HSPはただのわがままか、かまってちゃんか。 | (社)あがり症克服協会 東京・仙台スタッフブログ

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あがり症克服協会 daisukeです 🙂
オンラインで『敏感サン、繊細サンいらっしゃい!元HSPの講師によるお悩み相談室』を行いました‼


『敏感サン、繊細サンいらっしゃい!元HSPの講師によるお悩み相談室』とは、繊細で、敏感で、日常生活が疲れやすくお困りの方に、元HSPの講師が「相談室」でみんなの悩みにお答えする講座です😊

■HSPとは?

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念です。 刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもって生まれた人、という意味です。

例えば、HSP診断でよく見かける下記のようなチェックリスト。

□他人の気分に左右される。

□人に会うと気疲れして家に帰ったあともひどくぐったりしてしまう。

□小さな失敗をいつまでも引きずってくよくよしてしまう。

□ちょっとしたことでストレスをためがち。

□忙しい日々が続くと、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる。

□仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる。

□動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している。

□豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい。

□すぐにびっくりする。


□コーヒーを飲むと体調が悪くなる。

 

 

私はコーヒー飲むと頭が痛くなります。

だけど、飲んでるときは味はおいしいし、こんな写真を見るといいな~と思います。

 

今回ご受講いただいた方にも、まずはチェックリストを行っていただきましたが、みなさんオールチェックがつきました。

だからといって「はい、HSPですね!」というつもりはなく(笑)、自分自身がどういう傾向があるか掴むためのもの、くらいに捉えた方がよいです。

HSPは病気ではないので、例えば血液検査のように客観的な数値で判断されるものではありません。

同じ刺激であっても神経がどれくらい高ぶるかは人によって違い、それは生まれつきの気質である程度決まっていると言われています。

しかし、工夫によってその苦痛に対処していくことはできます。

「HSPだから、こうしたほうがよい」とひとくくりにして対処するよりは、具体的に困っていることに対してどう向き合うかを考えた方がよいです。

実際に困っていることをお聞きしながら、どうすればよいかのお話をしていきました。


■HSPかもと思ったら?

最近よくHSPという言葉を耳にする方も増えたと思いますが、自分が「HSPかも…」と思って周りに助けを求めたいときでも、いきなり「HSPなので…」と切り出すよりは、実際何が苦手で、どういう場面でどんなことになってしまうのかをきちんと伝えた方がよいです。

というのは、ちょっとHSPという言葉が世間で一人歩きしている感じがあって、残念ながら「それってただのわがままじゃないの?」「かまってちゃんなだけじゃないの?」という印象を持たれる方も少なからずいるのです。なので、漠然と、しかもほぼ自己申告の判断である「HSP」という言葉を全面に出すよりは、本当に困っていることに絞って、訴えた方がちゃんと聞いてもらえます。

とはいえ、ご本人にとっては本当に苦痛を感じているのでどうにかしなければならない課題です。

一番効果のある方法は、自分に苦痛を与える刺激から逃げることです。
まずは、全力で逃げましょう。

逃げられないときは、できるだけ緩和することをします。
例えば、眩しい光が大の苦手であれば、サングラスをする、などします。

逃げることは負けではありません。逃げるが勝ちです。
自分が生きやすい選択をしているだけです。

そうして、あとは自分自身の特性(繊細さや敏感さ)を生かせることします。

個別にお話をしながら「自分が進もうとしている道に間違いがないことを確認できました」との感想をおっしゃってくださいました。

「生きにくい」はかならず脱出できます。

次回HSP講座予定:2021年 8月 23日 (月) 20:00 ~ 21:30

詳細はこちらから。