実は僕には昔からの結構コアな趣味があった。
結構マイナーな趣味で、理解されない人には全く理解されないので今まで黙っていた(笑)
その趣味とは、、
将棋
であった。(過去形)
過去形なのは、1ヶ月以上前に完全にやめたからだ。
現代ではPCでもスマホでも気軽に対戦でき、それこそ、プロと指すことも可能だ。
僕はアマチュア3〜4段程度の棋力だった。
もちろんプロの4段とは全く異なる。
俗に、東大に入るのより難しいと言われるのが、将棋のプロだ。
東大には学部生だけで、年間約3000人が合格するが、将棋のプロは通常年間4人しかなれない。
前置きが長くなった。
要はなぜその趣味を完全に止めることができたかだ。
塾での生徒指導に全力を注ぐため?
もちろん、それはある。
どんなに、将棋が強くなっても、今からプロになれるわけではないから?
それもある。
でも、その程度の理由なら今まで何度も止めようとした時にやめていたはずだ。
何十年も続けてきた趣味なのだから。
ではなぜやめることができたのか。
それは、、、
人生の残り時間を強く意識したから。
である。
このブログの読者層は40代、50代の方で全体の9割以上を占める。
僕と同世代の方も多いだろう。
人生100年時代と言われるが、現実にはそんな人はごく一握り。
特に男性は健康寿命が72歳といわれる。(女性は75歳)
それ以降は、生きてはいても何らかの介護が必要になったりして健康とはいえない人が多くなるということだ。
残念ではあるが、個人差はあっても、人はいつまでも元気で生きられるわけではない。
僕も平均的な健康寿命からすると、あと20年程度だ。
責任ある立場で仕事ができるのは、10年程度かもしれない。
身震いするほど、残り時間はさほど長くないことに気づいてしまった。
そして、今のままで良いのか真剣に考えた。
その結果、今までかなりの時間を費やしてきた趣味の将棋を完全に止めることができた。
将棋は爺さんになってからでもできる(笑)ので、今しかできないことに全力を尽くしたい。
後悔しない人生にしようと心に誓った。