょう。



でも、非正規と呼ばれる人、ましてアルバイトの人などはボーナスとは無縁とされる。



現場の最前線で懸命に働いているのに、最低賃金ギリギリなんて人もいるでしょう。



塾予備校業界も少数の正社員と多数の非正規社員やアルバイトで成り立っています。



正社員は教室長として営業や管理業務を、



実際の生徒への学習指導は大学生のアルバイトに任せ切りの所も多い。



映像授業の予備校やフランチャイズの個別指導塾はほぼそうですね。



しかし、正社員や教室長が授業を持っている塾は一般に良い塾だと思います。



責任感が違いますから。



余談が長くなりましたが、、



High-5では今年度から、気持ち程度ではありますが、、



時間講師にも冬期賞与(ボーナス)を支給することにしました。



なぜか?



小さい個人塾ですので、決して儲かっているからではないですよ(笑)



受験も控えているし、講師たちに生徒のために良い授業をしてもらいたいからです。



難関大入試レベルの指導をしている講師には、時給の他に、自宅での予習、準備にも賃金を払っています。



おそらくそんな塾は日本全国見渡してもほとんどないでしょう。



良い授業をするためには、予習が必須ですが、



予習には時給を支払わないのが、この業界の長年の慣習ですから。



でもそれは、やる気の搾取ではないかと、労働市場では長年言われてきたんですよね。



だから、教員や塾の先生の成り手も減るのだと。



僕に、業界の労働慣習を変えられるほどの力はないと思いますが、、



少しでも、塾の先生も悪くないな、と思ってもらいたくて、、



自分の取り分を減らして、講師たちに回している次第です。



まあだから、11年も経つのに小さい塾のままなんだけどね(笑)

中3には千葉県公立高校入試の過去問は塾内でやらせるようにしている。



問題用紙と解答用紙も本番とほぼ同じもので、時間を計って解いたあとは、、



解答用紙だけでなく、問題用紙も回収する。



なぜか?



解答用紙には解答だけだが、問題用紙には解答へ至る途中式や選択肢への絞り込みなど、、



生徒の思考回路が映し出されるからだ。



それも細かくチェックする。



解答用紙は特に記述問題をしっかり採点、添削を入れる。



過去問は生徒自身に解くよう指示する塾も多いだろう。



しかし、中学生でしっかりできる生徒は多くない。



制限時間をきちんと守らなかったり、、



問題用紙に途中式をきちんと書かずに計算ミスをしたり、選択肢の吟味も甘かったり、、



さらに生徒による自己採点は結構いい加減で、、



記述問題は先生から見れば明らかにバツか減点なのに、マルにしたりする。



また、採点後の見直し、振り返りこそ重要なのだが、、



そこをないがしろにして、とにかく、機械的に問題だけ解き進める生徒も多い。



だから、いくら過去問を解いても、点数は上がらないという現象が起きがちである。



だから、うちでは公立高校入試の過去問数年分は塾内でやらせて、



こちらで採点→添削→返却→個別アドバイス、、



という流れを取るようにしている。



当然に思えるが、これをきちんとやる塾は多くない。



理由は単純で、手間がかかるから。



特に記述問題の採点と添削は時間もかかるし、技量もいるしね。



さてと、これから昨日生徒たちに解かせた過去問の採点と添削をやるか、、



一般にMARCHは人気の大学群である。



何とかして、MARCHのどこかに行きたいと考える高校生は多い。



しかし、ご存知だろうか?



進学校ではMARCHの指定校推薦枠が毎年余るという現実を。



もったいないって?



でも、考えてみれば当然じゃないかな。



偏差値65〜70超の高校に進学した高校生は、最初は、普通こう考えるものだよ。



「大学は、難関国立大学か、私立なら早慶に行きたい!」



実際は、偏差値65〜70超の高校でも難関国立大や早慶に行けるのは上位20%程度に過ぎないけど、



そう思う気持ちはわかる気がするよね。



だから、やる気のある生徒ほど、安易に推薦の道を選ばないんだよね。



推薦だと希望外の学部学科になることも多いからね。



うちは、進学校の真面目な高校生が大半なので、、



その気になればMARCHレベルの推薦を取れる生徒も複数名いるはずだけど、、



何と今年は、8名全員が一般受験をする!



半数が推薦で大学進学の時代に、しかも大手予備校でもないのに奇跡だよ。



実は9月にMARCHレベルの推薦が取れそうと言ってきた生徒も何人かいて、僕も暗に勧めてたんだけど、、



学部学科の関係もあり、最終的に一般受験すると本人が決めた。



僕はそんな生徒たちを心から誇りに思うよウインク

現代では大学進学者の約半数が推薦である。



これは別に生徒の将来を真剣に考えてのことではなく、、



詳しくはあえて述べないが、いわゆる大人側の事情の側面が大きい。



推薦が決まった生徒はその後の高校生活をどう送るのか、、



僕はこの仕事長いので、残念ながら?真実を知っているグラサン



大半の生徒は全くと言っていいほど、もう勉強をしなくなる。



代わりにファストフード店などでこっそり?アルバイトをする。



高校で禁止されていたり、バレたら推薦も取り消しになるのでは?



と心配したりもするのだが、、



暇を持て余し、お小遣いほしさに卒業前からアルバイトをする高校生は大勢いるようだ。




一方、一般受験組は毎日10時間以上必死になって勉強をする。



同じ大学でも推薦組と一般受験組で、学力差はとんでもなくあるだろう。



知人に超一流企業の人事部長をしていた人もいるが、、



当然ながら、有名企業ほどそのことをよくわかっているようだ。



推薦でも中には勤勉な生徒もいると思うので、推薦のすべてを否定する気は毛頭ないが、、



そうした現実は生徒以上に、特に親御さんが知っておいた方が良いかもしれない。



この時期、一般受験する生徒で、推薦で決まって遊びまくる生徒を見て、複雑な心境の人もいるかもしれないが、、



大丈夫👌大人になって最後に笑うのは、今最後まで頑張る君たちだから