就職活動の解禁(=広報活動の開始)が12月となって2年目です。
すでに1カ月を過ぎましたが、実は学生は今がかなり忙しい時期です。
後期の試験を1月中旬~下旬に設定している大学が多いため、
学生は就職活動をしながらその準備もしなければいけません。
今は合同企業説明会は落ち着いて、個別説明会への参加、
企業研究、ESの作成やSPIの勉強に取り組んでいる学生が多いようです。
しかし、広報活動は3年生の12月~、選考活動は4年生の4月~というのは
本当に建前だと思ってしまいます。
ESなどの書類選考やグループディスカッションなども選考になるはずですが、
企業は最終面接や個別面接が4月以降であればいいと線引きしています。
まあ中には3月以前に内定を出す企業もありますので、
それと比べると意識しているだけましとも言えますが。
ソフトバンクなどは採用直結型のインターンシップを実施して、
3年生の12月より前に内定を出したりしています。
企業と学生のマッチングのためにインターンシップを採用につなげる
というソフトバンクなりの理屈はあるようです。
学生にとっては、早々に就職先を決めて残りの学生生活を充実させるという
メリットはあると思います。
ただ、学生生活を半分強過ごした程度で適性や能力を見られるのも
どうなのだろうかという思いが大学職員としてはあります。
また、学生が他の企業も含めて就職先を検討する前に
内定というエサをぶら下げている感も否めません。
就職協定や倫理憲章など、ルールが作られては廃止され、
また作られては実質的に無視される。
どうやらこの繰り返しになるようです。
いち大学職員でした。
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